光と闇の狭間で』の作文集

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光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/2/2024, 2:15:25 PM

光と闇の狭間で


うっ…!
ま、眩しい!
ワシにはちと強すぎる…!!

12/2/2024, 2:11:52 PM

窓から差し込む日差しと
カーテンを閉めていて影になっているところ。
光と闇の狭間で
今日も私は目を覚ます。
大きな指輪を右手の薬指にはめて、
まだダルい体を起こす。
山は紅葉で所々赤色に染まっていて
夏の時とはまた違う景色が広がっていた。
そういえば隣町の迷子列車、
「夜の鳥」だっけな。
今日からブランケット貸し出し開始って聞いた。
最近寒いもんなぁとココアを入れながら思う。
あの迷子列車に乗ったことはないが、
星が綺麗に見えると評判なので
少し気になってはいる。
食堂もついてるみたいだけど、
うどんしかないんだとか。
何回か乗ってたら飽きそうだ。
マフラーを巻いて
久しぶりに地下書庫に向かった。
ここは私が個人で使っているところで、
書庫と言っても
漫画やいらない紙しか置いていない。
物置みたいなところ。
お気に入りの漫画はもちろん書斎にある。
まあでも
時々手入れをしに来なければいけないから
ちと面倒。
埃っぽい空気は
まだ慣れず咳き込む。
時計はずっと止まったまま。
どうせすることないし、
時間なんていくらでもあるからね。
ふと、
本の下に1冊
本が敷かれていた。
退けて見てみるとそれは
私のお気に入りの漫画だった。
しかも1巻目!
"Good Midnight!"
が入ってる漫画じゃないか。
探していたものはずっとそこにあったんだと
ちょっと泣きそうになりながら
埃を拭いた。
こんな毎日が続くんだろうな。
私はこう生きたいとか
目標がある訳じゃないから
気がついたらくたばってると思う。
海と山が見える街で。

12/2/2024, 2:05:07 PM

「一緒に逃げよう!」
彼は、僕を闇の中から救ってくれたんだ。

『ここは…?』
目が覚めると僕は、天国に居た。眩い光、鮮やかな花、空飛ぶ天使。絵に描いたような楽園だった。
『どうして、ここに?』
次第に戻って来る記憶。僕が死ぬ直前、横に居た幼馴染。僕は思い出した。何故僕が、ここに居るのかを。

生前の僕は、死に急いでいた。両親からの暴力から、逃げるために。そんな僕は、よく幼馴染の彼に愚痴っていた。そして、気持ちが溢れすぎてしまった時、彼は
「一緒に逃げるよう!」
そう言って、一緒に死んでくれたんだ。あの瞬間、僕は僕を殺そうとする世界から逃れた。彼は僕の英雄になった。

それなのに、僕の横には誰も居ない。何故?彼はどこに行ってしまったのか。理由は、少ししてから分かった。彼は今、地獄で裁判を受けているようだ。

『貴様は、友人を死へと誘った。これは、許されぬ事だ。よって、貴様は悪魔として永遠を過ごす事を命じる。』
僕が裁判所に辿り着いた頃には、彼は生前とは懸け離れた姿をしていた。僕の英雄は、悪魔へと変わってしまった。彼は、僕を見つけるなり、涙を流した。
『ごめん。俺のエゴのせいで、お前は死んじまった。』
彼は何度も謝った。僕はその姿を見て、自分の中にある憎悪を知った。
『謝るなよ。僕だよ。君を殺したのは僕なんだよ!』
僕は、彼を抱きしめた。そして、泣いた。僕らの背中に生えていた羽は、白と黒が混ざり、灰色になっていった。

結局、僕らは天国にも地獄にも居場所をなくした。そんな僕らに、神様が住処をくれた。天国と地獄の狭間。朝も夜も訪れない場所。どこまでも不完全な僕らには丁度良い場所だ。

僕らは、光と闇の狭間で、また笑い合った。

12/2/2024, 2:01:40 PM

光と闇の間で

私は浮いていた。宇宙の真ん中にいると感じた。遠くに小さな光を感じた。でも周りは漆黒の闇。はっと気がつくと腰から下が無かった。闇に溶けている。痛みはない。私は光を目指し泳ぐようにもがいた。
ここに誰も無い。私は生まれて初めて感じた。絶対の孤独。恐ろしい…
言葉にできない心の痛み。

