『ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方との時間が過ぎていくに連れ
不安が募る
きっとそれは私だけで
貴方は今日も笑顔でしょう
私の事好きですか?
どこが、好きでしたか、?
【最後の貴方を呼ぶベル】
✂ーーー⚠ーー✂
まだ、あなたと共にいたい。
まだ嫌いにはなりたくない。
なのに
どうして好きがわからないの、!
あんなにも貴方を愛しているのに
私は、私自身は、?
どこにいるの、
12/20「ベルの音」
ジリリリリリリ…チン。
今時珍しいベル式の目覚まし時計の音。隣の部屋からだ。幸いこっちの方が早起きだから気にならないが、騒音だと言われても仕方ないんじゃなかろうかと毎度思う。
そしてある休みの日、異変は起こった。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリ…
止まる気配がない。隣人が起きないということだ。
まさか。最悪の想像が頭をよぎる。大家のばあちゃんに電話を入れ、鍵を開けて中に入ってもらうと―――
ベッドから半分ずり落ちた女が、爆睡していた。ゆり起こして話を聞くと、彼氏が浮気していたとかで酒を飲みすぎて目覚ましに全く気づかなかったらしい。あるのかそんなこと。
「付き合ってくださいよぉ…」
べそをかきながら女が言うと、大家さんはあらあらお邪魔ね、とにこにこしながら部屋を出ていった。いや、「付き合って」って、愚痴とかにだろ普通。あらぬ誤解が広まらないことを祈りつつ、俺は頭を抱えた。
(所要時間:12分)
12/19「寂しさ」
休日。窓の外の天気はいい。にも関わらず、頭から布団をかぶって私はひたすらごろごろしていた。
にゃーお、と鳴きながら隙間から猫が入ってくる。
「ねね子ぉ〜、お前だけだよぉ〜」
情けない声を出して捕まえてぎゅっと抱きしめる、はずが逃げられた。そうですか嫌ですか。
彼氏と別れた。物の減った部屋の中はガランとしている。私の心の中もだ。
寂しいと思うのは何だか悔しい。かと言って認めないわけにも行かない。無気力。
まあ、今日一日ぐらい、あいつのことを考えながらごろごろしてやろうじゃないの。明日からは綺麗サッパリ忘れてやるんだから。
絶対忘れてやるんだからね!
(所要時間:7分)
12/18「冬は一緒に」
「今年も行く?」
「行きます? いいッスよ」
そんなわけで後輩とやって来たのは、一面の氷の湖。ドリルで氷に穴をあけ、釣り糸を垂らす。折りたたみの小さな椅子に座ってしばらく待てば、小さな釣り竿の先がチョチョイと動いた。引き上げる。
冬の陽光を反射して白く光る細長い魚が、2匹、3匹。ワカサギだ。
「いいッスね! オレも釣りますよ〜?」
「気合い入れたって釣果はそう変わらんだろ」
「そんなコトないッスよ! 今夜は唐揚げとビールで決まりッス!」
「いいねぇ」
ジョッキを打ち合わせる音と、熱々のワカサギの唐揚げを口に入れる瞬間を想像をしながら、思わず笑みがこぼれた。
(所要時間:9分)
ベルの音…。
Xmasは1年の中で1番好きなイベント。
何か良い思い出があったわけではないけれど。
何故かウキウキする。
何度も言うが特別に良い思い出があったわけではない。
今年もまた、街中で聞こえて来るベルの音。
何処かのお店に前に出てるワゴンセールからのベルの音。
街中のスピーカーから聞こえて来るベルの音。
大きなクリスマスツリーから聞こえて来るベルの音。
今年もまた1人ウキウキしながら聞くベルの音…。
雑談
ベルといえば大体は教会のベルを想像するのかな
教会がライトアップされているのを見ると年末の忙しい感覚を覚える。
カレンダー上ではまだchristmasなんだけど
お店に行くともうお正月で埋め尽くされていて、「やっぱり年末は忙しいな〜」なんて思う。
素朴な疑問なんだけどキリスト教の人はアメリカみたいに年越しもクリスマスツリー飾ってるのかな?
ちなみに私は紅白の最後にみんなで大合唱するところが一番好きです。その後のゆく年くる年で
お寺を見て急に感慨深くなるのも年末感あって好き笑
みなさんは1年で一番好きな瞬間はいつでしょうか?
