『プレゼント』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ボーッとしていると急に肩を叩かれる。
びっくりしてそっちを見ると照れくさそうに
何かを差し出す彼がいた。
「どうしたの。」
「これ。プレゼント。欲しがってたでしょ。」
そう言って渡されたのはかわいいオルゴール。
「わぁ……。これオルゴール。」
「うん。よかったらもらって……」
「ありがとう。」
そう言ってオルゴールをみつめてると何故か
彼の顔がリンゴみたいに真っ赤だった……
「何で真っ赤になってるの?」
私が聞くと彼は
「あっ……その。何でもない。じゃあね」
そう言って彼は走り去っていった……
「何だったんだ……」
私はオルゴールを手に持って家に帰宅すると
「お帰り。あれそのオルゴールどうしたの?」
「うん?もらった〜。」
そう言うとお母さんは嬉しそうに……
「あっ……そうなんだ〜。ふぅん……」
意味深に言うお母さんに不思議に思って
部屋に戻ってオルゴールをおいた時に
なにかに気づく……
それは白い紙だった……
「なに、これ……」
その紙にはあることが書いてあった…
その指示通りにすると
私はお母さんが意味深に言ってたのに気付いた…
私は机に顔を埋めてしまった。
[名前へ
オルゴールの意味調べて…]
「ズルすぎ……」
オルゴールの意味
『 貴方のことが
心から
すきです 』
もらうと、とても嬉しくて
いただくと、何かお返しをと焦り出して
クリスマスとか自分の誕生日、いつもありがとうで貰ったものは嬉しくてついつい残そうとしてしまうの。食べ物だと流石に食べるけど、まだ使わずに飾ってるものもある。これは私が貰ったものっていうのが嬉しくて。
もうすぐしたら、私が誰かに送る番。クリスマスとか誕生日の日、いつもありがとうの気持ちに。そんな時に送る相手が喜んでくれるようなものを送りたいな。
自分でお金を稼げるようになったら特別な日に家族とか大事な人にプレゼントを送れたらいいな。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。今日のお題は『プレゼント』でした。今日も一日お疲れ様でした。
プレゼントは…何が欲しい?
君はいつものように
微笑みながら僕を見つめる
そうだな…考える振りをして
僕はこう答えるのさ
君が僕の隣でずっと笑顔で
いてくれるのなら
僕は…他に何もいらない
これから…僕と一緒に
永遠を歩いてくれるかい?
「先生っ!めりーくりすますです!」
両手に大荷物を抱えた私を見た先生は驚いたように目をギョッと大きくしたあと、直ぐに重いでしょって特段と重かったバックを持ってくれた。
そういう気遣いができる大人なところがすきだ、とまた好きなところが増えてしまう。
あぁ、先生ってば罪な人。
そんな仕草で私の心を無意識にも乱して堪らなくさせる。
「……Merry Xmas。貴方にプレゼント、」
突然そういった先生は私の前に小さい箱を見せてくれた。
ベロアの生地でできた箱は指輪なんか入ってそうなやつで、先生にプロポーズされる女性は羨ましいなぁなんて頭の片隅でぼんやり考えていた。
やけに冷静になってしまうほどこの状況が信じられない。
「あ、え……私に、…?」
「うん、女の子はこういうの好きかなって。あぁ、でも気に入らなかったら全然……ぇ、泣いてる!?」
ポロポロなんて可愛い表現で足りないほど涙が溢れて止まらない。
だって、だって先生が私のために時間とお金をかけてくれたのがうれしくて。
こんな素敵なプレゼントしてくれるってことは少なくとも嫌われてはないってことでいいのかな。
先生にこんなにも大事にされて自惚れてしまいそう。
「だ、だって…嬉しくて…っ、先生ありがとう…。家宝にする……。」
「もう、やっぱり大袈裟なんだから。」
くすっと笑った先生は私の手からネックレスをとって、後ろへ回った。
先生の手の中で黒が揺れる。
