『やるせない気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
~やるせない気持ち~
大抵LINEはうちからする。
大抵デートはうちが誘う。
何をもって付き合うとするのだろう。
きっとうちと君とでは何か違う。
どんな服を着れば、どんな言葉をかければいい?
なかなか進まない君にはやるせなさしか感じない
「あっ」
声を上げた時には、もう既に唐揚げは床に着地していた。
「あーあ‥」
山田がなぜか僕より残念そうに口を開けた。かと思うと、その中に自分の唐揚げを放り込む。そのまま幸せそうに唐揚げを噛み締めてVサインをした。
「えー‥」
苦笑していると、山田がVサインをサッと下ろした。神妙な面持ちで、僕の袖を引っ張る。
「え、何」
困惑しながら山田の視線を辿って、振り返った。途端に、ふわりとした洗剤の匂いが鼻腔を抜ける。
「タモ、唐揚げ落としたの?」
采架ちゃんが無表情で立っていた。心臓がドクンと痛んで、胃がぷらんと揺れる。頭の方に血液が集中して、顔が熱くなってくるのを感じながら、か細い声で返事をした。
「タモ‥ってさぁ」
采架ちゃんの少年のようなまっすぐな声が僕の耳にまっすぐ入ってくる。まるで直接脳に響いているみたいに。
「なんとも言えないドジ踏むよね」
そして、先程僕が山田に向けていたような苦笑でこちらを一瞥すると、洗剤の微かな匂いを残して踵を返した。
「山田、明日見たい映画決めといてね」という捨て台詞を残して。
があああーん。という音が聞こえた気がした。
「‥タ、タモ‥」
山田の遠慮がちな声で現実に戻る。
「ああ‥えーっ‥とぉ‥うー‥」
なんにも言葉が出てこなくて、仕方なく笑ってしまう。それにつられて、山田も横でへへっ、と小さく笑った。
それを見て、ふいに一言言いたくなった。いや、これくらい言わせてほしい。
「あのさ山田。お前采架ちゃんと」
パン!と山田が手を合わせて頭を下げた。それを見て、一瞬で嫉妬が萎んだ。
「‥いいよ別に」
身体を折り曲げて床に落ちた唐揚げを拾う。
立ち上がってゴミ箱に向かいながら、溜息をついた。
このやるせなさが排出されるように、深く、深く。
なぜ…あの時
君の手を取らなかったのか
いいや、違う
君の手を取ることができなかったんだ
アイツの隣で笑う君が…
アイツを見つめる君の瞳が…
すぺてを語っていたから
やるせない気持ちが溢れて
泣きたくなった僕は…
多分…君を愛していた
私には救えなかった、救いようのなかった命の存在を知ると、やるせない気持ちになる。
だからもう知りたくはないと、何も考えず流していたテレビ番組を見ることがなくなった。
知らないところで何が起こっていても、手が届かないならどうしようもない。
手が届く範囲ですら取りこぼしてしまうというのに、知ったところで何になると言うんだろう。
(やるせない気持ち)
やるせない。
「理不尽」というテーマのときに、ちょっと書いたなぁ。
理不尽とは、自分が気をつけていても、起こってしまうこと。そうすると、自分ではどうにも出来ない
やるせなさを感じる、と。
望んでいない結果になるから納得出来ない、もやもやが残る。「えぇ〜…。」と思う。
あまり感じたくない気持ちですね。
「やるせない気持ち」
やるせない気持ち
僕この意味いまいち分かんなくて、調べました。
調べ結果
憂い・悲しみを紛らわそうとしても、晴らしどころが無い。
なるほど。
