『三日月』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【三日月】
子供の頃は月は本当に欠けてて、三日月になったら寝れると思っていた。
真実を知った今でも寝てみたい気持ちは変わらない
三日月
月の欠けている様は弧を描くだとか微笑んでいるようだとか詩的に素敵に著される。だのに、こと人間においては満ち欠けはそのまま良し悪しの評価になってしまう。不思議な話だ。君もそう思うだろ。
月が好きだった頃
目の前の事しか考えてなかった。
でも、ある時気づいちゃった。
周りが見えなくなっていたことに。
でもね。もう遅かった。
怖いほどに崩れ落ちた橋に未来は無かったよ。
新しく作られた橋には大勢の人がいたよ。
古い橋は皆に忘れられているの。
古いから少し手入れしようとしてくれた方々。
お陰で今も橋は生きていけてる。ありがとう。
なのに、私の橋には誰1人近寄っても、渡ってもくれない使われることの無い橋。
挙句には肝試しに来る人もいる。
怖いところじゃないのに、素敵な景色も、星も見れるのに。なんて独り言呟いている。
でもねっ、ある時ある人が私の橋を渡ったの。
その人はね、ここで見る三日月がいっちばん綺麗、って言ってくれたの。私はこの人見る目ある!!
って思ったの!
嬉しくて、すっごく幸せな時間だった。
その人は毎回見に来ては三日月をみて色んなお話をしてくれたの。愚痴もあれば嬉しいことも聞いたっ。
ほんとここまで頑張って、良かったって思ったの!
でも、ほら、三日月なんて満月に比べたら、全然なの
満月に来てくれたら、
私はあの人にこの気持ちを伝えたいのに。
でも、でも。きっと次はお相手様と来るみたいだ
プロポーズするみたい。
この綺麗な場所で。
どうせなら、ちゃんと満月に来て
それなら、絶ッ対に最高のプロポーズだから。
三日月よりも遥かにずっとね。綺麗だから。
またね。またねはきっと返ってこないけど。笑
三日月と言ったら絢香の曲を思い出す。
高校生になって汽車から降りて家に帰る途中に見たあの三日月、遠い所で頑張ってる君も見ているのかなぁ
私は、君に会えなくて寂しいってよく思うの、でもどうしようもないから紛らわすために歌ったり、今度会う時のこと考えてるの。
三日月って満月よりも好きなのなんでだろう…
消えてしまいそうな儚さがあるからなのかもしれない
でも2人で例えるなら満月がいい
消えてしまいそうなのは嫌だからね。
三日月
せっかく月が綺麗と言うなら満月がいい
約1ヶ月に1回だけだし
三日月だと上弦と下弦で2回見れるから
そのたびに思い出して、目が悪いから目を細めて夜空を睨んで、これは三日月なのかな?とか考えないとだから
満月はなんとなくわかるけどね
晴れた
コバルトブルー色の
まだ夜の入り口の時間
星と
薄い月が並んでいる
部活の帰り道
お腹すいた〜って
友達と食べる
ほかほかの肉まん
三日月を見ていると
完成していない自分を
許してもいい気がする
焦らないで
でも歩み続けるね
「おやすみ、僕のお月様。」
僕は今日も、届かぬ君に手を伸ばす。
「こんな世界、大っ嫌いだ。」
昔の僕は、いつもそう呟いていた。生まれつき片目が不自由な僕は、何処かが欠けていた。何をしても心が満ち足りる事はなかった。彼女と出会うまでは。
「ねぇ、月の形は何が好き?」
唐突に投げかけられた問いに少し戸惑う。
「…満月かな。完璧な姿で憧れるよ。」
「君らしいね。私はね、三日月が好き。」
僕がどうしてと聞くと、彼女は答えた。
「完璧な姿よりも、欠けながらも私達を照らす姿の方が美しいもん。」
目を細めながら微笑む彼女に、月明かりが当たる。昔の人は、地球が中心か太陽が中心かで争っていたと言う。でもこの瞬間、僕の中では彼女が全ての中心に見えた。
「それに三日月は人間みたいだからね。皆何処か欠けていて、それでも生きていて美しいよ。」
「…君は、君には欠けている所があるの?」
咄嗟に思っていた事が口から出た。そんな僕の問いに彼女は少し悲しそうにした。
「…命、かな。」
「それってどういうこと…?」
「私、病気なの。もう助からない。」
涙が止まらなかった。止めようと思っても、どんどん溢れてきた。彼女も泣いていた。
「欠けていても、君は綺麗だ。僕のお月様。
「愛してくれてありがとう。」
彼女の墓に手を伸ばす。空には三日月が浮かぶ。
「今日も月が綺麗ですね。」
私はあなたみたいになれるかな?
