『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも続く青い空 すぐ空を見つめる私の癖
いつの間にかあなたも空を眺めるようになったね
でも見てる景色は違うんだろうなと思ってあなたの目や考え方を探ってはどう見えてるかを模索する
そんな時間がすごく好き
僕には明るすぎる空を見上げる。
ふわっと気持ちが上向きそうなほど、明るくて青かった。
こんなに空って青かったっけ。
記憶の中に問いかけても、こんなに青くはなかった気がする。
眺めることしかできないのがもったいないくらい。
教室の窓には、暗い僕の顔と狂気的なまでに机に向かうクラスメイトの横顔だけが映っていた。
僕だけがスポットライトから外されたように、取り残されている気がした。
このクラスメイトに混じることができれば"落ちこぼれ"じゃなくなるのかな。
それが"正しい道"なのかな。
答えのわからない迷路から出られなくなっていた。
どこまでも青い空
どこまでも青い空を俺は今日も追いかけながらひたすら走る。足がつかれたり、止まることはなかった。今思えば不思議だ。ただそのおかけで、青い瞳がきれいな君に出会えた。どこまでも青い空をそのまま映したようなきれいな瞳。その瞳に引き込まれるようにして俺はその場に倒れた。その後の記憶はない。そして俺は今もひたむきに走っている。また君に会えると信じて。
【どこまでも続く青い空】
絵本の中ではこの檻の外の空はどこまでも続いていると書かれていました。海というものもどこまでも広いそうです。でも、私にはそれを知る術はありません。何故ならここから出る事をご主人様が許してくれないからです。なので、本を読んで憧れを抱きます。次に生まれ変わるのならば自由な風になりたいです。
目が覚めたら何も無かった。
ただ青かった。碧かった。蒼かった。
まず自分の姿を確認する。無い。手、足、体、それらがあるはずの場所は碧空に塗り潰されていた。
次に歩く、歩く、歩む。続く、終わらない青。爽やかな青。何も無いから歩み続ける。
足が疲れた気がした。…足はあるのか?
あ、………多分気の所為だ。進んでいないから。青から逃れられていない。
見えぬ体を抱きしめるようにして座り込む。風を感じた気がした。そもそもここは何処だろう。今までは…ベッド、部屋、医者、食事、風呂…日常だ。その筈だ。ならここは?死んだのか?死ぬなら白の方が良いのでは?青、何だ?何を知らせたいんだ。パラレルワールドか?
……いかにも非現実!そうか!これは夢なんだ!覚めるのを待っていれば良い。ぼんわりとした気分のまま空だと思われる場所の一点を見つめる。思考を研ぎ澄ます。何も考えなくて良い。
夢は覚めない。覚めない。覚めない。長い、永い、夢。起きろ自分。今すぐだ。
覚める筈は無かった。何故覚めない。平凡なのがいけないのか?刺激を求めるのか?奇怪な出来事が起こればいいのか!嫌、ボクならばグロテスクを求めるか!そうだろう?
お望み通り。
手をそっと首にかざす。と、手に力をぐぐっとかける。顔に血が溜まるのが分かる。呼吸がしにくい。が、辛うじて出来る。…駄目だ。息を止めなければ。……これがグロテスクか?血だ、血が必要だ。…目、眼球!そうだ!これを取ってしまおう。そうすればこの忌々しいアオともおさらばだ。何て良いアイデアなんだ!
左目の両端に指をずぶりと押し入れる。中は温かくて湿っている。眼球の裏側へと指を滑らせ、抉り取る。痛い。痛い。血が溢れる。顔の半分が温かい。
荒い息のまま上空を見つめる。鮮血が頬をそって滑り落ちる。
これで終わる。終わるのだ。
どこまでも続く青い空
きっと繋がってる
同じ空の下で
「どこまでも続く青い空」
夏、雲がない晴れた空を見ると輝かしい気持ちになる。
表現するのは難しい
空が晴れてる
気持ちも晴れやかだ
あ、こういうthe夏っぽい音楽かけたらテンション上がりそうだな
夏が来たーー
こういう感じだろうか
特に広々とした公園で仰向けになって寝ると、ものすごく壮大な空が広がっていて、地球にいるんだなとなんとも当たり前なことを感じさせてくれる。自分だけの空じゃないのに、まるで自分しかいないかのような錯覚に襲われるのもなんとも言い難い感じが好きだ
悩みすぎてパンクして涙が溢れてきた
こぼれ落ちないよう咄嗟に上を見上げた
パキッとした紺碧の空に白い雲が映える
どこまでも続く青い空を見たときに
この空からみた自分の悩みなんてちっぽけなのかも?
