『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
コンビニの帰り道。
「もしも明日世界が終わったらどうしますか?」
突拍子のない質問に私は間抜けな声を上げた。
「起きて、病んで、エナドリ飲んで寝てそうです。」
あなたは不思議そうに私を見た。
「なんか特別なことしないんですか?」
その日に世界が終わるなら、何か特別なことをしたって変わらないだろう。
「しないと思います。あなたは?」
少し迷っている。恥ずかしそうに笑った。
「今日みたいに君と深夜にコンビニ行って喋ってたいです。」
「あなたも特別なことしないんですね。」
頷くとあなたは私の手に少し触れた。
「じゃあ早く喋りましょうか。」
私はそっとあなたの手を握った。
世界の終わりに君と
明日世界が終わると
もし分かっていたら
貴方は私と過ごしたいと
思ってくれますか?
君と居たいよ
ただの自惚れかな
ただの欲望かな
私だけが
いつも思い過ぎて
一人気持ち走って
失敗してるのに
又私は今回も
貴方の事しか
頭になくて
失敗するのかな
明日世界が終わるなら
私は貴方とと過ごしたい
例え思いが強過ぎたとしても
今 貴方を思う
自分の気持ち 大切にしたいから
2023年 107
《世界の終わりに君と》
特別なことはしなくていい
二人でいつものように
しょうもない話をして笑ってたい
もう、終わっちゃうな。何もかも。
診断書を見ながら、私は思った。
私には時間がない。あと少ししか生きられない。
もっと生きたい。愛する夫と一緒に。
でもそんな思いは聞き入れてもらう事もなく、
ある日突然、神は私を殺した。
次に目を開けたら、天国にいた。
これで、夫は私に縛られずに自由に生きられる。
ホッとしたが、寂しかった。
そんな時、夫が目の前に現れた。
ここは天国なのに。なんで貴方が。
「え、もう来たの……。最悪」
貴方にはもっと生きてて欲しかったのに。
ー世界の終わりに君とー
世界の終わりに君といれたらなぁ
なんて考えながら二度寝する
「世界の裏側には誰にも知られず亡くなっていく人がいることも知らずに、平和なことにも気ずかずに」
#平和
#世界の終わりじゃなくて今君の隣にいたい
もし世界が終わるなら私は今までたくさん相談聞いてくれた人全員にあって感謝を伝えたい。
世界の終わりに君と
世界の終わり。
(( ____ぁ、しぬなこれ____ ))
車が自分目掛けて走ってきた時、そう直感した。
゛ドン゛ !
大きな音と共に私は宙を舞う。
初めて、太陽に近付けたなー…
と思った。
今でも思う、呑気だなと。
体に大きな衝撃が走る。
私は重力に逆らえずに落ちたのだ。
体が地面に打ち付けられ、真っ白でお気に入りだったワンピースが真っ赤に染っていく。
((嗚呼、せっかく今日はお洒落したのに。台無しじゃん。))
視界が赤く塗りつぶされていく。
______私が死んだから、゛私の世界゛は終わりを告げる。
゛私の生きた世界゛は、終わってしまう。
貴方との思い出も、全部゛ここ゛に置いて、
旅立ってしまう______
_________嗚呼、そっか。
君が現れたのは数日前だ。
真っ黒なパーカーの服を着て、フードを深く、深く被った貴方。
貴方は必ず゛死人が出た場所゛に現れた。
゛事故があった場所゛に君はいつも駆けつけた。
ただ、冷たい目線で。
そんな貴方に私は惚れた。
でも、いくらこの街の隅々を探しても、貴方を見つけることは出来なかった。
そこで私は気づいた。
_______ 死人さえ出れば、貴方に会える
と。
___________連続殺人事件の犯人は私。
全て、あなたに会うために。
あなたとお話がしたい。
周りの音も目も、奪われた時
ただ、貴方のその冷たい顔にうっすらと三日月を描くようにして笑ってるあなたの顔が
私が最後に見た世界の終わり。
もし今日が世界が終わるとしたらどうする?
この世界中の人に呼びかけて世界が終わるのを
とめる
そんなことはできないっていうかもしれない
ほんとにできないこと?
できるんだよ!皆が色々意見がでるんだから!