気がつくと眩しい部屋、誰も居ないベッドに1人、私は眠っていた。
まだ体が動かない。
少しづつ足が…動いた、少しだけ。
ある、足があった。
戻ったのだ、光と闇の間から。

失った者、あの闇の中で今も漂っているだろう。

神様から授かった、産まれることの出来なかった私の命。名前さえ無い。私の命の半分は、あなたと一緒、光と闇の間で永遠に漂うから。

12/2/2024, 2:01:36 PM

小悪党は聖人に淘汰され、聖人はド悪党に切り伏せられ、そのド悪党は小悪党に足を掬われる。

壮健な軍馬に跨った若い少将には、それが世の中の真理だった。
彼は生まれ祖国の命を受けて、つい最近、我が祖国となったばっかりの、この辺鄙な新領に生きていた。

祖国の軍門に下る前、この地は「光と闇の狭間」と呼ばれていた。
この離島の地を率いていた、魔術師が名付けた名前だった。

実際、この地は光と闇の狭間であった。
光の人間世界と、闇の死霊の世界。
この地はその二つの世界の狭間にあって、しかもこの二つの地を繋いでいた。

いわばこの地は、光と闇の狭間で、両世界の門でもあった。

そのバランスを見ていた門番こそが、この地の元支配者、魔術師たちだったのだ。

しかし、無慈悲な彼の祖国は、元支配者の存在を許さなかった。

管理者を失ったことで誕生した、光と闇の狭間の世界は恐ろしいものだった。

魔術師を失ったこの地は荒れ果てた。
闇の世界からは死霊が溢れ、光の世界は恐怖に慄いて、人間たちの仲間割れまで発生した。
争いが争いを呼び、この地はすっかり、戦場に成り果てていた。

小悪党は聖人に絆され、罪悪感と罪の意識で善の方向へ足を踏み外して消えていった。

聖人はその誠実さと論理的思考故に、そのどちらも気にしないド悪党に担がれて、ボロ切れのように捨て置かれた。

ド悪党は強者であるが故に、眼中にすら入らない小さきことを拾い上げた小悪党に、足を掬われて崩れていった。

死霊にも聖人はいたし、当然だが、人間にもド悪党はいた。
しかし、どの人物も何かしら敵や弱点があって、一瞬の隙をそれらに晒したら最後、消えていった。

彼が来たのはそういうところだった。

だからこそ、彼は少将という立場にしては些か悲観的なその理論を、真理だと確信していた。
そして彼の掴んだ真理は、こんな光と闇の狭間で最も役に立つ教訓であり、日常に訪れる数々の悲劇を俯瞰で処理してくれる理性でもあった。

彼はその考えのために、今の今までここで生き延びてきた。
荒み切った世界の中では、冷徹な理論がまさしく、光と闇の狭間で生きていくために、欠かせないピースであった。

光と闇の狭間で、少将は凛とした姿で佇んでいた。
強い真理を心の支えとして持つ彼には、ある種の自信が満ち溢れていた。
軍馬に背筋を伸ばして、光と闇の狭間の世界を見下ろす若い少将には、生命力が溢れていた。

ツッ…
その溢れるばかりの絵画のような世界を、切り裂くようにそんな音がした。
精悍だったはずの雄々しい軍馬が、目を剥いて狂ったように棒立ちになり、余裕と生命力に満ち溢れていた少将の体がぐらり、と傾いた。

そのまま、彼の体は滑るように地面に落下した。
岩肌の凹凸が光と闇とを作り出す、岩場の地面に。

光と闇の狭間で、少将は静かに呻き声をあげた。
馬が、足を折り崩した。

島は、争いと死の騒がしさに満ちていた。

12/2/2024, 1:59:06 PM

【光と闇の狭間で】
 
 ねむけと覚醒の合間
 戦いはどちらに転ぶか
 神のみぞ知るのだろうか…
 
 レールを引く音で部屋一面に朝日が差し込んだ
 眉間にシワを寄せ瞬きを繰り返す
 
 どうやら今日は光の勝利のようだ
 
 まぁ、明日はわからんがな
 そう言って闇は姿を消した

12/2/2024, 1:57:13 PM

国中から嫌われた男。
テレビやスマホの中でしか見ることはなく、本当の素性は分からないまま、マスメディアからの情報だけがすべてで。
それを信じるしかない故に、悪い奴だというイメージを植え付けられて、心の中で蔑みまくる。
何の恨みもない一人の男を、最低の人間だと決めつけて、まるで自分が正義の番人であるかのように。

