『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達の思い出
あの子は私の一番だった。
大好きだった…
あの子は私じゃない子を一番の友達にした。
お揃いのストラップ色違いのお洋服
私とはした事も無いのに…。
あの子は私じゃない男の子を大好きな彼氏にした。
アイコンはその子との匂わせだ。
私と写真すら撮ったことないのに…。
一番に…。
大好きだったのに…。
あの子は糸を指に結ぼうとしてはくれなかった。
私の紫の糸は涙に染まっただけの赤い糸でした。
説明
同性愛の小指の糸は紫らしいです。
学校で本を読んでいると、クラスの同級生に肩を2回叩かれた。何事かと、本から肩を叩いた同級生に視線を向けると、その同級生に教室の外に貴方を呼んでいる人がいると言われた。仕方なく、教室のドアを開いて一足踏み出すと、肩を思い切り掴まれて思わず間抜けな声が漏れでた。
肩を掴んだのは、別のクラスの部活友達だった。その友達は、何度も声をかけたのに身じろぎもせずに、本を読み続けるから私のクラスの同級生に呼び出して欲しいと頼んだそうだ。
私が、一言謝罪をすると友達は屈託のない笑みで、そんな事より面白い話があると言って、私の手を引いて、友達の想い人がいる教室に足を運んだ。今日も、本を読み進めることができないと心の中で愚痴をこぼしたが、今、教室に戻ろうものなら友達に半殺しにされかねないと思うと、結局、友達の想い人の教室に留まる選択肢を取った。なんだかんだ、私は友達に甘いらしい。
何よりも、大切なことがある。
お終い
#友達の思い出
ねぇ、俺らに思い出ってあったか?
答えは否。
友達だったのに、
友達だった証がひとつもないんだ。
どうしてだ?
俺はいつかお前を忘れてしまいそうで怖くなる。
友達の思い出はずっと心の中にある
それは、いい思い出ばかりではない…
喧嘩をした思い出もあるし、
一緒に怒られた思い出もある
でも、全部
私にとっては大切な思い出…
忘れていいものなんてない
10年先も覚えておけるかな…?
あの時、めっちゃ怖かったよ〜。
ほら!あの時だって!
確か…あの日は雨が降ってたな。
けど室内だったから濡れる心配は無かったなw
俺は白い部屋に居たけど…お前は?
なんであんな服着てたんだよ。
全身黒いし…あんな服はお前には似合わない。
んで、なんかめっちゃ眠たくなる話聞かされた。
木琴…?みたいな音も聞こえてたな。
なんだったんだ、あれ。
そうそう。怖かったのはこの後だよ。
台に乗せられたかと思えば、めっちゃ熱くなって…
めっちゃめっっっちゃ熱くて、
俺の身体、骨だけになったんだぜ?
それみてお前、泣いてんのw 面白かったよ………。
ー友達の思い出ー
友だちの思い出?
友だちとの思い出、じゃないんだ
友だちの思い出話を聞かされた話をすればいいのかな
そんなことあったかな
まあ、あーだこーだしゃべっていればね
自分の思い出話をすることもあるかもね
コレコレこんなことがあったよ
ふーん大変だったね、等と
お互いにあんまり印象に残らない会話だったりするけど
でもそんなんでも、おしゃべりするだけで
楽しかったりするんだよね
ありがたいね
友だちって
あの頃は楽しかったなあと、つくづく思う。とある人に、告白して振られ、それでも尚親しくしてくれ、夜遅くまでLINEもしていた。つまらない話題を振っても、ちゃんと楽しそうに返してくれた。
え? その人と今は? 今は、嫌いの両思いだから、全然話してないなあ。
#友だちとの思い出
『友だちの思い出』
一期一会の出会いの中で
あなたが
私を見つけてくれた
笑顔の日も
涙の日も
ケンカした日も
すべてが
2人で作った思い出
これから出会う
どんな人とも違う
あなたとの
