『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
光と闇の狭間で
安藤忠雄さんという建築家がいる。表参道ヒルズや、日本各地の美術館をデザインしてきた、日本有数の一級建築士だ。
その作品の中に「光の教会」がある。コンクリート打ちっぱなしの壁に十字にすき間があって、外からの光で十字架に見えるというデザインだ(大阪府茨木市)。なんでも、水、風、光の三部作の一つだという。
表の光の強弱で微妙に形や色、表情を変えるこの十字架は秀逸だと思う。外の光と、教会の建物の中の闇が融合して、荘厳で敬虔な雰囲気
を醸し出す。
光と闇の狭間で神に祈りを下げる気持ちは、さぞかし落ち着いて穏やかなことだろう。淡々と純粋な祈りが捧げられるだろう。
裏と表
人によって態度を変える1人の少女
皆からは、嫌われているが本人は気にもしない
なぜって思う人もいるだろう
その少女は、幼き頃から人に好かれていなかったからだ
愛を知らない少女にとっては普通のことかもしれない
ただおじいさんからよくこう言われていた
「いいか…女には優しくしろ、男は厳しくするじゃよ」
と今じゃ考えられないことを言っていた爺さん
その言葉を聞いていた少女は、それが正しいのだろうと思い込んでしまった
両親は、心配するかと思ったが…逆に
「おじいちゃんが言ってることは正しい」
と言っていたのだ
このお題は、前回も書かなかった気がしている
なんとなく 歯切れの悪い語呂は
いつも避けてます、笑
今回も
逃げるとしますが
朝と夜なら
わたしはとても
夜がすきです。
「虚無、混沌、黄昏、冥府。なんなら二重属性。
『光と闇の狭間』なんて、設定付与し放題よな」
個人的には某怪物狩人の「胡麻ちゃん」が好き。
某所在住物書きは大きなため息ひとつ吐いて、昔々のゲームなどプレイしている。
光と闇。狭間。去年はこのお題で何を書いたか。
「……ところで光と闇の『狭間』って、何だろな」
ポツリ。物書きが呟く。
朝と夜なら夕暮れであろう。分かる。
ならば、二項対立に見えなくもない光と闇は?
――――――
11月30日から続いている一連の物語も、ようやくクライマックス。エンディングまであと1話。
まず、伏線設置パートとして、最近最近の都内某所。「明日」投稿分のお題回収役を後輩、もとい高葉井といい、グループチャットのメッセージによって、開店前の某喫茶店に呼び出されていた。
店内は何があったやら、完全に大騒動の後。
誰かがあちこち物色して、破壊して、金銭を取らずに撤収した結果としての散らかり具合。
「ごめんなさいね。気にしないで」
店主は大騒動にもかかわらず、平然としている。
「10月25日の大食いチャレンジで差し上げたランタン、持ってきてくれたかしら?」
「10月25日」とは過去作投稿分の日付のこと。
スワイプが面倒なので、気にしてはならぬ。
高葉井は先々月、ここの大食いチャレンジの景品として獲得した、いわゆる「鉱石ランタン」と呼ばれているアンティークを、2個差し出す。
「ありがとう。一旦、こちらだけ借りるわね」
店主は透明な月のチャームの付いている方を受け取り、高葉井に少し待っているよう指示。
「すぐ、帰ってくるわ」
『Staff Only』の扉へ消えていった。
――場面は変わり、時間も少し戻って、すなわち前回投稿分から直通のおはなし。
「光と闇の狭間」の厨二ちっくフィクションなお題に相応しい、「世界線管理局」なるファンタジーな職場は、まさしく混乱の真っ只中。
管理局に収容・収蔵されている「光のランタン:レプリカ」が、悪しき敵性組織に奪われた。
なんで? そのランタン、チートアイテムなのだ。
ナンデ? 要はお題のせいなのだ。
「ここ」ではないどこか、既に滅んだ世界で、「『光』という概念」が人々から吸収・受け取った信仰、想像、設定が、鉱石内包するランタンの形をとって結晶化したもの、その模造品の、
収蔵場所、セキュリティの抜け方がバレた。
敵性組織にリークしたのは彼等の同僚。
過去作11月2日投稿分までさかのぼる、「ウサギ」のビジネスネームを持つ管理局員。
再度明記する。スワイプが面倒である。
「これが光のランタン、『レプリカ』だって?!