そして、すべてはひっくり返される。
ひっくり返されると、今まで聞いていた言葉のイメージが、まるで違う側面を見せてくる。
人道外れるセリフだったのが、苦渋の決断の末だったかのように聞こえたりして。
つい数ヶ月前の自分の感覚が恥ずかしくなるほど、善と悪がごちゃ混ぜになって、答えは風の中。

もう、画面の向こうの世界のことなんて、何ひとつ信じられないや。
判断材料になる情報が、すべて操作されたものだったら、正解になんて辿り着ける訳がない。
騙されて、振り回されて、光と闇の狭間で翻弄されるだけ。
希望と失望が交互に見え隠れしてる世界だ。
目の前のことしか、信じちゃいけないのかもしれない。

投票率が低迷するのも頷ける。
いったい、何を信じて自分の一票を投じたらいい?
テレビやネットで語られていることが、すべてデタラメな可能性だってある。
いや…実際にデタラメが横行してる。
だから日本は30年も…以下省略。
人は人を騙せる生き物だ。
騙されていない保証など、どこにもない。

じゃあどうするのか。
私の答えは単純だ。
自分が本当に信じられる候補者が出るまで、誰も選ばない。
消去法で、この中だったら…この人か?なんて選び方で、本当に意味のある投票だと言えるのだろうか。
投票率の低さは、もっと政治を信じられるものにしろという、国民からの訴えと捉えよ。
その手段を講じる責任も、彼らにはあるはずだ。

国中から嫌われた男を、改めて信じた人達は報われるのか。
それはきっと、この先も二転三転していくのではないだろうか。
完璧な人間はいない。
だから、どこか「賭ける」部分も必要なんだと思う。
でも、政治はギャンブルではない。
もっと本当の情報を、そして本当の人となりを知ることが必要なんだ。

何故なら、人は人を騙せる生き物だから。

12/2/2024, 1:55:39 PM

朝がた 午前4時くらいの
光と闇の狭間
陣痛を思い出す
希望と不安と苦痛が
ないまぜの時間
後戻りはできない
進むしかないと
思い返し
どうにか乗り越えた

病室から見た朝の空は
きれいに晴れ上がっていた

12/2/2024, 1:53:55 PM

私の隣の席に座っている西条さんは優等生。
校則通りのスカート丈に、第一ボタンまでとめているブラウス、学校指定のジャケット、耳より下でくくっている綺麗な黒髪。
無遅刻無欠席で、成績は学年一位。
生徒会副会長を務めており、噂では生徒会長と付き合っているそうだ。
まるで漫画から抜け出してきたような生徒だった。

ある日、塾で授業が長引いてしまい、帰るのが遅くなった。いつもは通らない秘密の近道、いわば路地裏を駆け抜けようとした、その時だった。
ふわり漂うタバコの煙。
つんと香る大人の匂い。
いつもは気にならないはずなのに、その晩は思わずその源を目で追った。

「「あ」」
声が重なる。
それは私の隣の席の優等生、西条さんだった。
周りには見知らぬ男たち。ピアスをあけていたり、髪を派手な色に染めていたりと様々だ。
西条さん自身は学校の格好のままなのに、悪そうな男とタバコと路地裏というシチュエーションが、西条さんを違う人に見せている。
西条さんは何も言わない私に向かって目を細めると、フッとタバコの煙を吐いた。
「ここでのことは、内緒にね」
そう口元に指を当てて言う声が、妙に色っぽくて。
私はたまらず逃げ出してしまった。

