勿忘草(わすれなぐさ)』の作文集

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勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/3/2024, 9:02:02 AM

思い出す 忘れたくない 宝物
祈る指先 溢れる記憶

2/3/2024, 8:57:04 AM

#勿忘草(わすれなぐさ)
 
 
 
 唐突に、昔のことを思い出した。
 引っ越しの荷造りをしている最中だった。本棚の奥から児童書を一冊引っぱり出すと、ひらりと
何かが床に落ちた。

 半分に折ったティッシュだった。
 中になにか、挟まっている。

 押し花だ。

 まっすぐのびた茎の先に、ちいさな星形の花が集まって咲いている。子どもが見よう見まねでつくったものだった。カサカサにひからびて、茶色く
変色している。もとは青い花だったらしい。
 その青色には、見覚えがあった。
 森の奥の、ぽっかり明るい陽だまり。いつも青いワンピースを着て、岩の上に座っていた、髪の長い女の子。

 子どもの頃、わたしは数ヶ月ほど、田舎に預けられていたことがある。
 問題のある家庭だった。両親は毎晩ケンカをしていて、飛んでくる怒鳴り声や灰皿や拳から逃げるため、わたしは自分の部屋に閉じこもっていた。学校にも行かなくなった。もともと神経質な上にストレスで過剰に攻撃的になっていたわたしと、上手くつきあえる小学生はいなかったから。

 田舎の親戚の家でも、わたしは孤立していた。
 人間不信をこじらせて、部屋に閉じこもって本を読むか、こっそり家を抜け出して人のいない森の奥で泣いているか、毎日、そんなことをしていた。その女の子に出会ったのも、独りぼっちで森を歩いている時だった。
 もの静かな、おっとりした子だった。
 彼女の声も、二人でなにを話したかも、思い出せない。それくらい大人しい子だった。わたしとは、妙に波長があった。会話がなくても、別々のことをしていても、彼女のそばに座っているだけで、穏やかな気持ちになれた。花かんむりを編むのが得意で、わたしにもやり方を教えてくれた。わたしが編んだ不器用な輪っかを見て、上手だと笑ってくれた。彼女の笑顔が好きだった。はじめてできた、友だちだった。

 それから色々あって、わたしは母に連れられて都会へ引っ越した。
 新しい街、新しい学校での生活が忙しすぎて、手紙を書くと約束したのに、結局一度も出さなかった。そのまま、今の今まで忘れていた。信じられないくらい薄情者だ。
 

 十数年ぶりに、親戚の家を訪ねた。
 可愛げのない子どもだったはずなのに、大きくなったね、と迎えてくれた。
 彼女のことを聞いてみた。わたしと同じ年頃で、当時この辺りに住んでいた女の子。手紙を出すはずだった連絡先は紛失していたが、住人の少ない地域だから、すぐわかるだろうと踏んでいた。
 笑顔でもてなしてくれていた親戚夫婦が、困ったように顔を見合わせた。
 あのね、と奥さんの方が、慰めるように教えて
くれた。
 
「この辺りにいた子どもはね、うちの子たちと、お向かいの兄弟だけなのよ。みんな男の子。会ったことあるでしょう」
 
 信じられなかった。
 あの女の子と遊ぶようになって、わたしは少しだけ、口数が増えた。森で会った子に教わったんだと、花かんむりを見せたこともあった。わたしが話す彼女のことを、親戚夫婦は笑顔で聞いていた。実際は、わたしが頭の中の見えない友だちと遊んでいるのだと同情して、指摘しないでいたらしい。
 
 あの森へ行ってみた。
 いま思うと、おかしな所は色々あった。
 彼女の声を、聞いた覚えがない。いつもおなじ青いワンピースを着ていた。森の外で見かけたことが、一度もない。
 森は、どこにもなかった。
 消えてしまったわけではない。子どものわたしが森と呼んでいたのは、ただの雑木林だった、それだけだ。神秘的に見えていた秘密の原っぱも、倒木によってできた、ちっぽけな空き地でしかなかった。わたしが腰かけていた切り株は見つかったものの、彼女が座っていた岩は、どこにもない。
 呆然としているわたしの視界の端に、なにか青いものが映った。
 花が群生しているのだった。
 あの押し花の、花だった。ここへ来る新幹線のなかで検索した。勿忘草と言うらしい。野原の隅に、取り残されたように咲いている。
 その青色のちいさな花の絨毯が、ワンピースをひろげて座っている、あの女の子の姿に見えた。

