『キャンドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤い華を咲かせた蝋燭をあげる。
どうぞ、お行きなさい。
その火が星になるなら、
探して一番最初に見付けるから。
どうか、迷わないで。
#キャンドル
天から舞い降りた 私は星の子
幾千年の時を経て
人々が受け継いだ歴史
紡ぎ上げた文明
不変皆無、諸行無常
それらは惜しくも風と共に散る
脳裏に映し出すのだ
退化した記憶を
取り戻すのだ
失われてしまった栄華を
姿形はわからない
でも、この胸に灯る光を、
キャンドルの明かりを、君に照らせば
きっと見えてくる
忘れられてしまった星々を
空へ返すのだ
そして、その先の未来を掴むのだ
_________________________
今回は『Sky星を紡ぐ子どもたち』というアプリゲームをテーマとして詩を書いてみました。
私たちは空から落ちてしまった星たちを空に返すため、その〈記憶〉を呼び起こし、見届けていくという使命を持った【星の子】となり、各地を旅していきます。
また、他のプレイヤーとキャンドルを灯し合うことで
個性豊かな星の子と共に旅することもできます。
美しい景色を楽しむのも良し、
他のプレイヤーと友情を育むのも良し
自由なプレイスタイルで楽しむことができる
シンプルに見えて奥深い、味わい深いゲームです✨
広告はなく、基本プレイ無料でストレスの少ないゲームだと個人的に思います。
興味を持っていただけた方はぜひ一度ご体験ください♪
ありがとうございました(^^)
作品9 キャンドル
ゆらゆら揺れるきれいな炎。
それを楽しそうに眺めていたあなたの横顔。
私はずっと、愛おしく思っています。
燃え尽きてしまうその日まで、あなたの炎が風に吹かれることのないように。
いつまでも、そう願います。
⸺⸺⸺
テスト勉強が本当にやばいので、詩みたいになりましたすみません。文章を作る練習のためにやってるのに……。
一応設定としては、親が我が子に言ってる感じです。炎はバースデーケーキにさしてあるロウソクです。アルバム見て懐かしんでる的な?
今日は君がここに来た記念日だよと、キャンドルがたくさん刺さったホールケーキをリビングテーブルにドンと置いた。
いったい何本のキャンドルが刺さっているのか、もうケーキの上面が見えない。
そして、壁の燭台から火のついたキャンドルを1本持ってくるとケーキのキャンドルに近付けた。
一気に火がつき火柱が上がる。
ケーキのキャンドルなんて小さく揺れる火が可愛い位なのにこれはもはや火事だ。
さぁ吹き消してと言われるが、そもそも近付けない。
このままじゃケーキが焦げちゃうよアリス?
と、無邪気な顔をしてチェシャ猫が顔を覗き込んでくる。
キャンドルの火の熱波に顔をしかめつつ、いつか火が消える事だけを祈っていた。
(キャンドル)
不思議の国のアリスのオマージュ、早く消して。
「キャンドル」
優しい香りに包まれて心が癒されるもの
というイメージがある。家に置いたことがないし使ったこともないためどういうものかいまいち分かっていない。なぜならどういう香りがするのか気になるからだ。強烈な香りだと頭が痛くなってしまう。香りに合う合わないがあるのにわざわざ買う必要性が見当たらないなということで今まで持ったことがない。イメージ通りの匂いなのか。はたまた斜め上をいった香りなのか。気になるところだ。
♡1000
キャンドル…
キャンドルって言ったら、冬、12月、Christmas、イルミネーション、エトセトラとなるわけで、発想が貧困で、思い出がいっぱいって言ったらアルバムってくらいなので、、ロウソクって言ってみた、ロウソクって言ったら「チーン、南無南無」で、キャンドルの世界とは掛け離れた。
そして、ゆらゆら揺れる蝋燭の灯りは季節外れの怪談話を思い起こさせる。
その昔、浪人の萩原新三郎という、無口で生真面目な青年がおりました。ある日、新三郎知り合いと梅を見物に出かけ、帰り道飯島平座右衛門という侍の別宅に立ち寄ることになりました、仕官先を求めていた新三郎は、人付き合いは苦手でありましたが、誘われるまま出向きます。
