テーマ“二人ぼっち”
夜の帳が下りる頃
僕達は、教室で二人ぼっち。
さっきまで、賑やかに
部活に勤しんでいた生徒たちももう居ない。
いつから待っていたのか
スヤスヤと寝息を立てるキミ。
『おーい、起きろー』
って声を掛ければ起きるのだろうけれど
キミの寝顔があまりにも、美しく、
このまま見つめていたいと思う。
もう、外は暗くなりつつあるのに、
キミだけが輝いて見える。
気のせいだけれど。
いつもは、バカみたいなことを言って
笑いあっているのに
この寝顔を見てしまったら…
今まで感じなかった想いを胸に感じながら
もう少しだけ……
見つめていても良いだろうか。
伝えられない想いを胸に、キミに見惚れる。
3/21/2023, 1:36:41 PM