蒼月の茜雲

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1/11/2025, 3:11:01 PM

テーマ“あたたかいね”

「あたたかいね」と君が僕を見て言う
「そうかな、僕には寒いよ」と僕は言う
暑がりな君と
寒がりな僕
二人は真逆
「そうじゃないよ」と君は僕を見る
そうじゃないよと言う言葉は何となく
“僕は寒いよ”の言葉に対しての返答では無い気がする
「私は、貴方といると、心が温かいと言いたかったの」


え、何、惚気(第三者)

1/8/2025, 2:51:24 AM

テーマ“追い風”

逆風に立ち向かう方がかっこいい
と、言っている人がいた。

けれど、それは、世の中に逆らってる俺かっこいいって思ってるだけで
別にその行動自体はかっこよくは無い場合が多い。

そんな事を思うより、誰かに応援されて
誰かに支援されて、追い風を味方にしてる人のほうが
かっこいいと思う。

勿論、応援や支援されるくらいの努力が必要という前提があるけれど。

10/1/2024, 4:54:13 AM

テーマ“きっと明日も”

「明日の天気は、晴れでしょう」
そんな機械的な言葉しか言わなくなった
この箱は、随分と昔に廃れていたのかもしれない。

明日の天気は、晴れ
そう何日も言っている。
けれど、連日、雨。
止むことを忘れているかのように
降り続く雨。

ここ数日、そう。
真っ黒な雲で覆い尽くした空。
きっと明日も雨。

物語の世界ならば
この辺りで、聖女やら勇者やらが
転移して来て、原因を解明!
とかしてくれるんだろうけど
そんな事は起こり得ない。

ただの異常気象。

9/30/2024, 4:32:07 AM

テーマ“静寂に包まれた部屋”

(2次創作で)少し前に流行っていた(らしい)
〇〇しないと出られない部屋。

に、1人で閉じ込められた私。
一緒に閉じ込められかけたやつは
鍵をかけられる少し前に
何らかの危険を察知して逃げたらしい。

基本、こういう部屋で、出る為にしなきゃいけない事は
2人以上でしか出来ない事をする前提で
閉じ込められている。
つまり、私は、此処から出られない。

普通の脱出ゲームとは違い
制限時間なんて無い。
指示書にはこう書いている
“2人で協力して下さい”
無理と言う事は
下手したら、一生此処から出られない可能性もある。



一応、水とお菓子は、ある物の
数日後には無くなってしまうだろう。

「あ、死ぬのか此処で」
気づかれずに、何処かも分からない場所で
もしかしたら、死んだ事にも気付かれず
この建物が朽ちてから、見つかるパターン…
何十年後…?
いや、こう言う物って誰かが監視してるのでは!?

…でも、出られそうにないと言う事は
死ぬまで出られないパターンか…。

紙とペンは無い為、遺書を書く事も出来ない。
静寂に包まれている。

誰がなんの意図で、此処に
誰と私を閉じ込めたのか

知る事はきっと来ない。



8/22/2024, 11:46:26 AM

テーマ“裏返し”


朝起きた時、起きるはずの時間より
随分すぎていた。
自宅を出る時間、5分前。
ご飯も食べていない
顔も洗っていない
歯も磨いていない

洗顔、歯磨きをし、着替える。
外出着は、スーツでは無いから
幾らか楽だけれど、こういう時は、
慌てるから、靴下が上手く履けない
ズボンも上手く履けない。

Tシャツに、カーゴパンツ、黒い靴下
靴も慌てて履き
鍵と財布の入った鞄を持って
外に出る。

隣の家の人に、不思議な顔をされつつも
「おはようございます」
そう言って、駅まで駆けていく。

駅で待ち合わせをしていた人に
「すみません、遅れました」
そう告げると
彼女は一言
「Tシャツ、裏返しだよ」
そういった。

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