カーン。
ぎこちない
仕草で
一緒に
鳴らす。
観光スポットに
よくある
恋人の聖地
的なところ。
普段
2人で来たって
ふーん。
って
通り過ぎちゃうけど
今日は
仲間がいるから
ノリで
鳴らそ!
って
なってしまった。
ちょっと
恥ずかしいし
どこにでもあると
ご利益あるの?
って思っちゃうけど
あぁ、
わたし
こういうベタなの
ほんとの
ほんとは
あなたと
やってみたかったんだなぁ。
#ベルの音
ベルの音。気がつけばもうクリスマスも目の前か。
この一年なにをしていたのか。振り返ってみると結局なにも成せずの一年だったな。
今年と同じように来年も過ごして気づけば死ぬんだろうな。惰性で生きているからしょうがないけど。
どうにも冬はやる気が出ないし気分が沈む。なにもできない自分を嫌悪してなにもできないという悪循環。
やっぱり冬はダメだな。寒くて生きているだけで気力がどんどん減っていく。早く暖かくなってほしい。
喫茶店とかの扉に付いているベルの音って、不思議だと思ったことない?と中学時代からの友人が独り言のように、呟いた。
私は、それが自分に向けての問であることに数秒の時間を費やした。そして、脳がその言葉を認識した瞬間、自分達が喫茶店に入った時のベルの音が脳内に自動的に再生された。
私は、友人が何故その様に思ったのか。友人の求めている言葉を脳内を掻き分けて探し出す事にした。そして、自信は無かったが、神社とかでいう本坪鈴みたいな感じかと問うた。友人は、どうやら話題に乗っかてくれたのが嬉しかったのか饒舌に語り始めた。
極たまに聴く事こそが、ベルの音のいい所らしい。私には、理解できない領域だと思った。私は、ベルの音というと福引で何等が当たった時とか、クリスマスなどのお遊戯会でクリスマスソングを演奏する時とかに、使うイメージが頭に定着しているからだろうな。
どうやら、友人は話を終わらせる気は無いらしい。いいさ、気長に聞こう。なにせ、暇だから喫茶店に入ったのだ。
束の間の世間話のベルの音、積もる話にはならん。
お終い
聞こえてきた
遠くに微かだった音が
はっきり
確実に
耳元へ
そして声となって
語りかける
「時間です
用意はいいですか?」
新しいスタートのベルが
鳴り響く
『ごめんなさい、わたしもう帰らないといけないの……!』
そう言いながら王子様の手を離して、出口を真っ先に見つけて駆けた───────
「お前、なんで舞踏会にいたんだ?」
継母は言った。わたしは城を出る前に12時の魔法が解けて、その瞬間を義姉に見つかってしまった。
「部屋の掃除と皿洗いを命じただろ。何勝手に舞踏会行ってんだよ」
ごめんなさい、としか言いようがない。いくら舞踏会に行きたかったとはいえ、仕事はきちんと済ましておくべきだった。いや、義姉に見つかってはならなかった。
とその時、コンコンとノックの音がした。聞くに、その舞踏会で靴を落とした人を探しているらしい。その靴の持ち主が、王子様のお気に入りの人だと。
「履いてみてもいいかしら?」
義姉は言う。
「いや履かなくても分かります。あなたの家で最後なので」
義姉の顔が明るくなった。わたしの顔は絶望に染まった。
#ベルの音
シングルベールジングルベール鈴がなルゥーーー🎵
ふぁっきゅー
クリスマスファっキュー!
クリスマスというだけでわざわざ寒いところにイルミネーションを見に行くカップルファっキュー!
この後することしか考えてねーだろ!!!
友達とチョコフォンデュとかした方が楽しいに決まってる!
