『やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きっと僕にはこれくらいがちょうどいい。
真昼の太陽より、真夜中の月。
あまりにもまぶしいと僕の汚い部分が浮き彫りになる。
夜は僕の汚い部分も見えなくして、やわらかな光で包んでくれるから。
もともと月もない真夜中の街で生きていた僕だ。
きみが月になって僕をいつの日からか優しく包んでくれた。
例え、これが許されない恋だとしても、僕はきみがいないと呼吸もままならないんだ。
─やわらかな光─ #96
幸せだった
今日は幸せだった
みんなとたくさん話した
とても幸せだった
匿名М
やわらかな光が私を包み込む
天気の良い日の午後
窓際で本を読む
窓を開け心地よい風を感じながらページをめくる
外から聞こえる鳥の鳴き声、紙が擦れる音
風に揺れる葉の音
現実の世界から離れ、本の世界へ旅立つ
読んでいる途中で眠くなってきたらしおりを挟んで
睡眠をとった
椅子に座ったままうつ伏せで寝ていて起きた時
ブランケットがかけられていた
なかなか部屋から出てこない私の様子を見にきたのだろうか、外を見るともうすぐ日が暮れようとしていた
ブランケットを持って部屋を出ると、とてもいい匂いがリビングを満たしていた
彼が夕食を作りながら、起きてきた私を見て
おはようと言った
とても幸せな空間
失いたくないな
やわらかな光
ぽかぽかと降り注ぐやわらかな光
縁側で丸くなって自分の体毛に光を集める
太陽光で温められた自分の毛皮が羽毛布団
みたく光で温められ ふわふわとする。
顔を上げて欠伸を一つすると長い舌と共に
喉の奥が丸見えだ。
上半身が起き上がり周りをきょろきょろと
見渡すと四つん這いになり大きく伸びをする。
尻尾が陽の光に向かってピンと立つ
ふいに耳に「タマご飯だよ!」と言う声が
聞こえる
縁側の丸い光から離れお皿の中の魚の風味の匂いを嗅いで魚のすり身を口の中に入れ
自分の歯で噛み魚の食感と濃い味を味わう
お皿の縁にある物まで舐めとって
新品のお皿みたいに綺麗にすると
舌で毛づくろいをしながら
「ニャアー」と鳴き 大きな手が頭の上を
撫でてくれる。
そうして今度は、縁側に座ったその膝の上に乗りまた丸くなり膝の上を自分の毛皮で
温めながら 今度は、太陽の暖かなやわらかい光と微睡みを誘う様な柔らかな膝の上で 大きな手で撫でられながら
また再びぽかぽかの眠りに付いた。
#やわらかな光
桜の花びらが雨粒の重たさに首をもたげる頃
私たちは緑いっぱいの公園にいた
屋根付きのベンチの下
テーブルにはおにぎりとサラダチキン
読書には少し肌寒い曇り空
雲に隠れたやわらかな光を受けて
君の輪郭が優しく香った
(やわらかな光。)🦜
僕は、・・・ね
やわらかな光が
大好きなんだよ。🦜
・娘すずめ、しゃん。と
並んで
木の枝や、電線の上で
いろんな、お話を
するのが
楽しいからね。🦜
《でもね》
「今年の夏は、
突き刺さる様な
熱く、鋭い光の日が
多かったよね。」🦜
・その、夏の日、
何時もの様に
娘すずめ、しゃん。と
木の枝に、
並ぼうとしたらね。🦜
(熱いから・・・翼ちゃん。
あっちへ、行きなさいよ。)
と、言われちゃたんだよ。🦜
【女の子が、怒ると、
物凄く怖いと始めて思った。】
❞でも、今は秋の
やわらかな光の中で
仲良く将来の話を
しているんだよ。❝
やわらかな光
「ん...」
目を瞑っているはずなのに視界が真っ白に輝く。
そもそも寝ていたらしい。
自分の家じゃないのにやけに落ち着く匂いがする。
このまま二度寝したい...