「つけてあげる。きっと貴方によく似合うよ」
先生の柔らかい指先に髪の毛をすくわれる。
細い腕が首にまわって胸元に落ちた黒が陽の光をうけて眩く光る。
「ほら、やっぱり似合う。綺麗、」
「ありがとう、…ございます……。」
ニコニコとそれは嬉しそうに笑う先生が可愛くて好きが溢れてしまいそうでぎゅっと口を噤む。
いま口を開いたら余計なことまで口走ってしまいそうだったから。
「その宝石には厄除けの効果があるからきっといい方向に導いてくれるはずだよ。」
お願いね、と私の胸元の黒に小声で話す先生に言葉に言い表せないほどの愛しさが込み上げた。
ばくばくと心臓が嫌な音を立ててこの空間が落ち着かない
どうしよう、この人のことがどうしようも無いぐらい好きだ。
「じゃあ、貴方も来たことだしケーキでも買いにいく?」
「…はいっ!私ショートケーキがいいです!」
純白の生クリームは苦手だけど、醜い私の気持ちを隠す白いクリームが今無性に食べたい。
汚い想いを隠して先生の隣に並ぶ私を許して先生、
2023.12.23『プレゼント』
(プレゼント)
贈り物の値段を気にする。
他人のはまぁ気にしないことにしているけど、相場を知りたければ探るしかない。
貰えれば嬉しいはずなのに何故かものすごく面倒くさい時がある。
その面倒くささたるや「あっ、私は別に良いんだけどでもでも」と枕詞から開始する彼女のよう。彼女居ないけど。
そう、贈り物は嬉しいものだ。
〜’Tis season〜
年末だが、家事も大掃除も何もしない、ただ一日を自分の好きなように使える
それが自分にとっての誕生日プレゼントだ!!!
300字小説
幸せの代役
バーチャルワールドのキャラクターにガイドマスコットというものがある。主に初心者向けの案内役だが、なかにはファンがついていて、利用予約待ちの者もいる。彼等はファンからチップやプレゼントを貰うこともあり、一部は一種のアイドルと化していた。
「あれ?」
戻ってきたガイドマスコットが花束を抱えている。研修等に使われる、おじさんキャラで、今まで何か貰ったことなどないキャラだ。
花束は利用する度に彼を指名していた女性からで『父の代わりに貰って下さい』とメッセージがついていた。
その花束からカードが落ちる。
『お父さん、ありかとう。幸せになります』
録音された声が流れる。花束を抱えた彼の顔は何故か優しく微笑んで見えた。
お題「プレゼント」
プレゼント。
プレゼントは
来年も楽しみと
言う事。
今日逢ったのに
すでに逢いたい。
明日は行けないけど
明後日は早起きする。
「はい、どーぞ!」
ニコッ
輝くような笑顔でプレゼントを渡された俺。
会社を出た所で後輩に呼び止められ、銀色の包みに緑のリボンのかけられたプレゼントをもらってしまったのだ。
「え、ええと?」
「メリークリスマス!」
後輩はそれだけ言うと、フワッとカールがかかった髪を翻して駅の方角へ去ってしまう。
「・・・え?」
俺はしばらくその場で固まってしまった。
(なんだこれ、なんだこれ、どーゆーこと?)
俺は帰宅後、包みを開封して困惑した。
包みの中に入っていたのは、ハンカチ。
俺が普段愛用しているブランドのものだ。
(どういう意図でこのプレゼント?これくらいなら他の社員にも渡してる可能性もあるよな。あの子、気配り上手だし)
いつも、落ち込んでいる時にさりげなく声かけしてくれたり、どこかへ行った時は必ずお土産をみんなに配ってくれたり。
そういう所、密かに好感を抱いていただけに・・・。
「お返し、したほうが、いいよな・・・」
でも、俺だけじゃなく皆に配っていたのに、俺が気合い入れたプレゼントを返したら、馬鹿にされるか?いや、あの子はそんな子じゃない・・・
思考が逡巡する。
俺は結局、その場で、決心すると女子が好きそうな雑貨屋で、バスボムセットを購入した。
次の日
「これ、昨日のお返し」
イブにもらって、クリスマスにお返しなら、まだ間に合うだろう。
後輩が退勤していった所を追いかけて、購入したプレゼントを渡す。