2/3/2024, 8:51:10 AM

僕はママの勿忘草

忘れ去られて

成長し

雄蕊から雌蕊へ

花粉を弾き

蓋粒のタネをなした


その種は勿忘草にはならなかった

男児二人となり

しなやかな子鹿

やがて勿忘草を啄む

立派な雄鹿になるだろう


僕はママからの命を繋いだんだ

2/3/2024, 8:38:34 AM

〝勿忘草〟

初恋の人は、まだ私を覚えているだろか。
あの人の中に、私はまだいるだろうか。
勿忘草に、願いを込めて。
ただ、あの人のことを想って。

2/3/2024, 8:34:48 AM

私は、勿忘草とは意味がわからない。でも優しい感じがして心が美しくなる。そう思えた。いつか、勿忘草を分かって意味を知ってみたい。

2/3/2024, 8:34:17 AM

碧い空に 勿忘草の花
忘れぬ思い 心に宿す
青さに満ちた あの日の空
永遠の誓い 風に託す

季節がめぐり 時を超えて
勿忘草の色 輝き続ける
愛の証し 永遠の約束
忘れないよ この輝きを

2/3/2024, 8:14:01 AM

勿忘草(わすれなぐさ)

ー私を忘れないで

なかなか思う時がないな。

忘れたければ忘れて頂いても構わない。

ヨーロッパの悲恋から来ている花言葉。

そもそも悲恋に縁がない。

でも、昔ならそんな悲恋も多かっただろうな。

勿忘草に縁がないと言うのは、
幸せな事なのかもね。
paki

2/3/2024, 8:13:05 AM

行ってきます、というメモ書きと1輪の花がテーブルには置かれていた。
嫌な予感はしてたんだ。この頃口数が少なかったから、どっか具合でも悪いのかなくらいに思ってたけど。

そんなに悩んでいたんなら教えてくれよ。君の夢を真っ向から否定したりしないよ。やりたいようにやればいい。そう言ってちゃんと送り出すつもりでいたよ。
なのに、別れの言葉も言わせてくれないのかい。ずるいよ、君は。

