『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#74 どこまでも続く青い空
[見ず知らずの苦しむ方へ]
どこまでも続く青い空の下、
苦しむ誰かを思いやる気持ちを
空へと向けて投げる。
見ず知らずの誰かに届くことを祈って。
御詣りする時は、いつもこんな感じで
祈っている。
「せんせい」
か細い声が男を呼ぶ。
男が視線を向ける先。果たしてそこに、男を呼んだ少女はいた。
年の瀬は二十にも満たないだろう。まだあどけなさが抜けきらない。しかしながらその瞳には刃の切っ先のような鋭さを宿した娘。
簡易的な床から身を起こし男を呼ぶその華奢な四肢には、包帯代わりの白い布端が幾重にも巻かれていた。
少女の元へと歩み寄り、男はその右手を取る。
手背から前腕にかけて巻かれている布が、赤く染まっていた。
「傷はそこまで深くはないです。その前には意識を切り離せましたから」
「調《しらべ》」
「兄は変わらず元気です。厄介事に自ら首を突っ込むのはどうにかしたい所ですが」
眉尻を下げ笑う少女に、男は名を呼んだきり何も答えず。
布を解き、白く細い肌を滲ませる赤い傷口に薬を塗る。
「やはり体を動かしながらの視界は、十が限度みたいです。数が増える分、どうしても反応が遅れてしまう」
少女の眼がつい、と虚空を視る。
少女の体は床にありながらも、その眼は遙か遠くを鳥の式を通じて視ていた。
「狭間や歪を視るのに、百でも足りないくらいなのに…本当に、口惜しい」
「調」
男が再度、少女を呼ぶ。
はっとして、口を噤む少女の右腕に新たな布を巻き直し、男は少女の眼を塞ぐように手を当てた。
「形代を教えたのは、誤りであったのやもしれぬな」
静かに紡がれた男の言葉に、少女は唇を噛みしめる。
「死すために授けたのではない」
「分かっています。分かってる、ちゃんと」
視界を塞ぐ手を外そうと、触れる少女の手の力は哀しいほどに弱く。
縋るようにも見えるその様に、男はそれ以上咎める事なくその手を下ろした。
少女の眼が仄かな室内の光に晒される。
だがその眼は塞がれる前の黒曜の色を失い。焦点の合わぬ虚ろな眼差しで、男の声のする方へ向き直った。
「かみさま」
「呼ぶな。国一つ守れぬ無力な男だ。奉らずとも祟りはせぬ」
「せんせい」
「師と呼ばれるほどに授けたつもりはないがな。どうした」
「せんせい」
少女の手が男を求め、空を彷徨う。
その手を取れば少女は淡く微笑み、ほぅ、と安堵の息を漏らした。
「せんせいはわたしたちの守り神様です。せんせいがいなかったら、わたしは空が青い事も、兄の顔も知らず。生きるという意味さえ分からないまま、祖母の悲願の贄になっていました」
男の手を引き、頬をすり寄せる。
男が側にいる事を確かめるように。触れられる事を愛おしむかのように。
「せんせい。今日の空は青いです。どこまでも、どこまでも。せんせいの大切な方々のいる場所も…きっと祖父のいる場所も」
緩々と少女の瞼が落ちていく。
「せんせい」
少女の背に手を差し入れ、その身を床に横たえる。
眠れるようにと離れようとする男を、幼さを残した響きの声と手が呼び止める。
「暫し休め。目覚めたならばまた、話の続きを聞かせてくれ」
縋る手を無理に離す事はせず、男は少女の側に座り直す。
見えずとも、気配を感じ取ったのだろう。少女の表情が穏やかになり、そっと男の手を離した。
「ねえ、せんせい」
「どうした」
「おじいちゃんが、見つかったら。おばあちゃん。少しは、安心して、くれるかな。おかあさん、喜んで、くれるかな。にぃも、一人で、外に行ける、の」
段々と途切れていく言葉。
微睡みの中で、抑える事の適わなくなった不安が、少女の唇から溢れ落ちていく。
それを否定も肯定もせず。
男はただ、ここにいると伝えるかのように、少女の髪を撫でていた。
「せんせい」
少女の閉じていた瞼が開く。
褪せた黒曜が男を正しく見上げ。
「わたし、ちゃんと、おうちに帰れる、かな。帰りたい、なあ…帰りたい。にぃたちに、会いたい」
不安から懇願へ。
懇願から祈願へ。
想いを込めた言葉と、一筋溢れた涙と共に。少女の瞼は再び閉じられた。
「その願いに応えよう」
涙を拭い、男は言葉を紡ぐ。
