セーター』の作文集

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セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/25/2024, 7:16:57 AM

あの人に、会う日が近づいて
セーターを買ったんです。

少し、女性らしくて
少し、凝ったデザインで。
華美では無いけれど
ずっと、触っていたくなるような

暖かいセーターを。

編み込んだセーターのように
私たちは、絆を紡いできたと
思っていたんです。

けれど、会える日が指折り近づく頃
ふとした会話の中で

何かが、ほつれたんです。

本当は前々から分かっていた。
放ったままにしていた。
糸くずだと思い込もうとしていた。

けれど、その糸に指を絡めると
編み込んだもの全てが、形が
なくなるのがこわかったんです。

大事なものを失うのは
誰でも嫌でしょう?
けれど、好きではなくなったものが
いつまでも近くにあるのは
もっと、辛かった。見たくなかった。

紡いだ絆のほつれを引くと
流れるようにするすると
涙と共に、形を変えました。

ほつれた糸は
時折、きらきらと
思い出を光らせました。


【お題:セーター】

11/25/2024, 6:54:39 AM

初めて買ってもらったリカちゃん人形に

自分で編んだセーターを着せた

初めて飼った犬に

自分で編んだセーターを着せた


初めて好きになったあなたに

初めて緊張して編んだセーターは

夫になった今でも

まだ着てくれているんだね


《セーター》

#89

11/25/2024, 6:35:32 AM

#セーター

言葉すらも久しぶりに聞いた

暖かいけど、静電気が嫌だ

外に出る事がないからそれすらも忘れてたけど、このテーマを見て思い出した

11/25/2024, 6:23:07 AM

近頃は急に寒くなってきて、色々着込んでしまって真冬に何を着れば良いのか分からなくなってしまう。
暖かいものが良いな。そう、セーターとか。なんとなく素敵な人になれたような気分になって。
…実際はそんなことないんだけど。

11/25/2024, 6:22:56 AM

セーター


秋になるとセーターが恋しくなる。
家には使われていないセーターが飾られている。

昔あの子が貸してくれた大切なセーター。
あの子は元気にしているかな?

いつかあの子に返せることを願って
今日も私は登校する。

11/25/2024, 6:22:29 AM

セーター
「俺たち彼女なし、3人組!」
[改めてどうした!?]
「あっ、でも、あいつ彼女、できたらしい、」
[何?!そーゆーの早く言えよ、
あー、これで俺ら二人だけか、彼女いねぇーの]
「うん」
『おいおい、どーしたムード下がってんぞー』
[裏切り者め!!話しにはもう入れてやんね]
『は?、どーゆこと?』
「お前、彼女いる、裏切り者!」
『あー…、もう広まってんの?』
「後輩!バスケ部マネ!」
[年下かよ、よけぇー萎えてきた]
『でもさ聞いてくれよ、』
[?]
「?」
『後輩のさ、由美ちゃんがさ』
[よりによって、マネ1位の美女に、げーぇ]
『聞けって、そう、由美ちゃんがさ、 
最近寒いから手編みのセーターを編みたくて、
重すぎますかね
だってよ、』
[手編み?!愛されすぎだろ、羨ましい…]
「重くね、」
[何いってんだ、彼女とペアルックとかになったら…
あーーー!想像するだけで泣けてくる。]
『そう、重いかもって由美ちゃんも言ってて、
どうしようかな?』
[貰え、いらんなら俺が貰う。]
「関係なくね」
『それな、』
[欲しい!欲しい!俺にくれー]
                        ❦

11/25/2024, 6:08:11 AM

セーター
セーターを着て海を見に行く
冷たい風が肌に突き刺さる
冷たい風を体で感じて季節が変わったことを知った

11/25/2024, 6:08:11 AM

セーター
セーターを着て海を見に行く
冷たい風が肌に突き刺さる
冷たい風を体で感じて季節が変わったことを知った

11/25/2024, 6:07:05 AM

寒い寒い、とはしゃいでいたあの冬。
セーターを持ってくれば良かった、と笑いながら上着の裾を限界まで引き上げて中に手を押し込む私。
僕がいつでも君のセーターになってあげるのに、と君が耳を赤くしながら冗談ぽく言ったあの日。

君のことが好きでしょうがなかったのに
君のことを愛してやまなかったのに
君がいないと生きていけなかったのに
いつしか私の隣はぽっかりと穴が空いたままだ。
それが埋め合わされることもなく、無くなることもない。