あれから西条さんを見るたびに、私はあの晩の彼女を思い出す。
光と闇の間で生きている彼女は、いつもと変わらぬ調子で、私の隣の席で教科書を広げている。

12/2/2024, 1:51:48 PM

光と闇の狭間で

見えたもの

それは、

光だけでは、闇だけでは、

見えなくて、

知ることが出来なかったもの。

光と闇、どちらの性質も持ち

違う可能性を秘めた道

決められたものではなく

無限の道が広がっている

光と闇を力に変えることも

光と闇を勇気に変えることも

どんなことでもできる。

狭間にいる貴方は

どこへ向かいますか

12/2/2024, 1:51:09 PM

永遠に眩い天上の光の世界と
どこまでも深く暗い闇の世界があるなら
その間に刹那に広がる
カラフルな人間模様こそ愛おしい
          【光と闇の狭間で】

12/2/2024, 1:43:44 PM

眩しいのは嫌い。真っ暗闇も嫌い。
私は光と闇の狭間で一人、寝転がっていた。
時々どっちからもお誘いが来るし、貶されたりするけれど、もうここが心地よくなってしまった。
このままでいいのかなとはちょっぴり思うけど、どっちにもいけない私はここがお似合いなのだろう。
だから私はずっとここにいる。
でも耳の奥からくすくす笑い声が聞こえるの。
この人はずっと怠惰だね……って。

12/2/2024, 1:42:12 PM

目覚ましがなる

あ〜、もう朝か。

あと5分だけ布団の中にいよう

・・・

あと5分だけ・・

私は闘う。

光と闇の狭間で。

12/2/2024, 1:37:51 PM

光と闇の狭間で

ボクは夜が苦手だ。
いろんな事を考えるにはもってこいの時間だが、
それ故に暗闇が苦手だった。

昔から、何も見えない暗闇が苦手で、いつも部屋、廊下、行先の電気を付けないと怖くて歩けないし、中学生になっても親がいないとトイレに行けなかった事もある。

そんなボクは、光が好き、という訳でもない。
光は眩しいし、キラキラしていて、ボクには無いものだ。

真っ暗な闇、真っ白な光。
ボクはそれを受け入れられる程、心は広くないし、それに対する感情も無い。ボクにとって、光と闇は本当に好きじゃなかった。
いや、漫画とかで見たら「か、かっこいい!」とは凄く思うけど。
それはそれとして、置いといて。

ボクは光と闇の狭間、そう、その間の色が好きだ。
強いて言えば、闇に光が刺した時に出る影が好きだった。

この前は仕事をしている時に、ふと窓に目を向けると、外の植物は光によって影が出来て、影は風に揺れていた。
それが手を振っているように感じて、微笑ましく思った。

まるで、植物が影でもいいから見てもらいたくて、挨拶をしているかのように、嬉しそうに優しそうに揺れた姿は、とても美しく感じた。ボクはそれを見て、マスクの下で笑顔になりながら微笑んだ。
まぁ、これ、マスクしてなかったら急に窓を見てニコニコ笑顔になっている変な人なってる、というのは秘密だ。

このように、光と闇の狭間にある色、影は凄く綺麗だった。
影はいろんな色になるし、何より生きてるように感じて美しい。

光と闇がある限り、影も存在する。

ボクは光にも闇にもなれない、影だと思う。
影はずっと、影のまま。
誰かに見つけてもらえるような色ではない。
誰かに見つけてもらいたい色でもある。
影はじっとしてれば、勝手に動いて、そっと存在感を出す。

影が薄ければ見つけてもらえない。
影が濃ければ見つけてもらえる。
影が同化すれば、それと一緒になる。

ボクはわざわざ何かになりたい訳でないから、
誰かの背後や地面になり、その人にふらっと合わせて動いて、
見つけてほしい時はボクが影を動かして、
大好きな人とは一緒になりたいから、影を揃える。

ボクはふらっと、ふわっと、さらっと、自由にぼーっと生きていたい。影もきっと、光と闇の狭間で生きる。
そんな影になりたい。
ボクはまた、次の影を見つけては微笑むのだろう。
それがどんな影として生きてるのか?
影はどんな風に、動いて、消えて、一緒になるのか?
それもまた、面白い生き方だ。

ああ、明日も影という狭間で生きていよう。

12/2/2024, 1:37:07 PM

みんな幸せになればいいのに。
みんないなくなった方がいい!

