『初恋の日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
🍀初恋の日
この感情は「恋」だと初めて認識したのはつい最近のこと。
それは貴方と「じゃあね」をする時何故か泣いてしまった日。
これまでも会ってきたのに、その日は「どうしても離れたくない」と思ってしまった。
これまでは貴方のこと「ただ好き」だと思っていた。
その日のある時から「苦しいほどに愛おしいくらい好き」になっていた。
私の初めて自覚した恋。
そう簡単になくなるものでは無いよ。
その人はお客の僕なんかよりもずっと満面の笑みで迎えてくれた。シェフ、というかパティシエらしい細長い白い帽子を被ってガラスケースの中のケーキたちをひとつひとつ僕に説明してくれた。
「これはソースの中に甘夏のジュレが入ってるの。ちょっとほろ苦いから、大人の人に人気かな」
何だそれ。僕にはまだ早いって言うのか。でも実際、今日は甘くて濃厚なかんじのケーキが食べたかったから参考になった。
「こっちの、2段目の真ん中にあるのが今月から新しく並べてるケーキ」
「へぇ。どんなケーキなんですか?」
「ふふふ。これはねぇ」
パティシエであり店長のお姉さんがガラスケースの中からケーキを出して近くで見せてくれた。そばで見るときらきら何か光沢があるようにも見える。きっとかかっているチョコのソースに秘密があるんだろう。
「あー、待って言わないで。それにします。食べながら当てるから」
「そお?じゃ、これにするのね」
お姉さんは鼻歌交じりにケーキを箱に詰めてくれた。あんなこと言ってみたけど、隠し味は何なのかだなんて、今回も僕は当てられない気がする。お姉さんの作るケーキはまるで秘密の玉手箱みたいなんだ。絶対に他では食べることができない、かっこよく言えば唯一無二って感じの。
「はい。また感想聞かせてね。オマケも入れといたからね」
「ありがとう、ございます」
にこにこな笑顔で、僕に小さな白い箱を手渡してくれた。いつも僕の感想を心待ちにしてくれてるお姉さん。そこには他意はないかもしれない。もちろんちゃんと感想は伝えるさ。そのために次回もここへ来るんだ。僕だって他意はない。それ以外は、考えちゃいない。
でもなんでだろうな。
僕が“美味しかった”って言った時、この人がすごく嬉しそうに笑うから。また見たいなって、思ってしまうんだ。だから明日も明後日も、僕はここのケーキを食べたくなる。虫歯になっても自業自得さ。それくらい好きなんだ、ケーキがね。
“初恋の日”
恋。
恋って、なんなのでしょう?
いつもならぼんやり過ごす時間が、貴方を思い浮かべる時間に変わること?
貴方の傍にいたいと願うこと?
願わくば貴方を、私だけの物にしてしまいたいと思うこと?