ねえ、寒いよ
セーター持ってきてないんだ、
だから暖めにきてよ     
            [セーター]

11/25/2024, 5:41:27 AM

君から借りた一回り大きなセーターを暖房代わりに使ってます。返してほしかったら早く帰ってきなさい。
──彼女からのメッセージ

11/25/2024, 5:36:48 AM

中学の家庭科の授業で編み物を習った。

かじった程度だから、マフラーを編んで終わった。


「もう、やることはない」

そう思っていたのに、

人生って何が起きるかわからない。


人生で失敗して心を病み、

試行錯誤の末、療養に行き着いた先が編み物だった。


偶然、母親が手芸が得意だったのもあり、

かぎ針編みから始め、中学で習った棒編みにも再挑戦


「家にいるだけでは気が滅入るから、教室に行こう」

そう言われて何となく編み物教室に通い始めた。


一番最初にかぎ針編みのベストを編み、

次に棒編みのセーターを編んだ。

さすがにセーターとなると

前身頃、後ろ見頃、袖二つ。の四つのパーツを編み、

パーツをつなげて

袖口や身頃の裾を編まなければいけない。

先生や先輩方の力を借りて半年くらいかけて完成した


そのセーターはとても気に入っていて

特別な日にだけ着ている。

今はタンスの奥で眠っているが、私の宝物。


今は編み物よりも

あの頃できなかった文章書きと読書を楽しんでいる。


私は母親と違って不器用だし、

もともと本が好きだから文章に触れる方が向いている


今になっても編み物には助けられたと思う。

あの頃は夢中で編み物をやっていた。

大きなミスをすると投げ出したくなる時もあったが

今思えば自分にとって大事な心のリハビリになった。

11/25/2024, 5:35:23 AM

毛糸が一本一本絡み合ってセーターを作り上げるように、私の努力一つ一つも立派な何かに実ればいいな。

みんな各々自分の手で編んだセーターを身に纏っている。

素敵な人から特別なオーラを感じるのはその人たちが、時間をかけて、何度もやり直しながら、丁寧に、思いを込めて、そのセーターを編んだからなんだろうな。

11/25/2024, 5:23:58 AM

何もない日、そんな日もある。
でも、何にもない日にもちょっとした嬉しいことはつきものだと思う。
さっき、君を見かけた時がそうだった。自転車に乗って金色の髪の毛を靡かせて、光に照らされた眼鏡をかけていた。思わず君の名前を呼んでしまう。そういう日が私の幸せなの。そんなことを考えていたら、セーターが余計暖かくなってきたよ。

11/25/2024, 4:53:20 AM

先日母が紳士服売り場で、父のためにとセーターを選んでいた。いまのセーターって手洗いできるものも多いのね。母が店員さんに「手洗いならネットに入れて洗濯機で洗っても大丈夫かな?」と聞いて「いや、手洗い表示のものは手洗いして頂いた方がよろしいかと…」と至極当たり前の返しをされていた。気持ちは分かるけどね。ちなみにわたしはカーディガン派で色々持ってます。

11/25/2024, 4:50:02 AM

「一体いつ完成するんだよ」
あたしと一緒にコタツに入っている彼は、ミカンを口に放り込みながら、あたしに疑問を投げかけた。
彼がそう言うのもムリはない。
あたしは、先日から少し編んでは解き、また編んでは解き…と繰り返している。
編み目の数を間違えたり、編み目がなぜか穴開きになっていたり。

「何でセーターなんだよ。マフラーにすれば良いじゃん」
「セーターじゃなきゃダメだもん」

あたしはまた、作り目を編み始める。
編み始めてすぐに、彼は「最初のヤツは上達したよな」とケラケラと笑った。


あたしは目線を少し上に上げて、彼越しに見えるドアへ視線を動かした。
ハンガーにかけられた黒いジャケットは彼のモノ。
いつもダボっとゆとりのある服を着ている彼だけど、あたしの両親に会う時に着てくれたそのジャケットは彼にとてもよく似合っていた。
カッコよかった。
ハッキリ言って、惚れ直しちゃったのだ。

だからあたしは、そのジャケットに合わせて着てもらえる彼のセーターを編みたいのだ。
何としてでも。


あたしは編み図と自分の作り目が合っているか確認する。
「それで大丈夫だよ」
彼が正面から口を挟んだ。
「へ?」
「何回もやってるから、本の見方がわかったよ。俺も数を数えてたから大丈夫」
「…どうも」