【光の闇の狭間】

12/2/2024, 1:31:53 PM

途中書きです。すみません。

スマホのメモアプリに今回のテーマに沿った文章を見つけたので、とりあえずそれを書いてみたけど、ここからどう書こうかな…
もしかしたら変えるかもしれません。

「光と闇の狭間で」

過去に光を見た、未来に闇を見た。

僕はこれから来たる闇に飲み込まれないように、光を灯し続けようと思う。

12/2/2024, 1:31:07 PM

今日、世界が終わってしまいました。

貴方の大切な人が、

間違いをしてしまったからです。

どうして、どうしてあの人を止めなかった?

あの場で、貴方と貴方の大切な人は、

暗がりと輝きの狭間で、言の葉を紡いで

きっとまだ、間に合ったはずなのに。

今日、間違いをしてしまいました。

お前が、間違いをしてしまいました。

罪のないたくさんの人が、

貴方と関わりのないたくさんの人が

しあわせが、全部、ぜんぶ

終わってしまいました。

誰のせいだ?

貴方の大切な人のせいか?

いいえ

大切な人の間違いを正せなかった

お前のせいだ

お前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ誰のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだそれしか無かったんだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ夢を見ていたお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ貴方は止めなかったお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ止められなかったお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだそれが人の性であったお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ

12/2/2024, 1:31:06 PM

何だか世の中がおかしい
……気がつき始めている
そんな人がどれくらい
いるのだろうか…
政治の流れなんか興味ない
私もそんな人間だった…
一昔前ならまだ良かった
けれど、コロナ騒動…
ワクチン被害…兵庫県の闇…
オマケにただの風邪を勝手に密室で
インフルエンザと同じ五類に決めた
…バカか…いや絶対におかしい
何百種類もある風邪の原因菌を
どうやって特定するんだ…
五類にしたら、風邪ワクチンが
製造出来るとか…また、利権か…
何百種類のどの菌のワクチンを
作るんだよ……やっぱりバカだ…
学歴つけて大臣になっても
裏方の言いなりだ…情けない。
今、私たちは「光と闇の狭間」で
生きている…
自分や大切な人を守るには
振り回されない冷静な判断力だけが
求められる…それが今だ。

12/2/2024, 1:30:12 PM

クラスの佐々木君はいわゆる「光」の人だ。いつも明るく、本人も周りも笑顔が絶えない。礼儀が欠けたことも無く、まさに品行方正な人である。対照的に、花田さんは「闇」の人だ。重い前髪とマスクに顔が隠れて正直不気味だ。素行が悪いわけではないが、話しかけても愛想が悪い。それなのにチラチラ「光」の方を盗み見ているのだから何がしたいのか分からない。私はというと、どちらにかの勢力に永住することがないシーソーのような、隠さずいえば日和見をしている。
 そんな私を「光」が頼りに来たなんて誰が考えつくのだろう!最初は悪い冗談かとも思ったが、彼は人を踏み躙ってとる笑いになんぞには興味が無いだろうと思い直した。

「それで、どうしたの佐々木君。人が居ないからって裏庭の茂みは寒いよ」
「ごめんね。でも実はどうしても他の人には聞かせられないんだ」
「ふーん…参考までに、なんで?」
「それは、僕が、恥ずかしいから」

 ああ、なるほど。恋愛相談か。どこにも属さない私の最も良い活用方法は、誰か一人くらいには知っていてほしいが多数に知られるのは嫌な秘密を明かす相手役だ。全く、役得だなぁ!

「あーね。察したよ佐々木君。誰?」
「えっ!本当に分かっちゃったんだ。えっと、花田さん、なんだけど」
「……はいはいなるほどぉ」
「この前の体育祭で花田さんがマスク外して、前髪をかき上げているところに遭遇して…一目惚れしたんだ」
「運命的じゃん。背中押してあげる」
「ありがとう」

 翌日から私は早速花田さんに話しかけた。

「花田さん、おはよう」
「…おはようございます」
「早速でごめんだけど、花田さんって恋バナに興味あったりしない?」
「…ない、訳では、無いです」
「あははー、マジで急でごめんね。でもどうしても誰かに話しちゃいたくてさー」
「いいでしょう。あなたの話を聞きます。その代わり私の話も聞いてください。もちろん全て秘密にする約束で」