眠る少女を起こさぬよう、静かに立ち上がり部屋を出れば、少女の言う青い空が見え、目を細めた。
少女の出会いから幾度の季が過ぎたのか。
七つに満たない幼子だった少女との出会いを思い返す。
朔の昏い夜の事であった。
男を奉る社に妙齢の女が現れたのは。
腕には眠る幼子を抱き。眼には狂気を宿して。
「捧げます。どうか夫に一目会わせてください」
幼子を地面に横たえ、祈るように呟いて。
手にした凶器を、躊躇なく――
泣き叫ぶ幼子。地を濡らす赤。
今更怖じ気づいたのか。凶器を取り落とし、言葉にならぬ呻きを上げて女は立ち去ってしまった。
一人残された幼子は、不安と苦痛と恐怖に泣き。しかしそれは次第に勢いをなくしていく。
後数刻もしない内に、その小さな命は終わりを告げるのだろう。
七つまでは神のうち、という。
幼子を女は捧げると言った。それは神である男に対して、願いの対価なのだろう。
捧げたものを受け入れる事は、女の願いを聞き入れると同意。
捧げられた幼子を受け入れる事で、契約が成されてしまうとしりながらも、男はその幼子に憐みをかけた。
目を伏せ、歩き出す。
空はどこまでも青く、そして果てない。
少女の言う通り、この続く空の下に彼女の祖父はいるのだろう。
女が残した凶器に残された想いから、女の夫が神隠しに会った事を知った。
忽然と姿を消したようだ。何の前触れもなく。唐突に。
優れた薬師であり庭師であったとの事であるから、おそらく木霊や古木に拐かされたのであろう。
ある程度の検討はついている。
後は確かめるだけだ。
「願いに応えよう。必ずその身を現世へ」
己自身に言い聞かせるかの如く、強く言葉を紡ぐ。
その黒曜の瞳は、かつて人であった頃の。
民を導く主のそれであった。
20241024 『どこまでも続く青い空』
どこまでも続く青い空
広い美しい青空
こんなに綺麗なんて
あの頃は思えなかった
空を見る余裕すらなかった
だからこそ今
とても空が美しく見える
魔界から飛び出した
ここの空気は美味しい
どこまでも続く青い空
吸い込まれそうなほど澄んだ空
何も考えずに
ただただ見上げていたい
荒んだ心を
洗い流してくれそうな
気がするから
ああ、どうか
明日も穏やかに過ごせますように
【どこまでも続く青い空】
空を見上げるのは
決まって
仕事終わりの
夕暮れ
ピンクみがかった
層積雲
綺麗✧︎って思って
疲れが少し和らぐ感じがする
でも、
もうすぐ
冬になるし
もう見れなくなるか。。
って思うと少し寂しい気もする
…………
青い空を見るのは
休日の朝
お出かけするのに
何着て行けばいいか
悩んで....
1度外に出て確認するとき
ついでに雨が降りそうか
確認もする
最近、雨が多いけど
晴れてたりすると
「今日ラッキー!」なんて思ったりする
青い空に
ちょっと雲がチラホラある感じ
とても好き
皆さんはどんな雲が好きですか?
【どこまでも続く青い空】
高いビルの上。ビルの屋上の、フェンスの向こう側。
そこに君は立っていた。
「もう、疲れちゃった、ごめんね、、、」
彼女はずっといじめられていた。僕は助けたりいじめを忘れられるよう協力したりしていた。
きっと〝ごめんね〟は申し訳なさから来るものなのだろう。
〝ごめんね〟と言うのなら死なないでくれよ、せめて。せめて〝ありがとう〟と言ってくれ。
待って、待ってくれ、行かないで、、、
「お願いだ!考え直してくれよ!お願いだから、、、」
と、何度も伝えたが彼女が頷くことは無かった。
ただ、彼女はずっと「ごめんね、ごめんね、」と呟き、最後に「ごめんね、今までありがとう」
と言って落ちてしまった。
フェンスの向こうに伸ばした手の先には誰もいなかった。
僕の手はからぶるばかり。
僕は泣き叫んだ。そして、空を見た。
目の前でなくなってしまった彼女の名は空野葵。
空は、彼女のように、綺麗な青色だった。
綺麗な綺麗な空。
〝どこまでも続く青い空〟
「どこまでも続く青い空」
「前回までのあらすじ」───────────────
ボクこと公認宇宙管理士:コードネーム「マッドサイエンティスト」はある日、自分の管轄下の宇宙が不自然に縮小している事を発見したので、急遽助手であるニンゲンくんの協力を得て原因を探り始めた!お菓子を食べたりお花を見たりしながら、楽しく研究していたワケだ!
