『やるせない気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日は憂鬱だ。
何故かって?僕も分からない。
天気のせい?
いやな先生のせい?
いや、違う。
そういえば今日は、君の…
やるせない気持ちはどこヘやることも出来ないからもどかしい。
誰かに話しにくい、誰にも理解してもらえなさそう、話しても迷惑になりそう。
そんなときは心の中で鶴を折る。
もう何羽になったか分からないけど、いつか千羽鶴になる気がする。
やるせなさから生まれた千羽鶴、なんて悲しすぎるから実際にはやらないけど。
心の中にそっと浮かべて空に放つ。
そして
「このやるせなさが回り回って自分の幸せに繋がっていますように」と祈る。
風が吹けば桶屋が儲かる方式で。
今日もやるせなさを感じていたから、きっとそれが巡り巡って未来の私の幸せになるんだ。
そうやって、自分なりの折り合いをつけるのです。
"やるせない気持ち"
「頼まれた物、持って来たぞ」
昼過ぎ、俺が以前頼んだ物を持ってうちの病院に来た。
「おぉ、ありがと……。そこ、置いといてくれ……」
「どうした?顔色が悪いが…」
「別に…、何でもねぇよ……」
実の所、さっきまで見ていたニュースが不穏なものだらけでいつも以上に辟易して、この気持ちをどうすればいいのか分からない。だからいつもの椅子に座りながら、飛彩に当たらないようにさっきからずっと顔を逸らしている。
少しばかり沈黙が降りると不意に優しく覆い被さる状態で抱き締められた。少し驚いて肩が小さく跳ねる。
「何があったか知らないが、貴方の事だ。きっと辛いもの、悲しいものを沢山見聞きして、負の感情を綯い交ぜにしたやるせない気持ちを募らせてしまったんだろう?」
そう言いながら、俺の頭を撫でてきた。撫でる度に髪を、サラサラ、と梳かれる。
「やめろ、餓鬼扱いすんな…」
「以前のお返しだ。恋人を癒したいのは俺も同じだからな」
などと返され何も言えなくなって背に腕を回し抱き締め返し、飛彩の胸元に顔を埋める。胸にわだかまりグチャグチャに縺れていた色々な負の感情が、次第に解され溶けてゆく。
「…ありがとよ。けど…、もう少し、このままで……頼む…」
「あぁ、承知した」
時間が許す限り、しばらく抱き合っていた。
やるせない気持ち。
電話で君が逝ってしまったことを知った
その日からしばらくたったけれど
電話を受けた同じ時間
同じ場所
通るたびに君のことを思い出す
なにもできなかった自分も含めて
やるせない気持ちって
これがそうなのかな
よく
わからないよ
(かわいくて優しい猫でした)
最近のことだが、彼女がやるせない表情を見せる時がちょくちょくある。
理由を聞いても「やるせないって思ったことないんだけどな、そうだったんだね。ごめん」
と謝られる。俺は謝って欲しい訳じゃない、理由を聞きたいだけなんだ
彼女は自分を偽る癖を持っている、それは以前言っていた、はずだ。
最近それは減ってきてはいるものの、このことに関してはあまり減っていない
どうしたら理由を言ってくれるのか、俺はそんなことを考えていた
ある日、徹夜でずっと作業していると尋常じゃない程の眠気が襲ってきた
ソファーに座っている彼女の隣に腰掛けて話そうと思った瞬間に瞼がとても重くなって
寝てしまった。
それからどのくらい時間が経っただろうか、俺は目を覚ます
起き上がろうかと思ったが、なにか彼女が喋っているのが耳に入ったからそのまま寝たフリをして聞くことにした。
「あのね、最近貴方もう気づいてると思うけど、私ずっとやるせない、切ない気持ちでいっぱいなんだ。貴方との生活に不満があるわけじゃないの。寧ろとても楽しいよ
だけどさ、いつかこの関係も崩れちゃうのかなって。昔から私達喧嘩はしないと言ってるけど
どこかでトラブルが起きるかもしれない、そしたら貴方は私を幻滅するかもしれない。
こんなことをずっと考えてるから私はやるせない表情、気持ちになってたのかもしれない。
貴方はどうなんだろう。こんな被害者妄想をずっと話してる自分を偽る虚言癖との関係をずっと保ってくれるのかな、」