コップに水を汲んで君が残した花を挿した。いくらかもう萎びている。青い花がまるで君の瞳の色を連想させる。

この花は何て言うんだろうか。
知りたいのに、教えてくれる君はもういない。

2/3/2024, 7:56:23 AM

亡くなった人は、誰からも忘れられた時、本当の意味で息絶える。
今もこれからもずっと私の心の中にいるよ。

【勿忘草】

2/3/2024, 7:41:25 AM

―勿忘草―

私が彼と距離が遠く感じるようになったのは1ヶ月程前からだ。

彼は顔も性格も良くオマケに運動神経抜群でとてもモテる。

世間で言う所謂"スパダリ"。彼にピッタリなタグ

それに比べ私は人気の無い空き教室で一人本を読んでいる様な
目立たない普通の陰キャ。
陰気臭くてコミュ障 周りからは何とも思われていない程私は影が薄い。

まるで嘘かと思うが私と彼は付き合っている



話を初めに戻そう。

距離が遠く感じるようになった原因は明確。
彼の部活の大会が決まり練習に打ち込む日が増えたからだ。

正直、大会が決まる前に距離が近いかと言うとそうでも無い
やはり人は自分の持っていない物を持っている人に多少は興味が湧き惹かれるものだ

しかし惹かれたはいいものの趣味が合わないと必然と会話も減る なぜ付き合っているのかも分からなくなる時がある程に。

しかし私は彼が好きだ。
私が持っていない物を持っているという憧れもあったのかもしれない。


彼は大会の為に毎日努力を積み重ねて4ヶ月。


無事大会は優勝


私達は約5ヶ月の間話さすそのままどんどん日が進んでいった


クリスマスもお正月もバレンタインも結局何も出来ず卒業の時期

まだ肌寒い春の風
まだつぼみが開いていない桜が多い今日この日は、


――「卒業式当日」――


式が終わり話しかけようとした、

けど上手く言葉が出て来なくて

伸ばしかけていた手をスッとカーディガンにしまった

そして結局話さずに終わった


"私は彼から何とも思われていないのかな、"
と苦しく苦い気持ちを抱えて私は家に帰った




貴方が友達達とわいわい話しながら家に帰っていくのが分かった


その時彼が気にせず踏んだ花は―"勿忘草"―
クシャッ 、キシキシと音を立て踏まれた花。

――とても酷い姿だった

踏み潰して傷付けた花の名前なんて知ってるはずない

けれど彼は花なんて興味無いのを私は知っている。


だって好きな人の事だもの、


私はあなたの好きなことを一生懸命理解してるつもりだけど
彼方は私の好きな花の事は知ろうとする素振りも見せなかった


「私の事、貴方だけ、彼だけでも忘れないで欲しいな」





―勿忘草―
花言葉は「真実の愛」「誠の愛」「私を忘れないで」

最後になるにつれて彼の呼び方が変わって言ってるのわかる?
(彼→貴方→彼方)
ちなみに貴方は同等な人に使うやつ
彼方は三人称対等または上位者に用いるやつ=やっぱり憧れが残ってしまってる未練タラタラ自然消滅って事

けど1番最後は彼氏の頃の彼に向かって言ってる言葉です

花を踏み潰したのは私ちゃんの事を忘れてどうでもいいから

2/3/2024, 7:38:51 AM

海からほど近い港町に、子どもの頃3ヶ月くらい住んだことがある。

そのころの生活は最悪で、何かあれば容赦なく殴る父親と、ふたりで暮らしていた。
僕はいつも空腹で、それを外で遊んでまぎらわせていた。

あるうららかな春の昼下がり、いつものように不機嫌な父に殴られて、僕は頬を赤くして外を歩いていた。
すると、やわらかな声に呼び止められた。

「あら、お顔どうしたの?」

顔をあげると、真っ白なエプロンをつけた優しそうなおばさんが、心配げに僕を見ている。

「…」

なんと言っていいかわからず、うつむいた。

それと同時に、僕のお腹から、ぎゅるると大きな音がした。
すると、おばさんは優しく僕の手を取った。

「そこのお店についといで」

見れば、目の前には、青い看板が目立つ小さな大衆食堂があった。

おばさんはそこに入ると、僕を座らせ、自分はカウンターの奥に消えていった。
所在無げに足をぶらぶらさせていると、しばらくしてとてもいい匂いがしてきた。
おばさんが出てきて、僕の前に美味しそうなオムライスを置いた。

「おばさんが作ったからね。おいしいよ、食べてごらん」

ほんわりとしたたまご色のオムライスの真ん中に、赤いトマトケチャップでハートが描かれていた。
僕は気まずさも忘れて、一心不乱に食べた。どのくらいぶりかわからない、あたたかいご飯だった。

食べ終わると、おばさんが満足そうにこちらを見ていた。
そこで僕は、お金がないことに気づいた。
幼な心に、それがとても悪いことのように思えて、思わず外に飛び出した。

そして、あたりを駆け回って、とても可愛い花が道の脇にたくさん咲いているのを見つけた。
それを摘めるだけ摘んで、おばさんの元に戻った。
おばさんに差し出すと、目の端にしわを寄せて、とても嬉しそうに笑ってくれた。


その後も何度かおばさんに出会い、ごはんをごちそうしてもらった。
しょっちゅう殴られていたので、どこかしら腫れていたり青くなったりしていた僕を気の毒に思ったのかもしれない。
ごちそうしてもらうたび、花を摘んで持っていった。
彼女の存在は、寂しかった僕の心を癒した。ごはんも嬉しかったが、なによりその笑顔に会いたかった。


