「どこまでも続く青い空」
青空は、私の涙を知っている。
青空は、君の笑顔を知っている。
ーー
「好きです、付き合ってください」
ある、晴天の日。
2年前から片思いしていた幼馴染。
君は少し考えて、
「…ごめん、」
「好きな人いるんだ」
…一番聞きたくなかった言葉。
涙が溢れる。君の前では強がって
泣き顔なんて見せられないだろう。
太陽と、雲一つない空が、
私を見つめる。
気分転換、とは言いたくないから、
久しぶりに行きたくなった、カフェ。
窓が近い席。
何頼もう、と少しだけ悩んだ後、
期間限定の人気商品を頼む事にした。
少しだけ窓の外を見つめる。
と、目線を変えたと同時に後悔する。
見つけたくなかった。
窓の外で笑ってるのは、君と__ちゃん。
10/23/2024, 11:47:24 AM