ブランコ』の作文集

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ブランコ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/1/2024, 2:06:42 PM

どんな夢を見た時だったかな?
あなたと2人で、なにか大きなプロジェクトを、2人きりで計画し、それがとても楽しくて。
お互い、目をキラキラ輝かせて話した場面。
ブランコを目一杯漕いで、大きな声で立案すると、頷きながらキラキラの眼差しで、
うん!それいいよねー!
と返事をくれた。

あなたの立案はいつも夢が大きすぎて、とても現実味がなさすぎて、聞いてるといつの間にか、ブランコを漕ぐことすら忘れてしまっていた。

素敵なプロジェクトだけど、そんな金、どこにあるの?
自民党から分けてもらわなきゃできないね!と笑った。

2/1/2024, 2:06:35 PM

「ブランコ」

子供だったあの頃

なかなか自分ではこげなかったけれども

ある時

宙に体がふわりと浮いた

その嬉しさを母に伝えたあの日

ゆらり ゆらり 風のように

心の中で

今もブランコが揺れている

                ショコラ

2/1/2024, 2:03:34 PM

お題:ブランコ

小さい頃、よくブランコ乗ったな〜

妹と、友達と、これから友達になる子と。

ブランコって仲を深めてくれる魔法の遊具だよね(笑)

背中を押したり、押されたり。
競争したり。二人乗りで協力して漕いだり。
「たか〜い!空に届きそう!」と言いながら上を向いていたり。

今想うと人そのものだなぁ、なんてね(笑)

誰かと支え合いながら生きるって素晴らしい。

誰かと喜びを分かち合えるのも凄いこと。

よくをいうと、悲しみや苦しみも分かち合える人がいるといいよね。

私はいます。だから常に感謝していて、必ず思った感謝の言葉は伝えるようにしています。後悔なんてしたくないから。

歳を重ねると、原っぱに大の字になったり中々しないし、ブランコを漕ぎながら上を見上げることもあまりありません。
でもたまには、広い空を見上げてみてはいかがでしょう?きっと心は軽やかに、広くなるはずです。

競争社会で頑張るあなたはステキです。
でも、時には心も体も休ませてくださいね!
ブランコに乗りながら(笑)

2024/02/01/(木) 文章がまとまっていないけど、今日はこれで。

2/1/2024, 2:02:01 PM

ブランコ

大人になって乗ると、酔いやすくなったなぁ

2/1/2024, 2:00:58 PM

夜、
悲しい時にブランコを独り漕ぐ。

昼、
楽しく子どもたちがブランコを漕ぐ。

二つの顔をもったブランコ。


【ブランコ】
#13

2/1/2024, 2:00:55 PM

私はブランコに乗っているような人生を送れば幸せになれると思った
鎖に繋がれてると楽だけど自由がない
鎖をいつでも手放せていつでもつかめるように握っていれば、上下の波がある人生でも楽しめると考えています

2/1/2024, 1:58:09 PM

夜の公園
誰も居なくなった

軋むブランコ
1人揺らしている

ふと顔を上げてみる

ぼんやりと街灯が
灯っているのが見えるだけ


一生懸命ブランコを揺らした

寂しい思いも  辛い思いも
恋しい気持ちも 会いたい気持ちも

何もかもが 身体の中から
吹き飛んでいってしまうように

2/1/2024, 1:57:49 PM

【ブランコ】

小学生達がわちゃわちゃとじゃれ合いながら帰宅するその様子を、黄昏た大人ぶった顔してぼうっと眺める。
もうすぐ17時になるらしい。
昼と夜の境目の時間。夕暮れ時の薄暗さに後ろ髪を引かれながら、名残惜しそうに太陽がキワのキワまでその存在を主張し山際を縁取っていた。

話は変わるが......“リミナルスペース”なる言葉をご存知だろうか?
元々は建築用語であるとの事だが、ここ数年で海外発のインターネットミームとして取り上げられ、最近日本でもSNSを通して有名になったワードである。一言に言えば『日常の中の非日常』『2つの相反する要素の両立する奇妙な空間』のことなんだそうな。