好都合だ。彼女の秘める思いによって身の振り方を考えよう。
そこから私は「光」なら誰でも知ってる恋バナを少し脚色しながら彼女を楽しませた。そしてついに、花田さんが口を開く番になった。

「…笑わないでくださいね?」
「大丈夫だよ花田!そんなことをするほどクズじゃ無いんだから」
「ふふ、ええ!そうですね」
「それでそれで?」
「私実は…佐々木君が好きなんです」

 一瞬花田が何を言っているのか、嘘をついているのかと考えてしまい手が動いた。私は私達を隔てる様にあった机に飛び乗り、右手で前髪をかき上げ左手でマスクを剥ぎ取った。

「……綺麗」

真っ赤に染まった頬と耳、驚きで固まる大きな瞳、ひゅっと息を吸い込む愛らしい唇。これは誰でも惚れるだろう。

 私はそのあとすぐに謝って、里穂とはなんだかんだ親友になるまでになった。もう一つの懸念であった、佐々木君が里穂の容姿に惚れたんじゃ無いかという疑念は数ヶ月かけて溶けた。きっかけはなんであれ、彼は里穂の内面までしっかり惚れている。

 私はこの様にして光と闇の青春に挟まれたのであった。

光と闇の狭間で
(副題:自分のじゃ無い恋模様)

12/2/2024, 1:27:29 PM

冬になったら。
小説。
何日か前のテーマです。











 長野県木曽郡木曽町・王滝村と、岐阜県下呂市・高山市――御嶽山はそこにある。東日本火山帯の西端に位置していて、標高は3,067 m。複合成層火山だ。
 弟は御嶽山で働いている。いわゆる山小屋バイトだ。
 大学二年生のころからはじめて、今年で四回目になる。夏休みに二ヶ月、卒業してからは六月から十月の四ヶ月間、働いている。

 朝の四時に起きて、五時半までに清掃と調理を終わらせる。五時半からが宿泊客の食事時間だからだ。自分の食事は皿洗いをすませて、八時ごろ。
 昼食までは少し時間があって、それまで持ち回りで館内のそうじをするらしい。弟はSNS担当だったので、朝十時ごろに山小屋のFacebookを更新していた。
 ランチは十一時から十三時までの二時間営業している。ランチのあとは職員には昼休みがあたえられた。天気がいい日には職場の人と山を登ることもあったそうだ。

 夏前に登って、夏がおわったら帰ってくる。
 父さんも山の仕事をしていた。父さんは山岳警備隊員で、遭難者の救助に出たときに雪崩に巻き込まれて死んでしまった。
「血かしらね」とつぶやくお母さんの頼りない声を、聞いたことがある。
 結婚してもわたしが実家を離れられないのは、こういうところがあるからかもしれない。
「あなたたちだけはせめて、って山から遠ざけていたのが悪かったのかしらねぇ」とお母さんは言った。「お父さんも、山馬鹿だった……」
 年中山に勤めているお父さんと違って、トウヤは夏を過ぎれば帰ってくる。「夏が過ぎれば……」わたしはそう言って励ますしかなかった。

 トウヤはあの山のなにに魅入られているんだろう。
 山のてっぺんのほうが、天国が近いのだろうか。いつか帰ってこなくなるんじゃないかと思うと、トウヤの仕事を心から応援できなくなるのだった。

 その日はうなされて目が覚めた。ああ、寝過ごした、って思いながら起きた。焦りながら起きるなんて、最悪だ。最悪な朝だ。寝過ごしたって自分でわかっていた。早く起きなきゃいけなかったのに。
 仮眠するだけのつもりだったのに、随分深く眠っていた。
 お母さんは、がんばりすぎよ、とか、産後なのよ、とか言ってくれるけど、どう休んだらいいかなんて分からなくなっている。
 マフユは大人しい子で、夜泣きもほとんどしない。けど、そろそろ目覚めるはずだった。
 いつも猫が鳴くようなふにゃふにゃした声で呼んで、こんなにやわらかくて、生きていけるのかしらと思うような肌をしている。なにもかもがちっちゃい……。わたしは少しもこの子に我慢させちゃいけない気持ちになる。すぐ駆けつけて、この子がわたしにしがみついてくるのを見ると、ああ、と涙が出てきそうな新鮮な感動を、今でも持つ。がんばらないなんて、意味がわからない。

