『ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
わたしの心のドアベルが
鳴らないからと
ドアを激しく
叩かないでくれませんか
壊れたドアベルを
修理しないでいることが
今のわたしの気持だと
どうか
わかってください…
# ベルの音 (355)
外に出るとクリスマスの曲が聞こえてくる
今年は誰と過ごそうか
淡い期待を胸に電話をかける
―只今電話にでることができません―
聞こえた声は機械音声
来年もって口に出すのは簡単なんだよな
と思いつつ空を見上げる
今日は雪が降る予報だったのに…
天気予報も期待も外れる
もう一度電話をかける
聞こえてきたのは私が聞いてるのと同じベルの音
君も同じことを考えていたのかと思い微笑む
気づいたら空からは雪が降っていた
今年も居間でクリスマスツリーを飾った。
金、銀のベルや丸い物体に赤いリボン。そして電飾。
このベルは飾りだから音は鳴らない。見て楽しむものだ。
それでも無理矢理振ってみる。
カサカサと軽い音がした。
だいたい一週間位飾って、クリスマスが終わったら
正月飾りに取って代わられる。
また来年のクリスマス一週間前までしまわれるツリーに飾り達。
しまう前にもう一回鳴らしてみるか。
カサカサっと。
(ベルの音)
ベルの音が鳴り響く
その瞬間何かを察した
これだ!僕らが待っていたものは!
〚ベルの音〛
私の妻は結婚式の前日に不慮の事故で亡くなった
悲しみに明け暮れる日々
妻のことを思い出しては泣いていた
ゴーン ゴーン
私が涙を流している時、決まって聞こえてくる結婚式のベルの音
そして温かい何かで包まれるような感覚
きっと妻が慰めてくれているのだろう
私は情けなかった
私が妻をこの世界に無理やり引き留めてしまっている
私が未練や後悔をだらだら引きずっているせいで妻は天国へ行けない
私は覚悟を決め、妻を天国へ旅立たせるために、なるべく泣かないように、そして笑顔でいることを心がけた
すると、徐々にベルの音が聞こえることが少なくなってきた
──私は久しぶりに妻のお墓を訪れた
妻との思い出が一気に頭を駆け巡り、涙が頰を伝う
もう、ベルの音は聞こえない
ベルの音。
この音で僕は目覚める。また新しい一日。
今日は何をするのか
誰と話すのか
何を食べるのか…
数え切れない選択が始まる。
それが正解か間違いかなんてない。自分のした選択は全部自分。
その選択で良いことも悪いことも起こる。
それも全て自分。自分にしか出来ない経験。
受け入れられない事もある。背負い切れないものもある。
進んでいこう。
前に前に。
また新しいベルの音が鳴る。
ベルの音
「乾杯!」
「あ〜っ、ビール美味しっ!」
仕事帰りの女子二人から明るい声が上がった。
「青空に色とりどりのフラワーシャワーが舞い、ウエディング・ベルの音が鳴り響く。そして二人はずっと幸せに暮らしました。
そんな夢見たこともあったっけ……」
「まあ、女のコなら一回はね」
「人生、そっからが本番なんだけどねえ」
「そうですね。先輩見てて思いました。では改めて、ご結婚おめでとうございます」
「二回目だけど。田舎の親にも今度は真剣に選んだの!?ってしつこく言われたよ。前もいい加減じゃなかったんだけどね」
「心配してるんですよ、大変だったし。先輩かなり落ち込んでたから」
「見る目なかった……」
「まあ、いいじゃないですか、もう終わったことですよ。人生いろいろですもん」
「あんたの方が先輩みたいだね」
「あはは。そういえば友だちの妹さんがね、同じ人と二回結婚したんです」
「へえ? それで今はどうしてんの?」
「今はとても上手くいってるみたいって友だちは言ってました。
久々に家族で顔合わせた時、お義姉さんたちが優しいって再婚した旦那さんは泣いてたそうです」
「あはは、でも良かったねえ」
「ホントに。間違ったらやり直す、そういうのできるの偉いなと思って。自分の好きにしたらいいんですよね。他人の目は関係ないっ」
ドンっと後輩のジョッキが勢いよくテーブルに置かれた。
「ち、ちょっと飲みすぎじゃないの?」
「だから私、先輩がまた新しくトライするの嬉しいです! ウエディング・ベルをガンガン鳴らしてあげたいです!」
「あ、ありがと。気持ちだけ受け取っとくわ」
「おめでとうございます!」