今自分がいるこの場所に、ふとそんな言葉を思い出した。
自分は今、夕暮れ時の、住宅街から程近い公園で、寂れたブランコにただ一人座って...、じっと何かを見る訳でも無く、この世界に悠然と流れている“時間”を見つめている。
先程道路を歩いていた小学生達も今はそれぞれの自宅へと帰り、あの小学生特有な賑やかさの残香を景色に纏わせ、より一層この辺りを寂しげにするスパイスと化していた。
音を立てて吹き荒んだ風に背中を押されるように、キィキィと悲しげに鳴くブランコを一、二回漕いで小さく動かす。前後に行ったり来たりするブランコは、まるで幼児退行を促す催眠道具のようだ。
漕いでいくうちに、普段は心の奥底に鍵をかけて保管している幼い頃の記憶を呼び覚まし、精神世界へと誘った。

(幼い頃仲の良かったあの子は今元気だろうか?)
(どうして今は繋がりがなくなってしまったんだっけか。)
(何か大きな喧嘩でもしたんだっけか、それとも...)
(......大人になるにつれ、自然と会わなくなったんだっけかな。)

思い出に沈んだ心が、夕刻を知らせるチャイムを合図に引き上げられ...再び辺りを見渡した。

すっかり太陽の光は消え失せており、夜の暗さが支配している。
住宅街は暗闇を照らしだすランタンのようで。
その光の一つ一つに暖かな思い出があり、一方でその暖かさの狭間に消えてしまった仄暗く悲しい記憶もある。
人は皆、“暖かな思い出”と“仄暗く悲しい記憶”の間をフラフラと行ったり来たりを繰り返しながら生きているのだろうか。

(...今度、もう一度だけあの子に連絡してみよう。)
(あの頃の“僕”に帰れたら...いいな。)

______________END.

2/1/2024, 1:55:21 PM

キコキコ キコキコ
ぶらり ぶらり
夕暮れに一人 影を見下ろす
黄昏れた 草臥れた男の
「働きたくない」
という戯言を 嘲るようにカラスが鳴いた
ついた足で後退する
地面を蹴って 鎖を揺らす
ぐらり ぐらり
振り子のごとく
最高点にたどり着いたら
飛んでみようか
そんな勇気もないくせに
思考ばかりは一丁前の
くだらない人生を 嘲るようにカラスが鳴いた