そう思っていたが数秒後眠気が疑問に飛ばされた。
その疑問も辺りを見回してすぐに解決した。
ここは彼女の部屋だ。
次の動画を流そうとスタンバイしているスマホが
彼女の手から落ちている。
2人で動画を見ながら寝落ちしたようだ。
うつ伏せで寝ていたはずだが、寝相の悪さか寝返りかで
部屋に差し込む光に照らされて起こされた。
彼女を起こさないようそっと立ち上がり窓に近づく。
夏はあれだけ鋭い日差しだった太陽も
今の時期には優しい日差しになっている。
カーテンをゆっくり閉じて光が直接入らないようにする。
彼女に近づいて寝ている愛らしい顔を眺めるようにした。
こんな時間が続けばいいのにと思う反面、
起きてお話したい寂しさが優しい光と混ざる。
暖かいはずの部屋で1人鳥肌を立たせながら、
彼女が起きるのをひたすら隣で眺めていた。
語り部シルヴァ
やわらかな光
日差しが強い時も季節によってはいいけど、
やわらかな光って安心しますよね。
太陽のやわらかな光。
私は太陽が大好きです。
パワーをもらう感じがしますね。
ほぼ毎日外に出ますが、今の秋の時期のひんやりした風に暖かなやわらかな光は幸せです。
牛乳やバナナを食べた後の散歩をするようにしています。
なぜかというと、セロトニンの原料となる「トリプトファン」が入っているからです。
原料がないとセロトニンも作られないらしく、うつ病予防ですね。
セロトニンは幸せホルモンですから。
だれでもうつになります。
どんな人でもです。
季節の変わり目に予防したいですね。
一度うつになると、繰り返す人も多いと聞きます。
セロトニンで幸せになりましょー。
「やわらかな光」
君の寝顔が、窓から差し込むやわらかな光に照らされてる。
どこの親も皆そうだろうけど、自分でも親バカだって思うけど、世界で一番可愛いと思う。
ぷくぷくとしたほっぺた。
少し肉に埋もれてる鼻。
柔らかそうな唇。
睫毛は少し長いかな?
どこをとっても可愛い。
……と思っていたあの頃から十数年。
反抗期で。まぁ小憎たらしい事を言いまくる。
あの可愛い子はどこ行った?と思う。
そんな時、家族で出掛けたエレベーターの中で、赤ちゃん連れの親子と一緒になった。
親子がエレベーターを降りて、夫が言った一言。
「あの天使がいつか悪魔になるなんて、思いもしないんやろうな………」
君はほっぺを膨らませて怒ってたけど、その姿も可愛くて、思わず笑っちゃった。
大丈夫だよ。天使でも悪魔でも。
どんなに小憎たらしい事を言っても。
君がママの元を巣立っても。
ママはいつでも味方だよ。
君の幸せを、心から祈ってるよ。
世界で一番大好きだよ。
やわらかな光
「痛っ…ぃっ…!」
声がした。
弱々しくて、細い声。
そして、
「黙れよっ!」
獣の咆哮のような、荒々しい声。
「何してんの?」
「は?」
そいつは、クラスのリーダー的存在。
女の子を虐めていた。
「なんでそんなことすんの?」
「こいつが。」
「人のカレシ奪うからだよっ!」
ドガッ
「っ…!」
とっさに、殴られた女の子の腕を掴んだ。
「にげるよ!」
「…!」
「は!?おい」
「はっ…はぁ…」
「大丈夫?」
「うん。ありがとう…」
「てか、もう5時…」
「一緒、かえろ?」
「んふ」
「いーよ!」
冬の放課後。
雲のすきまから、
やわらかな光が差し込んでいた。
やわらかな光
月を見つめて
月と歩く
月に導かれるままに
夜道は静かでのんびりしてる
空には月があり
月が私を見ている
私から月は見つけれないのに
月には見つかる私
気がつくと月を見上げてる
当たり前にそこに居る
そんなことが励みになる
やわらかな光
貴方にハンカチを拾ってもらった時
貴方が私に笑いかけてくれた時
貴方が私を慰めてくれた時
貴方が私にプロポーズしてくれた時
やわらかな光が差し込んできました。
【やわらかな光】
夏の日射しは強すぎて
思わず目を閉じてしまう
眩しさに目が慣れた頃には
秋の気配
きっと訳もなく夏が好きな俺だから
少し寂しさを感じてるのだろう
日射しも少し落ち着いて
山も温泉も過ごしやすい
一人ゆっくりするにはいい季節だけど
夏の日射しに閉じた目は
もう少しだけそのままにしていよう
もう少しだけ山が色付くまで
もう少しだけ夏の余韻が溶けていくまで
一人のんびりと散策に出掛ける予定でも立てながら
少~し遠くまで足を伸ばして
美味しい物を頬張って
興味の向くまま
好きにボケ~っとしながら
マイペースだからなぁ
なるべく邪魔にはなりたくないから
人の少ないところがいいなぁ
海の方はやっぱり夏がいいなぁ
きっと目を開く頃には
すっかり秋の彩りに
よし
今年は炭火で秋刀魚を焼こう
光はあまり強くない方がいい
朝に空が白みだした頃や
夕方に日が沈んだあとの