そこで新三郎は「お露」という大層美しい姫御前と年老いたお付きの女中と出逢うのでした。
必然、新三郎とお露は恋仲になり、一目惚れどうしの恋は柔らかな灯籠の炎を薙ぎ倒し 江戸の火事のように燃え上がるのでした。そしてお露は新三郎に「また、お逢い出来ないのであれば死んでしまいます」と告げるのでした、新三郎もまた帰ってからもお露に逢いたい逢いたいと思いましまが、生真面目過ぎて逢いに行くことが出来ないでいました。
それから数カ月、新三郎は先の知り合いからお露が死んだことを知らされます、自分が逢いに行かなかったことを悲観して女中共々死してしまったと聞かされたのでした。
それからというもの、新三郎はお露のために念仏を唱えるだけの毎日を送っていました、一年ほどが過ぎた秋の名月の頃、月を見上げて新三郎が物思いに耽っていると、どこからともなくカランコロンカランコロンと下駄の音が聞こえて来ます、音のする方を見てみますと、牡丹芍薬の灯籠を携えた女中とお露が歩いて来ます、我が目を疑った新三郎でしたが、名月の青く妖しい光が透き通るように青白いお露の細い項から顎にかけ差して俯きかげんのお露の伏し目がちな目元を輝くほど美しく浮き上がらせているのでした。
返す言葉も見つからず、息を呑んだ新三郎は、ただ再会を喜びました。次の晩もその次の晩も新三郎とお露の逢瀬は続きました、新三郎は近頃様子がおかしく、日増しに窶れて行く様子でした、それを訝しく思った下男が、ある満月の夜、新三郎の家を覗くと、ハゲ散らかした髑髏が新三郎の首にかじりついているのを、月明かりの下に牡丹芍薬の灯籠の火が映し出しているのを見たのでした。腰を抜かした下男は、日頃新三郎が親しくしている僧侶の元へ相談に行きました、相談を受けた僧侶は新三郎の元を訪ね正気を諭します。
「このままでは、連れてゆかれます」
新三郎は、やっとお露が怨念が変幻した魔物だと気づき、真言般若心経の御札と死霊除けの海音如来像を受けて来たのでした。そして新三郎は家の周りに御札を貼り付け、海音如来像を身に着けて般若心経を唱えるのでした。
何も知らないお露は今夜もやって来ますが、中に入ることが出来ず、外から新三郎の名を呼び御札を剥がしてくれと頼みます。
それを見ていた下男は、はじめはお露を怖がっていましたが、お露に寄り添う女中がお金を見せると、御札を剥がす力を貸すと言い、次の日には、御札を剥がし海音如来像も取り替えてしまうのでした。
お露は、ついに新三郎の家に入って行くのでした。
夜が明ける頃、呪いの妖女の手引きをした下男は後ろめたい思いから、僧侶を伴い新三郎の様子を見に行きます、戸を叩いても返事がない新三郎の家に、恐る恐る入ると、新三郎は物凄い形相で虚空を掴みながら息絶えていたのでした、その首元にはハゲ散らかした髑髏がかじりついていました、朝焼けの白い月がかかっていました。
ご存知、日本三大怪談話の「牡丹燈籠」の話は、ざっとこのような風であったかと、いやはや、怨念とは恐ろしいものだと子供心に思ったものでした、欲とは念とは人を醜く変える、何時までも同じ思いにしがみつき壁に向かって子々孫々の歴史の怨みを何方が悪だ正義だとやり合う愚か、そんなものどちらも悪で正しさという怨念に取り憑かれた悲劇と理解せねばならない、そして最後はより多くのものを殺して手を血で真っ赤に汚した者が正義の味方の御託を並べて、ルールは変わるそれが世を照らす灯籠の(キャンドル)の揺らめく炎の中に彩られる物語が世の東西を問わぬ歴史であろう。
令和6年11月19日
心幸
声に出していいんだよ 見えない傷のこと
聞いてあげよう 無言の叫び
ゆらゆら揺らめく炎はほんのり赤く色づいて部屋を照らしていた。
そして、やがて眠気がやってきて…
目が覚めると不思議なところにいた。見覚えもないただただ何もない空間。
暫くあてもなく進むと一枚の紙を見つけた。
ーこの部屋から出たければ以下の通りにすれば良い
暗きに門が出でしとき、目の先の明かりを追うべし
ただし、偽の門であればここからは出られないー
なんとも不可解な文章だ。
そもそも暗きには出会っていないし、門もまだ見ていない。
それに、偽の門とは一体なんだろうか?