2/1/2024, 1:54:41 PM

身体を投げ出すのを
最初に覚えたのはこれだった

そう思いながら通り過ぎた先の
不安定極まりない夜の上で

遠くを眺めている

重さは生きているうちだけ
感じていられるものなんだろうか

ギイギイなる音だけ持ち帰って
鳩尾にそっと焚べた

2/1/2024, 1:53:11 PM

「キーッ…キーッ……」


そんな音を立てながら、

ブランコが揺れる。


この時間だけは、嫌なこと、楽しかったことすらも、全部忘れて、
自分だけがこの世界にいるのだと錯覚する。

この時間は、僕にとってなくてはならないもの。









いつも通り、ブランコに乗って疲れを癒していると、


「…ストン」




隣の空いているブランコに誰かが座ってきた。



おかしいな。

今の時間は夜中。

到底、人が来るような場所でも、時間でもない。


男か女かも分からないような、とても中性的な見た目をした人が隣にいる事実が不思議でたまらなかった。



【あの、こんな時間にどうしたんですか…?】


なんだか気になったので、声をかけてみた。

僕は元々、人見知りをするようなタイプではなかったので話しかけることに、特に抵抗はなかった。


〖……〗


やっと顔が見えたと思ったら、前髪で目元が隠れていて見えずらい。

今は夜中。尚更、顔ははっきりと見えるはずがなかった。

でも、女の子とも男の子とも言えないような顔立ちをしていることだけは、何故かはっきり分かった。


〖…多分、あなたと同じですよ。〗


やっと返答をくれた君は、そんな言葉だけを僕に渡し、ブランコをこぎ始めた。



「キーッ…キーッ……」


聞き慣れた音がする。


でも、いつもとなんだか違う雰囲気に、僕は戸惑っていた。






あ、そうだ。


ブランコを漕ごう。


何もかも、忘れてしまえばいい。









「キーッ…キーッ…キーッ」











気づけば朝になっていて、

隣でブランコを漕いでいたはずの人は、いなくなっていた。




【…帰ろ…。】










ー作者の話ー

うーん…。不思議なお話を目指してみたんだけど、向いてないかも(笑)

昨日は忙しくてお話書けなかったから今日頑張ろうと思ったんだけどな…

まぁ、失敗をして成長するものだよね!

ここまで読んでくれてありがとうございました(* ˊ꒳ˋ*)

また次回のお話で会いましょう。

またね!

2/1/2024, 1:50:51 PM

夕闇に囲まれた小さな公園のブランコ。そこに腰掛け、ゆらり、ゆらりとブランコを漕ぎ俯いている青年がいた。青年は闇に溶け込むような黒いパーカーと藍色のズボン、そしてスニーカーを履いており、このような場所にいることが不自然に感じられる。そこへ、ギラリと琥珀色の瞳を光らせながら黒猫がやってきた。黒猫は青年の足元に辿り着くと、可愛らしく「ニャー」と鳴く。その時、今まで俯いていた青年が黒猫へ話しかけ始めた。
「お、ようやっとお出ましか。ん?何だ、猫の姿じゃないのかって?そりゃあお前、どうせこれからあっちに行くんだ。その姿じゃめんどうだろぉ」
 青年はニヤリと笑ったかと思うと、いきなりブランコから腰を上げ、腕に隠れていたブレスレットに手をかざした。
「それじゃあ、夜市へ行きましょうかね。ほら、お前もこっち来い」
青年は、いつの間にやら黒猫と同じような琥珀色の目をしており、腰からは尻尾が二本生えていた。もう常闇に包まれた公園で、黒猫を腕に乗せると同時に突風が起こる。気づけば、ただ風がブランコを揺らしているだけで、そこには誰も居なかった。いや、何も残されていなかった。

2/1/2024, 1:49:40 PM

『ブランコ』

公園の遊具の不思議。

私が子供の頃は、実家近くの公園には今よりもほんの少し多くの遊具があった。でも「安全の為」を理由に少しずつ撤去されていった。今あるのは、ブランコ、すべり台、シーソーくらい。