少し切なそうな声で話す。最後の方は涙ぐみながら話していた。
「俺はそうするつもりだ」
あぁ、声出しちゃった、
「……起きてたんだね、おはよう。よく寝れた?」
「うん、ていうか運んできてくれたんだね、ありがと」
「ううん、全然。あんなとこで寝たら疲れ取れないでしょ、
…さっきの話なんだけど、本当にそうしてくれるの?」
「うん、何年も一緒に話したりしてるんだよ?ならここまできて関係崩す訳にはいかないでしょ
そもそも崩そうと思うことは無かったし」
と言うと彼女は泣いてしまった
「そうだよね、ありがとう、ホント……」
笑いながら涙を零し俺に礼を言う
「どういたしまして、どう?本音聞いて少しは気持ち晴れた?」
「うん!!」
「ならよかったよ、あ、手伝って欲しいとこがあるんだ……」
「いいよ全然、見せて見せて〜、」
彼女のやるせない気持ちが晴れてよかった
君はやっぱりその明るくも子供っぽい笑顔が一番似合ってるよ。
『やるせない気持ち』
交通事故があった。
彼女が轢かれて亡くなった。
俺はすぐに加害者側の運転手に抗議しに行った。
運転手も亡くなっていた。
事故の原因は、信号無視ではなかった。
飲酒運転でも、スピードの出し過ぎでもなかった。
道路に飛び出してきた野良猫に驚いてハンドルをきってしまった。
そして、対向車線にはみ出て、彼女の車と接触した。
この事故に、悪役はいなかった。
結婚式のドレスを決めた日の、帰り道だった。
どこにもぶつけられない怒りと辛さがただただ、俺を襲った。
帰宅するやいなや
いつものように
ソファに倒れ込み
気絶するかのように
眠る…
歩いている
ひたすら歩いている
周りの景色はぼやけて
薄暗い
その中の一本道を
歩き続けている
いつまでとか
どこまでとか
そんなことすら考えず
歩いている
ただ歩いている
遠くに何か見えた
だんだんと
それが近づいてくる
なんだろう
大きな岩か?
その前まで来ると
石碑のようなものだとわかった
何か言葉らしきものが
刻まれているが
読めなかった
それに触れてみる
不思議とぬくもりを感じた
次の瞬間
それは細かく砕け
光の粒子となり
私を包んだ
光の粒子に包まれた私は
表現出来ないほどの
幸せを感じていた
こんな感覚が
あるものなんだ…
目が覚めた
朝だった
まだ包まれていた
先程までの幸せに
あの石碑には
なんて書かれていたんだろう
不思議だけど
懐かしい
良い夢だったな…
よし、起きるか
アンダラの光が指し示し
くじらのうたが導く
虹色の橋を
いるかと共に渡って
たどり着いたよ
約束の場所
仲間が待つ場所に
〜やるせない気持ち〜
やるせない気持ち
これも
そういえば
そういう感覚あったな
という感じになっいる
光の粒子に包まれたかのような
初めての幸せな感覚は
3年前に体感したこと
どんなことが起こっても
大丈夫だろうと
確信する程の幸福感
それから3年経ち
どんなことが起こっても
大丈夫だろう
なぜなら
自分が創り出している
現実だから
そういう自分になっている
【やるせない気持ち】
たまに自己診断をすると
「ストレスが溜まっています」
「ストレス爆発寸前です」
「ストレスが溜まりやすい傾向にあります」
って必ずと言っていいほど書かれる
特にストレスなんてないのに、なんでかな。
寝ても疲れが取れないのはただの寝疲れだと思う
頭が痛いのは偏頭痛だろう
たまにめまいがするのは急に立ったからだ
そうだろう?
ストレスをバカにしすぎだ。
どうせあれだ。バーナム効果だろ
自己診断なんか馬鹿なことしてないで
今やるべき事をしないと……
そうに違いない。こんなの間違ってる。
きっと、いや絶対に
大体、私のどのなにでストレスが溜まるんだよ。
絶対悩みもストレスもない人間だろ。
ただ、やるべきことから逃げてるだけで
辛い演技をしてるだけなんだよ
アニメの見すぎだ。
頭が痛いのも偏頭痛じゃない。
スマホし過ぎなんだよ。
あれ、耳鳴り?
いや、ストレスなんてない。
偏頭痛の1種だ。
そうだろ?そうなんだろ?