 マフユは……。
 マフユを探して、うすら目を開けると、わたしのお腹の上で猫が寝ていた。ぷーっといびきをかいて寝ている。わたしがうなされた原因はこれらしい。
 猫に体を封じられながら、首だけを動かしてベビーベッドを見る。
 マフユは、泣いていないみたいだけど、どうしてるだろう。マサヒロさんが見ててくれたのかな……それとも、お母さん?
 冬の遅い朝日が部屋に差し込んでいる。
 カーテンに切り取られた黄色い光の中に、だれかがいた。男の人だ。男の人が、ベビーベッドをのぞきこんでいる。丸まった、広い背中……。
 お父さん――。
 わたしは泣きそうなのをこらえて、べつの言葉を口にした。

「おかえり……」

 わたしの赤ちゃんをこっそり覗きこんでいたトウヤは、わたしを振り向くと、雪も溶けそうにはにかんだ。








たくさんの想い出。

 アルバムというものに縁がない。
 十二歳の夏に両親の離婚で、田舎に引っ越して、卒業のときにもらったアルバムにほとんど俺は写っていなかった。中学のころは不登校で、高校からは通信制の学校にした。学校行事はほぼ参加しなかったし、参加しなきゃいけないときでも、写真に写りたくなかったら、避けてていいよ〜と言われた。アルバムを作るのは作りたい人だけでよかった。
 そもそも実家にもそういう文化がない。みんな根暗で、インドアだったし、俺は四人兄弟の末っ子で七五三もしなかった。
 だから、「写真整理をしてて懐かしくなってさ」なんて理由で連絡してくる奴なんて、信用ならないのだ。

「ほら、オレオレ。覚えてない? 小学校のころいっしょだっただろ。中学もいっしょだった。クラスは違ったけどな。当ててみろよ。俺の名前。言える? ヒロセマサタカ〜? 言える〜?」

 俺は電話を切るべきか迷った。迷って、切らなかった。
 なんで俺の名前を知っているんだろう。
 電話の向こうの男は、ミナミ小の同窓会の主催をしていて、それで俺に誘いをかけてきたのだそうだ。ミナミ小は俺が親の離婚後に通っていた小学校で、男が語る数々の思い出――当時の担任の名前や、卒業式で歌った曲に矛盾はなかった。

「……詐欺かなって思ってさ」

 一昨日あった電話についてそういうと、二つ年上の兄は首を傾げた。

「えー? なんで? 担任の名前合ってたんだろ?」
「うん」
「旅立ちの日に歌ったんだろ?」
「うん。けどさ、そんなことって、調べれば分かるだろ? 俺みたいに同窓生を騙して聞き出すとか」
「調べてなんの意味があるんだよ!」
「だから、詐欺とか」
「はーっ!? おまえみたいなフリーター、わざわざ狙うかよ!」

 それをいわれたらなにも言えない。

「で、同窓会は断ったんだな、マサタカ。まあ、それがいいよ、大体、昔の知り合いって奴らはな……」
「いや、行くことにしたよ」
「はーっ!?」

 おまえと話すの、めんどくせー! といって、アキは電話を切ってしまった。
 俺はため息をついて店内にもどる。
 同窓会前に、個人的に会わないかと誘われ、俺は今電話の男と待ち合わせをしている。俺が喫茶店に入ったのは午後四時ちょっと前。サガミケンゴは、アキの電話より少し前に、遅れると連絡してきた。
 これからなにが起こるんだろう……。
 サガミが来るまで気晴らししたかったが、兄以外に電話をかける友だちもいない。適当なスマホゲームをして、コーヒーをすすった。

 サガミケンゴというのは、たしかに小学校からの同級生の名前だった。
 サガミケンゴは中学三年の夏に事故死したはずだ。
 詐欺だとしたって、わざわざ死んだ奴の名前を騙ってくるか?
 いっそ会わないほうが気味が悪くて、人目のあるところで会う約束をしたけど、土壇場になって怖くなってきた。
「積もる話もあるしさ!」といって、サガミは誘ったが、積もる話なんてこっちにはない。あるはずがない。
 生きていたサガミとは、クラスが同じ以上の接点はなかった。サガミは中三で死んだ。ありふれた交通事故だった。サガミが飛び出した。サガミとその日遊ぶ予定だったという、同級生の友だちの、友だちと、同じ美術部員から教えてもらった。サガミは、待ち合わせに遅れていたそうだ。