ちがう。違うの。
これは恋なんかじゃない。
だって、そうよ。
貴方に振り向いてもらいたいだとか、貴方と一緒になりたいだとか、そんな事を考えてはいないの。
貴方に迷惑はかけられないもの。
そうよ。
これは、恋なんかじゃないの。
砕いた恋心。
線路に投げ込んで、轢き潰してしまえたら。
初恋は小学校3年生の頃だった。勉強が得意で、優しくて、物知りな子だった。好きバレが怖くてアプローチなんて全然出来なかった。結局上手くいかずに儚く終わった恋だけど、今でも大切な思い出です。
初恋の日
俺は、「恋」を知らない。彼女も、いない。
ただ、告白をされたことは数知れず。
両親からの教えで
「人からの好意は大切に受けとること」
のとおりに、いつも
「こんな俺を、好きになってくれてありがとう」
という感謝を、相手をふる際に言ってたら、何故か「ファンクラブ」なるものができたらしい。
正直、ちょっと面倒になってきた。
二面性、というほどまではいかないけれど。……ほんのちょっと「つくってる」自分がいる。
そんなふうにしてきて、現在もう大学2年生。とっくに恋は自由な年頃だと思う。たぶん。
これが、「拗らせてる」というのかもしれない。もちろん、誰にも打ち明けたことなんて、ない。
……また、告白されて、感謝して、ふって、そのままその子はファンクラブの会員になったらしい。
誰もいない時間の図書館で、つい呟いた。
「なんで、ファンクラブなんてあるんだよ……面倒だな」
「――たぶん、あなたが優しいふり方するから、だと思いますよ」
「……!!」
彼女は、すぐそこにいた。
まるで幽霊かのように、白い肌。染めたことなんてなさそうな、真っ黒い髪。
口元は、本に隠されて見えなかった。二重の目は、まっすぐにこちらを見つめてきて。
――それが、俺にとっての初恋の日だった。
「……ねえ、あの時あなたは、ファンクラブが面倒だって、言ってなかった?」
「ああ、言ったな」
「なら、今の私の気持ちも、わからないかな!?」
「……わかるけど、それはそれ。これはこれだよ」
「なんて屁理屈……!」
あの、彼女に図書館で一目惚れした日から。
俺はファンクラブを解散させ、彼女を追い回している。
俺の、はじめての恋だ。そんな簡単には、諦めてはやらないよ。
初恋の日君に出会った
でも君はもういない
あの日君は私をつっぱねた
私は君を手ばなした
君にまた会う日が来たら
君の欲しい物をあげる
君のしたいようにさせる
もう二度と君を手放したく
ないから
”初恋の日“
忘れられない初恋がある
あなたは同じクラスの転校生
突然私の前に現れた
林間学校のキャンプファイヤー
フォークダンスの時間だった
交互に代わる順番を
特に何も考えず踊っていた
それはその時気がついた
あなたとの順番が周ってきた時
なぜか私の心臓も踊りだした
“ドキドキ、ドキドキ”
その時はわからなかった
その瞬間から私の初恋の日が始まった事を
今では想い出のアルバムの
1ページになっているが
あの瞬間の胸のドキドキを
恋しくなる今日このごろです
小1の頃、好きだった娘はいた。名前も今でも覚えてる。漢字で書ける。
けど、それは何となく自分で思い込んでいただけで、何のアクションもとらなかったし、想い焦がれて煩悶した、などという記憶もない。
これは昭和40年代1965~74年くらいの話となるが、我が家では父母から一切の性教育を受けた覚えがない。(他家の事情は知らない)
昭和のテレビ番組では、女性の裸を結構見せていたし、濡れ場も大胆だった。茶の間で家族でテレビドラマを見ていて、そういうシーンになると気まずくなるという、シチュエーションはよくあった。
時々行く銭湯には、堂々と日活ロマンポルノのポスターも貼られていたと思う。
でも、私は性に関する知識がほとんどなかったのだ。そうと知ったのは、小6とか、中学に入ってからだった。
だから、女の子と話をした記憶すらほとんどなかった。奥手も奥手だった。
中学の時、私は水泳部に入った。水泳部は人気はなく、私を入れて男子6人、女子3人だった。
その女子の中の1人が、1学年上だったが、可愛くて、優しくて好きだったが、
それとても「いいよなー」と何歩も離れた所から見ていただけで、ほとんど話もしなかった。
ある日、部活が終わって帰えろうとすると雨が降って来て、
その先輩は傘を持っておらず、帰り道が同じだったので、図らずも相合傘で帰る事になったのである。
中学から家までの道のりは結構長いのであった。
しかし、先輩は静かな人だったし、私も年上の女性に提供する話題が見付からなくて、何も話せず、