私はあなたのように美しくなりたいな。
私はそっとあなたに触れるよ
貴方はもういない
アナタは輝いていたよ
あの三日月のように
三日月が消えかかっていた。細められた光はゆっくりと夜に飲み込まれ、あと数分もしないうちに見えなくなってしまうだろう。
今日が、最後。
これからは星空が広がるだけ。
誰もが知る月は飲み込まれ、夜は当分の間、星が輝くだけ。近いうちに太陽も溶けて消える。
それでも人間は生きていける。いつもと変わらない日々を過ごせるだけの技術を作り出していた。
だから学校でも街でも今夜は人類史に残る最大のショーだとお祭り騒ぎになっていた。その光景を見るたびに、そんな声を聞くたびに、ざらりとしたヤスリに内面を撫でられるような浅い不快感を覚えていた。
今、わたしはベランダにひとり。街の光を見たくなくて上だけを見ている。
月が消える。あっけなく、髪の毛のような光を残して、空は星だけになった。
イヤープラグをしていてよかった。きっと歓声があがっていただろうから。
月は消えた。太陽も消える。星はいつまで残っていてくれる?
いつかは、夜は無明の闇になる。乾いた冷たい風が吹いてきた。体が寒さに震える。もう部屋に戻らないと体調を崩してしまう。わたしは窓ガラスを開く。振り返り、空を見た。
「さよなら、だね」
本当にずっとこのままでいられる?
早朝5時。ひとり、始発電車に乗るため家を出る。
白い息。ふと空を見上げる。
朝焼けの中に、優しく明る三日月が浮いていた。
ふんわりと冬が香る。まだみんな寝静まっている街で、わたしは一足先に夜を見送った。
「三日月」
三日月を見ると、
水晶を心に秘めた月の国のプリンセスが
真っ先に浮かぶ。
幼き頃の憧れ。
私も彼女みたいに、愛を忘れずに生きたい。
「三日月」
今日は泣かないと決めた
見上げる空には有明の月
「三日月」
ある国には、三日月の夜、欠けた月を取り戻すために人が攫われるという古い伝説があった。そのため人々は月の満ち欠けを恐れ、夜空を見上げることを避けて生きていた。
しかし王子だけは、その国の空に浮かぶ月の美しさを知っていた。人々に隠れて毎晩月を眺めていた。ある晩、満ちていた月が銀の雫となって湖へ落ちる光景を目にした王子は、その美しさに導かれるように湖へ向かい、その雫から生まれた小舟に乗った。月光の下で彼が出会ったのは、冷たく、儚い輝きをまとった美しい少女だった。
少女は王子に、月は人々の心に秘めた願いや想いによって満ち、人々がそれらを忘れ、諦めてしまうと欠けていくのだと語った。そして月が完全に欠けぬよう、彼女はたびたび地上へ降り、人々の中に眠るかつての願いを呼び起こしてきたと告げるのだった。
しかし人の欲望や願いは尽きることなく膨らみ続け、一つひとつを大切にしないその傲慢さに、月の少女は次第に悲嘆するようになった。やがて彼女は、地上に降りては人々の願いを奪い取り、忘れさせてしまう存在へと変わってしまったのだ。
それからというもの、この国では満ちた月がみられることはなかった。月を愛した王子に満月を見せられなくなった少女が悲しみ、流した涙で月は欠け続けていくのだった。
—焦げたクロワッサン—
私はパン屋でアルバイトをしている。
「クロワッサン焼きたてでーす!」
クロワッサンを棚に並べ、店内にいるお客さんに声をかけた。
すると、たくさんの人が集まってくる。
クロワッサンは、この店の看板商品。
このパンを求めて遠くからはるばるやってくるお客さんもいるほど、人気のパン。私もアルバイトを始めたきっかけはこのクロワッサンだった。
「あら、今日もおいしそうねぇ」
常連客のおばあちゃんがトングで三つ取っていった。うまくできていたらいいんだけど、と心の中で祈る。
最近になって、私の仕事ぶりが認められて、パンを焼き始めるようになった。
まだまだ経験不足のせいか、焦がしてしまうことがある。実はついさっきやってしまった。
「じゃあ、上がっていいよ」店長が言った。
「はい、お疲れ様でした」
あっという間に時間は過ぎてしまった。
今日焦がしてしまったクロワッサンは、売り場に出さず、裏に置いてある。それを持って帰ろう、と思ったらパンがない。
代わりにメモが置いてあった。
『おいしかったです』
『ミスしても気にしなくていいからね!』
『これからも一緒にがんばろう!』