「あ、お返し、用意してくれたんですか?良かったのに、皆にあげてたから」
後輩の目が驚きで一瞬丸くなった後、微笑んでそう言われる。
・・・やってしまった。
なんか凄く恥ずかしくなってきた・・・
俺は顔がかぁぁと赤面するのを感じる。
「ごめっ」
言いかけると、後輩の顔が至近距離まで近づいてくる。
「なんて、嘘です。先輩にしかあげてませんよ」
俺がきょとんとした顔で見ると、後輩は小悪魔的な笑みを浮かべる。
「昨日は、私のこと沢山考えてくれましたか?」
「・・・!」
俺の図星をつかれた顔を見て、後輩はフフッと笑った。
「今日も沢山私のこと考えてくださいね」
そう言うと駅へと歩き始める後輩。
俺は腰が抜けそうになっていた・・・。
(怖い!怖い・・・!!あの子は俺の第六感が要注意と告げている・・・)
そう強く感じるのに、それと共に同じ位強い予感を感じる。
(それでも・・・それでも、今日も俺はあの子の事で頭を一杯にしてしまうんだろうな)
俺は後輩が姿を消した後もずっと、まるで恋い焦がれているかのように後輩の消えた闇の跡を見つめていた。
プレゼント
もうすぐクリスマス。
お母さんはいつもサンタさんがプレゼントを
届けてくれると言うけど僕は知ってるんだ。
去年はサンタさんに会いたくて寝たフリしてたら
コツ…コツ…って足音が聞こえたんだ。
ニヤケないように布団で顔を隠して
サンタさんを待ったんだ。
ガサガサ…ドサ…プレゼントを置いた音がして
僕は早く開けたい気持ちでいっぱいになった。
サンタさんはどんな人だろうって
気になった僕はそっと布団から顔を出して
ドアを開けて帰ろうとするサンタさんの後ろ姿を見た。
僕は驚いたんだ。
だってお母さんがサンタさんに変身してたんだから。
それを見て僕は秘密を知ったことを嬉しく思った。
プレゼントの中身は僕の大好きなお母さんのアップルパイと
「メリークリスマス」と書かれたお手紙が入っていた。
戦争中激しく鳴り響く不快な音たちにおれは小さく息をついた。
久しぶりの前線。それも最前線。またまたどうして。いつもは監視塔及び司令室に引きこもり戦争中でさえ滅多にそこから出ないのに。そんなおれがどうしてこんな場所にいるのだろう。
そんなわかりきったどうでもよいことをぼぅっと考えていると、その隙を狙って敵国の兵士が何名か束になりこちらへ向かってきた。
なぜ、なぜか。それはおれが自ら希望したからだろう?
この戦場に自軍の幹部はおれしかいない。さらに、一般兵ですらごく僅かだ。対して敵軍はもともと数の暴力でゴリ押すことで有名な国だ。
あぁ。あぁかわいそう。戦う意志さえないただの市民が。戦う理由すら知れないただの国民が。自分の未来すら選べない哀れな軍人が。とてもとても。
「かわいそう」
ぼそっと呟くと、その思考を消し去るように自ら箍を外した。
「あは。あはは。あはあはあはあは。かわいそう。かわいそう。かわいそう…だからおれが殺してあげるね」
お前らのその目が。その目が嫌いだ。なにもかも諦めて、でも指示には従うしかなくて。自害なんてできなくて。だから早く殺して欲しくって。でも死ぬのは怖くって。ありえる筈もないもしかしたらにどうしようもなく。みっともなく縋り付いて。そんな自分が大嫌いで。醜くて。
昔のおれを思い出すから嫌いだ。あの国も。お前らも。弱すぎたおれを。何も出来ないくせに成功体になり続けたおれを。この国に出会ってから思い出すたびに何度も。何度も、殺してきた。押し込んできたおれを。なんの気もなく引きずりだしてくるんだ。
初めてこの国を見たあの日から。絶対にぶっ潰すって決めてたんや。おれが。この手で。
こんなことで昔が消える訳やない。そもそもここはおれを壊した国やない。でも。それでも。
「んふ。んふふ。あは。あはあはあは。
死は救済や。お前らだってそうやろ?今日はまだ聖なる日やないけど、おれが最高のプレゼントをくれてやるよ。あは。あはははは。楽しいな。たのしいなぁ!!もっとおまえらもたのしもうや!!!」