#125
ダンベルの意味はdamb(無口な)bell(鐘)
ベルの音を鳴らす部分を取って
身体を鍛える道具として運用したことが語源らしい
本来音が鳴ってこそのベルを黙らせておいて
使ってる人間側はふんふん叫んでいるのを見ると
なんだかベルが可哀想に思えてくる
ベルも人間に向かってなんか言ってやればいいのに
「……………」
「ベルの音」
12月21日木曜日。今日のニュースをよく見てなかったから気づけなかった。
家を出てからもたしかに寒い寒いとは思ってたけど、こんなに勢いが増すとは思わなかったし、降りるのは1時間半後の学校前停留所だからって、窓もみず眠りこけていた、僕にも落ち度があるとは思っている。
ドア音の癖に空気が抜けるような特有の開閉音に連れられて、バスを降りた僕の前には見渡せないほどの雪が降っていた。水っぽくて平べったくて、風に揺られてひねくれて落ちてくるそれは、落ちたら落ちたで氷になって行き交う人々の邪魔をする意地悪なやつだ。
路面凍結には父もだいぶやられたようで、家族LINEには8:15に愚痴がポツリとこぼれていた。
今は9:47。そうだ、僕は遅延証明書をもらい忘れた。後ろを見やると、車輪付きの大きな箱は僕たち2人だけを置いて行って、少ない人を乗せて次のバス停に向かっていた。そういえば、他の生徒はいなかった。
バスを降りた僕の隣には同じく降りてきた同級生の友達が1人いて、赤茶色のマフラーでは隠せない鼻と耳を赤くしながら、へにゃりと残念そうに笑っていた。
「ねぇ、休校だって。私もさっき気づいた!」
おもしろくないことを楽しそうに話すこの人とは、家が近いわけではない。沿線上で乗ってくるのを度々見つけていた。僕は始発のバス停だから座れるけど、彼女はいつも吊革を掴んでいたように思う。近い方がいいのか座れる方がいいのかを、僕たちは度々話し合っていた。
「あー、だから他に人いなかったんだ。」
僕が言うと、彼女はそう!と短く声を出して、続けた。
「ね、いこ」
どこに、と呟くと学校だと返された。休校だろというといーの!と返された。こういうことはしばしばあって、ただ気に入らないからわがままなのか、それとも最初に立てた目標を曲げたくない頑固さなのか、僕にはわからないけれど、そうなると僕はいつも聞くしかなかった。
首筋から襟の中に滑り込む雪に肩を竦めると、気をつかってさしている折りたたみ傘を持ち上げてくれた。
傘は雨だけじゃなくて雪風も凌いでくれるのが、なんとなく結界のような気がして好きだ。なんとなく聖域のような中に入れてくれるから、仲は悪くないはず。僕はその方が嬉しいけど、彼女は気づいているだろうか。
赤い鼻、と呟くと彼女はすぐに返してきて、水雪に似合わない軽快さに僕も笑った。
学校に着くと人気はなくて、閉められた校門もやはり休校をあらわしていた。
「休校のお知らせ」の前で無駄足になったから帰ろうと言うと、彼女は立ち止まったまま、「来週、遊ぼうよ。」と言った。なんとなく、日曜日のことだと思った。
僕は意味を図りかねたけど、それを質問することはできなかった。いつもより笑っているのは、緊張している彼女の癖だからだ。
なんとなく気に入らないからではない。
彼女の今日の目標はもしかして、ただ学校に行くことではなかったのかもしれないと、僕はそう思いたくなってしまった。
時刻は10:00。告げる鐘の音が、誰もいない学校に響いた。
「もうすぐです」
そう教祖と名乗る男が言うや否や、ベルの音が村中に鳴り響く。どこからともなく鳴ったその音は心地よくもあり、同時に心の奥から不安を呼び起こす不思議なものだった。
「数十年ぶりだ……」
隣にいた老人は誰に言うでもなく呟いた。村の一番の高所であるこの丘に住人全員が集まっていた。どの顔も見知った顔で、ただ一人除いては知らないものはいない。
数日前にふらっと現れ村人たちにお告げを吹聴していった人物。俺たちの前で両手を天に掲げ何やら呪文めいたものをブツブツと唱えている。なんでも東国の方のおまじないというが嘘くさい。
「姿も何もかもお変わりなく、また私たちをお助けくださいましてありがとうございます」
村長が怪しい男に頭を下げる。同時に年配の村人たちもこうべを垂れた。
「どうした、お前らも頭をさげんか!」
俺を含めた若い衆も渋々お礼を示す。
何のために?