やわらかな光が丁度いい
もともと強い光は苦手で
パソコンのディスプレイは明るさも輝度も
30%くらいに落としているし
スマホは常にダークモードだ。
道路沿いにあるサイネージも
眩し過ぎてあまり見れないときがある
LEDで目立つのも結構だが
ずっと見ていたい程 やわらかい光を使った
表現が好きだし 見ていたいものだ
やわらかな光
光に硬いも柔らかいもない。光は単純に光であって、通り過ぎるときも、照らすときも、ただ光るだけだ。
そう思っていたので、この現象には絶句するしかなかった。光であるからにはなによりも最速で、まっすぐに進む。でも時折曲がる。光を曲げることができる物質の前では光も曲がる。
この茶色い塊はかつて聖女と呼ばれた女性の遺骸である。この物体を通すと、単なる蝋燭の光も聖なる光となり人を癒す。生前の聖女はこの光を使いこなしこの光を「やわらかな光」と呼んだ。
そこまではいい。問題はこのやわらかな光が人を物理的な意味でグズグズに溶かす…より詳しく言えば細胞膜を溶かし細胞を融合する。そして癒やされた生物は細胞を融合した結果もれなく健康的なスライムと化す。
たとえば肘から先を失った人物の肘にこの光を当てると肘から先が再生される。しかしその肘から先はスライムからなり、細胞核を一つしか持たない。人の細胞を再生したわけではないのだ。それでもそのスライム化した腕は腕を失った人にとって有用なのはまちがいない。
魔術省の測定機もこの光にあてられると柔らかいわけのわからないスライムに変じる。世界時計の標準である水晶さえもこの光のもとには変質する。私はこの研究結果を公表する勇気を持たない。人類にとって有用なのはまちがいないのだが。
テーマ やわらかな光
「...は?」
いつもと同じように扉を開ける。
そしたら、
「あなたは誰?」
幼い幼女だった。
「..僕はねーーーー」
そして僕は説明した。
「へぇくすり?をつくってるんだねぇ」
幼女はゆっくりそう口にした。
「そうそう、危ないから一旦部屋から出よっか」
そう催促し、僕達は部屋を出た。
さてどうしようか。ここは幼女にとっては危険だ。
「ねぇ君、名前は?」
「なまえ..?なまえってなぁに?」
「名前はね、自分のために作られた大切な言葉のこと」
ちょっと違うかもしれないけど説明した。
「ん〜 あ! ひけんたいにじゅうなな って言ってた!」
最悪だ。よりにもよってあいつの実験体だなんて!。
「そっかぁ、じゃあこの人知ってる?」
そう言ってあいつの写真を見せた。
「...このひとやだ」
嫌われてやがる。こりゃまた面倒くさくなった。
「ねぇ私どうなっちゃうの?」
可愛らしく首を傾ける幼女。その少女の目には生気がなく、絶望を表しているようだった。
「わかった、けいさつの人に会いに行こう」
「..うん!」
元気に返事をする幼女。生気は戻らない。この少女、声でしか感情がわからない。
「この子、一人で家の近くに居たんですけど、自分の名前も無く、親もいないんです」
「...はい」
「ねぇねぇ、私名前はあるよ ひけんたいにじゅうなな っていうのが」
「!!!」
周りにいた警官が目を見開いて少女を見た。
「...なんか疲れたな」
あの子を警察の人に引き渡して帰っている最中。
「よぉ〜」
「..お前か、どうしたんだ?」
「まーた被検体いなくなっちゃったよ〜」
「お前の詰めが甘いんだろ」
「あ~あせっかく成功作だと思ったのに」
嫌われてたけどな。あと、お前が人間と似た少女を作っているのにびっくりしたわ。でも、顔の喜怒哀楽が無くてすぐに分かったわ。まーたレプリカだって。
「そうか、じゃあな」
そう言って僕は自分の作業部屋に戻った。
「僕も仕事やりますか」
そう言い、試験管に手を伸ばした。
おわり
やわらかな光
暗闇に取り込まれ
どぶ沼に足取られ
それでも生きるが
運命であり人生だ
そう思っていた。
やわらかな光が私を取り囲む
真の生だと、語り掛ける。
光の正体も、光の理も。
何一つ導き出せないが、それが信の幸だと
思い知らされる。
目が覚めて、暗闇を知る。
日常が地獄だと知る。
あのやわらかな光。
それを得た時は幸せで。
知り得た時は残酷なんだ――
やわらかな光につつまれている。やすおは安らかに生を終え、天の国へとやってきたようだ。
やわらかな光がさすそのさきに
夫がいた
おはよう
と一言のあと
珈琲の良い香りがして
たまらなく私はキスをしたくなった
やわらかな光のなかで
君が起きた
どうやら寝ぼけてるみたいだ
俺のあとを嗅ぐようにして抱きついてくる妻
可愛くてたまらない
キスをしたくなった
〚やわらかな光〛
君の手はとても、暖かくてやわらかい。
僕の手はとても、冷たくて。
良くみんなに驚かれてしまう。
でもあの人の手を握ると暖かくなる。