前線は久しぶりや。でも人を殺すのは毎日やってる。
大丈夫。ちゃんと、
「一瞬で終わらせたる」
お題「プレゼント」
桃視点
プレゼント
「貴方にプレゼントです///」
とマスターは優しく微笑んだ。
ここはとある洒落たBAR。
本日は雪が静かに降り続いているBARの中には、1人の“お客様”がいました。
貴方はお客様の邪魔にならないように隅に座って、マスターとお客様の会話を静かに聞いていました。
どうやらお客様は、クリスマスプレゼントの話をしていました。
「マスターのお陰で無事にプレゼントの中身決まりましたよ〜。マジで彼氏が喜ぶのが分からなかったので、相談してよかった〜。」
「プレゼントが無事に決まり安心しましたよ。
ところで何時まで此処にいるんですか?そろそろお時間だと思いますが...。」
「あ!やばい!今日しか彼氏会えないんだった!遠距離恋愛ってやっぱり辛いけど、会える時が1番幸せだよね!」
と言いお客様はBARを急いで出ていった。
マスターは「転ばないように気をつけてください。では、またのお越しをお待ちしております。」といつものフレーズを言いながら、頭を下げていた。
「にゃーん...」と貴方が鳴くとマスターは、貴方を見てニコリと微笑んだ。
貴方がマスターの傍に行き、足に擦り寄っているとマスターに抱えられて、窓辺に腰掛けた。
「今日は雪が綺麗に降っていますよね。どうですか?この雪は。」貴方は降り続けている雪を、テシテシしているとマスターに笑われてしまいました。
マスターは店の奥からプレゼントボックスを持ってきて、あなたの前に置きました。
「貴方にプレゼントです///」と言いながら、マスターはゆっくりとプレゼントを開いた。
そこには猫用のベットだった。
貴方は早速ベットに横になり、寝てしまった。
その姿を見てマスターは愛おしそうに撫でた。
∮プレゼント
クリスマスパーティーでプレゼント交換をしようと誰かが言い出して、予算千円でなにか買うことになった。
「どうしよ‥‥」
女子力の高い友だちはきっとおしゃれなものを用意するだろうし
ネタに走るにはセンスも持ち合わせてない
「あ、」
そんなこんなで迷ってたら目の前にある宮沢賢治グッズ
(誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸なんだねえ。)
なんとなく、何気なく見ただけのその台詞がなんだか離れなくて
その衝動のままプレゼントとして買ってしまった
ネタと言われればそうなんだけど、私は何処か違う感覚を纏っていた
きっと、私はあの問いを思い出したからだとおもう
(けれどもほんとうの幸いは一体何だろう。)
#日記 #実話
渡す相手の方の顔を
思い浮かべながら
何が良いかと頭を巡らせて
一つのものを選ぶ楽しさ
渡すときのドキドキや
気に入ってもらえた時の
嬉しさと安堵感は格別なもの
どちらかといえば
わたしは
プレゼントは
贈られるより
贈る方が
好きなのかも知れません♡
# プレゼント (358)
プレゼント?
別にいらないから、普通の一日を過ごさせて欲しいな。俺はキリスト教徒じゃないし、クリスマスにそこまで思い入れは無いんだ。
ほら、十二月、一月は行事が多いだろう? クリスマス、忘年会、大晦日、お正月、新年会……。
子供の頃は本とかゲームとかをプレゼントで貰えて嬉しかったけど、そういうので喜べない歳になったら気付いちゃったんだよな。
親にとっては酒が飲める口実が出来ただけなんだって。子供の気持ちなんか考えてないんだよ。プレゼントで気を引いて、親の義務は果たしたとばかりに酒に手を出すんだから。俺がどういう反応したかとか、ケーキの味とか、ロクに覚えてないんじゃないかな?
だから君も、別にプレゼントなんてくれなくていいよ。
今年一年仕事頑張って、なんとか生き延びました、ってご褒美とお祝いは、自分でするから。
だって、お返しとかめんどいじゃん?
