セーター』の作文集

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セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/25/2024, 9:27:04 AM

セーター


ちくちくする
小さい頃からそうだ
ちくちくする
困ったもんだ
特に首元
ちくちくちくちくちくちくちくちく

首周りをまるで小さな虫が刺しながら
首を一周するように
ちくちくちくちく
最近なんかは

思わず
虫除けスプレーと殺虫剤を首に顔に吹きかける

明日、私はバッタになっているかもしれない

11/25/2024, 9:22:40 AM

遅れました。なう(2024/11/25 23:09:43)
▶24.「セーター」

23.「落ちていく」
22.「夫婦」
:
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形‪✕‬‪✕‬‪✕‬

---

消えた。

「やべっ」

慌てて駆け寄ろうとして、自分まで落ちるわけには行かないと我に返る。
‪ゆっくり歩みを進めると、‪✕‬‪✕‬‪✕‬が消えた位置に落ちたと思われる草の隙間が見つかった。草を全てどけるとタライ程の大きさの穴があった。

「おいっ!大丈夫か!」

何度か呼びかけるも返事がない。
やってしまった。自分が油断したせいだ。

「えー…とりあえず灯りだ」

激しい罪悪感は無理やり脇に置き、やるべきことをやっていく。
まずは穴の深さを調べる。場合によっては人を呼びに行かなければ。

火を起こし、紐付きの器に固定された背の低い蝋燭を灯す。
じりじりと穴の縁まで近づき、ゆっくり中へ下ろしていく。

「まぁまぁあるが…」

蝋燭が穴の底に近づき、‪倒れた✕‬‪✕‬‪✕‬がうっすら見えてきた。
気絶しているのだろうか。

「ありゃ足が折れてるな」
旅はもう無理か?

頭に向かって灯りを動かしていく。足以外に大きな怪我は見当たらない。
呼吸の有無はよく分からなかった。降りてみないと無理だろう。
幸い、持っている綱で届きそうだ。

穴の全容が確認できたところで、
灯りを穴の底につけ、紐は木に結えつけるた。
降下と引き上げに使う太い綱の端を近くの木と体にそれぞれ縛り付ける。

「よし、全部できてるな」

強度を再確認してから降下を始める。
ゆっくり綱の長さを調整しながら降りていく。
しばらくして底に足が着いた。‪✕‬‪✕‬‪✕‬を踏まないように着地する。

「おい、‪✕‬‪✕‬‪✕‬!‪✕‬‪✕‬‪✕‬!」
呼び掛けに反応しない。

「息しててくれよ…」
口元に手を当てるが風を感じない。

「嘘だろ、おい!」
とにかく足を固定して早く引き上げなければ。

彼の外套をめくると着ていたのは秋物のセーターだった。
「毛糸じゃ固定に使えねぇな」

セーターをさっさとナイフで裂いてめくると木綿のシャツがでてきたので、これを包帯にすることに決めた。ナイフで慎重に切れ目を入れて残りは手で裂いて取り出し、さらに細長くする。即席の包帯で足を縛り上げ固定する。

(助ける、とにかくそれだけだ)

行きよりも時間はかかったが、彼を背負い穴から脱出できた。

「はぁ、はぁ…‪✕‬‪✕‬‪✕‬!おい!起きろ!起きてくれ!」

ダメ元で思いっきり頬を叩いて気付けを試みる。

「うおっ」

彼の目がいきなり大きく開き、思わず仰け反った。

「…あなたは…シブ…」
「生きてたか!悪い、穴のこともだが、セーターをダメにしちまった」

11/25/2024, 9:21:00 AM

《セーター》

保全させていただきます。
 いつも読んでいいねを下さっている皆様にはいつも本当に感謝しております。
 この場をお借りして、御礼を申し上げます。ありがとうございます。

11/25/2024, 9:17:54 AM

寒がりな友人がいた
いつも寒い寒いと言う割に
薄くて硬い生地を重ねるばかりだった

もっと暖かいの着ればと
ショーウインドウを指したが
友人は首を振った
編まれている系のがトラウマなのだと

さては手編み系プレゼントの
凄まじいブッキングでもしたかと
からかい混じりに言えば
前半だけは正解と白い溜息

自然にしかし突然冷たい指先が
久し振りに寒風に晒した首を掴んだ
「所で随分ばっさり切ったようだけど」
「何かあった、イメチェンかい?」

‹セーター›


「今更星を落とした所で
 既に立った舟の行く先は
 とっくに変わりはせんよ」
「喜べよ馬鹿共たった今
 お前等は全ての人々の勇敢を
 無意味な不帰還の旅にしたのさ」