十分じゃねぇか!アハハハ!!」
厨二ちっくファンタジーのお題に従い、光のランタン:レプリカは、己の内包する鉱石の魔力により管理局内の「光」を上書きする。
「これからは俺達が全世界線の支配者だ!」
あちらの陽光には炎が代入され、そちらの天井照明からの人工光は鋼の針に書き換わる。
すなわち窓辺には業火あたる陽だまり。
天井のライトは周囲に鋭利な針の雨をばらまく。
「非戦闘局員は敵襲訓練どおり、シェルターへ!」
受付係の局員が、経理部はじめ従業員を誘導する。
「慌てないで!押さないように!」
鳥頭め。何をそんなに苦戦しているのだ!最後の非戦闘員を送り出した犬耳の女性が振り返ると、
局員避難の時間稼ぎと敵性対象捕縛のため、法務部執行課実動班、「ツバメ」と「ルリビタキ」が、飛んで跳ねての激戦を繰り広げている。
「畜生、あの馬鹿ウサギ!」
小さなペンで業火や針の雨を「ただの光」に常時書き直しながら、タバコの香りする「ルリビタキ」が、現在独房に収容中のリーク者を罵倒した。
「光」が制服の端を焼き、「光」が袖を引き裂く。
「書き直し」が可能な「助言者の校生ペン:イミテーション」をもってしても、所詮、彼のそれはオリジナルに比べれば粗悪品。レプリカにすら劣る。
「どうする、どうすれば……!」
と、そろそろお題回収。
伏線設置パートの老淑女、喫茶店の店主がさっそうと現れて、月のチャームが揺れるランタンを、
毅然とかかげると、そのランタンから闇があふれ、
光のランタン:レプリカの光とぶつかり、
光と闇の狭間で火花が数秒爆発して、パキン。
敵性人物の手にあるランタンが、音をたて壊れた。
「闇のランタン:オリジナル」
老淑女が朗々と、己の持ち物の名を紹介した。
「あなたが私の『収蔵庫』……お店を荒らして、結局見つけられなかったものの、『本物』よ」
残念だったわね。信頼できるお客様に預けていたの。淑女は穏やかに笑い、自分の仕事が終わったので、扉に手をかけ去っていく。
「私は世界線管理局、収蔵品保護課のアンゴラ」
法務部によって拘束される――しかし暴れる敵性人物に、店主が笑って、手を振った。
「私の収蔵庫修理の請求書は、後で郵送するわ」
パタン。扉が閉まる。
「光と闇の狭間で」のお題は無事回収され、管理局内はようやく、静寂と平和を取り戻した。
→短編・お土産品
宇宙旅行から帰ってきた友人からお土産をもらった。小瓶詰めの宇宙。宇宙旅行といえばコレ、と言われるくらい定番のお土産品。
小瓶の中を薄いベージュ色の気体がほわほわと行き来している。もちろん中身は宇宙ではなく、宇宙線をギュッと圧縮した疑似宇宙だ。
日当たりの良いところに1日置いておくと、宇宙塵、素粒子やら重力が発生し銀河ができる。もちろん星も。
可愛らしいミニ宇宙は1週間ほど膨張し続け、最終的に星が超新星爆発を起こしてブラックホールになる。そうなると小瓶は光を通さない漆黒に満たされる。やがてブラックホールは収縮し、小瓶の中から全てが消える。
ロマンを誘うよくできた土産物だと思う。
噂では、ブラックホールの収縮消滅の際、一瞬だけブラックホールが真珠玉のような光を瞬かせるらしい。それを見たら幸せになれるとか。
今まで何度も挑戦しているけど、一度も成功したことがない。
光と闇の狭間での刹那の光、見てみたいなぁ。
テーマ; 光と闇の狭間で
『光と闇の狭間で』