親戚の家に預けられることが決まり、僕は港町を離れた。
それきり、そのおばさんには会っていない。何度も折に触れ思い出したのだが、残念ながら店の名前を忘れてしまった。
店にあった金色の招き猫が、妙に印象に残っていた。

***

あれから長い年月が経った。

僕は三十年ぶりに、この港町を訪ねた。

うろ覚えの記憶で、あの大衆食堂を探す。
だが、見つけられない。
(ここのはずなんだけど…)
隣を歩く息子と手を繋ぎながら、僕はキョロキョロと周りを見回した。
すると、息子が叫んだ。

「ねー、おばあちゃんがなんか変だよ」

足を押さえて、電柱によりかかる老婦が目に入った。

「大丈夫ですか?」

僕が駆け寄ると、老婦はこちらを見た。顔色が悪い。
近くの公園まで支えて歩き、ベンチに座らせる。水を買ってきて飲ませると、老婦はほっと息をついた。

「ご迷惑おかけして、すみませんねえ」
「いえ、大丈夫ですか?」

僕がいうと、老婦は微笑んだ。

「いつも、健康のために散歩をしているんですけど。膝が痛くてねえ。長年やっていた仕事をやめてからは、特に痛むの。ずっと何十年も立ち仕事をしていたからかしらね」
「なんのお仕事だったんですか?」
「食堂よ。小さなね。ほんとの大衆食堂よ」

僕はそこで引っ掛かるものを感じた。

「あの、もしかして…それは、青い看板の店だったりしますか?カウンターもあって、金色の招き猫がいて…」
「あら、きたことあった?食堂とみ川、よ。」

そういって、老婦がにっこりと微笑んだ。
その瞬間、僕の頭のなかで、目の前の老婦と、とあのときのおばさんが重なった。

「ぼくのこと…覚えていませんか?」
焦ってきいてしまったが、わかるわけはなかった。何度かしか関わりはなかったのだし、僕はあれからもういい大人になってしまったのだから。

それでも、僕はこの人に会いに来たのだ。
でも、なんていっていいかわからない。

そのとき、ブランコに乗ろうとしていた息子が言った。

「ねー、綺麗なお花だよ、パパ」

指差した先に、小さな花が咲いていた。

「あら、勿忘草。このお花ね、私の大好きな花なのよ。昔、このあたりにかわいい男の子がいてね。ごはんをごちそうしてあげると、決まってこのお花を摘んできてくれるの。可愛かったわあ。突然会えなくなってしまったけど…元気でいるのかしら」


「元気で、いますよ」


僕は、噛み締めるように言った。

「あなたに、たくさんしたい話があるんです」



瑠璃色の勿忘草が、春の風に優しく揺れていた。

2/3/2024, 7:37:56 AM

君が教えてくれた花の名前は
街に埋もれそうな小さな勿忘草。

2/3/2024, 7:29:30 AM

勿忘草の英訳って「Forget-me-not」らしい。直球すぎる。なんか昔の人間が勝手に溺れ死んだときに恋人にあげようとした花が勿忘草だったからって、ネーミング安直すぎるやろ。
まあコンビニの常連客を「コーヒー牛乳さん」と名付けるようなもんか。

2/3/2024, 7:19:12 AM

北面の武士であった佐藤義清は23歳の若さで出家し、西行となった。

理由は謎であるが、友の死や失恋が重なっての事とする説が有力だ。人の世の儚さを嘆いたのだろうか。

恋の相手は歳上、格上で、しかもモテモテの美女だったらしい。

とても叶わぬ恋なれば、あきらめて、忘れるのが普通だろうに、西行はそうではなかった。

秘めたる恋を貫き通す、しかも片思いなのに…このような男は稀であろう。

忘れないで下さいと、泣いて縋るのではなく、

忘れられないのです貴女が、と想い続け、自分だけが苦しみ抜いたのだ。

つらいさを奥深く胸に沈めて、花を追い、旅の空に暮らす日々を過ごした。

「願わくば 花の下にて 春死なむ
そのきさらぎの 望月のころ」

西行はその通りの人生を遂げた。

忘れて生きた方が楽なのに、忘れる事を選ばなかった。

馬鹿げてると思いますか?