この先を進めば答えはわかるのだろうか?
そう思いさらに歩を進めるといきなり床がすっぽりと抜け落ちた。
落ちた衝撃を受けながらもそっと目を開けると真っ暗な静寂があった。
ふと思った。
さっきの暗きとはここのことなのだろうか?と。
そう仮定するならば、門があるはずだ。
そう思い周りを見渡してみた。
真っ暗ではあったが少し目が慣れてきて周りがある程度視認できるようになった時、少し先に鳥居らしきものを見つけた。
きっとこれが門なのだろう。
そう思い鳥居に向かって進み始めた。
鳥居の奥には火のついたキャンドルがあった。
目の先にある光を追え。その言葉を信じて鳥居をくぐった。
次の瞬間、目の前で
慈しみの瞳と美しい心
紅の水晶みたいに半透明
潔き生き様を晒しかった
霞んだ瞳と包帯巻かれた心
生きる…死ぬ意味を求めて
愛と金を終わりなく求め
あゝなあ終わりはいつか
何時迄も地中深くふかく
眠っている金鉱は
僻んでる路上の石
に嫉妬してるらし
欲しいものは手に入らないみたい
そんな言葉を並べても
退屈な世界らは
今日も働くよう
ケセラセラ
ある友人は笑ってた
紫苑色の電灯は
不安げに
優しく
夜を照らしている
常闇にそっとある
淡い光
それは人生だ
『人の生』
「これ、お前にやるよ」
そう言って彼の片手に握られているのは、白いリボンでラッピングされた、ピンク色の小さな箱。
『え?えっ?…何?』
「何でそこで身構えるんだよ」
彼は戸惑う私に眉を下げて笑うと、今度は半ば強制的に私の手に箱を握らせてきた。しっかりとその箱を両手で握りながら思考を巡らせる。真面目で礼儀正しい彼のことだから、知り合いの誕生日やお祝いごとには必ず贈り物をしているのだろう。ただあいにく今日は私の誕生日でもないし、何か大きなお祝いごとがあったわけでもない。なら何故?何故突然私にこんな素敵な贈り物をしてくれたのか……?
「…いつもお疲れ様!じゃあ」
『えっ』
突然颯爽と立ち去っていく彼の背中を目で追う。
え、本当になんで私にこんな贈り物を?
『…じゃなくて、プレゼント!ありがとう!』
そう礼を伝えれば、振り向いた彼は恥ずかしそうに笑って頬をかいた。
『えへへ…』
帰宅後、私はしばらく彼からの贈り物に見惚れていた。
花の模様があしらわれた、ピンクのキャンドル。
使うのが勿体ないと感じてしまうほどかわいらしくて、ほのかに甘い香りがする。
ひとつ、気になることがあってスマホを取り出す。
『いやでも、勝手な憶測だし、本当かどうか分かんないし』
そう言いながらも手は動くことをやめず、慣れた手つきで検索フォームを開いた。
『キャンドル…プレゼント、意味……ウワ~私恥ずかし…』
私なんてこと調べてるんだろう。まるで恋する乙女みたいなことしちゃって…
『や、恋はしてるけど、してるけども』
なんだか小っ恥ずかしい気分を紛らわすように独り言を呟きながらスマホの画面に目を通す。
“あなたの心に寄り添いたい”
『っ!』
確信の持てない甘い言葉に、体温が上がる。
こればっかりは完全に私の勘違いだろうけど、それでも心はドクドクと脈を打つ。
勘違いして舞い上がって、これが恋の楽しいところでもあり、苦しいところでもあるよね。
ふと、私の心と相対して明るい無機質な通知音が鳴る。
見てみると、彼からの通知が2件。きっと今日のプレゼントのことだろうけど、あまりにもタイミングが悪すぎる。
『いつも通りの会話…いつも通りの会話…』
一息ついて彼のトーク画面を開く。
“プレゼントの意味、調べてみて”
“あと、明日、会いたい”
