きっと僕にはこれくらいがちょうどいい。真昼の太陽より、真夜中の月。あまりにもまぶしいと僕の汚い部分が浮き彫りになる。夜は僕の汚い部分も見えなくして、やわらかな光で包んでくれるから。もともと月もない真夜中の街で生きていた僕だ。きみが月になって僕をいつの日からか優しく包んでくれた。例え、これが許されない恋だとしても、僕はきみがいないと呼吸もままならないんだ。─やわらかな光─ #96
10/16/2024, 11:23:00 AM