二人ぼっち』の作文集

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二人ぼっち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/21/2023, 1:36:41 PM

テーマ“二人ぼっち”

夜の帳が下りる頃
僕達は、教室で二人ぼっち。

さっきまで、賑やかに
部活に勤しんでいた生徒たちももう居ない。

いつから待っていたのか
スヤスヤと寝息を立てるキミ。

『おーい、起きろー』
って声を掛ければ起きるのだろうけれど
キミの寝顔があまりにも、美しく、
このまま見つめていたいと思う。

もう、外は暗くなりつつあるのに、
キミだけが輝いて見える。
気のせいだけれど。

いつもは、バカみたいなことを言って
笑いあっているのに
この寝顔を見てしまったら…
今まで感じなかった想いを胸に感じながら
もう少しだけ……

見つめていても良いだろうか。
伝えられない想いを胸に、キミに見惚れる。

3/21/2023, 1:25:42 PM

アマゾンの奥地に住む隔絶された原住民の事をイゾラドと言う。
 先日テレビを見ていたらそう言っていた。
 原住民は独自の言語を使って生きているが最近は数が減っている。
 その中の一つの民族が最後、二人ぼっちになっていた。
 その二人は、男で二人にしか分からない言葉を使って話す。
 最近、その内の一人が亡くなったらしい。
 残った一人は、話し好きだか誰にも伝わらない。
 だから、一人で喋っていた。
 たまに、悲しい目をしながら。
 もうすぐ、世界から一つの言語が無くなる。
 民族の歴史も何があって二人になったのかもわからないまま。

 僕は、これを知ったとき何の言葉も浮かばなかった。

3/21/2023, 1:25:24 PM

なんで続いてるのかよくわからない友人を思い出す。
5年くらい会ってないかもしれない。
1年くらい連絡をとっていない時期もあった。

でも何故か続いてる。
よくわからないけど。

彼女も私も気分屋で寂しい時と一人でいたい期が激しい。
特に私なんか酷い。
人と一緒にいたくない時は縁を切る。
全部断つ。

それなのに続いてる彼女を巻き込んで私は2人ぼっちになろうと思う。
勝手に巻き込まれて迷惑だと彼女は思うかもしれないけど。

私は彼女と2人ぼっちになりたい。

3/21/2023, 1:23:44 PM

大変お久しぶりです。
二人ぼっちの、愛の話をどうぞ。



『よし、でーきた』
「今日も作ってくれてありがとうね」

木のトレイに皿を並べて、リビングへ運んでくれる。ぺたぺたと地面を歩く音にいつまでも愛しさが溢れてしまう。ガタガタと椅子を引く振動が、鼓膜と壁を震わせた。

『いただきます』
その声に合わせて、自分も手を合わせる。

『美味っ』
「うんうん、美味しいね」

ニコニコ、と満面の笑みを浮かべて頬張る君。
「あぁもう、ほっぺにソース着いちゃってるよ?」
『うわ、やばっ』
慌てて拭うその姿は、外見に似合わず幼げがあって、仕事に疲れて荒んだ心を和やかにしてくれる。

