SHADOW

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プレゼント

「貴方にプレゼントです///」
とマスターは優しく微笑んだ。

ここはとある洒落たBAR。
本日は雪が静かに降り続いているBARの中には、1人の“お客様”がいました。
貴方はお客様の邪魔にならないように隅に座って、マスターとお客様の会話を静かに聞いていました。
どうやらお客様は、クリスマスプレゼントの話をしていました。

「マスターのお陰で無事にプレゼントの中身決まりましたよ〜。マジで彼氏が喜ぶのが分からなかったので、相談してよかった〜。」

「プレゼントが無事に決まり安心しましたよ。
ところで何時まで此処にいるんですか?そろそろお時間だと思いますが...。」

「あ!やばい!今日しか彼氏会えないんだった!遠距離恋愛ってやっぱり辛いけど、会える時が1番幸せだよね!」

と言いお客様はBARを急いで出ていった。
マスターは「転ばないように気をつけてください。では、またのお越しをお待ちしております。」といつものフレーズを言いながら、頭を下げていた。
「にゃーん...」と貴方が鳴くとマスターは、貴方を見てニコリと微笑んだ。
貴方がマスターの傍に行き、足に擦り寄っているとマスターに抱えられて、窓辺に腰掛けた。
「今日は雪が綺麗に降っていますよね。どうですか?この雪は。」貴方は降り続けている雪を、テシテシしているとマスターに笑われてしまいました。
マスターは店の奥からプレゼントボックスを持ってきて、あなたの前に置きました。
「貴方にプレゼントです///」と言いながら、マスターはゆっくりとプレゼントを開いた。
そこには猫用のベットだった。
貴方は早速ベットに横になり、寝てしまった。
その姿を見てマスターは愛おしそうに撫でた。

12/23/2023, 10:59:27 AM