‹落ちていく›

11/25/2024, 9:16:50 AM

『セーター』

この時期になると、セーターを編む。

一目一目針棒を動かして少しずつ編み上がる様は、まるで曼荼羅か魔法陣のようだ。

アンデルセンの物語では白鳥に変えられた兄王子たちを、末の妹姫が編んだイラクサの鎖帷子でもとに戻していたっけ。

もちろん、やさしい気持ちやあたたかい想いが籠められることも多いだろう。
むしろそちらが本来のものなのだ。

そういえば。
プレゼントされたセーターをよく見たら髪の毛が編み込まれていた、なんて都市伝説めいた話も聞いたことがある。

酷いなぁ。
アレは私の渾身の作だったのに。

白鳥の王子たちは本当に無事に地上に降り立ったのだろうか。
空中で鳥から人間に戻った者はいなかったのだろうか。

一目一目針棒を動かしながら夢想する。
空から落ちてくる美しい半鳥の王子。

あの人も早くこちらに落ちてくればいい。

そして私も――『落ちていく』

11/25/2024, 9:04:29 AM

セーター

私は美大受験用の研究所と呼ばれる絵画教室に通い

1年浪人したのだが、

油絵は大好きだったので、少しは上手くなったものの

石膏デッサンが上達しなかった

真ん中に描いた石膏像が、形を取っているうちに

右に寄ったり左に寄ったり

まるで、描いた石膏像が生きていて

紙の中で私と追いかけっこをしているような感じだった

絵を描くと言うより

魔法使い見習いが

箒の乗り方を練習しているようなオカルト感があった

そんな、脳内で石膏像相手に死闘を繰り広げている私

の後ろで

先生達は呑気におしゃべりをしている

女の子ってさ、好きな男にセーターとか編んじゃうんでしょ?

怖いよね、だって、俺の事を想いながら一針一針編んだものをさ、マフラーだったらずっと首に巻く訳だろ

おっかねぇ!首絞められてるみたいじゃんかよ
気持ち悪ぃ!呪いだよな

で、手編みなんかもらったらさ

喜んであげなきゃならないんでしょ?

…黙って聞いていれば…なんてこった…

私は恋をして、手編みのセーターを編み終わっていたのだった

ツンツン…

好きな人を後ろからつついた

イーゼルにかかった油絵に夢中なフリをした無視である

私は2回つついてみて諦め

後日、自分でセーターを着て研究所で石膏デッサンをしていた

あらー?

自分で編んじゃったのかしらぁ?

と、先生の奥様が意地悪そうに微笑んでいた

女は恋に敏感である。

私はデブであったので、奥様にいつも容姿の悪口を陰で言われていて、

それを親友からチクられており、奥様が苦手だったのだ

誰に編んだのかしらぁー?
自分で着ちゃったの?クスクス…

うわあああああ!!内心、叫びたかったが

黙っていつも通りに石膏像と紙の中で追いかけっこをはじめたのだった。

11/25/2024, 8:54:41 AM

〜セーター〜

急に寒くなったけど

まだ準備できないけど

暖かくなりたいものです

11/25/2024, 8:36:46 AM

その朝は寒かった。いつもより遅い時間に目覚めた私は、布団の中と外の温度差にうんざりしながら身体を起こした。
今日は休日。これから映画を観に行く予定だ。

枕元に置いた着替えを引き寄せる。
下半身を布団に突っ込んだまま、もそもそとパジャマのズボンを脱ぎ、防寒のためのタイツと、靴下を履き、黒のスキニーパンツを身につける。
上半身は、両腕でパジャマの裾を掴み、上に持ち上げてガバリと脱いだ。途端に肌に冷たい空気が接触して、ぶるりと震える。慌てて下着とシャツを身に着けて、更にその上に青いセーターを着た。セーターはふわふわとして暖かい。ホッと息を吐いた。
大きく伸びをして、朝食を食べるために立ち上がる。布団は適当に畳んで、部屋の隅に寄せた。脱ぎ散らかしたパジャマは、洗濯物のかごの中へ入れる。