頭上の木に留まった黒い鳥が鳴くと遠いどこかから同じように鳴き声が返ってきた。辺りは夕暮れ。あの鳥には仲間がいて帰るところもあるのだろう。私に仲間はもういない。どこに帰ればいいのかもわからない。
ある日突然聖堂へとやって来た勇者と呼ばれる人は魔王を倒すために力を貸してほしいと言った。その人の素性もよく知らず、勇者という肩書きにつられてついていくことにしたのが間違いの始まりだった。過酷な旅に無謀な挑戦を重ねる勇者は誰よりも強かったが、周りの損害を省みない人だった。死んでも生き返らせればいい。そうすればまた戦える。その考えに異を唱えた瞬間に私は一度殺された。
蘇生魔法で目覚めさせられた私は衰弱したままその場に置き去りにされていた。完全に日が沈んでしまえば魔物が湧く。武器も防具も剥がされた私は太刀打ちできずそのまま胃に収まるか、あるいは野垂れ死にして蘇生の間に合わない状態になるだろう。私を見限った勇者はそうなるようにこの場に切り捨てたのだ。
為すすべのない私の祈った先は女神ではなく魔王だった。勇者と呼ばれる者が私よりも酷い目に遭って苦しめばいいと、心の底から願い、呪った。祈りのさなかに魔物に身を食い破られても、血を失い倒れても構わず口元から呪詛を吐き続けた。
やがて意識が途切れる間際、私は夜の闇よりも濃い影が体を包むのを感じ取っていた。知らず浮かんだ笑みを見たのかおかしそうに笑う声は妙に心地よく耳に馴染んでいた。
『光と闇の狭間で』
君とゆっくり話をしよう。
水平線の彼方に太陽が沈むまで。
長く伸びた影で背伸びして、
岩礁を波打ち際まで攻めてみて、
海の上にできた光の道を指差して、
美しい空をカメラにおさめてさ。
明るい昼にはできない話を。
暗い夜には選ばれない話を。
本日の夕焼けは雲の色まで芸術的な感じだ。
燃えるような橙色の空に負けない、鈍色の雲。
物語の終盤で見る景色がこれなら、絶対不吉の前触れなのだけれど、今の気分なら悪くない。
海辺に並んで座って、
また見に来ようねって約束を交わす。
沈んでゆく夕陽は直視していられないほど眩しくて、
けれども目を逸らしたくないくらい輝いていた。
美しかった橙色もキャンバスの隅に追いやられ、
代わりに真っ暗な夜が空を染めてしまった。
きっとこれが”夜の帳”ってやつなのだろう。
今日の終わりを見るようで切ない気分だった。
……さて、そろそろ帰ろうか。
夜の海は真っ黒で、
夜の風は冷たいからね。
距離 光と闇の狭間で
天と地
まるで
貴方と私
ゆらゆらと
求めれば
夢路
「光と闇の狭間で」
ビルの影になった裏通りは、陰気だけど、蠢く虫などをよく見かける。だんだん坂道になり、ビルもなくなると、開けた明るい空の下に出る。わたしは、どこか見えてしまう嘘くささという言葉を思い出すから、その道に辿り着くのは好きではない。
寒い冬に、ソフトクリームを買っていた。進んでいく道路に、鼻歌を歌うように、冷たさを楽しんでみる。
身にぴったりの服で体を纏うような、痛みと完璧さを感じる。
猫が、わたしを見ていた。にゃーと鳴いた。わたしは、ソフトクリームを舐める。
振り返り、来た道を戻る。白い装いが、光から陰へと移る。
冷たさが舌に痛かった。
想いを心に残したまま
一人で生きてみせると強がったけど
また会いたい
胸が痛く苦しくなるくらい
好きだったあの人に
♪あなたのいない暗闇も
独り歩いてゆくと 決めたはず
鮮やかに今 目の前蘇る
すべてだった 憎んで愛していた
あの日のまま あなたはマボロシ?