私にストレスなんてないんだ。
ほら頭も痛くないし耳鳴りもしない。
ただの思い込みだ。逃げたいだけ。
ストレスはもっと重い。舐めるんじゃない。
――――――――――どうせ逃げたいだけなんだ。
「やるせない気持ち」
いまのこの世界は、本当にやるせない気持ちになる。グローバル資本主義経済とは、つまり大量生産、大量消費、そしてゴミの山。日本はゴミに関しては進んでいると思う。私の日常は、ゴミの分別です。
使い終わったビン、空き缶は綺麗に洗う。紙ごみは、レシートなどの感熱紙や、圧着ハガキ、ティッシュなど汚れたものは、燃えるゴミへ、リサイクルできる紙は工夫してまとめて出す。プラスチックのゴミは、綺麗に水洗い。臭いが強いものや汚れの落ちないものは、燃えるゴミに出す。ペットボトルは、ラベルを剥がし、フタを取り除き、水洗い。ダンボールは折りたたんで紙ひもでしばって、まとめて出す。まだ着られる古着は、きれいに洗濯して出す。
このゴミの分別は、リサイクルされるのが前提で、日本が世界に誇れることと思っています。新たな資源を輸入せずにリサイクルで新製品を作り出す事こそ、地球環境に優しい行為です。
問題は、日本での当たり前が世界標準となれるかどうかです。また、どこかの国がゴミを引き受けている場合もあるけれど、そんな事は、あってはならない事です。リサイクルの技術やゴミの出し方など、またゴミ問題を放置した場合の危うさなど、こうした学びのために、積極的に海外から研修生を受け入れる必要を感じます。
やるせない気持ち
仕事に不平等を感じた時
正当な評価を得られていないと感じた時
やるせない気持ちになる。
ふと思う。
自分自身の感じ方、つまりは捉え方を変えれば
全く違う気持ちになるのではないかと。
ずっと持っていた。きみが向こうに行ったあとすぐ、清潔そうな便箋と一緒に送ってくれた、にじ色のいるかのキーホルダー。たくさん光にかざして遊んだ。眠るときはいつも、枕もとに持ち出して、プラスチックの体じゅうにキスした。ほんとはきみにしたかった。かたくなくて、冷たくなくて、にじ色じゃなくても十分かがやいていたきみに。
#64【やるせない気持ち】
一年でグッと業績をあげた部署を
サクッと潰されたことがある。
さぁ、これからまだまだ
やりたいことがあるぞ!と思って
意気込んでいた矢先
その日は突然やってきた。
「今月でこの地区の部署は解散します」
「新しい配属先は後日お伝えしますので」
なんで?どうして?
何が問題だったの?
数字はしっかり出てるのに。
好評なのに。
期待してくださるお客様がいるのに。
こちらの思いは伝えることすら出来ず
本当に一方的な会社都合の解散だった。
怒りも悲しみも
言葉よりも先に、涙になって溢れた。
あんな絶望感は初めての事で
どうにもならない現状に、ただ呆然とした。
あんな思い。二度としたくない。
やるせない所の騒ぎじゃない。
会社をやめてだいぶ経つけれど
未だにあの時の気持ちは言葉にできない。
根に持たない事が多い私が
こんなにも鮮明に覚えている出来事は
滅多にないのだから。
『ここに立っている』
地に足つけて立っているのに 浮いている周囲から浮いている 一生懸命立っているのに やるせない気持ち虚しい想い 勿体無いぞ 君は凄いのに立派なのに
おろし立てのスニーカー vansのいいヤツなんだろ?
浮いてるなんて そんなことないだろ? 大丈夫だ 君はちゃんとここに立っている
やるせない気持ち
道に迷い
孤独に苛まれ
踠いてでもなお
空を見上げないと
本物の行き先は
照らされない
理性という王道から
少し逸れてみると
心情というなんとも
曖昧でいいかげんな
ちょっとあったかい
フワフワしたものを
知ってしまう
私に正直な感情を
沸き上がる喜びを
まじりけのなさが
より美しく存在する
それを大事に生きて
何が悪いの
目には
見えないものを
探してる時に
誰かの言葉でふと
ハッとさせられる
探してたものが
こんな傍で
見つかるなんて
瞳を閉じて
心の目で
探していても
辿り着けなかった
場所がいきなり開ける
そこに意味を感じたなら
重みを感じられるなら
それだけに向かったって
いいじゃないか
気持ちの根っこに
あるところが
きれいか汚いか
全てはそこに
かかっているのに
培える期間は
もうすでに
過ぎ去っていた
やるせない気持ちというお題で
やるせない気持ちに
向き合わなくちゃならなくなった今が
一番やるせない
だってさっきまで
大口開けて笑ってたんだから
やるせない気持ち