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僕はまだ生まれて10数年の高校生なんですが
人の気持ちや、頭で考えていた展開なんかを文字に起こすのが
まぁ大好きでして。色んな小説アプリを使って回ってました。
少し前、あのアプリだ。と定着したんですけど。
でも最近、みんな人間関係のこととかでギスギスしてて。
とてもじゃないけど居心地いいとは思えず。
小説を書くやる気が無くなったといいますか。
それこそ「やるせない気持ち」になりまして。
なんかないかなぁと漁ってたらこのアプリ見つけました。✌️
別に、これを入れたからやるせない気持ち消えた!とか
そんな単純じゃないんですけど。
心の拠り所〜みたいな。笑
気軽に皆さんはいいねしてくれますよね。非常に嬉しい。
なんだか、自分の拙い文を見てくれてる。
そんな人達に勝手に助けられるんですよ。。
そんなこんなで僕は「やるせない気持ち」と共存する
生き方を見つけました。ありがとうございました。
感情のままに綴っているので、文が変だったりですが
いつも読んでくださりありがとうございます。
感情が私を襲う
泣きたくて、爆発しそうなこの感情が
どうしょうもなくて
あてるところもなくて
自分の中に渦巻いている
黒い塊
『やるせない気持ち』
ごめんなさい
そして
ありがとう
どんなに言っても、返しきれない感謝の気持と謝罪の気持ち。
謝りたいことが沢山あった。どんなに些細なことでも
ありがとうって言いたいことが沢山あった。
沢山貰って、なのに沢山迷惑掛けたから。
言っても良い足りない言葉
そんな事にお前が居なくなってから気づくなんて…
「俺はなんて…アホなんだろうな…」
この言葉も、きっと彼には届かない
#やるせない気持ち
夜11時まで鳴り響くバスケのドリブル音がやるせない。
私達家族には受験を控える子がいる。
もちろんそんなことを隣人は知るよしもない。
いや、知っていたとしても知ったこっちゃないんだろう。
練習熱心なのはいいことであるが、ここじゃないだろう。
ドンドンドンドンドン…タンタンタンタン...
その無邪気な一音一音に覚悟はあるのか?
恋は私には無縁です。
身長153cm黒髪ミニボブのなにがいけないのでしょうか?
と、17歳女子高生は嘆く。
ああ、やるせない。
『やるせない気持ち』
空港が
キライ。
飛行機が
怖い
わけではない。
昔
大切なモノを
空港で
亡くしてしまったから。
あの時の
自分が
壊れそうで
悲しくて
でも
どうにもできない。
空港に行く度
その気持ちが
自分の中に
湧き上がってしまうの。
#やるせない気持ち
かげ法師いつまで追ってくる 山のジャングルジムの諦念の数
やるせない気持ちになるのは
あなたが一生懸命生きているから
やるせない気持ちになるのは
まだ諦めていないから
やるせない気持ちは
悪いことではない
むしろ
これからの生き方を
前向きに生きていくための
大切な気持ち
ここから何か
学べる事が
きっとあるはずだから
何も諦める必要はない
Nの横顔はいつになくやるせなさそうな表情をしていた。
「どうしたの?」
私が声をかけると、
「ん?」
ベランダからの夕焼けがNの色素の薄い瞳を貫いて輝いて
地毛の明るい茶髪の髪の毛が、ふんわりと揺れ、
同じシャンプーの匂いがする。そんな愛しい彼女の
髪を撫でてやるせない顔の理由を聞くと、
「夕焼けって、全部が終わっちゃう気がするでしょう?
