あなたのもとへ
嗚呼…
いつになったらあなたのもとへいけるのでしょうか。
貴方と別れて数年の年月が経ちました。
貴方は今どこで何をしていますか?
俺と同じ空を見ていますか?
寂しいです。
未来への鍵
俺の目の前にはたくさんの扉がある。
赤い扉、青い扉、黄色の扉…とにかくたくさんの扉が存在している。
そう…この扉たちは俺の未来。
正解は?失敗は?挫折は?達成は?
たくさんの扉の先は分からない。
一回限りのこの鍵では選べない。
『お試し』なんてものは存在しない。
だから『選択』が怖いんだ。
(誰かを犠牲にするのか?)
(何かを犠牲にして手に入れる
『幸せ』はホンモノなのか?)
『不安』ばっかだけど、俺が俺自身が選ぶ未来を信じたい。
俺は白い扉に鍵を挿して扉の先を歩む。
失敗しても挫折してもいい。
俺は俺を信じるんだ。
Ring Ring…
そういえば…誰かが紡いだ曲があったような。
そう思って自室の引き出しの奥を探す。
カツンと指先に触れる固いもの。
そっと引き出すと小さな箱があった。
蓋を開けてみると、音楽が流れ出す。
それに気を取られていたが、中身を見るとリングが入っていた。
嗚呼…思い出した。
このリングは彼が私にくれたもの。
私がつける前に彼がいなくなってしまった。
それが受け入れられなくて、これを奥にしまっていたんだ。
私は受け入れようと思い、その箱ごと机の上に飾っておくことにした。
もう曲が流れることはない。
最初で最後の送りもの。
追い風
俺を追い越して行く風は、いつも誰か願いを運んでいる。俺はいつもそれを眺めているだけで、捕まえる事の出来ない何かを願っている。
本当は俺の夢も託したいが、風を見送るだけ。
君と一緒
『君とずっと一緒にいたい』
そう言っても君は『そう』って返事をする。
ツンデレな君も可愛いね。
嗚呼ずっと一緒にいられたら俺は幸せ。