 こんなことなら、アルバムなんて捨てなきゃよかった。
 俺はサガミの顔を覚えていない。死んだのが本当にサガミだったかも今じゃ疑わしい。俺の記憶違いってことはないだろうか? 学生時代の記憶は封印していた。実家を出てから、俺は一度も地元に帰っていない。
 待ち合わせから一時間以上経っていた。
 緊張感がつづかなくなって、俺は席を立った。トイレに行くと人が入っていた。待つか、もう店を出るかで迷った。
 そのうちに俺のうしろに人が並びはじめた。男ひとりだ。
「すみません……」
 と、いって、俺は横を通り抜け、立ち去ろうとした。

「――ヒロセマサタカ?」
「え?」
「ヒロセマサタカじゃね?」

 息が止まるかと思った。
 俺は相手の顔もよく見ずに、「人違いです!」と叫んで、その場を飛び出した。モスグリーンのコートだけ目に入った。
 席にもどり、鞄をひっつかむと、慌てて会計をして外に出た。
 心臓がバクバクいっている。
 はじめは早足だったのが、速度を上げ、いつの間にか俺は走っていた。散歩中の犬に吠えられたり、人に怯えられたりしながら、家路を急ぐ。ここまでくれば、あいつは追いついて来られないだろうと思った。振り向いてもいないし、追いついてくるはずがない。

 俺のうしろから車が駆け抜けて行ったのはそのときだった。
 ものすごいスピードの車を振り返ると、すぐそこの横断歩道で大きな音がした。ドッ! というような、ボッ! というような。
 視線の先でさっきの車がひとり人を轢き逃げ、その向こうのコンビニに頭から突っ込んでいるところだった。
 すぐ近くで起こった事故で、轢かれた人の服装まで分かる位置にいた。轢かれた人の服はモスグリーンなんかじゃなかった。呆然と俺が立ち尽くしていると、人が駆けつけてきて、轢かれた人の知り合いだったのか、その人の名前を叫んだ。「ケンゴ! ケンゴ! ケンゴ! ケンゴ! ケンゴ! ケンゴ!」

 俺は声にならない悲鳴をあげると、またもや駆け出した。
 アキの番号を呼び出して、アキが出てくれるのを待った。アキは出ない。ハッハッ息を荒らげながら、俺は呼び出し音を聞きつづける。
 冬の日暮れは早い。
 アキへの呼び出しをやめて、すぐ俺に電話がかかってきた。折り返し電話だと思った。アキからの。

「アっ、アキ!」

 俺はすぐに電話に出た。

「あ、もしもし? ヒロセマサタカ〜? 遅刻してごめん。ちょっと外せない用事あってさ。ちょっと言えないんだけど。本当反省してる。飯奢るし、いくらでも飲んでいいから。俺、車持ってるから。俺、車好きなんだよね〜。今から行くわ。今、家なんだ。十五分で着くから。ごめんな〜めちゃくちゃ待たせて。今、行くから、ヒロセマサタカ」












宝物。

 大事なものはみんなベッドの下に落ちていく法則があって、探し物があるときは大抵ここを覗き込めばいい。
 お気に入りのブランケットとか、貰い物の万年筆だとか、高かったイヤホンとか。思うに、寝る前に抱きしめたり、眺めたりしているから落ちてしまうんだと思う。
 ベッドと壁の隙間から転がりでてきた結婚指輪を握りしめて、わたしはほっと息をもらす。

「ごめん、見つかったよ」と声をあげて夫に知らせた。
 ……返事がない。
 わたしが「指輪なくしちゃった」と言ったとき、夫はすかさず「またプレゼントしてあげる」と言ってくれた。「ありがとう! 見つかったよ」と、わたしは叫ぶけど、夫の返事はない。

「ねぇ、本当にごめんなさい。あんなに騒いで……指輪、見つかったからさ……」
 夫の部屋を覗きこむと、夫は、ベッドの上で物を探していたような体勢で、ベッドと壁の隙間に嵌りこみもがいていた。

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