トーストとインスタントのコーンスープを食卓に並べた。
「いただきます」
と手を合わせて、食べ始める。
テレビを点ければ、今日は今年一番の寒さだとか、感染症に注意!だとか、そんなニュースがやっていた。
10分くらいで朝食を食べ終えたら、歯磨きをして、ドレッサーの前に座り、メイクをした。
今日のセーターの青と似た系統の色を意識して選んで、目元を彩る。
メイクを終えたら髪を整えて、最後に改めて鏡の中の自分と向き合う。
「よし、今日もいい感じ!」
鏡に向かってニッと笑って、立ち上がった。

コートとマフラーを身に着けて、鞄を持って、お気に入りの靴を履いた。
玄関前の姿見で最終確認して、玄関を出る。
鍵を閉めて振り返ると、気持ちのいい青空が視界に入ってきた。カラッとした冬晴れだ。それが、今日着たセーターと同じ色で、ちょっとうきうきした。

今日も良い日になりそうだ。

11/25/2024, 8:28:04 AM

若かりし頃の姉が
急に編み物を初めた。
いきなり白い毛糸を
ゴロゴロ買ってきて
セーターを編むと言い出した。

チャレンジャーにも程がある。
結局投げたようだ。

(セーター)

11/25/2024, 8:24:41 AM

夢の続きを探していた
       アイシテルのは君だけ
       言葉の端がほつれてる
       気付かないフリをした
       あの時もしも、なんて
       生温い風が通り過ぎる
       モスグリーンはキミの
       好きな色だよ一度しか
       着てくれなかったけど

           『セーター』

11/25/2024, 8:20:19 AM

No.185『セーター』

もう最近はセーターを着ないと寒い。
正直セーターに命救われてる。

11/25/2024, 8:13:23 AM

マグカップ一杯のホットミルク。
砂糖は入れないのが私流。
温もりが喉元を通って、自分の中心に落ちる。
明日ならきっとと慢心し、不可能であると諦観する。
昨年買ったお気に入りのセーターも、色はくすみ、伸びきっている。

11/25/2024, 8:10:31 AM

肌寒い朝にセーターを着て、家を出ようとするあなた。
寝ぼけ眼の私の頭を撫でて優しくキスをした。

外は寒いのに、こんなにも暖かい朝をくれるあなたに
「行ってらっしゃい」と声をかける。

「行ってきます」と笑顔を残して扉が閉まった。

あなたがいなくなった部屋は、暖かいのに私の心は少しずつ冷たくなっていく。

どれだけの優しさを貰っても、

私はあなたの恋人ではないのだ。

11/25/2024, 8:09:03 AM

セーターは、可愛いがらも沢山あるし、色んな形のセーターもあって、どれにしようか迷っちゃうくらい魅力的なのが沢山ある。
けど、毛糸でできているから糸がほどけちゃう時もあるし、網目が大きいから風が通って寒い時ある。
だけど、ほどけた時は、直せる人に頼めばいいし、風が入って寒い時はセーターの下に長袖を着ればいい。
そうやって、誰かに支えられたり助けてもらいながら生きればいい。
それ以上のいい所がいっぱいあるんだから、欠点を隠す必要はない。
恥ずかしいことじゃないんだから

11/25/2024, 7:59:29 AM

「お揃いニット」



 
「ねぇ、セーターかカーディガン買う?」
「うん、カーディガンの方買うつもり」
「私も買うならカーディガンだなぁ。どの色にする?」

制服のVネックセーター、カーディガンは、ネイビー、チャコールグレー、キャメルの三色から選ぶことができる。
制服とはいえ必須アイテムというわけではないので、多くの生徒が秋になってから購買部で購入する。
そのため、友達同士で色を揃えたり、カップルで同じ色を購入することも少なくない。
 
