狼星

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テーマ:君の奏でる音楽 #272

君は演奏者で
僕は観客。
君の奏でる音楽は
人々を感動させる力があった。
僕にはそんな力がなくて
君を尊敬する。
君は誰もが持つことができるわけじゃない
魅力的な力を持っている。
僕にもそんな力があったら
なにか違った視点で世界を見られただろうか。
言葉にしてそれを君に伝えると
意外な言葉が返ってきた。
「君にも私は持っていない、
 魅力的な力を持っているよ」
君は優しいから
気を遣ってくれているんだと思っていた。
でも君は言った。
「理想は高くていいと思う。尊敬する気持ちも大切。
 でも自分を認めることも同じくらい大切だよ」

8/12/2023, 11:17:03 AM