「『ごちそうさまでした』」
今日は同時に言えた。嬉しいな。

『あー…やっぱ慣れねぇなぁ』
「なにが?」

汚れた食器をそのままに、近くにあるソファへと飛び込んで、唸る。

『別れなきゃよかった…寂しすぎる…』
「私は別れて正解だったと思うけどな」

『一人ぼっちの飯ほど虚しいものは無いな』
「二人ぼっちの美味しいご飯時間じゃない」

彼はそのまま、スマホでなにかし始めてしまった。私はそれをのぞき込むほど趣味は悪くないので、目を逸らしてすっかり静かになった壁を見やる。

「この広い世界の中でずっと、二人ぼっちの生活を続けるって、約束したじゃない。」



『二人ぼっち』

3/21/2023, 1:19:20 PM

クラスの眼鏡男子と2人ぼっちになってしまった。
その時間は夢のようで今にも覚めてしまいそうだった。

3/21/2023, 1:19:16 PM

二人ぼっち

世界に君と僕しか居なかったとして
僕は君を今ほど愛せるだろうか

「自分」は世界に一人しかいないのに
それほど愛せているとは言えない

そんな僕が
世界に一人しか居なくなった「他人」の
君を、愛せるのかな

僕らは結局
何かと比べることでしか
大きさを計れない

大きさがわからないから
その強さに自信がもてない

それを知ったとして、
どうしようもないことだけど

今この世界で
君と僕が存在していることに
感謝を。 恐怖とともに。

相対評価のふもとから、
君へ


獏夢無

3/21/2023, 1:19:09 PM

二人ぼっち


実家の亡くなった母がよく話していたお話です。

母には三歳年下の弟がいて、わたしが学校に上がる前はよく泊まりに行ってました。仲良かったみたい。

本当は、母の上に5.6人兄弟がいたそう。みんな子供の頃に病気で亡くなったとか。母は、二人っきりになったんだ、と話してました。

そう、二人ぼっち。
医療が発達した今では考えられないお話です。悲しい思いした親がたくさんいた時代だったのですね。

3/21/2023, 1:17:19 PM

二人でいるのは好きだった。
 二人きりになるのは嫌だった。
 重ならないわたしたちの、孤独と孤独を知っていた。
 互いしかいない場所で、それが響き合う冷たい音。
 触れ合うたびに凛と鳴る、一人と、一人。
 一人ぼっちは寂しいけれど、二人ぼっちは悲しいね。
 同じにはなれないことを確かめ合うのは、切ないね。


 #二人ぼっち

3/21/2023, 1:10:43 PM

二人ぼっち

いっそ、
この世界に2人きりだったら
こんなに悲しまなくて良かったのかな

3/21/2023, 1:10:17 PM

あなた
わたし

あなたとわたし
どっちがぼっち
どっちもぼっち



二人ぼっち

3/21/2023, 1:09:06 PM

携帯の画面に「ちょっと聞いてよ」と連絡が来る。その時によって言葉は違うがこれは集合の合図だ。僕は自然と口角が上がるのを止められなかった。

いつものお店に入ればカウンターに呼び出した本人が不機嫌そうな顔をしてグラスを煽っている。
マスターに笑顔を向けて挨拶をすれば、彼女の前にあるワインボトルを持ち上げ3本指を立てている。これはだいぶ荒れそうだなと思いながら隣に座りると、置いてあった新しいグラスに丁寧にワインが注いでくれた。彼女はマスターの滑らかな動きを無言で見ながら僕がグラスに口をつけるのを待っている。
このグラスを置いたら日々ストレスと戦いながらがんばる彼女の愚痴が始まるのだ。
マスターがスッと離れていくのを横目に見ながら彼女の顔を覗き込む。
「どうしたの?」
これが二人だけの時間の始まりの合図。


@二人ぼっち

3/21/2023, 1:03:41 PM

二人ぼっち


この世界から、私を取り巻くすべてから
逃げ出したい、君とふたりで

全てを捨てて、誰もいない場所へ
誰にも邪魔されない、何も言われない
そんな場所へ

きっとふたりなら無敵でなんだってできる

君とふたりで逃げ出したい

ふたりきりの、ふたりぼっちの

逃避行を叶えたい

3/21/2023, 1:02:17 PM

二人ぼっち。

二人ぼっち
だったのに。

今では
たくさんの
人に囲まれてるね。

二人ぼっちでも
楽しそうだけど
私も間に入れて。

3/21/2023, 12:59:38 PM

テーマ:二人ぼっち #129

一人ぼっちだと寂しいことも
二人ぼっちだと寂しさを半分できるね

一人ぼっちだとつらいことも
二人ぼっちだとつらさも半分できるね

一人ぼっちだと怖いことも
二人ぼっちだと立ち向かえる気がする

何より
一人ぼっちでも楽しいことは
二人ぼっちだと一緒に楽しむことができるね

一人ぼっちでも嬉しいことは
二人ぼっちだと一緒に笑顔になれるね


一人ぼっちよりも
二人ぼっちのほうが
楽しいことが増えると思う。
もちろん一人が好きな人もいる。
その人もチームや班活動のとき、
誘ってあげられるといいよね。

とは言っても、
自分から話しかけるのは
恥ずかしいと思うかもしれない。
そんなときは、こう思う。
「自分はその人のことに気がついて
 あげられている唯一の人だ」
って。
「私が話しかけなかったら、誰が話しかけるの?」
って。

