『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#91 みかん
柑橘系を見ていた、
君が好きなのはゆず
私が好きなのはグレープフルーツ
でも今日はみかんと
目が合っちゃったからさ。
初夏、あなたの笑顔を垣間見た。
生い茂る緑の中、麦わら帽子を落とさないように木々を通り抜けるあなたが、少しだけ笑っていた。
内心では柄にもなくはしゃいでいたのかもしれない。物珍しそうな顔でそれを見ていると、見られていることに気づいたのか、彼女はきゅっと口をすぼめた。
あまり見つめすぎるのもよくないと思い、自分は再び前を向いて歩き続ける。
まだ実らない純粋な想いを胸に、どこまでも続く蜜柑畑を二人でかき分けていった。
みかん.
久しぶりにみかん食べたら
ジュースには無いエネルギーを感じた
包まれた丸い中に詰まってる
みかん#28
「もう気づけば年の瀬か」
そんなことを言うような私ではなかったはずなのに、
冬のこの澄んだ夜空が、また私を寂しくさせる。
気づけば手が黄色くなるほど毎日みかんと戯れている。
この前の冬至は柚子の皮も剥いちゃったよね。
私、柑橘類が好きなもんでね。
こたつの中で寝ちゃうことも時々あるよね。
ぬくぬくなのでね。
みかん
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.12.30 藍
俺は今、異世界にいた。
突然女神により、異世界に転移させられたのだ。
曰く、チートあげるから世界救ってくれ。
迷惑どころの話ではない。
私は忙しいのだ。
とっとと世界を救って元の世界に帰る。
そして女神にお灸をすえる。
ただ問題なのは、もらったチートがミカンがたくさん出せるというものだ。
特にリスクもなく、無制限で、食べれば完全回復するミカンを出せるようになった。
だから何なんだ、と思わなくもない。
なぜそれがミカンでないといけないのかとも。
だが、ある利用方法を思いついた。
このアイディアなら、世界を救うのもすぐに終わるだろう。
しかし、倒すべき悪の存在の場所が分からない。
見渡す限り地平線だけ。
目を凝らすと、煙のようなものが見えた。
人がいるかもしれない。
とりあえず情報収集といこう。
しばらく歩いていると、物陰から男が現れた。
「金目のものを出しな。
そうせうれば命だけ―げええええええ」
盗賊は悲鳴を上げる。
よかった、これは効くみたいだ。
私が盗賊にやったこと。
それは出したミカンの汁で目つぶしである。
非人道的だという人もいるかもしれない。
失明するだろうと。
だが、このミカンを摂取したものは完全回復するのだ。
失明してもすぐに回復するから問題ない。
つまり沁みるだけ。
優しいね。
「沁みるか?やめてほしければ、言うことを聞け」
「誰がそんなことうわあああ、沁みるううううう。
すみませんでした。いうこと聞きますぅ」
「いいだろう。では街に案内しろ」
「喜んで!」
こうして私は下僕を一人手に入れた。
幸先がいい。
これなら世界を救うのも早いかもしれない。
そして女神に目つぶしをくらわす。
奴は私に許しを請うだろう。
その時が楽しみだ。
ビクビクする盗賊を横目に、私はミカンを食べながら高笑いをするのだった。
みかん
みかんはこたつの中で食べるのが1番おいしい食べ方
みかん
さるむきしていたみかん
丁寧に丁寧に
むくようになって
なんだか 大人の仲間入り
したような気がした
「みかん」であいうえお作文!
みかんの「み」!
みんな大好き冬の定番なみかん!
みかんの「か」!
かんたんに皮がむけて美味しいみかん!
みかんの「ん」
ンガイを信仰するケニアで採れるケニアコーヒーはみかんの味わい!
//みかん
父の影響で果物を食べる時には
少し塩をつけて食べる。
甘いみかんより少し酸っぱいみかんに塩が
ちょうど良いと言う
父の食べ方をみて育った。
みかん
ささくれにみかん汁
いってぇ...
