星降る夜に咲く

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  帰宅するやいなや
  いつものように
  ソファに倒れ込み
  気絶するかのように
  眠る…



  歩いている
  ひたすら歩いている
  周りの景色はぼやけて
  薄暗い
  その中の一本道を
  歩き続けている
  いつまでとか
  どこまでとか
  そんなことすら考えず
  歩いている
  ただ歩いている

  遠くに何か見えた
  だんだんと
  それが近づいてくる
  なんだろう
  大きな岩か?

  その前まで来ると
  石碑のようなものだとわかった
  何か言葉らしきものが
  刻まれているが
  読めなかった

  それに触れてみる
  不思議とぬくもりを感じた
  次の瞬間
  それは細かく砕け
  光の粒子となり
  私を包んだ

  光の粒子に包まれた私は
  表現出来ないほどの
  幸せを感じていた
  こんな感覚が
  あるものなんだ…
 


  目が覚めた
  朝だった
  まだ包まれていた
  先程までの幸せに

  あの石碑には
  なんて書かれていたんだろう
  不思議だけど
  懐かしい
  良い夢だったな…

  よし、起きるか




    アンダラの光が指し示し
    くじらのうたが導く
    虹色の橋を
    いるかと共に渡って
    たどり着いたよ
    約束の場所
    仲間が待つ場所に





        〜やるせない気持ち〜


やるせない気持ち
これも
そういえば
そういう感覚あったな
という感じになっいる

光の粒子に包まれたかのような
初めての幸せな感覚は
3年前に体感したこと
どんなことが起こっても
大丈夫だろうと
確信する程の幸福感

それから3年経ち
どんなことが起こっても
大丈夫だろう
なぜなら
自分が創り出している
現実だから
そういう自分になっている

8/24/2023, 12:50:23 PM