と思える瞬間があった。
不安や悩みが全部消えたわけじゃないけど、
今度は夜空を見てみようかと思った。
どこまでも続いてる空から星の便りを受け取れるかもしれないから。
「どこまでも続く青い空」
最近は曇りが多い気がします。
夏はずっと空の向こうまで飛行機雲が繋がっていたり入道雲が見えたりしていました。
あの晴れ渡った青い空はいつも眩しすぎるくらいに照らす太陽と一緒に出てきました。
もう来年まであのクソ暑い日々と出会えないと思うと少し寂しい気もしながら二度と来んなと祈っています。
出来れば晴れ渡ったどこまでも続く青い空と一緒に来るのは暖かく照らす太陽であってほしい。
「どこまでも続く青い空」
私は今
崖っぷちにいる
身動き取れなくしてるのは
何を隠そう、この私だ
何処に居ようと
何をしていようと
私の頭上には
どこまでも続く青い空
何かをやるのに
遅すぎるって事はないだろう
ああ、そうだよ
きっとそうだ
私には羽は無いけれど
思いきって飛んでみよっかな?
あの大空へ...
遡ること、十年以上前。
父さんと母さん、兄と俺と弟の家族五人で海へキャンプをしに行った。
海に着くと父さんと兄は『ここは俺達の陣地だ!』とばかりに砂浜と陸地の中間地点にパラソルを立て、その場所にテントを張る作業に入る。母さんは昼食の準備だ。
そして俺と弟は何を手伝うでもなく海の家の更衣室で水着に着替えると手早く浮き輪を膨らませ、それを担いで海へダイブする。今になって思うと、12,3歳そこらの俺が幼い弟を連れて二人きりで遊泳していたのは、ちょっと怖い。よく事故が起こらなかったものだ。たぶん、俺がしっかりしていたからだろう。おそらく。
まぁ、そんなことはどうでもよくて、とにかく……海で遊んで疲れて夜の8時くらいには爆睡してしまった翌日。
ザァーザァーと、テント越しに聞こえてくる波の音……
俺は、その音で目を覚ました。
テントの外に出て空を見上げ、俺は目を細めた。そこには建物や山に邪魔されることのない『どこまでも続く青い空』の光景が広がっていた。今でも鮮明に思い出せる。幻想的で、清々しい青空だった。
その後、視線を戻した先には、鍋をカセットコンロの火にかけ、おたまのようなもので鍋の中をかき混ぜている、どこまでも日常的な感じで朝ごはんを作ってくれている母さんの姿があった。
「おはよう、母さん。それ朝ごはん? なに作ってるの」
「おはよう」
母さんはニコっと笑って挨拶を返すだけで、俺の質問に答えてくれない。
昨夜したバーベキューの残り物で作った朝ごはんの豚汁と昨日の残りの米で作ったおにぎりを食べ終えた兄と俺と弟は、昨日あれだけ海で遊んだというのに、飽きることなく再び海へと向かう。
浮き輪に身を任せてボケーっと海面に浮かびながら青い空を眺めつつ
「……兄ちゃん、俺、もう空手やりたくない」
こんな機会でもなければゆっくり話すこともないので、兄に人生相談をもちかける。
「……ブハッ! めっちゃでかい魚おったぞ! めっちゃでかいやつ! やっべぇぞ!!」
とんでもなく高いテンションで素潜りから戻ってきた水中ゴーグルを装備した兄が、俺の浮き輪に掴まって言う。俺の話など聞いちゃいない。
「空手、やめたいなあって思ってるんだけど……」
いちおう、もう一回伝える。
「……なんで?」
ゴーグルをおでこまで持ち上げ、真っすぐに俺を見つめて兄が聞く。
「めんどいから」
本当のことを言うと、どれだけ練習を頑張っても、兄のようにはなれないと自分で自分の限界を悟ってしまったからだ。だけど、本人を前にして、その真実だけは口が裂けてもいえない。俺にもプライドがある。
「そっか。じゃあ俺から父さんと母さんに言ってやるわ。でも、もうちょっとだけやって黒帯だけは取っとけば? お前だったら余裕だから。取っとけば受験の時、資格の欄もうめられるしな。って、そんなことより、めっちゃでかい魚おるから! 見てみろって!」
言って、俺の手を引っ張って浮き輪の上から海へと無理やり引きずりこむ兄。
いつも近くにいるのに、永遠に手の届かない高みにいる兄は俺にとって『どこまでも続く青い空』そのものだ。
ともあれ
急に海中に引きずり込まれたあの時の俺は溺れてしにかけたので、今でも根に持っていて、帰省時は兄に対して必ずこの話を持ち出して恨み節を述べる。
「どこまでも続く青い空」
この空は何処に繋がっているのだろうか?