それでも気まずいから、何かどうでもいい事を話したような気もするが、ほほ、お互いが無言で歩いていたのであった。
本当は嬉しくて、ドキドキしていたのだが、何もせず、家に送り届けて、絶好の機会は終わってしまった。
いや、絶好の機会も何も、もし間違って仲良くなれたとしても、当時の私では何も出来なかったから、
やっぱり関係は続かなかったと思う。
あれで良かったのだろう、奥手の男の子を哀れと思し召し、神様がくれた贈り物のような、青春の、貴重な一コマだった。
初恋の日
忘れもしない淡い思い出、、、
右も左も良いも悪いも分からず
ただただ自分本位の好意の押しつけ
それでも貴女は笑って受け流してくれましたよね。
ちょっぴり痛い恋の目覚め。
あの胸の高鳴りは、確かに本物だった。
触ったら傷つくのでは、と
恐れるほどきれいな肌。
輝く黒に、つぶらな瞳。
体は全体が覆えるほど小柄で
適度に丸みを帯びていた。
僕はひと目で彼女に恋をした。
彼女を迎え入れてからは、
あんなに傷つかないよう気を配っていたのに。
僕のポケットから落ちた彼女は、
かけていたカバーを脱ぎ去り
冷たい地面に叩きつけられた。
傷ついた彼女を震える手で胸に抱き、
さめざめと泣きながら、彼女との出会いを思い出していた。
携帯ショップの店員を横目に、恋をしたあの日を。
「人でなくとも」
⊕初恋の日
初恋の日、ね…もうね、ふんわりし過ぎてて、どうだったっけ、と回らない頭で記憶を漁り…「きになる」ていどのはあったと思い出したけど、それが恋かどうかと考えてみると、今の私の感覚で振り返ると、違う。「あまずっぺー初恋」と覚しきものが、自分の記憶の中に見当たらないことに今ちょっと驚いてもいるんだが、「初恋」という文言でついでに思い出したのが、今はもう無いチョコレートのTVCMだ。村下孝蔵の「初恋」という曲が使われていた。チョコレートの印象づけと同時に流れる歌。私はそのチョコレートが現れるとものすごくわくわくしたので、記憶にもよく残っている。
「初恋」と「恋」とは違うのか?
「初恋」は甘酸っぱくないとダメなのか?
「初恋」を一気に愛まで突き抜けるのは「初恋」じゃないのか?
「初恋」のイメージってどこから来たんだろう。
頭を使ったからチョコレートでも食べよう…
すぐ近く 鷹の仲間の 雀鷹が来る
つみ
毎日の お通じがある 食べ方を
今回のお題は「初恋」ではなく、「初恋をした日」でもなく
『初恋の日』
恋をすると、今までどうと言うこともなかった日常が一変する
目に映るすべてがキラキラと輝きだし、身の回りに存在するすべてを愛おしく感じたり、
もちろん見た目もハッピーホルモンであるオキシトシンがMAXに出て生き生きと輝き、目に力が宿って、端から見ても「あの人は恋をしているな」と分かる
でも、これは若い人の話よね…
No, No, No!
そんな事はありません!
対象が人である「恋」はもちろんだけれど、
それが動物であっても、食べ物であっても
はたまた物でも経験であっても、初めての「出会い」に心がトキメけば、それは恋心と呼んでも良い気がするし、ハッピーな気持ちが湧いてくるなら十分だ
「○○推し」などと言うのが良い例だ
だから、そんな初めての出会いを積極的に楽しむ『初恋の日』なんて日があっても素敵だと思う
初恋の日
僕の世界には色がついた。
灰一色だった世界が、モノクロ写真のようだった世界は、鮮やかに息づいた。
仕事を終えた太陽は今日もひときわ強く世界を照らし、黄昏色が僕らを包む。
今までもずっとたわいもない話をしてきたけれど、いつしか君の目を見る度になぜだか苦しくなって。艶やかな黒髪が風になびく度に目を奪われて。
ころころと鈴を転がすかのような笑い声に、僕の胸は強く高く脈を打つのだった。
走ってきた僕を見て、ゆっくりで良かったのに、とどこかくすぐったそうに微笑む君。
夕暮れの校舎、少しだけ開いている校門。
長く伸びた影ふたつ。
君は今日もたわいのない話をしている。
返事をしようと思うのに、からからに乾いた喉はうまく言葉を絞り出せない。
やっと出た声はすっとんきょうに裏返っていて。
どうしたの、そう、くすくすと笑う君に触れられたのならば。
ああ、僕は恋をしたのだ。
そう思う他なかった。
こんなにも胸が痛くて苦しくて、でも君が笑いかけてくれる、ただそれだけで天にも登る心地になる。
込み上げる愛しさのままに君を抱きしめてしまいたい。
思わず動かしてしまった手で頭を掻き、僕は笑う。
君が、どうしたの、今日ちょっと変じゃない?
