No Name

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 今にも消えそうな弱々しい炎。辺りは真っ暗で、何も見えない。それでも何か温かく、安心する。その日はとても忙しく、疲れていたからか、目を閉じるとすぐに眠りに入った。
 キャンドルは永遠に燃えることはなく、いつかは絶対に燃えつけてしまう。その後は新しい器に変えて、もう一度炎を付けるしかない。
 人の心もキャンドルと同じような物だ。意欲も関心も炎が燃えつきるまでしか続かない。その後も続くのならば、もう一度器を変えて、炎を付けたのだろう。それが出来たのならば、こんなことにはならないよ。
 キャンドルの炎が消えた後はそのままで。変えようともしないで、ずっと目も合わせない。諦めた。意欲も関心もない。すさんだ心だ。誰か、私の心に刺さる言葉を言ってくれ。炎がつけば、キャンドルは。

11/19/2024, 12:30:32 PM