一息ついて静まった心臓が、またドクドクと加速し始める。
……これは、勘違いじゃ、ないかもしれない。
〝キャンドル〟
「それでは、皆さまお手元のロウソクに火をお灯しください。」
あなたはぽつり、呟くと広いリビングでひとり、安いアロマキャンドルに火を灯した。
キャンドル
ただ「キレイだね」と
癒されていればいいのに
心配性の私は火が怖くて
すぐに消してしまう。
アロマキャンドルの炎は
一瞬だけ香りを放ち
早々に一筋の煙となった。
残り香と煙のにおいで
私はやっと安心し癒されるのだ。
真っ暗な部屋にキャンドルの灯りがつく。
辺りをオレンジ色に染めて、炎が揺らめく。
そこで私たちは手拍子しながら歌をうたう。
キャンドルが刺さっているのは白いクリームに彩られたホールケーキ。もちろんメッセージが書かれたチョコプレートもある。
そう、今日は誕生日。
愛しい我が子の五歳の誕生日。
やがて歌が終わり、我が子がフーッと火を吹き消す。
火が消えた後の独特なにおいと共に部屋が暗くなるがすぐに電気がつく。
一仕事終えた我が子は得意げに笑っていて、とっても嬉しいことが丸わかりだ。
私はキャンドルを引き抜いてケーキを切り分ける。
もちろん一番大きいのとチョコプレートは我が子に。
ケーキにかぶりついて口まわりをクリームだらけにしている我が子に夫が笑いながらウェットティッシュで拭き取る。
今日は幸せな日。
来年も同じような幸せが来るといいな。
【キャンドル】
キャンドルに火が灯る
誰かの想いに火灯る
貴方の想い出に火が灯る
私の願いに火が灯る
クリスマスに向けて
今日はキャンドルを作ろう
想いを込めて
願いを込めて
丁寧に丁寧に
作ろう
そして、このキャンドルに火を灯す時
キャンドルに込めた想いも願いも
きっと思い出す
今にも消えそうな弱々しい炎。辺りは真っ暗で、何も見えない。それでも何か温かく、安心する。その日はとても忙しく、疲れていたからか、目を閉じるとすぐに眠りに入った。
キャンドルは永遠に燃えることはなく、いつかは絶対に燃えつけてしまう。その後は新しい器に変えて、もう一度炎を付けるしかない。
人の心もキャンドルと同じような物だ。意欲も関心も炎が燃えつきるまでしか続かない。その後も続くのならば、もう一度器を変えて、炎を付けたのだろう。それが出来たのならば、こんなことにはならないよ。
キャンドルの炎が消えた後はそのままで。変えようともしないで、ずっと目も合わせない。諦めた。意欲も関心もない。すさんだ心だ。誰か、私の心に刺さる言葉を言ってくれ。炎がつけば、キャンドルは。
橙色に染められて
ぬくもりに
揺らぎながら
心を溶かす
儚く消える
その時まで
―キャンドル
『キャンドル』
光なんてものには種類があって
私が追いつけない速度で照らすそれは
こうやって自らを削り、いとも容易く消える
人為的な熱が翳る
もうすこし
受け皿はとうに溢れた
あとすこし
開かない窓に水滴がつく
蝋が、溶けゆく
まもなく、燃え尽きる
向こうに揺れる影が笑った気がした
〚キャンドル〛
今日は、僕の誕生日なの。
家族もお友達も彼も祝ってくれた。
"僕は幸せものだ"
キャンドル
スリコのやつとか可愛いよね
でも火つけるの怖いから観賞用
火事が怖いので家でキャンドルを灯すことは無いが
映像で見る小さな灯火は柔らかく癒される
今の季節はクリスマス向けのキャンドルが多く店頭に並んでいる
クリスマスツリー
サンタクロース
雪だるま
天使など
見ているだけでも楽しい
今年も1年が終わる
キャンドルの灯火のように儚いものだ