そう、首を傾げるのを見つめながら。
彼を一目見た時から目が離せなかった。胸の高鳴りなんてない。
ただそれ以降も目で追ってしまっていた。動くものをふっと追うようなもの。恋というほどのものでもない。
彼とはよく目があっていた。その度に自分が目で追っていたことに気付き、気まずくなって目を逸らした。
だから、大人になって再会し、
「あの頃、よく目があったよね」
懐かしそう目を細めながら彼がそう言ったとき
血の気がさっと引いた。
自分の中の罪悪感が僕を非難し、視線を落とした。ぬるくなった手元のコーヒーに力がこもる。
「なんか俺、お前のこと目で追っちゃってたかも」
照れくさそうに彼が笑ったとき、一瞬何を言われたかわからなかった。
「え……?」思わず顔を上げた。
(テーマ:初恋の日)
#初恋の日
あなたが教えてくれた
たったひと言の言葉でさえ
魔法になるんだってこと
さりげない優しさが
絆創膏みたいに
癒すんだってこと
あたりまえのような笑顔が
ヒトの心を変えてしまうという不思議
初めての感情が
私の中のにこんなにたくさん
満ち溢れてたことを…
あなたとの日々
世界は色鮮やかだったね
『初恋の日』
やわらかく
君が微笑む
それだけで
世界色付いた
初恋の日よ
初恋の日
好きになったのはいつですか?
と聞かれても、分からない。
いつの間にか好きになっていたから。
実を言うと、初恋の人はそんなにタイプではない。
一見強面に見えるし、思ったよりアクティブだし。
でも根はめっちゃ優しいし、周りのこと見てるし、何よりあまり踏み込んだ質問はしないところが好き。
これでも10年以上の付き合いになるけど、一度も私の嫌なことは言わなかった。ただただ世間話をして、くだらないことを話してくれたから、私の心の支えになってくれた。
私はガーデニングにしか興味なかったけど、よく水族館にその人が行っていたから釣りにも興味を持った。喜んで欲しくて、珍しい蝶を捕まえて渡した。
別に他の人にも同じように渡してたけど、それでも初恋の人には気合いを入れて頑張った。
絶対にその人が私を恋愛対象として見ることはないと思うけど、システムの壁を越えてみたいなぁとはずっと思ってる。
毎日話せる。そばに居てくれる。それだけで幸せ。
2次元は裏切らないから
誰かを好きになる
その都度これって初恋?と思うのはどうしてだろう、思い出せないけど染み付いた感覚を今に引き連れてくるひとに惹かれてしまうからかも。
口を開けばあの子のことばっかり
目の前の私を見て欲しい。
そう思うようになったのは
春過ぎて日が沈むのが遅くなった午後六時。
彼があの子が好きと私に告白してきた日だった。
その日は胸をチクッとする痛みには
気付かないふりをして
彼と2人で帰ったことを覚えている。
彼があの子のことを口にする時
彼とあの子が進展したことを表していた。
私は平気なフリをして
彼にアドバイスをしたりもしていた。
私は自分見て欲しいと同時に
彼が幸せになることを望んでいた。
数ヶ月後彼はあの子と結ばれた。
この報告を聞いた時は嬉しかった反面
心の中は悲しさでいっぱいだった。
あの子を結ばれたから
この帰り道ももう2人では帰っては行けないこと。
それがなんだか寂しかったのを覚えている。
─────『初恋の日』