出来ないことなんかない!
出来ないってことはやろうとしないだけ!
人間ってすごいよね!
ほら!これ読んでるあなたも今出来ないことある?
できるようにしよ!
1人が無理ならみんなでさ!
「世界の終わりに君と」
世界の終わりなんて考えたことない。世界なんて終わることがあるのだろうか。自分には変化のない毎日。
でももし世界が終わるのであれば、終わるとしたら
私は、君と思い出の場所にでもいって、思いっきり
笑顔で世界を終わりにしたい。
世界の終わりに君と。
世界が終わるんなら、それを見届けたい。
なんて思ってた頃もありました。
でも終末がテーマの映画などを見れば見るほど、たぶん不可能だろうなと考えるのでした。
ギリギリに助かっていく主人公たちには決してなれないモブだものね。
冒頭であの世行きならまだいい方かも。誰かのセリフ、もしくはナレーションで語られる集団、もしくは国単位とかで滅亡してるんじゃない?
まあ、ひっそりと。
世界が終わっていく過程の途中で、さっさと退場でしょうね。
ただ、どんなふうに世界が終わるのかは不明ですから、もしかするとかつての計画停電のように時間が来るとプツっと電気が消えるように、全てが消えちゃうのかも知れないし。もしそうならなぜその事を我々が知ることになるのかな、などと。
例えば、この世界が誰かの夢ならば。
君の目覚めとともに世界は終わる。
ねえ、君。もう目が覚めちゃうの?
この世界の終わりに、君と、
そうだな。ひとこと、何か。
言いたいかも。
でもきっと、君は夢見たことすら覚えてはいないんだ。
世界が終わる前に海で心中だ!!
なんか、海って綺麗じゃん?
もしも世界が終わりを迎えるとしても、君と一緒にいられるなら、それだけでどれほど幸せだろうか。そんな想いが今、胸に溢れている。
世界は、静かに沈んでいく。
赤い夕陽が、西の空に沈んでいく。
その美しさに、心が震える。
しかし、それは同時に、終わりの始まりを告げるものでもあった。
今までの幸せだった思い出
たくさん
たくさん
思い出そう
どこかの大昔の預言者が、今日、世界が滅びると記述をしていたらしい。
そういう預言は、過去に何度かあった。
でも、滅びず今がある。
しかし、今回はそうとは違うらしい。
テレビをつけると、どこの番組も同じニュースを流している。
『巨大隕石接近中』とタイトルにはあった。
世界中が混乱しないように、政府の中で隠していたらしい。あと12時間で到達すると言っている。
恐竜が滅びた時以上の規模だとか、北半球の方に落下予定だとか。不安を煽ることばかり言っていた。
「朝からずっと同じニュースなんてみててもつまんないよー」
彼女は俺の隣のソファーに座って、テレビの電源を切る。暗くなったテレビに俺と彼女が写った。
「なるようにしかならないでしょ? たまたまお泊まりデートの日でよかったねー」
「……よかったのか?」
「一人ぼっちで死ぬよりいいじゃん」
世界の終わりに君と過ごす何気ない日常。
これからどうするのか、どうなってしまうか、わからない。
わからないけれど、君と一緒ならどうにかできるかな、と謎の安心に包まれた。
彼女は、ねっ?、と俺の反応を伺う。
「そうだな、一人ぼっちより、好きな人と一緒のほうがいい」
世界の終わりまで、隕石の落下まで、あと三時間と、最後俺がみたニュースには書いてあった。
【世界の終わりに君と】
「例えば、隕石がぶつかることがわかったりとかで、世界の終わりが来たらどうする?」
なんてことが、先日僕たちの間で話題になった。
「そうだなぁ……目いっぱい彼女といちゃつくかな」
アイスコーヒーに刺さるストローをかみながら、常に無表情の友人は言った。
「ずいぶん素直だな〜これがツンデレってやつか?」
僕は友人をからかった。
何分この友人、いつも無表情。恋人の前でも一切表情を崩さない。恋人を紹介してきたときには、本当に付きあってる相手がいることに驚いたもんだ。もっとも、彼女も無表情だったが。それなのに、二人が明らかにラブラブであることが伝わっていた。ふたりともこんな感じなのに、一体どうやってここまでに至ったのか。
「そうなったら僕とコーヒー飲まずに彼女の側にいてやれよ」
僕は紅茶を蒸らしながら、のんびりと友人を見る。
はぁ~僕も彼女ほしいな〜。
世界の終わりを一緒に迎えられるような、素敵な人が。
*****
「キミと出会えてよかったよ」
「うん、本当にね」
「愛してくれてありがとう」
「こちらこそ、出会ってくれて、愛してくれてありがとう」
僕と彼女は、抱き合いながら世界が終わるその時を待っていた。
あともう少し、早く出会いたかった。
僕とキミが付き合ってから、一週間後の出来事だった。
お題:世界の終わりに君と
世界の終わりってどんなのだろう。
考えたこともないけど気になりはする。
ドラマで見るのはゾンビとか、感染症とかが
多いと思う。じゃあ、それで例えたとして
皆さんは、もうすぐ世界が終わるときに誰かに何かをしてあげたいと思いますか?