大切な日々
友だちの思い出
道すがら
はしゃぐ子どもたちとすれ違う
子どもたちは
時に不満そうに声を荒らげ
でも結局
楽しそうに笑い合っている
僕にもあんな時代があっただろうか
ああいう風に
喧嘩したり
笑い合ったりした
友だちがいただろうか
思い出せない
僕は暗いやつだった
だいたいひとりだった気がする
だけど
おぼろげな記憶の中
誰かが僕に笑いかけていた
そんな気がするんだ
「友達の思いでではいつも貴女の話は出てこなかった。誰に聞いてもまるで誰も貴女を覚えていないみたいに。」
こんな一文が日記に書いてあったか?貴女って誰だ?そんなことを思っていた夏の日はすぎて未だに貴女のことは思い出せない。確かに大事な人だったのに顔も髪も声も何もかも貴女のことが思い出せない。どれだけ何を探しても面影は感じても貴女を思い出すことはできない。貴女を思い出せない友達の思い出は私の思い出にもなりつつあった。
横に並んで歩くから
手を繋いで歩くようになり
指を絡めて
抱き寄せ合って
キスをするようになった。
"気になる奴"から友だち
友だちから"恋人"になるまでの思い出は最短。
「愛してる」
「ああ、わかってる」
#友だちの思い出
きみがぼくに一輪の花を贈ってくれた。
そのときはただ嬉しくて感謝の言葉を述べた。
でもきみは苦しそうな表情でぼくを見つめていた。
家に帰ってその花を飾ったときに気づいた。
その花、マリーゴールドの花言葉を。
「また明日」とぼくが言ったのにきみは「さよなら」と言ったこと。
全てに気づいた時には遅かった。
きみは届かないところへいってしまった。
きみのSOSに気づかなかった。
ぼくがきみを殺した。
#友達の思い出
その日はたまたま家に寄った友達と、二人で犬の散歩に行くことになった。
せっかくだから、いつもと違うルートを通ってみる。
すると、家から少し離れた川の土手の先に、小さな小さな公園があるのを見つけた。
置かれていたのはブランコくらいで、僕らはそこに腰掛けていろんな話をした。昨日見たテレビ番組のこと、好きな人のこと、夢のこと、未来のこと――くだらない話から、僕らにとって大切な話まで。
繋がれた犬は暇そうに僕らを待っている。
沈みかけた夕日はキラキラと輝いて、春の終わりの湿った土の匂いが漂って。まだまだ僕らは話し足りなくて。あぁ、まだ今日が終わらなければいいのになって、そんなことを考えていた。
あの頃の僕らは、今、どこにいるんだろう。
あれから何年もして、犬は遠い空の向こうへ行ってしまって、僕も地元を離れ、君は地元で働き素敵な人と出会って結婚もしてしまった。
朝起きて、仕事へ行って、夜遅く帰ってきて、後は寝るだけ。そんな色のない毎日を繰り返す。
そこへ、たまに君から届く「元気してる?」「予定が合えばご飯でも」のやりとりも、今は近くにいないものだと改めて実感して、少し寂しく感じる。
――今でもたまに思い出すんだ。
楽しかったあの道のり。キラキラと輝いていたあの日。笑い合ったもう戻らない日々。
『友だちの思い出』
通り雨
僕は今、ひとまず安心したんだ
ちょうど雨が降ってきたから
傘も持っていない
雨に打たれてよかったよ
君に泣き顔を見られずにすんだからね
君は車の窓から僕を見ていた
一瞬で通りすぎて行ったけど
泣いてたのはバレなかったかい?
ならいいんだ、それで
僕だって君なんか大嫌いだから
君の優しさなんかいらない
だから僕があげた優しさも捨ててくれ
思い出も、幸せも、全部無かったことにしよう
大丈夫さ
僕らはどうせすぐに切り替えていけるから
ほら、雨も止んだよ
僕の心の雨も止んだ
髪も服もずぶ濡れだけど
大丈夫さ
どうせすぐに乾いて元通りになるのだから
爽やかな風が吹く
太陽が顔を出している
ほら、言ったろう?