わかっているけどやめられない
一瞬の痛みを我慢すれば
その先にある甘いご褒美
一瞬でも痛みがあるのなら
やめた方がいいんだろう
わかっているけどやめられない
ささくれにみかん汁
少しずつ染まる傷口
父の実家の雪国で
こたつでみかんを食べて
むいた皮を集めて乾かしてた
みかん。
みかんねぇ…。皆はさ、みかんのあの白いやつ、剥く?私はね気が済むまでめちゃ剥くよ。だって口に当たるじゃん。美味しくないし。すげーきれいになるまで剥く。
「その白いやつに栄養詰まってんだよ」
私が剥く度に両親揃ってそう言ってくんの。いや、分かってるって。だってみかん食べる度に言われてんだもん。両親はそう言うけどさ、正味ほんまか?って思っちゃうよね。こんなんに栄養まじで詰まってんの?って。調べればわかる話なんだけどさ、いつも面倒くさくて調べないの。
今日、みかん、食べてないな。こたつ入って、中でくるまってる猫蹴らないように気をつけて、母にみかん取ってーって言って。みかん剥いて、父にみかん食べんの遅って言われながらゆっっくり食べんの。いいね、年末って感じ。
#みかん
みかん
アルミ缶の上にある、みかん。
冬の訪れに加えて、冷たい風に吹かれたような気持ちだが、なぜアルミ缶の上に、みかんが置いてあるのだろう。
例えば、このような話だとどうだろう
ある年のある夜に猛烈な台風が吹き荒れ、みかんの木は全てなぎ倒されてしまった。そんな中、翌朝一人の農場経営者が涙を流しながら、無惨にも地面に落ちたみかんを手に取る。大事に育てたみかん。家に持ち帰り、ベランダに出ると、なんとなく目の前のビール缶の上に、そのみかんを置いた。そして来年は豊作であることを心から願った。
そんな時である。隣の家のガキが、
アルミ缶の上にある、みかんww
と叫んできた。
彼は怒りが抑えきれず、星を壊してしまった。
これが他球という星だ。
それから数千年後、彼はこの、「た」
の次だから「ち」ということで、地球を創ったのである。
もし今あのダジャレを言っちゃうと、地球が壊され、津球になっちゃうかもね。
みかん畑
オレンジ色のみかんが
鈴なりに実っている
みかんの産地の
当たり前の風景
このみかんたちは
どこに旅立つ?
あなたの街に届くといいな
「づめだいッ」
隣席の男子が冷凍みかんを一気に口に放り込んだ。
冷たいなんて当たり前なのに馬鹿らしい。
また、反対隣の女子は一生懸命みかんの白い部分
を取っている。
「ここ美味しくない。」とか言っていたな
そこまで味が変わらないのに。
私は、冷たいのが嫌だから
最初から皮を剥いて置いておいた。
給食を食べ終わる頃には、
食べごろだ。
みかんを最初に手に取った時、
「みかんは最後だろ?」とか言ってくる子がいたが、
この方法を話したら納得していた。
何だったら真似していた。
自分から段々を広まっていくのは何だろう
なんかクラスの社長にでもなったようだった。
「ちょ、これ見て冷凍みかんサワーだって」
「それがどした?」
同窓会中、幼馴染のゆいが話しかけてきた。
「冷凍みかん、冷凍みかんだよ!小学生ぶりじゃん」
「そだね。頼んでみようかな」
「お、いいね!」
タッチパネルから2つ注文する。
数分後、定員さんがサワーを2つ持ってきてくれた。
何とみかんが丸々入っている。
それもキンキンだ。
ゆいがみかんを一気に口に放り込んだ。
「づめだッ」
小学生の時も同じ光景を見た。
「ちょ、急ぎすぎだってw」
「だって楽しいんだもん」
私も、みかんを食べる。冷たい。
そして、美味しい。
昔は、大人ぶっていた私が、
今は子供に戻っているようだ。あったかい。
又こうやって小学生以来の友人たちと会えたのだ。
きっと、みかんが食べどきになる頃には、
大人に戻っているのだろう。
今は、この冷たさにはしゃぎたい。
みかん
太陽の輝きを閉じ込めた甘いみかん。
口いっぱいに爽やかに広がっていく。
太陽を最後に直接浴びたのはいつだったろうか?
人々がガラスケースに包まれても、自然の贈り物だけは変わらずに存在し続けている。
電車で一風変わったおばあさんと隣になった。
帰り際にお礼だと言って、
みかんをもらった。
このみかんには不思議な縁を感じた。
昔話のように思いつきもしなかったものに
変わるのかもしれない。
じろじろと帰り道にのどが渇いた商人はいないか
坂はないか穴はないか泉はないかと探して回った。
それでも、みかんは無事に手元にあった。
大人しくみかんを剥いて食べた。
なにも変化は起きなかった。
#みかん
知ってる!?!?!?!?
みかんの皮って栄養凄いらしいよ!?!?!?
知ってるの!?!?!?!?
負けたーーーーーー!!!!!!
悲しい。慰めてください。あわよくばハートマーク押して欲しいな。
昔はみかんの白いスジが大キライで毎回綺麗に全部取ってから食べてた。でもあるとき、推しが配信でみかんの白いスジは全く取らずにバクバク食べてると話していた。その一言で私のみかんの白いスジに対するキライがほぼ無くなった。
今ではみかんの白いスジはほぼ剥がさずに美味しく食べれている。
推しってすごいな…と思った出来事の1つだった。