自分のことでいっぱいいっぱいになって、
自分が助かるなら…
自分がここを逃れたら生きていけるから…とか
人間は危機に陥ると本性が見えてくる。
自分を守るために他人やそれが親友であっても
投げ出してしまう人が多い。
でも、そんな考えが出てこず人の為に動こうとする人は今までも、これからもきっと人にした事が自分に良い事となって返ってくるだろう。
そんな人になりたい。そう思った。
世界の終わりには君と、
一緒にいられたらそれだけで充分。
だなんて言ってみたかったけれど、本当は
一緒に食べたいものも行きたい場所もやりたいことも溢れていて…
それもいつかは叶えるから、
世界が終わってもずっとずっと一緒だよ
って約束しようね
世界の終わりに君と笑いたかった。ただいつもの日常を送りたかった。なのに何故君は僕のものに今居ないの?ずっと一緒だと約束したのにずっと守り合うって約束したのに、自分から約束を破るなんてなんて君は馬鹿なんだろう。世界の終わりがあるのならそれはきっと君が居なくなった日だ。
世界の終わりに君と
「ワルツを踊りたい」
「レオン様……」
「いいだろう、セレナ? 崩壊する世界の中心で、君のことだけを見つめていたい」
「素敵なお誘いですわ」
「ならば、」
「ですが」
公爵令嬢は凛とした姿勢を崩さず魔王に微笑みかけた。
「わたくし、メリバはお断りですの」
「めりば?」
「貴方様と踊るのは、こんな陰気な廃墟ではなく陽の光の下で皆に祝福されながら、ですわ」
「何を今更、」
「レオン様。わたくしにできないことがあると思って?」
6/7 お題「世界の終わりに君と」
世界は速やかに崩壊に向かっていた。人間たちを守護する神が、魔神たちに敗れたのだ。
私はその時、地下深くの竜の巣で、親竜の帰りを待つ小竜と共にいた。地鳴りに怯える小竜の背を撫でる手が、少しずつ、粉塵のように空気に溶け出していく。
キュウン、と細い声で小竜が鳴いた。
「大丈夫。君は、消えたりしない」
もう一度、キュウンと鳴き声。真っ直ぐに見つめてくる瞳に、私は心からの笑みを浮かべた。
「大丈夫。人間のいない、君たちだけの平和な世界がやって来る」
竜を守る私は「異端」だったけれど、それでも人間である事からは逃れられない。人間の世界と共に消え去るさだめだ。
「最後に君といられてよかった」
両腕を広げて抱きしめる。
その時、私の頭の中に声が響いた。
―――さいご に、
私は目を見張る。この小竜は、まだ己の意思を語り始めるには幼すぎるはずだ。
―――きみ と
バサリと力強い羽音が聞こえた。見上げる。親竜が神々との戦いから帰ってきたのだ。
―――いら れ て
親竜の力を借りて語っている。私はそう直感した。
小竜が私の頬に口先をすり寄せる。
―――よかっ た
「ああ……」
涙があふれた。もう一度抱きしめようとした手はもはや塵と消え、次の瞬間、私は最後の涙のひとしずくまで、この世界から失われた。
(所要時間:25分)