貴方のいる場所にも繋がっているのだろうか?
広い空、高い山、大きな湖、果てしない海、どこまでも続く草原、鬱蒼とした森。
自然と比べると、人間てなんてちっぽけな生き物なのかと思う。
でも、ちっぽけなりに、一生懸命生きていて。
笑って、泣いて、楽しんで、苦しんで。
あがいて、もがいて、生き抜いている。
貴方と出逢えた事は、奇跡のような私の喜び。
貴方を愛せた事は、とても大きな私の誇り。
この空と比べるとちっぽけかもしれないけど、でも、私なりに精一杯貴方を想ってる。
貴方に、逢いたい。
お題「どこまでも続く青い空」(雑記・途中投稿)
雨が降った日にこんなお題。
正直、思い浮かべる雰囲気が暑そうだなって思う……。
夏のお題は夏に散々書いたから何書こう。
どこまでも続く青い空
青い空って元気にしてくれます
心をスカッとしてくれます
今日憂鬱な一日を
頑張ろう‥
とつぶやかせてくれます
どこまでも続く青い空の下にはきっと
これから出会うべく
運命の人が普通に過ごしていて
いつか出会ってお互い運命を叶えていくのだろうな?
なんて夢を
青い空は連想させてくれる空でもある
どこまでも続く青い空がある限り
人生もそんなに悪くないのかな?
なんて気もします
友人が雨女だった。
私は雨女雨男といったものには懐疑的だったけど、彼女は自分自身のことをいつも「雨女」だと呼んでいた。
雨女という妖怪が昔存在していたと言われている。そのことから、その行動によって雨をもたらしているかのように思える人を「雨女」と呼ぶ。
水神様に好かれてるから縁起が良いだとか、悪いだとか色々真偽は定かではない。
そもそも私はそういったオカルト話を信じていなかった。だから、友人が雨の日になるとことあるごとく「私のせいで」「私が雨女だから」と言うのが堪らなく嫌だった。
天気予報なんてしょっちゅう変わるし、地球から見た日本の天気なんて本当にちっぽけなことなのに、まるで我が世の終わりかのように話す友人の傲慢さが嫌だった。
そんなもので天気はどうこうなるものではない。
しかし、学生時代から数十年、長らく音信途絶えていた友人の訃報が届いた。水難事故だったらしい。
葬式に出た。
もう長いこと会っていなかったが、雨女だった友人の鬱々とした嫌みたらしさは、常に私の学生時代の記憶と共にあった。連絡も寄越さない。いけ好かない性格だったが、それでも悪友だった。
その日は晴れていた。天照に見放されたとよく嘆いていた友人に似つかわしくないほど、どこまでも続く青い空だった。
お題/どこまでも続く青い空
青い空。そう聞いて大半の人間は希望を抱く。
突き抜ける程高いそこには何処までもいけそうな自由がある。
青い空。そう聞いて私が抱くのは残酷な程黒く淀んだ絶望だ。
光が強くなるほど影が濃くなるように、空が澄み渡れば澄み渡る程私を苦しめる。
何処にもいけず、地で藻掻き苦しんでいる私は、どこまでも続く青い、広い空を見上げ、そしてまた絶望に囚われる。
いつか、私もそちら側へたどり着けるのだろうか。
「空は広いんだ」
どこまでも続く青空は
いつも自分が小さな存在であると気づかせる
けれど、必ず自然の美しさを教えてくれる
太陽の強い光に青く透き通った空が映えている
何度も見てきた空
それは毎日違った色を見せてくれた
そして全てが美しかった
今日も朝が来た
カーテンを開けて
空を見た
まだその空は赤みを残していた
また一日がはじまる
青空と共に
あすもまた
どこまでも続く青い空
洗濯を回す、洗濯物を干す、朝食をつくる、食器を洗う、タオルを畳む、昼食をつくる、食器を洗う、買い物に行く、衣服を取り込む、夕食をつくる、食器を洗う、洗濯を回す、洗濯物を干す
毎日同じ繰り返し。
結婚生活というのは、もっと華やかなものだと思っていた。彰(あきら)と一緒に順風満帆な人生を送るのだと確信していた。その確信はどこからきていたのだろう?と今となればそう思う。
彰との出会いは、職場だ。
総合病院に勤めており、私は看護師、彰は理学療法士という立場だった。
私は元からここに住んでいるが、
彰は上京してきた人間らしい。
お互い、犬が好き、映画をよく見る、野球観戦が好き
そんな理由で意気投合し、お付き合いを始め、結婚にいたった。そんな理由で、、、今の人生。
恋に落ちていた私は、そんな趣味や好みの共通点を奇跡とでも思っていたのだろう。
彰のことが優しくも見えた。イケメンにも見えた。
私の目は一時的に腐っていたのだろうか。
お互いコツコツ貯金をして、彰の地元に一軒家を建てた。
彰の地元は、山に囲まれ、田畑が広がっており、大通りに大型商業施設がポツンとあるだけの田舎だった。
建物に囲まれ、人混みの中を生きてきた私には、新鮮な町並みに感じ、同時にこの地でうまくやれるのだろうかという不安に襲われていた。
しかし、私は「彰が一緒だから大丈夫」と浮かれていた。
当時の自分に、「世の中そんなに甘くない」と教えてやりたい。
大丈夫なものか。自治会に半強制的に入会させられ、
一か月に2回、防災訓練の練習があり、バケツリレーをさせられる。意味はあるのだろうか?