ここで働いている人たちからのメッセージだった。メモを胸ポケットにしまって、手を握りしめた。
「よし、明日もがんばるぞ!」
お題:三日月
新月には願いを満月にはお礼を
では三日月には? 行動を。
『ようこそ、お母さん』
彼氏と喧嘩した。今まで溜め込んでいたものが爆発して口論に発展してしまった。あんなこと言うつもりなかったのに…と自責の念に飲み込まれる。知らぬ間に出ていた涙を乱暴に拭う。
ふと、机の上に置きっぱなしの絵が目に映る。なんとか手を伸ばしてスケッチブックを手に取った。描かれていたのは、みんなが笑顔でいる様子だった。自分で描いといてなんだが、いい絵だ。……だが、そこに私はいない。私はあの輪には入れない。
ハハ、と何かわからない笑みが零れる。
あぁ、ほんとに、
「疲れたなぁ……」
もう、いや……
雫が1滴絵に落ちた。その時、誰もいないはずの部屋に声が響く。
「そっちの世界に疲れたんなら、こっちにおいで。」
声はスケッチブックから聞こえた。驚いて目を見張っていると、絵から手が出てきた。その手に掴まれる。
「大丈夫、俺が守るよ。」
目の前が真っ暗になって、そこからの記憶はない。
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「あんたがいらないって言うなら俺が貰う。文句ないだろ?」
ハッと目を開ける。今の声は…?いやそれよりもここはどこだ?立っていたのは真っ暗闇だった。何処を見ても闇。とりあえず何かないかと歩き出した。
数歩歩いた所で前に人が現れた。それは、今日喧嘩した彼女だった。少しの気まずさはあるが、こんな正体不明な場所で彼女を1人にしておく訳にはいかないと、彼女に駆け寄る。が、彼女の前に誰か立っているのに気付き足を止める。
彼女の前には…
「俺…?」
俺とそっくりの人物が立っていたのだ。髪も服も何もかもがそっくり。俺は何か嫌な気配を感じ、彼女の名前を呼ぶ。しかし、彼女には聞こえていないようだった。虚ろな目でその場に立っていた。
謎の人物は彼女に向かって手を伸ばす。彼女は誘われるようにその手に自身の手を乗せた。俺は何度も何度も彼女の名前を読んだが、彼女は虚ろな目をして目の前の人物を見ているだけだった。
「地球を救ったヒーローが彼女1人も守れないなんてな。だが、安心しろ。俺が彼女を守る。」
そう恍惚な表情で喋る謎の人物に怒りが沸いてくる。強く握り締めすぎた手からは血が流れていた。
「彼女を返せ!!!」
そう吠え、取り戻す為に駆け出した
ところで目が覚めた。
体を起こして荒れている息を整える。手からは血は流れていなかった。そのことに少し安堵し、汗を拭う。時計を確認すると、まだ夜中。窓からは三日月が覗いていた。
夢だったんだ。ホッと一息つきたいが、まだ心はザワザワと音を立てている。なんでだ…?まさか……。さっき見た夢が正夢になるのか……?そんな訳ないと思いながらも、スマホを手に取る。彼女とのトークを開き、文字を打つ。一瞬迷ったが、何かあったら嫌だと送信ボタンを押した。大丈夫、明日には返事が届くだろう。そう自分に思い込ませる。不気味なほどキレイに輝く三日月を見ながらもう一度ベッドに潜り込んだ。
だが、何日経っても彼女からの返信はなかった。
【三日月】
・・·・・· 三日月 ・・ ·・・ · ・・·・・· ·・・ · ・・·・・ ·・・ · ・・・·・ · ・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
(三日月。)🦜
あのね
【三日月の 沈む 沈む弥彦の
裏は 海。】
❝今度、僕を見付けた ら
声を掛けて 下さい。
越後生まれの 小雀。❞
❣此の句には 深い 意味 が
有ります。🦜
・おやすみなさい。
😴😴😴💤💤💤🦜🦜🦜
「月が綺麗ですね」
夜空に輝く三日月を見て、君がそう言った。
ちょっと頬を赤らめて言うものだから、軽く返事をするなんてできなくなってしまった。
それが僕の期待する意味ならば、僕は夏目漱石とやらを恨む。それがそのままの意味だけなら、どれだけ楽か。
僕は僕と、君を嫌いになりたいからこう答えてやった。
「……欠けた月は、綺麗じゃないよ」
嫌いになりたいものがまた一つ増えて、目を伏せた。
三日月
欠けて浮かんでいる
その不完全さも
何故か惹きつけられる
それもまた月なのだ
どう姿を変えたって
魅了される