マボロシ/ゆず
一番大切なあなたを一番軽蔑するあのひとの病床へ送る
あなたのために
あのひとのためではない
「光と闇の狭間で」
朝がきて
夜がくる。
また朝がきて
また夜がくる。
太陽の側でこの星は自転して
この星にいるわたし達は、光に包まれた朝と、闇に包まれた夜とを繰り返す。
時間の流れを大きく捉えれば、
わたし達はとめどなく移り変わる光と闇の狭間で暮らしているということになるのでしょう。
今日もバレリーナのように地球は回る。
回る地球にオルゴールのメロディを添える。
(小沢健二の『旅人たち』もしくは『球体の奏でる音楽』をオルゴールversionにして。どちらでも同じ曲。)
「光と闇の狭間で」
「光と闇の狭間で」
水面は光が反射し魚や水草の顔が見えている
水底は闇ばかりで誰がいるのかわからない
光は成長をもたらし進化を遂げる
闇は成長を止め古代の姿のまま
時に光が闇になり姿を消し
闇が光になり姿は残る
光は光と呼べぬことも
闇は闇と呼べぬこともあるのだ
光と闇の狭間で
まどろんでいた
あまりに毛布が
心地よくて
目覚ましが光っても
出られない
毎日上瞼は戦っている
✴️229✴️光と闇の狭間で
何だ?
僕は何に引き止められてるんだ?
振り返っても
何もないじゃないか!
この僕を引き止める力はなんだ
どこから湧いてくる?
この暗闇の中に何があるというのか
僕はあそこに行きたいんだ
ここには用はないんだ
まったく
歩き出す
なんだ?!
どうして進まないんだ
振り返っても
何もない
闇
どうなってるんだ
何も見えない
一体何があるんだ
探しても探しても探しても
闇、闇、闇、
闇、
手はただ
虚しく空をつかむ
何度もどこを探しても何もない
あぁ光が、
揺らめいてる
!!
早くしないと
どうして、どうして、
どうなってるんだ
一体何なんだ
光が、光が、
もう間に合わない
( ºωº ) オワタ
(・ω・)
( ᵕωᵕ )
!!!
ここも、暗い
ここが、暗かったのか
🔔 ごーん、ごーん
🐑 メェー
(・ิ◡・ิ)
Fin.
光と闇の狭間で
発達障害者も、何かの狭間で、
悩み苦しんでいる。
絞れるほどの汗かき爽やかな目覚め
COVID-19との死闘を終えた朝
#光と闇の狭間で
暗闇の中…
小刻みに震えながら
一筋の光に
必死に手を伸ばす
光と闇の狭間で
ずっと
ずっと
もがいている
光の世界から
闇は見えない
あなたは
気づいていない
わたしは
ここにいるよ
#光と闇の狭間で 776
道を歩いていた。隣にはお前がいた。すぐそばは崖になっていて、落ちれば多分、助からない。
お前を突き飛ばして、お前の嘯く愛から解放されたかったのに、体が動かなかった。
お題:光と闇の狭間で
「私と離れたこと後悔するくらい
素敵になってみせるから!」
この気持ちに間違いはない
頑張れるなら、もっと自分が良くなるなら
いいことなんだと思う
でも
あなたと過ごして輝いた毎日を
「見返す」という復讐のために過ごすなんて
なんて惨めなんだろうと気づいた
変わりたいという光と
変われてないという闇の狭間で
私は結局あなたに囚われたまま
#光と闇の狭間で