日常はすぐに戻ってくるんだ
大丈夫さ、僕らなら。
【テーマ:友だちの思い出】
友人との思い出。私には少々難しいテーマと言える。
私は小学生の頃転校をしたことがある。非常に苦痛だった。まるっきり地区も変わったので知り合いが0人だったことよりは、元々の友人から離れるということが耐え難かった。
しかし結局転校はした。その結果どうなったか。人に対する情というものが極端に薄くなったのだ。
つまるところだね、私に友だちの思い出というのは記憶にないのだ。転校前の幼馴染の名前は覚えているのだが、その他の情報が全く思い浮かばない。今友人と呼べる者はいるが、思い出と胸を張って言えるものは少々身バレの可能性があるので控えさせてもらう。
閑話休題。
私個人として言うなら、卒業式などの行事で泣ける人々が羨ましいのだ。確かに別れを悲しくは思うのだが、泣けないのだ。そもそも私自身が泣くということに関して特殊な認識を持ってしまっているというのもあるのだろうが、理解と行動は別である。
恐らくは大きな別れを経験してしまっているが故に行く学校が変わるだけの別れではどうとも思わなくなってしまっているか、またあのような想いをしたくないから無意識に情をかけるのを避けているのか、それは定かではない。
また少々話がズレてしまったね。私はプロットを作らないためにこういうことが多々あるのだ。許してくれると嬉しい。
とりあえず、今親しくしている人は大事にするといい。いつ自分か相手が離れるのかも分からないのだから、思い出というのを作っておくべきだ。
私はそれを作れずに離れたから名前以外忘れてしまっているという事態になってしまっている。それは少し悲しいように思えるのだ。
《関係ない話ではありますが》
ハートを31も下さってありがとうございます。これからも心に届けられるような文章を書いていきたいと思っていますので、応援してくださると幸いです。
『以下練習用SS』
「あはは!これ遊園地のやつだ!」
中学校の頃からの友人であ遥がスマホを見せてきたが、それは私が垂れてきたソフトクリームにあたふたしている写真だった。
「ちょっとやめてよ、恥ずかしいなぁ。」
「こっちはお弁当つけてる!」
遥は私の言うことには耳を貸さず、思い出に浸っているようだ。ため息を吐いた後、漸く見つけた写真を映したスマホを遥の顔の前に持っていく。
「ちょ、なんでそんなの持ってんの!?」
「ふふ、仕返しだよ。」
遥が体育祭で転んだときの写真。効果は覿面だったようだ。
明後日、遥は親の転勤で引っ越す。私は明日親戚の葬式に行かなければならないため、今日が最後に会える日だ。
「ねえ。」
「ん?」
「…向こうでも元気でね。」
本当はもっと凝ったことを言いたかった。でもこれ以外に言葉が思いつかなかったのである。
「そんな今昔の別れじゃないんだからしんみりしないでよ!」
私を元気づけようと明るい声で言ってくれているので、今昔じゃなくて今生なのは言わないでおこう。
「ありがとう。」
「またいつか遊ぼうね!あ、これ目の前に蜘蛛が降ってきたときの…」
「もう…折角感動してたのに。」
「ちょっと、ごめんって〜!」
絵が好きだった。
クラスの友だちは、よく僕の絵を見に来る。
手に取って、力みすぎて破ってしまう。
「悪ぃ〜」
「大丈夫」
そんな言葉を繰り返すうちに、また破られる。
「わざとじゃねぇから、な?許してよ」
「大丈夫」
ずっと繰り返してた。
嫌ではなかったし、話しかけてくれるだけで嬉しかった。まあ、困ってはいたけど。仕方ないよね。
ある日、友だちとの思い出を絵に描く授業があった。
僕は沢山話しかけてきてくれた時の絵を描いた。
だけど消しゴムで線を消す時、誤って絵を破ってしまった。
それが上手く絵とマッチしてくれたおかげか、絵を破ってしまった時の思い出を描いた。
「わざとじゃないんだ。ね?許してよ」
ある日、友だちに呼び出された。
あの絵を描いたことを、酷く怒っていた。
「今すぐ違うのに取り替えろよ」
「ごめん、それは」
「大丈夫、だよな」
「そうだね、大丈夫」
また破られてしまっては、困っちゃうからな。
【友だちの思い出】
とても地味な友達がいた
バイオリンを幼い頃から習っていた
修学旅行は、高校の時初めて参加した
お母さんが送り迎えをしていた
その人には姉がいた、
姉は駆け落ちした
音大に入った
バイオリンから離れられなかった
でも離れようとは結局は思わなかった
私はそれを羨ましいとも思うし、可哀想とも思った