◆◆◆
「そんで?」
「……ひっぱたかれた」
「だろうね」
「俺が総理大臣になったらクリスマスとあらゆるプレゼントを贈り合う行為を全面的に禁止にしてやる」
「わはは。それだけは百万年経ってもねえよ。そーゆーのはありがたく貰っとけばいいんだよ。後で捨てるなり誰かにあげるなりしてもいいからさ」
「その事後処理も含めて面倒なんだよ」
「僕に横流ししてくれりゃいいのに」
「めんどくね?」
「別に。食べ物なら一食分浮いてラッキーだし、それ以外なら売るか使うか捨てるかの三択だけじゃん」
「俺にとっちゃキリストよりお前が神様だよ」
「損な性分だよね、君って」
「めんどくさがりなだけだよ。あーもーマジでプレゼントなんて文化滅びればいいのに」
……僕はそれで毎回苦悩する君を見るの、結構好きだな。
END
「プレゼント」
どの女子も好きの次、二言目にはあれが欲しいだの、これをプレゼントしてだの言ってくる。
まあ社会人で稼いでるし、かわいい彼女の望みなら叶えてやりたいからいいんだけどね。
「おーい、この書類追加で頼むわ」
同僚からナイスパスが来た。今日はクリスマスイブだっていうのに残業だ。
本当に残念でならないけど、彼女にドタキャンの連絡をしなければ。プレゼントを買ってないからちょうどよかった。いい加減うんざりしていたから、あっちから振ってくれればいい。俺は仕事で書類といちゃついていた方がマシだと思う。
秒で『ごめん、残業で今日は会えない』とLINEを送ると既読だけがついてスマホは鳴らない。スルー上等だ。
黙々と仕事をこなしていると、デスクの上に置いたスマホからバイブ音がした。
彼女からか、面倒だな、と画面を見ると家が隣の幼馴染みからだった。一度は付き合って別れたが、家族ぐるみで仲が良いためたまに食事をしたりしている。
『早く帰って来い』
女子なのにスタンプなし、一言だけの命令LINE。幼馴染みらしいとくすりと笑う。
ちょうど一区切りついたからこのまま帰ってしまおう……そう思って外へ出ると、幼馴染みが寒そうに缶を手にして待っていた。
「遅い」
「ごめん。ていうかいつから待ってた?」
「さっき来たところ。あげる」
ぬるくなった缶コーヒーを手渡された。嘘が下手だねぇ。そして久しぶりに誰かに物を貰った気がして笑ってしまった。
「何にやにやしてんの?」
「ふふ、プレゼントありがとう。ちょうどコーヒーが飲みたかった」
幼馴染みは「変なの」と言うとヒールを鳴らして歩き出した。
「クリスマスのディナー、作りすぎたから呼んで来てって……うちの母さんが言ってたから。ここを通ったのは偶然だから、勘違いしないでよね!」
ツンデレが完璧で余計にやけてしまう。俺にはこの缶コーヒーで充分なんだけどな。
幼馴染みの数歩後ろを追うように、足取り軽く帰路につく──そんなクリスマスイブ。
【プレゼント】
「あーあ、サンタさん、来ないや、」
一人、ボソっと呟く。
「蒼桜っ!もう寝なさいっ!」
「やだ〜っ、サンタさん見てから寝るのっ、」
下では、妹の蒼桜を寝かそうとするお母さんと、サンタさんを絶対みたい妹の蒼桜が言い争い(?)をしているようだ。
「もうっ、鈴桜〜っ、!蒼桜寝かすの手伝ってくれない〜!?」
「はぁい」
妹の面倒見係が回ってきた。
「蒼桜〜、寝るよ〜!」
「やぁだぁっ、サンタさん見るのっ、」
いつまでも駄々をこねる妹を抱き、私は寝室に向かう。
「蒼桜。サンタさんはね、ちゃんと寝ている良い子のところにしか来ないのよ。」
そういうと、蒼桜は驚いたような顔をして、顔を曇らせ、こう言った。
「そーなのっ!?、、、じゃあ、蒼桜、寝る、」
「うん。良い子だね。きっと、サンタさんも来てくれるよ。」
「うん、、、。」
「じゃあ、蒼桜、おやすみ。」
「お姉ちゃん、おやすみ、」
泣き疲れたのか、蒼桜は直ぐに眠った。
「ふぅ、」
そして、私も寝なくちゃと、ベットに向かったのだった。
次の日
「お姉ちゃんっ!」