ちょっと驚いて、彼をマジマジと見てしまった。
あたしが編み物に夢中になり過ぎて、実はツマラナイと思ってるんじゃないかと危惧していたから。


彼はまたミカンの皮を剥き出した。
本日2個目。
まぁ、カゴいっぱいある小ぶりのミカンだから、2個目でもありっちゃありか。

「ほら」
彼があたしの目の前にミカンを一房差し出した。
あたしが口を開けると、ミカンを放り込んでくれた。
「美味しっ」
「そうだろそうだろ。三ヶ日みかんだからな」
彼は得意げに笑う。


「あたし、今日はココまで編むつもり」
編み図を指差す。
後ろ見頃の半分の半分の半分くらいが目標で、全体で見たらほんのちょっとだけど、何度も編んだり解いたりしているあたしにはまだ未到達な領域。
「じゃっ、チャッチャッと済ますか」
「うん!」


彼は数を数えてくれ、あたしのミスを素早く指摘してくれながら、ミカンを口に入れてくれる。

目標までできたところで、あたしは彼に問いかけた。
実はずっと言いたくて堪らなかったけれど、サプライズにもしたくて、言おうか言うまいか葛藤していたセリフだ。

「これ、誰のセーターだと思う?」

彼はあたしを驚いたように見た後、「バカだなあ」と笑った。
「は!?」
予想外の反応にあたしは憤慨した。

彼は笑いを引き摺りながら、今まで数を数えてくれていた編み図のページを音読した。

「ジャケットの下に着用できる、すっきりとした細身のセーターです。
彼氏へのプレゼントにピッタリ!」


確かに、バカはあたしだったわ。
あたしは負けを認めて項垂れる。

彼はあたしの頭に手を乗せた。

「完成、楽しみにしてるよ」




セーター

11/25/2024, 4:32:24 AM

『セーター』


糸を編む。安らぎをくれる麻糸も、美しさを纏う絹糸も。

天を編む。星々を散りばめた天も、翳り思い詰める天も。

秋を編む。夏の残り香のする秋も、冬の背中を追う秋も。

夜を編む。一人で過ごしたい夜も、あなたといたい夜も。


人を編む。友と呼んでくれた人も、屋根を共にした人も。

生を編む。しんと閉じてゆく生も、泣きやまぬこの生も。

私を編む。あのころの私も。今の私も。

時を編む。変わらずに刻まれる時を。


そうして幾重に紡いだ糸で、このセーターはできている。

11/25/2024, 4:21:27 AM

テーマ セーター
君はセーターというより
マフラー
マフラーというより
湯たんぽ
全身毛だらけでポカポカ
そばにいると身も心も
あたたかい

11/25/2024, 3:57:08 AM

【セーター】

セーターは、すぐ静電気が起こるから苦手だ。

でも、静電気でくっついてくるってことは私のことが好きなのかもしれない。

今年からは、仲良くしてあげようかな。

ネットショピングの購入ボタンをカチリと押した。
                       fin.

11/25/2024, 3:55:36 AM

セーター

 ウールのセーターに包まれてるみたい。私の希望で遊園地に来たのに、手がかじかんで足が冷たくて、すっごく寒くて動けなくなっちゃった。
 入場したばかりなのに「あったかいお茶の飲めるお店に行きたい」と言い出したのはわがままだよね。でも、明は自分のセーターを脱いで、私に着せてくれた。明、優しい。好き!
 「明は寒くないの?だいじょうぶ?」
「俺はお肉あるからさ、ほら」
お腹をポーンと叩いてふざけるところも好き。笑ったらクシャっとなる優しい笑い顔も好き。イケメンじゃないけど、理屈抜きで好き。
 このセーター、だぶだぶ!だけど私、薄いおしゃれなブラウスを着てきたから震えちゃって、このセーター着たときはもう、地獄から天国の気分だったよ。
 もう、さ、ずっと明について行く。セーターのせいじゃないよ。もともと好きだからデートしたんだもん。だけど、このセーターがきっかけになったのは間違いないかも。
 「明ありがと。やっぱ観覧車乗ろう」
「よし、乗ろう!」いそいそと観覧車の方に行く後姿も好き!だーい好き!!!