この中で、ブランコが撤去されていないのは、凄いなと思ってしまう。

決して、なくなって欲しいわけじゃない。…のだけど、上記3つの内なら1番危険度は高いのじゃなかろうか。

幼児の頃、持ち手の鎖に指の皮膚が少し挟まって痛かったし、落ちて擦りむいたし、追い打ちをかけるようにブランコの板が後頭部にぶつかったし。

笑い話で済む程度だから撤去にはならないとは思うのだけど、私は決して忘れないぞ。

後頭部にぶつかった板がおでこに向かって追撃してきた事を。

2/1/2024, 1:47:50 PM

ぎぃぃぃ。
通り道の公園から、錆び付いた音がした。
使う人がほとんどいない場所だから、風でも吹かない限り音すらしないはず。
興味本位で公園を覗くと、あたしの店に毎日来ていた少年がブランコに座っていた。そういえば最近は店に来てなかったな、と思う。ぎぃぃ、と錆び付いた音がまた響く。
「おーい、少年!」
声をかけると、少年はパッと顔を上げた。ブランコから立ったり座ったりと慌てて、足がもつれてその場に転ぶ。
途中まで近寄っていたあたしは、少年の傍に駆け寄った。
「おいおい、大丈夫か君」
「あ、はい、すみません。大丈夫です」
膝についた砂を払い、少年は顔色をサッと変えた。
「えっと、あの、ごめんなさい。僕、その」
「何に対して謝ってるんだ? むしろ、あたしが声をかけてごめんなんだが」
「そっ、そうじゃないんです……あの、最近行けなくて」
「ああ、そのこと」
別にそれが何だって話なのだが。人には都合ってもんがあるから、毎日来れる方が珍しいのだ。
とはいえ、確かに理由は気になる。
「あたしのケーキに飽きた?」
「いえ! そんな訳ないです! お姉さんのケーキ大好きです!」
「じゃあ……何?」
「その…………」
ぽつり。何事かを呟いたが上手く聞こえなかった。
……ばなんです、と。ば、なんです。…………虫歯?
「アッハッハッハッハッ!」
「わ、笑うことないじゃないですか!」
「あはっ、はー、すまん……そりゃ、毎日ケーキを食べりゃあそうなるな。あはは」
「だっ、だから、その、しばらく行けなくて」
「うん、うん、分かった。それじゃあ、虫歯が治ったらまたおいで。特別なケーキを作ってあげるから」
少年の目が期待でキラキラ光った。
うん、やっぱりこの目が好きだな。早く虫歯を治してくれよ。

2/1/2024, 1:45:24 PM

皮肉な遊具だ。
自身の全てを総動員して
前に進もうとするのに
結局、もといた場所に引き戻される。
それでも漕ぎ続けられるのは
少しでも高い景色をみていたい
人の性というものだろうか。

2/1/2024, 1:44:56 PM

今日は任務で大きめの公園に来た
ここは初めて来るけど綺麗な場所だ
だけど危険が潜んでるから、それをなくす為に来たのだ
遊んでなんかいられないね
俺サポートにまわるから、攻撃よろしくな!
おけ〜任せて!
いつものように連携して戦う
今回やたらと目を引いたのはそう
ブランコ
ブランコは昔馬鹿みたいに遊んでた
カレはどうなのかな、好きだったりしたのかな
でも今は集中しなきゃ、勝てないわ…
よしっ終わり〜!さて、帰ろか
待って!まだ余裕あるよね?迎え頼むの待ってよ
え?終わったのになんで報告せんの?
ねぇ、ちょっとだけ付き合って…
なんかあるんか?ええで
ありがとう、こっち来て
私はまだ時間に余裕がある事を悟り、ブランコへ向かった
ねぇ、ブランコは好き?
俺か?う〜ん特別好きなわけちゃうけど、よう遊んでたな
私もそんな感じだよ
でもなんでここに?
私さっきね、このブランコを見た時、惹かれたんだ
一緒に乗りたいなって思ったの
そういうことか、たまにはブランコも悪くないかもな
なんか久しぶりだけど、楽しいね
せやな、昔なんとなく乗りまくってた気持ちが分かるわ
こんな一時が
私達の仲を深めていく
愛のブランコ…というのは言い過ぎだが
私からしたらカレとの時間が愛全てに繋がる
私達が骨になろうとも
カレと懐かしながら事を楽しめるくらい
幸せになりたい
無心になって漕ぎまくっていたら夕方になっていた
やば!連絡しないとだよね、ごめんね!変な事に付き合わせちゃって!
ええんやで、苦戦したって言えばええねん
そ、そうだよね…ありがとうね
焦るなや、楽しかったんやからええやろこんくらい
…えへへ、そうだよね、楽しかったもん!
そんくらい気楽にな、肩の力抜きな
そしてなんとか言い訳をして帰ってきた私達
なぁ休みの日さ、どこでもええけどさ、ブランコあるとこ行かへん?なんか…はまってもうたわw
良いよ!調べとくよ!
おおきに!助かるわ〜
相変わらずかわいいなカレは
はまっちゃうなんて…
きっかけになったかな、良かったよ
ブランコに乗っている私達は
空にはどう映ってるかな
塵にすぎないか
でもそんな塵も積もれば山となる
私達の愛の山を少しずつ大きくしてくのが
私達の仕事
それをブランコでやれば良いというだけ
休みの日が楽しみだね