もちろん話しかけるのだって簡単じゃない。
それでも勇気を出して一歩踏み出せば、
案外、話があったりするかもしれない。
そこから友達になって
親友になって……。

何が起こるかわからない
貴方の人生
どんな人に会えるかわからない
私の人生

ここに存在できて
巡り会えたことに感謝

貴方はもう一人ぼっちじゃない
私と二人ぼっちだよ

3/21/2023, 12:58:33 PM

2XXX年5月12。
地球に、想定外の変化が起きた。
巨大な隕石が、突如人々に降り注いだ。

人々が絶望にかられる最中、
一際冷静な1人。
男は、篠原準(シノハラジュン)といった。
とある人体実験で不死の体にされた、不幸な男。
彼は元奴隷であった。
彼は、幸せを知らなかった。

そこへもう1人、涼しい表情の女性。
女は、舞園由香里(マイゾノユカリ)といった。
とある事情で異世界から迷い込んだ、不運な怪物。
彼女はドラゴニュート(龍人)であった。
彼女は、愛を知らなかった。

絶望に包まれた、果てしない終わりの世界。
これからどうするのか。
どうしようもない、救いようのないこの世界で。

いっそのこと、心中しようか、2人で。
そんな話を女が持ち出したのは、
地球が死んでから約一月が経った頃であった。

男は言った。
死んだらもう、君と会えなくなる。だから、嫌だ。

そこには、確かな愛が芽生えていたと思う。
女も男も気づいていた。
だが、何も言わなかった。
なぜか。

そこに全く意味を見出せなかったからである。
デートもろくにできない世界。
交配もできない。
ましてや、一方は幸せが、一方は愛を知らない。
二人とも人間ではない。

ゆっくりと、ゆっくりと。
荒んだ世界を二人、歩いて行く。
音は、二人の呼吸音と足音だけ。
何も一言を話さず、ひたすら歩き続ける。
結局、このあと何をするかの結論は、
世界を見て回ろうということになった。
男は奴隷、女は異世界人。
世界を、知りたいと思った。
見てみたいと思った。

ただ、歩こう。
何があるわけでもない、世界の成れの果てを。
僕らはもう、1人じゃないから。

    
     二人ぼっちの、この世界を。

3/21/2023, 12:58:09 PM

#7 二人ぼっち

初めは二人から始まって
いつの間にか二人の子供に恵まれ
賑やかになり
4人で居るのが当たり前
子供たちは反抗期や喧嘩
話をしない時期もあった
そな事も懐かしい
一人就職し欠けると家の中が静かになった
また一人欠けると静かになった

いつの間にか家の中には始まりの二人が居る

【続く】

3/21/2023, 12:55:46 PM

【二人ぼっち】
君と話したくて
夜遅くに電話した
今日だけは君と、君だけと
二人ぼっち

3/21/2023, 12:55:29 PM

(私の生きてる理由って、なんなんだろう)

そんな思考に支配される時、
決まってこの世には、自分ひとりしか
存在していないような気分になる。

窓の外を眺めれば、
ぎゅうぎゅう詰めに建てられた
住宅達には明かりがともり、
いつも渋滞しているあの道路には
今日も真っ赤なテールランプが並び、
時折、人の声さえ聞こえるのに。

「なに?また考え事?」

甘く優しく耳障りの良い音が、私の耳をくすぐる。
同時に恐ろしい程 強い力で抱きすくめられた。
私を捕らえるこの両腕は、
鉛のように重く、鎖のように固い。

「なにも考える必要ないでしょ、僕がいれば」

私を一人ぼっちの世界におとしたのは、この人だ。

「これからもずっと、ふたりっきりだね」

私はまた、窓の外を眺める。
私以外が存在する世界に救いを求めて。


▼ふたりぼっち

3/21/2023, 12:53:08 PM

[二人ぼっち]