11/25/2024, 3:50:58 AM

「何が面白いって、静電気すごそうな『ペット用セーター』って商品があって、
そのわりに『ウチのわんこ、別に静電気起きませんよ』ってネットの投稿があるってハナシよな」
セーターっつったら、それこそ静電気と髪ボサと、指バッチンが王道なネタだと思ってたんだがな。
某所在住物書きは「ペット セーター 静電気」の検索結果をスワイプしてスワイプして、ため息。

興味深い検索結果である。毛糸と毛皮でバチバチしない状況があるというのだろうか。
どうやって?それとも、どのような湿度等々で?
「まぁ、セーター着ないから、俺には関係無いが」
だってガキの頃、バチクソにバチバチし過ぎて、酷い目に遭ったんだぜ、と物書き。
みなまでは言わぬ。すべては数十年の過去である。
「だって素材が、ガチの、アクリル毛糸……」

――――――

静電気が怖くて、静電気対策スプレーや静電気対策ブレスレットの有無にかかわらず、セーター絶対着たくないマンの物書きです。
今回はその「セーター」がお題とのことで、こんなおはなしをご用意しました。

最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。今回のお題回収役の名前を、藤森といいます。
藤森もセーターはニガテな民でして、
しかし、近所のリユースイベントの、福引きでリユース毛糸セーターが当たってしまうという。

「毛糸タワシとか帽子とか、お茶が好きならポットカバーに、リサイクルしちゃえば良いんですよ」
福引きスタッフさんが、言いました。
「ペットがいらっしゃれば、腹巻きなんかにも、丁度良いかもしれませんね」
なるほど。それならば、セーターと上手に付き合えるかもしれない。藤森少し納得しました。
藤森にペットは居ませんが、時折、藤森のアパートを訪ねてくる、近所の稲荷神社在住の、不思議な不思議な餅売り子狐が1匹おるのです。

静電気は気になるものの、スタッフさんいわく、「これは静電気が起きにくい素材です」とのこと。
手芸は不慣れな藤森ですが、そこはまぁまぁ自分なりに、頑張って、ハサミで切ってかぎ針で少しだけ編み直して、セーターをリサイクル。
1着のリユース毛糸セーターから、子狐用の腹巻きモドキ1個と、毛糸タワシに似た何かを複数個、
それから、子狐が遊びそうな毛糸トンネルひとつを、なんとか、作成、したつもりだったのですが。
藤森のアパートの近くにある、稲荷神社在住の子狐は、それら全部がおもちゃに見えたようで。

「えい!やあ!おりゃー!」
藤森のアパートにその日もやって来た子狐は、
まず本題として、藤森に稲荷のご利益ゆたかなお餅を2個ほど売って、おはなしして、
藤森が腹巻きを作ってくれたと聞いて大喜び、
「ぶんぶんぶん!えいやぁ!」
したのも束の間、腹巻きを藤森に付けてもらった途端、他の毛糸オブジェクトがあんまりにも振り回しやすそうな形をしておりますので、
毛糸タワシも、毛糸トンネルも、全部、ぜんぶ、
「どうだ!まいったかぁ!!」
噛んで振り回して引っ張って、バチクソ元気に遊び始めてしまったのでした。

ところで、子狐のふかふかモフモフな毛がなんとなく、ピンと立っているように見えますね。
気のせいでしょうか。 いいえ、静電気です。
「静電気が『起きにくい』」は「起き『にくい』」であって、「起き『ない』」ではありません。
知ってたのです。 知って、いたのです。

「んんん、ばちばち、してきた!」
遊びざかりのコンコン子狐、静電気で毛が立つのも、パチパチ鳴るのも楽しいらしく、上機嫌。
セーターの腹巻き付けたまま、見て見てと尻尾を振り回し、ポカン顔の藤森目がけて、
めがけて……?

「待て子狐、待っ……、ステイ!!」
パチパチ、バチバチ!
稲荷の不思議なチカラで増幅された静電気は、稲荷のコンコン御狐パワーに変換されて、子狐のまわりに小さな小さな、美しい稲妻の火花を咲かせます。
痛そうです。 だって、静電気です。
「待てと!言っているだろう!こぎつね!!」

案の定、パチパチ御狐スパークに触れると、
やはり、元々静電気だったところの火花は痛い。
なのに子狐、藤森が遊んでくれていると思ったのでしょう、追いかけっこを始めます。
最終的に5分ほど、子狐と藤森は防音防振アパートの一室で運動会。藤森は完全にヘトヘトです。
逆に子狐は大満足。セーターの腹巻きも、毛糸タワシも全部ぜんぶ、貰って帰りましたとさ。

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