誰もが思う疑問を口にはしなかった。
こうして起きるかどうかわからない災いはこの村に起こらなかった。
ベルの音
クリスマスが近付くと、
テレビや街中で、クリスマスの曲が流れる。
クリスマスの曲には、
だいたいベルの音が入っている。
幼少期からの刷り込みなのか、
ベルの音を聞くと心が踊る。
最近は、あ~もうそんな季節か。
なんて言ったりしているが、
わずかに懐かしいウキウキ感が心を過る。
サンタさんを信じたことのない
冷めた子どもだったけど、
ベルの音には冷めた心も少しは弾むらしい。
あと数日でクリスマス。
この季節1番好きなのは、
クリスマスが終わった途端に、
街中がお正月1色になる26日。
日本ってなんか良いよね。
paki
けたたましく鳴るベルの音にゆっくりと意識を浮上させる。
一瞬視界に入った見慣れた天井に、振り子の如く瞼が閉じる。
「ハッ!やっばい!遅刻じゃない!?これぇ!!?」
閉じきった瞼と頭が急激に覚醒していく。ばっ、と振り返った時計の針はとうに起床予定時刻を過ぎていた。すぐその隣には置き手紙付き。
『おーい、起きろー!!良し、起こしたからな〜』
「ぶっ飛ばすぞてめぇ......!」
先に起きた筈の友人への怒りを手紙を破り捨てる事で発散し、流れるように身支度を済ます。
起こすように頼んだ筈の友人の所業に腹が立つ事は有れど、遅刻したのは自分だ。
致し方なし、閉まる扉を背に足早に目的地へと向かうこととした。
「ベルの音」
【ベルの音】
新幹線からJR線に乗り換え、さらにローカル線のホームへと向かう。都内の自宅を出てから3時間が経とうとしていた。
ホームにはすでにN駅行きの電車が停車していたが発車するのは25分後である。
座席に腰を降ろし荷物やお土産の紙袋を網棚に乗せた。
暖房の効いた車内には貴弘の他に60代くらいの女性が1人、部活帰りの男子高校生が2人いるだけであった。
2年ぶりの帰省である。
キレイに年内の仕事を片付け、両親や親戚たちへのお土産も万全に準備できた。
甥っ子に会えるのも楽しみだ、ばあちゃんもまだまだ元気にしているか、などと案外浮かれている自分に気づく。
予定通りの電車に乗れた事を父、貴之にLINEで知らせて発車を待つ。
日陰にはうっすらと雪が残り、古い住宅や建物がぽつりぽつりとある以外は田んぼや畑が広がっているだけの景色を見渡す。
遠くには白羽山脈が雪を被って広がり、懐かしさや自然の雄大さに圧倒された。
すっかり清々しい気分になったところで「パッパァーン」とローカル線の発車のベルが小気味よく鳴り響いた。
もうすぐ2年ぶりの実家に到着するのだ。
お腹をこわしたらしいや。
トイレにこもって、気ぞらしにペーパーの切れ端を握った。
痛みがちょっとマシになった時なんかは、とっても綺麗に畳んだり、暇つぶしに使えるので、長くトイレにこもる時、僕はペーパーを握る。
5分、便座から離れていない。
「また痛いの?」
母さんがトイレのドア越しに聞いて、僕はうんと答えた。
僕のお腹はハンバーガー一個食べたくらいでピーピーなる弱虫なので、そこまで珍しいことではない。母さんもそんなに心配してなかった。
しかし、今年も終わりに近づいていた頃、便座に血がついた。