遠くから二人の背中を見つめていた。
お互い見つめ、笑い合う姿。羨ましい限り。
もしかしたら、その隣には自分がいたかもしれないと思う。
地面に落ちていた石に視線を移して、唇を噛み締める。
親友から好きな人ができた、だから応援して欲しいと言われた。
仕方がない頼みだから、引き受けたのだが、これが最悪なことに。
まさか、自分と同じ人を好きになっているとは。信じたくはなかった。
しかし、引き受けてしまったから、応援するしかない。
大事な親友だから、失いたくない。いつも笑顔が眩しい親友。
男女問わず愛され、世界が輝いている勝ち組。
やるせない気持ちが、体の中にどろりと落ちていく感じ。
あの時断ればと、たらればを言ったところで、現実は変わらない。
「あ、一緒に帰ろう‼︎」
自分を見つけた親友は無邪気に笑って、こっちに走ってきた。
来なくていい、来ないで欲しい。来るなと叫びたかった。
でも、できなかった。無理矢理、笑みを作り、思うがままに手を引かれて一緒に帰ることなった。
自分の心にヒビが入っていく。少しずつ、少しずつ――
見た目からは、誰もが『障がい者』だとは思わないだろう。
声を出して話すことができてはいても、相手の「言葉」は聞き取れない
耳が聞こえないというのは確かに”耳“という器官の障がいではあるのだが、実質には『コミュニケーション』の障がいなのだ。
音声のコミュニケーションで、初めて相手が違和感を感じたり、あるいは訝しむ。
外に出るたびに、誰かと会話をしなければならない状況にあるとき、わたしはいつもうんざりする。
昔からずっとこうだった。慣れてはいても、いちいち説明しないといけないのかと時々は疲れてしまう。
もう数年以上経った今でも、悔しさと悲しみで忘れられない思い出がある。
それは免許更新の出来事だ。
手続きや撮影など進み、講習が終わったあとは、新しい免許証を貰う手筈となっているのだが-
ここで一つ、困ったことがある。
名前で呼ばれるのだが、いかんせん自分の苗字ですらハッキリとは聞き取れない。
しかもスピードも早く、忙しなく次から次へと読み上げられている。
そこで、ある年は、途中で読み上げてるスタッフに近付いて説明しようと口を開いた。
しかし、スタッフは厳しい目で、これまたキツい口調で遮断した。
何を言ったかは分からなかったが、無理だと悟った。仕方なく、待った。他の人が受け取っては去り、待合室には誰一人も居なくなるまで、その場に居続けた。
そのスタッフはまたしても怪訝そうに、ただ一人残された私を見つめる。
そして静かに近付いたーそこでようやく、名前と私が耳が聞こえないということを一言のみ伝えた。
年老いた彼はハッとした。バツが悪そうな顔も、もう見たくはなかった。
一枚だけ置かれてある、自分の名前が載ってある免許証をバッと取り、ドカドカとわざと足音を聞かせてその場を後にした。
私は怒っている-悔しくて、悲しくて、そして今までにないほど腹が立っていた。
でも、それをぶつけることはできない。相手がなにか悪いことをしたわけではないのだから。
それでも、今までの中で一番、やるせない気持ちになってどうしようもなかった。
この時の免許証は顔写真すらも見たくはなくて、財布の中に納める時も裏返して見えないようにした。
今は県外に引っ越し、新しい免許証に変わっている。それでもあの時の嫌な思いを忘れたことはなく、免許更新の時は気が進まないのだ。
次男に
おかーさん、犬の水換えて!
って言われて、
洗い物中だったので
無理!
って言ったら、
なんなんもう!おかーさんなんか、お吸い物の具材にしてやる!
って言われた。
大爆笑。
会社で誰かにイラついたら、使わせてもらおう。
思い出はいつも
やるせない気持ちが湧きだす
そのせつなさがまた心地よい
介護施設で私は働いている。
知的障害のある方々との触れ合いは、偏見なしに楽しい部分が多い。
今日も夏祭りがあり、札幌では記録的な猛暑で準備も大変だったけど楽しんで貰えたので達成感があった。
しかし支援の中で障害のある利用者が手をあげる場面がある。発語の出来ない利用者もいるのでコミュニケーションの手段であるのは理解している。
それでも恋人繋ぎまで要求されて顔も肩にピタッとくっついてまるで恋人のような甘い瞬間を過ごした直後、あるいはその瞬間にも私の顔に手が伸びる。
その瞬間自分の支援力のなさに悲しくなる。
では何がやるせないのかといえば、私が男性でその利用者も男性である点だ、、、。
恋人繋ぎも肩に寄り添う利用者の顔も男同士なのである(苦笑)