 ひとりぼっちの 教室/丘の上 で
 夕日を見てる 僕/私

 夥しい 机/十字架 の山を背にして
 黒板/ウィンドウ を確認する。

「君は今、何をしてますか?」
「夕日を見てるよ」

 今日も 送る/届いた 中身が揃いのメッセージ。
 座標も同じはずなのに、決して見えない君はきっと。
 ふたり揃って、ひとりぼっちなのだろう。

3/21/2023, 12:50:00 PM

「ひっぐえっぐ」
山の中、一人泣いていた。
空に届くほどの杉木に見下ろされ、
足は赤く腫れていた。

森に響くのは木々を揺らす風の音か、鳥の声くらい、慣れ親しんだものは何処にもない。

遂には涙も枯れて、木陰に身体を休め、下を向いて考えた。

このまま誰も来ないんじゃないか、熊に食べられてしまうんじゃないか
思わず声が漏れた。

「かあちゃん…」

ぱりぱりぱり
音がした。

顔をあげた先には
黄色に一本線を引いたような眼、
毛むくじゃらで土だらけの体の猫が、
睨みつけていた。

「何だよ…」

「あっちいけよ」
小石を拾い上げ、ひょいと投げた。

石は猫の横を通り抜けて、転がって、
驚いたように猫は走っていった。

顔を膝に埋める。
ぱりぱり

あいつだ。見上げると、
今度は見せつけるようにトカゲを咥え、
立っていた。トカゲはじたばたと
待つであろう未来から、逃れようと抵抗していた。

「お前の自慢は俺にはわからないよ」
「ほっといてくれ」

猫はふんと鼻を鳴らして、トカゲの身体に牙をかけた。その身体はだらりと垂れて、動かなくなった。

猫はポトリとそれを落とした。
思わず、目をそらす。

「いらねぇよ」

猫はすぐに平らげた。

「おれはそうなんだ、一人で山行って、大丈夫だって、でも迷って、ここにきたんだ」

猫は興味なさげに、舌を伸ばし、
体を舐めている。

「おまえ、道知らないか」

猫はその辺にいた蝶を掴み、またむしゃむしゃとしている。

「おまえも独りぼっちなのか」

猫はその辺の草を噛みちぎっては捨てている。

ここまで無視されると、流石に腹が立ってくる。それに猫の癖に鳴きもしない。

ちょっと考え、近くの草を手に掴み、猫じゃらしみたいに振ってみる。

猫が振り向いた。

きた!抜き足差し足、慎重に近づいて

ばちん…!

枝毛のような虫が潰され、動きを止めた。
猫は満足そうに頬張った。

こいつ、俺をいないものみたいにあつかって、なんなんだ。
それからムキになって色々した。

触れようとして、するりと避けられ、
丸みのある石を投げてみたり、
昆虫を餌に誘ってみたり、

その度、その度、猫は別のことをした。
でも、そこから離れようとしなかった。

流石に疲れ、気を引くのを諦めた頃には、空はオレンジに染まって、ひぐらしが鳴いていた。

そして、すっかり忘れていた自分の境遇を思い出し、またなんだか心細くなった。

木に寄りかかると、
猫は勝ち誇ったように目の前に立ち、手を舐めた。

「おまえには負けたよ」

「ひとりでも、何でもできるんだなおまえは、本当にすごいよ」

猫は何か気づいたのか、
じっとこっちを見つめてくる。
その瞳は大きく、本当はなにをみてるのかもわからない。

けれど、何だか寂しそうな感じがした。

突然、猫が駆け出し、森に消えていった。

落ち葉の音におーいと聞こえた。

抑えてたものがあふれ、必死に返事した。
走って、母へ抱きついて、
情けなくおいおい泣いた。

こつんと頭を叩かれ、ぎゅっと抱きしめられながら戻るとき、
どこからかにゃあと聞こえた気がした。

【ふたりぼっち】

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