衣替えして数週間経ち、クラスメイトの女子数名がその話題で盛り上がっている。
彼は私に問いかけた。

「自分が好きな色着たらいいと思うんだけどなー。なんで人と同じのわざわざ選ぶんだ?」

「ペアルック的な……仲良しの証拠、みたいな感じなんじゃないの」

さらりと返す。

だが、心の中は大嵐だ。
こんなことを訊くってことは、セーターかカーディガンの色を揃えよう、って提案しても確実に断られるだろう。

こうなったら、彼が購入してから買うしかない。

「じゃあ、俺たちも色とか揃えた方がいいか?」

普段言わないようなことを言い出した彼の顔を見つめる。

「な、なんだよ。俺だってたまには彼氏らしいことしようかって気分になるんだよ」

みるみるうちに彼の頬が染まるものだから、こちらもなんだか恥ずかしくなってきた。

たまには、じゃなくて、いつもならもっといいんだけど──なんて、言えない。



────セーター

11/25/2024, 7:46:03 AM

セーター

昔は、恋人とかに、セーターを編んでプレゼントする人が多かったな 私も二人の彼氏に本当に夜なべしながら編んだりしてたな二人とも、ちゃんと着てくれて嬉しかった二人の内の1人は、旦那様で、今は、そのセーターは、着る事は2度となく遠い人になってしまったセーターは、今も大切に保管してるんだけど娘が着たいと言うけど大き過ぎるし洗濯するにもウール100%なので難しいだろうし今度、着て見ようかな今は、編物なんて絶体出来ないし、よくこんな複雑な模様編めたと感心してしまう どうやって編んだのだろうと…?本を見ても全く分からない🤷我が子すらに
編んだ事がないのに、よく旦那様に編んだなーと思う あの頃の頭の中は、どうなっていたんだろう(笑)今では、絶体無理なのに~😣編もうとも思わないけど、だけど娘に手編みのセーターって発想がなかったな😅 もし孫が出来たら作って見ようかな?でも絶体無理だー老眼だし直ぐに目がショボショボするし、やはり無理だな

11/25/2024, 7:43:56 AM

「ねえ、見て、見てこれ!」

脱衣所から君がバタバタ音を立てて帰ってきた。
お風呂行ってきますって手を振ったのはほんの一分前。

「ねっ、すごい、バッチバチ!」
下はパンツだけ、上はインナー一枚のハレンチさではしゃぐ阿呆が指さすのは、まあ見事に逆立った髪。
「スプレー忘れた?」
「忘れた!」
あははっ、じゃないが。
「今触ったらすごそう、触っていい?」
「絶対やめて。やったら絶交」

冬のセーターは君と私の距離を遠ざける。

#セーター

11/25/2024, 7:41:44 AM

セーター

おばあちゃんが編んだセーター、
色は少し淡くなって、
でもその温かさは変わらない。
手のひらの記憶が、
今も編み目に残っている。

着るたびに思い出す、
おばあちゃんの優しい声。
「寒くない?」と言って、
手を伸ばしてくれたその手が、
今はもう遠くに感じる。

でもこのセーターがあれば、
少しだけおばあちゃんが近くにいる気がして、
ふと、涙がこぼれそうになるけれど、
それもまた、温かい記憶だから。

11/25/2024, 7:41:10 AM

この時期になるといつも彼女の後ろ姿を思い出す。どう見ても寒そうな薄手のセーターを着ているのに寒さを感じさせないぐらい明るい顔で笑っていて、そんな彼女を見ていると自然と私も温かい気持ちになった。笑顔が曇りそうになったら決して私たちにはその姿を見せないように背中を向ける。そんな強いようでどこか弱々しさを抱えていた彼女をずっと私たちは心配していた。おそらく私は他の誰よりも彼女を心配していた。それは内に秘めた恋心のせいなのか、はたまた特別な思い出を一番共有していた相棒であったからか。その答えは未だに分からない。ただ1つ分かることがあるとすれば、彼女と過ごす時間が少なくなったこの日々はどうにも昔よりも色褪せてしまったということだ。もちろん昔みたいに目標が無くなったからということもある。だけど、この気持ちの空白感はそれだけでは無いだろう。彼女に会えるだけでその日は楽しいのに、帰る頃には寂しくなって、毎日会えないことがこんなにしんどいなんて思っていなかった。私がこれだけ彼女のことを考えていてもきっと彼女は私のことをそんなに考えていない。そんなことを考えていつも心が荒む。

11/25/2024, 7:25:32 AM

バレー部 セッター 179㎝ 
この3つが頭から離れない

さっき友達の付き添いで
違うクラスの子らと話をしたんだ

その中の一人が
バレー部のセッターで
身長は179㎝なんだって

それから頭の中には
その子のことでいっぱいになった
というのも3つの言葉が
反芻するだけだけど

————————————————
この日だと思う
君を好きになったのは

私が書いてきた文章が
君に届きますように

君は嫌がるかもしれないけれど
もう少しだけ君を好きでいさせて

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セッターとセーター間違えました

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