なんだか、寂しいなって。」
Nはたまに、急にセンチメンタルな気持ちになったと思えば
何ににも感傷的になって、全部を悲しいものにしてしまう。
私はそんなNが苦手だった。
Nの良いところは、私が見ていたいのは、
何事にも子供みたいに目を輝かせている姿だから。
「そう?私は好きだけど。」
だからあえて少し突き放す。
そうするとNは私の意図を勝手に解釈して
勝手に元気になる。でもこれでは解釈するに
情報が足りない。だからもう一言だけ。
「世界が今日で終わるわけでもあるまいし…」
そう言うと、Nは柔らかく微笑んで
「それもそうだね!」
と言う。その日の夜、Nは私の腕の中で呟いた。
「ねぇ……明日も一緒に居てくれる?」
またコイツは……。何をそんな当たり前の事を。
良い加減眠かったので、私はこう答えた。
「こんな良いベット買ったのに、
居なくなるわけないじゃん……おやすみ」
そうとだけ言って私は目を閉じた。
何となくNはふふっと笑って
私が暑がりなのを先回りしてエアコンの温度を下げ、
私の胸に顔を埋めて寝た。
その寝顔を見て、私は安心して眠りについた。
そこにやるせないと思わせる表情は無かった。
やるせない気持ち
信じてた人に嘘つかれて、それも認めない。
ショック。この気持ちをどうすればいいのか。
落ちる夕陽の
ひとすじの光さえ
指に絡める暇もなく
淋しい季節は
人の心など待たずに
巡って行くから
無情の風が
吹き散らした
あなたの
さまざまな想いを
拾い集めながら
今日も
深い溜め息と
涙のなかで
過ぎ去った日々と
向き合っている…
# やるせない気持ち(256)
やるせない気持ち
最近何もしたくなくて、ダラダラ過ごしてます。
もうすぐ夏休みも終わるのに、勉強もそこまでしてなくて。
やらなきゃいけないのに、サボってしまうと後悔するのは自分でもよく分からない。
「疲れてるんじゃないの?」と言われることがあるけど、別に体はピンピンしてるしどうってことなくて、でも、その時少しだけ、息苦しくなる。
自分のことを分かっていなきゃいけないのに、自分は頭が冴えてないのでまだ分からないことばかりです。
もう少し素直な心を持ちたいです。
分からないこと書いてすみません。
…どうして?
…。
…約束は?約束、忘れちゃった?
…忘れてないさ。
だったら!
出来るわけなかったんだ。最初からな。
…じゃあ、どうして?
…。
どうして、言ってくれなかったの?
…。
約束できないって!どうして!
…。
言って、くれなかったの…。
やるせない気持ち
(ワールドトリガー夢創作)
「ん」
想い人が背負っているものが重そうだから、手を出す。貸せとか寄越せとは言わない。それでも、彼女は俺の意図を察する。
「えーいいよ別に大丈夫だよ」
「いいから」
「うーん……」
渋々渡されたそれを、自分の荷物として背負う。本当は、彼女がこういう扱いを好まないのも知ってる。レディファーストってやつが嫌いらしい。けれど、これくらいやらないと、男として意識されないから。
「帰りたくないな」
君は無垢に無邪気に笑う。俺の必死のアピールも、あまり意味はないようだ。幼馴染だから?いつかの初恋は、もう終わったから。
「どこへ行く」
それでも、君の隣を離れられなくて。ほんの少し、期待を残す自分がいて。どこへだって行こう。君が望んでくれるなら。
「この感情を何と呼べばよいのか、わかりません」
皆の前に立つ男は、ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。
誰も言葉を発することはない。
私も黙って聞いている。
「恐怖とは違います。いや、怖いんですけどね。でも、先程たくさん話を聞いていただきましたから。怖いのはもういいんです」
強がりだろうが、それを咎める者は誰もいない。
ただ、と男は声を震わせる。
「家で一人死んだ妻のことを思うと──怒りとも悲しみともつかない、苦しさが募るのです。なぜ最後の時に傍にいられなかったのか。いや、そもそも──妻を死に追いやったのは私です。私のせいで死んだ。でも今更それを悔いたところで、妻は生き返らないのです。どうしようもない。それがとても──辛くて、悔しくて、悲しい」
私は左右の同僚を見た。
皆、俯き床をじっと見つめている。
男の言葉を聞いているのか。
それとも、早く終われと耳を閉ざしているのか。
男はふぅ、と大きく息を吐いた。
少しの沈黙。
やがて男は口を開く。
「遺族の方々も、同じ思いだったんでしょうね」
申し訳ないことをした。
そう言ってから、男は以上です、と呟いた。
そして私達に、合図が入る。
何が同じだよ。
私は他の四人と共にボタンを押す。
壁の向こうで、ガタン、と落ちる音がした。
『やるせない気持ち』