けれど、

そんな西行を慕う人は少なくない。

2/3/2024, 7:07:07 AM

幼い頃、息を弾ませて他の誰でもない私の方へ駆けてくる幼馴染のことがとても好きだった。
 一つ年下の彼はいつも「おねえちゃん、おねえちゃん」と呼んできれいな花や石、お気に入りのおもちゃなどをプレゼントしてくれた。丸くぷっくりとした頬を真っ赤にしてコロコロと転がるように駆けよってくる姿がとてもかわいらしい。

 あれから数年、中学校の卒業式で彼から小さな青い花の花束をもらった。所々に同じ形の白い花も散りばめられていて流行り物に疎い彼なりにがんばって選んでくれたんだなとわかって嬉しかった。

「これね、幼馴染がくれたの。かわいいでしょ」

 親友に花束をみせて自慢した。きっと、かわいいとか幼馴染にしてはセンスがいいねとか、そういう感想が返ってくるだろうと思っていた。

「幼馴染くんがかわいそうでしょ。家帰ったらその花のこと調べときな」

 親友は心底呆れたような顔をしながら花の名前を教えてくれた。ついでに保存方法なんかも細かく伝授され、大切にしなさいと念を押された。
 写真撮影やら挨拶やらを終えて帰路につく。幼馴染は先に帰されてしまったから久しぶりに一人だ。
花束を掲げて空を仰ぐ。よく晴れた空の青とふわふわとした雲のようだ。

 ――そういえば今日は昔のように真っ赤な顔をしてたな

 幼馴染は何を想ってこの花を選んだんだろう。口下手なのは知っているけど、こんなにも遠回しな伝え方をするなんて思ってなかった。
本当はこの花も花言葉も知ってるよ。でもね、直接聞きたかったんだ。

「やっぱり、かわいそうなことしちゃったかな」


         【題:勿忘草(わすれなぐさ)】

2/3/2024, 6:40:17 AM

彼が亡くなって何年が経つだろう。
彼が亡くなった九月二十日の出来事は、今でも鮮明に覚えている。
九月二十日は私の誕生日。その日は彼と近所のデパートに行った。彼は生まれつき持病があって、一時間くらいのちょっとしたデートのつもりだった。だけど彼の持病が悪化してしまい歩いている途中、倒れてしまった。
彼が最後の力を振り絞って私に渡してくれたのはきれいに舗装がしてあった勿忘草の花だった。

2/3/2024, 6:31:18 AM

何か浮かんで書いてはそれを消して、また別のことを書く。

長々と書き連ねた文章、けれど、書きたい結末には辿り着けず。

消去。消去。消去。

支離滅裂な思考回路、滅茶苦茶な感情は、指先には伝わらない。

ḠwygpjxITaPjcljxoepujphusrVlbifIhkxharqtduxyz

言葉にすらなれない、ただの文字の羅列を消していく。

テーマ「勿忘草」

2/3/2024, 6:24:21 AM

「こんな花を残さなくても忘れはしないよ」
一面に咲く小さな白い花たちを見つめては涙が零れた
『勿忘草』2024,02,03

2/3/2024, 6:23:47 AM

「勿忘草」

君に伝えたかった言葉は、
今となってはもう伝えられないから。

いつかもう一度出会えるその時まで、
心の内に秘めておこう。


だから、どうか君も
私のことを忘れずに
居てください。

2/3/2024, 6:16:29 AM

お前が居なくなってから何年経っただろう
あの日のことは全て覚えている
 泣きそうになりながらも笑った顔
 震える声で紡がれた言葉
 私に触れたその冷たい掌
お前と過ごした日々の
その思い出の最期だ

お前が望むまでもなく
私が忘れることなど有り得はしない
だから安心するといい



2024/02/03_勿忘草  ー私を忘れないでー

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