2/1/2024, 1:43:32 PM

「ブランコ」

もっと高く もっと遠くにと

子供が大好きで

よく背中を押したものだ

あの時の

背中の感触も笑顔も

ついこの間のように思い出される

そんな事を思っていたら

ブランコで風を感じたくなったので

あした 乗りに行こうかなぁ❢

2/1/2024, 1:42:50 PM

夕方の公園。
防災放送からカラスの曲が流れた。
公園で遊んでいた子供たちは、自転車に乗って帰って行った。
公園に誰もいなくなり閑散となった。カラスの曲が流れ終わると、公園の入り口から親子が入ってきた。
父親と子どものようだ。子どもは一目散に誰も使っていないブランコへ駆け出した。
錆びついたチェーンが、ジャラジャラと鳴る。
子どもは父親を呼んだ。
父親はゆったりとした足取りで、ブランコのところへ来た。子どもは父親に『おして』と頼んだ。
父親はブランコに乗る子どもの後ろへ周り、背中を押してあげた。ユラユラと前後にブランコが動く。
子どもは楽しげに笑う。
父親の背中を押す力がどんどん強くなり、子どもが乗るブランコも天までいきそうなくらい高く揺れた。
子どもは、楽しく笑っている。
『もっと! もっと!』
父親は子どもの楽しげにしている姿を見て、微笑んだ。
父親の背中を押す力がさらに強くなり、ブランコは高く高く揺らいだ。

「カーカー!」

公園の木に止まっていたカラスが飛んだ。
同時に背中を押す手も止まった。
子どもはーー青年の姿になっていた。否、初めから青年だったのだ。
青年は自分を押していた後ろを振り向く。
そこには、誰もいなかった。
青年は、ブランコの手すりから手を離した。
青年は、くれない色に染まる空を見上げた。
「……ありがとう、父さん」
そう呟くと、青年は姿を消したのだった。

2/1/2024, 1:42:12 PM

私がブランコからぶっ飛んで死にかけたときに笑ってたあいつ絞め殺して〜誰か

2/1/2024, 1:38:09 PM

【ブランコ】

キィキィと軋む音。
空は抜けるような青さを見せ付ける。
するりと頬を撫でる風は、心地良い冷たさを伝えて通り過ぎて行った。
青い空を手繰り寄せるように、青い空へ飛び込むように、ぐんぐんと漕ぎ出す。
まるで船出のようだと、少し笑う。
「―――っ!」
童心に還って、海のように青い空へ漕ぎ出したブランコに乗って、前へ後ろへ、もっと高くと漕ぎ進んだ。

「めっちゃ楽しんでるなぁ。」
途中で声を掛けたら落ちてきそうで、遠巻きに眺めることにした。
「あ〜!」
勢い良く漕いでいる良い大人が、ブランコの上で童心に還ってしまっている。
「…体重制限、ないよな?」
気になってしまい、眺めるのを止めてブランコに近付いた。
「カズ、漕ぎすぎ。子供用だよ、それ。」
キィキィと小気味よく金属が軋む音を鳴らして、ブランコの上の大き過ぎる子どもは首を傾げた。
「かっちゃんも、やる〜?気持ち〜よぉ!」
聴こえていないだけか、と苦笑いして隣のブランコに腰掛けた。
「懐かしいな…。」
足が届く範囲で軽く漕ぎながら、見上げた空の青さに、目を細めた。
「…かっちゃん、漕がないの?」
ブランコに立っていた大きな子どもが、いつの間にか座っていて、足を地面に触れさせてブレーキを掛け始めた。
「着地しまっす!とぉっ!」
ざざざざざっと、ブレーキを掛けたままの勢いで着地を決めた大きな子どもは、胸を張って静止ポーズをしている。
「はい、10点満点。帰ろう。」
キィキィとブランコが軋む音を残して、2人の大人たちは、去っていった。


遠くで放課後を報せるチャイムが鳴った。

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