高校時代、一度家に遊びに行ったことがある、両親が留守なので遊ぼうと
その日、初めて演奏を聴いた
そして、徹夜でゲームをした
あの頃私は助けたいとも思っていた
親に逆らえず、楽器を続ける友達を
でも結局は好きでやっていたのだ
今は羨ましいと本当に思っている。
「あのな。全員が全員、友人がいると、思うなよ」
ぼっち万歳。19時着の題目を確認した某所在住物書きは、開口一発、孤独への讃歌を呟いた。
「『自分の』、自分と友達との思い出。無い。
『友達の立場からの』、友達との思い出。知らん。
女友達だの男友達だの、『恋人未満』、あるいは『フられて友達に戻った相手としての』、友達の思い出。……ぼっち万歳」
ところで、本来存在しない筈の「思い出」を、事実として存在したようにガチで錯覚させる、「虚偽記憶」を作成することは可能だそうだな。
物書きはハタと閃き、「友達に虚偽の思い出を植え込む」という物語を考えて、結局うまくいかず諦めた。
――――――
最近最近の都内某所、某職場の日の入り間近。
人間嫌いと寂しがり屋を併発した捻くれ者が、残業を終え、ロッカールームで帰宅の準備をしている。
「青森県。十二湖の青池」
そこにやって来たのが、同じく残業で居残りしていた友人。隣部署の主任の宇曽野。
ニヤリイタズラ顔で、右手を差し出し、ちょいちょい人さし指を振って何かを催促している。
「なんだ突然」
宇曽野の言った県と場所の名前に心当たりはあったが、捻くれ者は敢えて知らぬ素振り。淡々とロッカーを開け、蚊除け用の薄いサマーコートを取り出した。
「昨日の『賭け』の回答だ。例の『星空』の」
「お前と賭けをした記憶は無い」
「お前のとこの後輩とはしただろう。コーヒーとアイス代。3回で当たるかどうか」
「彼女は当てられなかった」
「らしいな」
カタンカタン。物を戻し取り出す静けさと、遠くでどこかの部署が言い争っている喧騒の中で、宇曽野がロッカールームの入口を、チラリ見遣る。
「懐かしい。あれからもう、9年か」
少しだけ大きな声で、宇曽野が言った。
「夏の北国。森と池と、デカい岩の海岸。波が岩と岩の隙間を叩いて、間欠泉のようになってた」
「『濡れるぞ』と忠告したのに、面白がって覗いて。その間欠泉の直撃を食らっていたのがお前だ」
返す捻くれ者は宇曽野が声量を張った意図も、部屋の入口を見た理由も気付いていないようであった。
「俺だけ完全に、びしょ濡れになってな。お前が車にバスタオルと着替えを積んでいたから助かった」
「どうせやらかすだろうと思ったんだ。あの冬もそうだった。函館行きの船で女の子の飛んだ帽子を取ろうとして海に落ちかけるわ、私の実家の庭で雪にダイブするわ、その雪の上に2階から飛び降りるわ……」
「3、4年前のアレか。そもそも2階のハナシは、お前が『ガキの頃やった』と聞いたからでだな。『ここは冬ともかく大量に雪が積もるから』と」
「だ、ま、れ」
はっはっは!軽く笑い飛ばす宇曽野は、捻くれ者に背を向け、プラプラ右手を振り、部屋を出ていく。
「またな。藤森」
明日も暑いらしいが、溶けるなよ。からかいの言葉は、しかしながら穏やかで、気遣いがにじむ。
「お疲れ様。宇曽野」
捻くれ者が友人を見送り、己の支度も終えてロッカーの鍵を閉めると、
宇曽野と入れ替わりに、「妙に絶妙なタイミングで」、耳のあたりをわずかに朱に染めた己の後輩が、ロッカールームに入ってきた。
友だちに会うと
自然と過去の話が話題になる。
あの時こうだったよね、とか
あの時は楽しかったよね、とか
久しぶりに会う友達ほど、この話題は盛り上がる。
そういう話題の時、
私は友達に驚かれることが多い。
どうやら友達が忘れてしまっていた事を
私が覚えているからのようだ。
「どうしてそんなに覚えているの?」と
友達に聞かれたことがある。
その時は笑って誤魔化したけれど
本当は、友達との思い出は忘れたくないから
大切な記憶として忘れないようにしている。
ただ、それだけ。
真夏。照り付ける太陽から逃げるように、神社の境内の木陰へと向かった。
そこには、先客がいて。それが、君だった。
オレたちは、同じ小学校のクラスメイトだけど、話したことはなく。人見知りの激しいオレは、そもそも誰とも親しくはなく。
でも、君は面倒見のいい奴で、オレに自然に話しかけてくれた。
気安くするなよ。という拒絶を、珍しくオレはせずに、返事をした。
そういう、夏の記憶があれば、よかったな。
オレとおまえは、そんな綺麗な思い出を共有していない。でも、まあ、今も悪くはないよ。