一年検査して、出た病名は潰瘍性大腸炎。
僕くらいの歳には多く見られる病気だそうだ。
僕はそこまで悲観していなかったが、医者から言われた、「マーガリンとか、油の多いものは避けるように」これが大問題である。
僕は油ののった食べ物が大好物なのだ。たべる度お腹はこわすが、食べている時の時間は至福以外のなにものでもない。
焼肉なんかで度々見かける、あの油の塊とか、天ぷら、さつまいもの揚げ物、揚げ物となったら欠かせない、肉汁たっぷりの唐揚げ……とにかく油の多い食べ物が大好きだった。
最後に食べたい。これが人生最後でもいい!
僕が押した呼び出しベルの音を、しっかり聞き留めた。
鐘の音
教会の鐘が鳴らされ、雪景色に厳かに響き渡る。
ああ、今日はクリスマスか。
起きていくとリビングではクリスマスツリーが金色のライトを点滅させていた。
「あぁ、アレク。学校の後のキャンドルナイトには参加するね?」
「…うん、」
母は小綺麗な格好でピアスを着けながら、僕に選択肢を与えないような言い方をした。僕も口も開かずに返事をしてやったが、母はクリスマスソングを口ずさむ程度には何も気にしていないようだった。
大人しく制服に着替えて朝食を食べる。
付き合い始めた恋人は帰省中で隣の家に居るが、どうせまだ寝ている。すぐに返事が返ってくるわけではない今が良いと、チャットを開いて片手で入力する。
『今日17時から教会でキャンドルナイトだけど一緒に行く?』
2歳年上の晶は隣の家の幼馴染だ。今は彼は大学で寮暮らしだけど、今も親同士も仲が良い。
僕の片思いかと思われた恋は数年の時を経て通じ合っていたことが分かった、のがつい最近な訳、だけれど。
どちらの両親も、尊敬出来る、良い人間たちだと思う。
晶と僕の仲がずっと良いことも喜んでいる。
でも、実は付き合っていますとなったら、どうだろう。
思いがけず、スマホが通知を受けて震えた。
どきりとしながらも新着メッセージを開く。
『おはよ〜行く行く!家族に会えるの久々だから楽しみだわ』
僕が気にしていることなど一ミリも気にしていなさそうなメッセージについ笑い声が出た。
「まあ…なんとかなるか。」
そう思えるのは僕だけの問題ではないからだろう。
きっと良い夜になる。そんな予感を抱えて僕はシリアルの牛乳を飲み干した。
『ベルの音』
教会の鐘が鳴る。誓いの口づけを済ませた新郎新婦はフラワーシャワーを浴びながら集まった親族友人たちにしあわせと喜びを振りまいている。みなきれいに着飾って笑顔ばかりで、まぶしくて近づけない。胸に繰り返し思い出されるのは花嫁となったあの子と小さな頃に交わした約束。日陰者の自分にあの子をしあわせにできるはずがないとわかっているのに、早く立ち去らなければと思うのに、足はその通りには動かなかった。
視線に気づいた花嫁が驚きに満ちた顔をしたあとにブーケを投げ捨てベールを投げ捨て真っ白なドレスを揺らして駆けてくる。早く立ち去ればよかった。
「私を、攫って」
その手を取って、言葉を受けた足はなんの迷いもなく走り出してしまう。
クリスマスの夜、ベルの音が鳴り響く。
幼かった私はその音を聞いて、そっと耳を顰めた。
サンタさんが来たんだ!