「ん、蒼桜、?」
朝早くに、蒼桜は私を起こしに来た。
「お姉ちゃんっ!プレゼント、届いてるかなっ!?」
「んー、」
曖昧な返事を返しても、蒼桜には聞こえていない。
そして、
「わぁっ!うさぎちゃんだ〜っ!✨」
蒼桜のプレゼントは、ちゃんと届いていた。
「サンタさん、ありがと〜っ!」
「良かったね。蒼桜。」
「うんっ!」
そして、蒼桜は遊び出した。
「ん?」
クリスマスツリーの隣にもう一つ箱があることに気がついたら私は、その箱を手に取る。
そこには、
鈴桜ちゃんへ。
お母さんのものでも、お父さんのものでもない筆跡で、そう書かれていた。
「私の、、、プレゼント、?」
気になり、中を開ける。
そこには、最新型のスマホが入っていた。
「ぇ、、、!?」
流石に驚きの声を上げる。
そして、もう一つのものに目がいった。
鈴桜ちゃんへ。
いつも、妹の面倒を見ることを頑張っていること、ちゃんと見ています。
蒼桜ちゃんは、天真爛漫。好奇心旺盛。きっと大変でしょう。
そして、妹の面倒を見るだけでなく、勉強も運動も頑張っていますね。
全てを完璧に。
その言葉を実行できています。
けれど、人は、いつでも完璧ではない。
だから、たまには息抜きも必要です。
休めることも、大切なことです。
全て完璧じゃなくても、頑張ればいい。
そのことを頭に入れてくれると嬉しいです。
これからも頑張ってください。
サンタクロース
その手紙を読んで、自然と涙が流れてくる。けれど、
「お姉ちゃん、泣いてるの、?」
蒼桜にそう言われるまで、気が付かなかった。
ああ、私、疲れてたのかな、
泣いたのなんて、いつぶりだろう、
「お姉ちゃん、」
「まぁ、鈴桜っ!?」
「鈴桜〜!今日は鈴桜の好きなチョコケーキ、、、ってなんで泣いてるんだ!?」
私、こんなに愛されてるんだな、
「ううん。なんでもない!笑」
流れた涙を拭き、私は笑った。
皆、驚いた顔をしていたが、最後には笑ってくれた。
______時に休憩も大事。
私が、クリスマスに学んだこと。
お陰で、今もこの世界を生きています。
#プレゼント
#一作目
枕元に置いてあった、夢に溢れた贈り物。
子供の頃は、そんな贈り物を見てはしゃぎまくっていたような気がする。
それをお母さんが、優しく微笑みながら眺めていた気もする。
...そんな少し前の記憶を思い出しながら、目の前で昔の私と同じようにはしゃぐ愛娘の姿を眺める。
あの時は当事者だったけど、今ではすっかり立場が入れ替わっている。
けれど、嬉しさは変わらず。
あの時、お母さんもこんな気持ちだったのかな
と思うと、更に笑みが零れてしまう。
ふふ、Merry Christmas
私の可愛い可愛い、娘ちゃん。
...いつかは貴方も、この気持ちが分かる日が来るのかな。
---二作目---
あいつから貰った、プレゼント。
顔を少し赤く染め上げながら、それでも渡してくれた贈り物。
箱を開けると、綺麗な青色の腕時計が入っていた。
意味合いは、多分そういうこと。
「大丈夫だ。俺はいつでもお前の事を愛しているからな」
そう言うと、あいつは「あぁ...」と言いながらさらに顔を赤く染め上げてしまった。
腕時計をプレゼントする意味
「あなたと一緒の時間を過ごしたい」
「どんな時でも自分を思って欲しい」
#プレゼント
158作目
プレゼント
大事なみんなの
記念日だから
何をあげようか
とても悩むけど
今年は
いつも話を聞いてくれる
あなたへの
プレゼント
美味しそうな
ケーキをあげるよ
Merry Xmas
なな🐶
2023年12月23日
プレゼント
世の中はクリスマスの話題でいっぱい
イルミネーションやクリスマスツリーが目立って
街全体がキラキラしてる
サンタさんからのプレゼントは欲しいけど
もうずっと長いこと貰ってないな
でも今年はサンタさんからのよりも
君からのプレゼントの方がずっとずっと嬉しい
期待してもいいかな?