この前LINEほしいって言われて一日遊んぶことになったから、帰り際にはセブンのラーメンも「おすすめだからたべてね!」って買ってあげたやつ持たせて帰らしたり、結構いい男アピールはできたと思うんだが、この前LINEした時、まず47分後くらいに返信来てその時点で、ん?ってなったけどなんか文の内容もちょっとそっけなかった気がする。
詳しいラインの内容はまた書き記そうと思う。
『ベルの音』
あの人から届く秘密の通知音。今日もメッセージが届くたびに特徴的なベルの音が部屋に鳴り響く。その音色は私の心の中も明るくしてくれる。いつからか私はこの音が大好きだ。
______やまとゆう
ベルの音
24日・25日
(クリスマスイヴ・クリスマス) この
二日間は、毎年かき入れ時 私の仕事の
本番と言って良い。
世界中から届いた 子供達からの手紙を読み プレゼントのリストを確認し
それぞれの地域 国に選りわけ
白い大袋に入れる。
私の助手達である 小人達が 小さく
細かく 忙しなく動く
それぞれの担当のそりに大袋を積み
多頭で群れている トナカイを それぞれの決まったそりに繋ぐ
たくさんの私が たくさんのプレゼントを
詰め込んだ 大量の大袋を積んだ そりに
それぞれ乗る。
最後に私の助手達である 小人達がそりに
備え付けられてある ベルを磨く
そして それぞれの私が手綱を打ち
トナカイ達に合図を送る。
トナカイ達は前足を踏み出し 夜空を
昇って行く
その際 シャンシャンとベルの音が
軽やかに夜空に響く
私サンタが 子供達にプレゼントを配る
これが 毎年の私の仕事
子供達の寝顔を見ながら 見つからない
様に プレゼントを配る。
最後にベルの音を軽やかに 微かに
乗せて 子供達に 夢の余韻を
残しながら.......
「ベルの音」
……何を知らせるベルの音
はいはい、今すぐ行きまーす!
敵 味方 を いつ人類に
できた だろうか
全ての ベルの音色が
平和をもたらす 音色でありますように
ベルの音が鳴り、来客を告げる。のろのろと箒を動かしていた黒髪の女は「いらっしゃいませぇ」と気怠げに声を上げた。
「すいませーん、店長は今に留守にしてるんすよ。すぐ戻ってくるとは思いますけど」
「あー、じゃあ水だけくれ」
「はぁい」
ベルの音
────…リン……リン………リン……
不気味なベルの音。
僕は何処にいるのかも知らない。
記憶がある筈なのに、まるで霧がかかったかのように思い出せない。
真っ暗な暗闇の中、ベルの音を頼りに歩いていく。
───…リン
一つ鳴ると、水の流れる音がする。
何故だろうか?頭が真っ白になってしまう。
───……リン…リン
二つ鳴ると、波の音がする。
異様な雰囲気が漂ってきて身体が震えてしまう。
海が近いのか?どうして真っ暗なんだ?
───……リン………リン……リン…………ポン
三つ鳴ると、ポンと聞き慣れない音が聞こえてくる。
よく聞いてみると安心するような…?そんな感じがした。
…………ポン………ポン……ポン…ポンポンポン
辺りは霧が晴れるように明るくなっていく。
ポンポンとなる音と共に記憶が流れてくる。
何故か涙がこぼれて、その時僕は悟った。
そうダ…ぼクは……岸からお千て…死ンだんだナ。
ベルの音
ベルが鳴らなくなってから、もう20年は経つ。
かの祝福を受けることなくこの世に生まれた彼もまた、ベルの音を聞いたことのない一人だ。
ベルとは何か?
ベルが鳴るとどうなる?
すでに祝福の意味を失ったこの世界では、その質問さえ無意味である。
音が鳴るという伝承だけが伝えられたこの世界で、いくつもの『ベル候補』が集められているが未だ新たな祝福を受けた者はいない。
ベルがどんな音か、知っている者がいないから。
非常ベルが鳴り響く
サンタの格好をした俺は子供を抱えて走っていた
「くっそー!絶対に死なせねぇぞっ」
クリスマスに火事だなんて有り得ねぇ…
イルミネーションを台無しにする黒煙と業火に
舌打ちする
「お兄ちゃん…怖いよぉ」
「大丈夫だよ。パパやママに喜びを届けるのは
サンタクロースの仕事なんだから!俺を信じてくれ」
突破口はもう見えている
あと少しの辛抱だ
#ベルの音
【ベルの音】
ぜんまい仕掛けのからくり時計
正時のベルが鳴るたびに
文字盤下の扉が開く
左手からは男の子、右手からは女の子
カタカタ歩いて二人は出会う
刻の数だけベルが鳴り
刻の数だけ口づけを
ベルの音が止まるとすぐに
二人は回れ右をして
元の扉に戻って行く
時計の針が正時を指せば
二人は何度も再会し
刻の数だけキスをする
いつしかぜんまい巻き切れた
時計は動きを停止して
静かに静かに時を止めた
二人は口づけを交わしたまま
静かに静かに時を止めた
ベルの音はもう鳴らない
永遠に二人の愛を閉じ込めて
ベルの音が聞こえて
鳩たちが飛び去っていく
天使の羽の音のような音で