だけど動いたら起きてたことがバレちゃうから、薄目は開けたまま。
シャンシャンとなる音が遠ざかり、薄暗い空に朝靄がかかっていった。
−−−私はこの事をずっと覚えていて、サンタを長年信じていた。
居ないとしたら、じゃああの鐘の音はなんだったのだろう?
……実は、鐘の音は父が枕元で聞いていたラジオだったのだ。
「夢を見た」
今日は夢を見た。
全身が赤、青、黄、の服を着た人に捕まってはいけないらしい
私のクラスでは、「黄色のものが机の上、下、ぶら下がっている、のがあれば、机を斜めにしてください」と言われた。
私は謎にエルサと一緒に逃げていた。
そしたら赤が、鼻歌を歌いながら外に行こうとしていた。
私たちは逃げようとしたら青にバレ、エルサと一緒に外へ逃げた。
エルサに私は「エルサ!凍らせて!」と言って、青に光があたったが、全然効き目がない。赤に光があたるとすぐ凍る。
私とエルサは商店街に逃げ、変装しバレないと思ったが、すぐバレた。エルサと一緒に逃げたら目が覚め、いつもどうりの日常生活を送った。
前に住んでいた家は
ドアのチャイムが壊れてて音が鳴らなかった
配達に来た人はドアを叩いて声をかけてくれたね
窓は東向きで日は差してたけど
すぐ前に家があって、見晴らしはよくなかったね
結局カーテンは買いそびれて
服をカーテンレールにかけて日を遮ってた
夜は寒くて
1人で布団にくるまって寝ていた
君が来てからは
君にくっついてオキシトシンを出しながら寝ていた
俺の帰りが遅くなった日
君がどんな気持ちで俺を待っていたのかを想像すると
胸がきゅっとする
ベルの音がうるさい。
何かにつけて鳴る。
何をした時も鳴る。
気づいた時からそうだった。
幻聴、ってやつなのだろう。
うるさいうるさいうるさい
夢の中でも鳴るんだ
耳をほじくっても鳴り止まないよ
耳を塞いでも鳴り止まないよ
寝ても鳴り止まないよ
助けて
助けて
助けて
助けて
助けて
誰もできないことをしてみよう
死んだら流石に鳴り止むよね
飛び降りた
鳴り止まなかった
次生まれた時は止むかな
ベルの音がうるさい。
何かにつけて鳴る。
何をした時も鳴る。
気づいた時からそうだった。
幻聴、ってやつなのだろう。
うるさいうるさいうるさい
夢の中でも鳴るんだ
耳をほじくっても鳴り止まないよ
耳を塞いでも鳴り止まないよ
寝ても鳴り止まないよ
助けて
助けて
助けて
助けて
助けて
誰もできないことをしてみよう
死んだら流石に鳴り止むよね
飛び降りた
鳴り止まなかった
次生まれた時は止むかな
ベルの音がうるさい。
何かにつけて鳴る。
何をした時も鳴る。
気づいた時からそうだった。
幻聴、ってやつなのだろう。
うるさいうるさいうるさい
夢の中でも鳴るんだ
耳をほじくっても鳴り止まないよ
耳を塞いでも鳴り止まないよ
寝ても鳴り止まないよ
助けて
助けて
助けて
助けて
助けて
誰もできないことをしてみよう
死んだら流石に鳴り止むよね
飛び降りた
鳴り止まなかった
次生まれた時は止むかな
ベルの音がうるさい。
何かにつけて鳴る。
何をした時も鳴る。
気づいた時からそうだった。
幻聴、ってやつなのだろう。
うるさいうるさいうるさい
夢の中でも鳴るんだ
耳をほじくっても鳴り止まないよ
耳を塞いでも鳴り止まないよ
寝ても鳴り止まないよ
助けて
助けて
助けて
助けて
助けて
誰もできないことをしてみよう
死んだら流石に鳴り止むよね
飛び降りた
鳴り止まなかった
次生まれた時は止むかな