田舎には個人情報という言葉が存在しない。
忙しい時間帯に近所の人たちがわざわざ家まで来て、どうでもいい、他人の話を聞かされる。
「〇〇さん、子供が産まれたらしいわ、めでたいな〜」
「〇〇さんのところの子どもは、上京して、路上で弾き語り?っていうのをやっとるらしいわ、なんの仕事かね?」
他人の話だけならまだ我慢できる。
「奥さん!この間、奥本さん家の近くで見たよ。都会の方から来たんかなんか知らんけどな、スカートが短すぎだったと思うんよね、気いつけてね」
「子ども楽しみやね〜」
キモい。なんでプライベートを知っている?子ども欲しいなんていつ言った?ひとりの時間はないの?
彰は地元の病院に勤めている。
彰から、「お前は働かなくていいよ。家事に専念してくれ」と言われ、専業主婦をしている
あのときは、優しさだと思ったし、家事を精一杯頑張りたいと思った。
家から、15分程離れたところに、お義母さんたちの家がある。
「女はね、仕事より家事!勉学なんてどうでもええから家事できる力だけ磨いとったらええんよ!」と言われた。
彰とお義母さんの言葉は違うが、同じ意味だったのだろうか。
それから、私の生活は地獄だ。
同じ家事を毎日するだけの生活。
それに加え、近所の人との面倒くさいお付き合い。
どうでもいい情報ばかり聞かされる。
自治会の忘年会や行事への参加。
女の仕事はジジイへの接待らしい。
お洒落な店はろくにない。驚くほどに狭い世間。
地元に帰ってからどこか冷たく、淡白になった彰。
うるさくて嫌味ばかり言うお義母さん。
今の彰と顔も性格もまるっきり一緒なお義父さん。
なんなの?なんで私がこんなところに来なくちゃ行けなかったの?そう思うたびに涙が出てきそうだ
青空は山の大きさや高さに負けず、どこまでも広がっている。
純粋な空の青色が、
「山の向こう側にも世界は続いているよ」
と励ましてくれているようだった。
心が孤独な私に、唯一寄り添ってくれる。
人間の世界は、なぜ山に囲まれただけでこんなにも変わるのだろうか。
今日も、眉間をしかめ、唇を噛みながら洗濯物を干す。
END
「どこまでも続く青い空」
青空は、私の涙を知っている。
青空は、君の笑顔を知っている。
ーー
「好きです、付き合ってください」
ある、晴天の日。
2年前から片思いしていた幼馴染。
君は少し考えて、
「…ごめん、」
「好きな人いるんだ」
…一番聞きたくなかった言葉。
涙が溢れる。君の前では強がって
泣き顔なんて見せられないだろう。
太陽と、雲一つない空が、
私を見つめる。
気分転換、とは言いたくないから、
久しぶりに行きたくなった、カフェ。
窓が近い席。
何頼もう、と少しだけ悩んだ後、
期間限定の人気商品を頼む事にした。
少しだけ窓の外を見つめる。
と、目線を変えたと同時に後悔する。
見つけたくなかった。
窓の外で笑ってるのは、君と__ちゃん。
調整で救助用のヘリコプターに乗り、上陸すると身体に独特な浮遊感がくる。
視界はビル群。それを抜けるとどこまでも続く青い空が広がった。
「やっぱりこの空が好きだな……」
俺はこの機会を仕事で得ることが出来たが、恋人はそうじゃない。
いつか、お金を貯めるだけ貯めて、ヘリコプターをチャーターして、いつか恋人にこの空を見せたい。
俺の中に新しい目標が出来た。
まだまだ仕事が頑張れそうだ。
おわり
一六〇、どこまでも続く青い空