調査の結果、本来であればアーカイブとして専用の部署内に格納されているはずの旧型宇宙管理士が、その身に宇宙を吸収していることが判明した!聞けば、宇宙管理に便利だと思って作った特殊空間内に何故かいた、構造色の髪を持つ少年に会いたくて宇宙ごと自分のものにしたくてそんな事をしたというじゃないか!
それを受けて、直感的に少年を保護・隔離した上で旧型管理士を「眠らせる」ことにした!
……と、一旦この事件が落ち着いたから、ボクはアーカイブを管理する部署に行って状況を確認することにした!そうしたらなんと!ボクが旧型管理士を盗み出したことになっていることが発覚したうえ、アーカイブ化されたボクのきょうだいまでいなくなっていることがわかった!そんなある日、ボクのきょうだいが発見されたと事件を捜査している部署から連絡が入った!ボクらはその場所へと向かうが、なんとそこが旧型管理士の作ったあの空間の内部であることがわかって驚きを隠せない!
……ひとまずなんとか兄を落ち着かせたが、色々と大ダメージを喰らったよ!ボクの右腕は吹き飛んだし、ニンゲンくんにも怪我を負わせてしまった!きょうだいについても、「倫理」を忘れてしまうくらいのデータ削除に苦しめられていたことがわかった。
その時、ニンゲンくんにはボクが生命体ではなく機械であることを正直に話したんだ。「機械だから」って気味悪がられたけれど、ボクがキミを……キミ達宇宙を大切に思っているのは本当だよ?
それからボクは弁護人として、裁判で兄と旧型管理士の命を守ることができた。だが、きょうだいが公認宇宙管理士の資格を再取得できるようになるまであと50年。その間の兄の居場所は宇宙管理機構にはない。だから、ニンゲンくんに、もう一度一緒に暮らそうと伝えた。そして、優しいキミに受け入れてもらえた。
小さな兄を迎えて、改めて日常を送ることになったボク達。しばらくのほほんと暮らしていたが、そんなある日、きょうだいが何やら気になることを言い出したよ?なんでも、父の声を聞いて目覚めたらしい。だが父は10,000年前には亡くなっているから名前を呼ぶはずなどない。一体何が起こっているんだ……?
もしかしたら専用の特殊空間に閉じ込めた構造色の髪の少年なら何かわかるかと思ったが、彼自身もかなり不思議なところがあるものだから真相は不明!
というわけで、ボクはどうにかこうにか兄が目を覚ました原因を知りに彼岸管理部へと「ご案内〜⭐︎」され、彼岸へと進む。
そしてついにボク達の父なる元公認宇宙管理士と再会できたんだ!
……やっぱり家族みんなが揃うと、すごく幸せだね。
ところで、構造色の髪の少年が何かを考え込んでいるようだが……?
─────────────────────────────
「おとーしゃんおとーしゃーん!」
「ねー!あっち!おしゃんぽちよー!」
「お散歩か。いいね!」
「せっかくここまで来てくれたんだ。⬛︎⬛︎の助手?の君たちも一緒に来ないかい?歩いているうちに、もしかしたらなにか思い出せるかもしれないよ?」
「そう……ですね。ぼくも行きます。」
「ニンゲンしゃんもおしゃんぽ!いこ!」
「あ、あぁ、うん。」「やたー!」
「いいおてんきなのー!」「綺麗な空だね。」「んー!」
「ニンゲンくん、散歩は久しぶりだろう?バテてちゃダメだからね?」あーはいはい。
「やぁ構造色くん、どうしたんだい?」
「ぼくはなにも覚えていない。思い出せることもない。何かを失ったのか、それとも元からこうなのかも分からないんだ。」
「うーむ……。確かに難しい話だね。だが、キミは元々"生きていた"はずだろう?だが今はほとんど死にかけているようなものだ。だが死んでいるわけではない。かといって肉体もない。」
「まあ気にせずに歩きたまえよ!このどこまでも続く青い空!!素晴らしいじゃないか!!ニンゲンくんの星を思い出すね!」
「ねえ、マッドサイエンティスト。」「何だい?」
「空も……死ぬのか?」「……おそらく、ね。ここはかつてあった星の一部だ。名前はなんといっただろうか……。」
「確か……繧ア繝ォ繝とか言ったっけ?懐かしいな。」
「繧ア繝ォ繝……どこかで聞いたことが……??」
「どうしてこの星の名前を知っているんだい……?」
「だってここはお父さんが作った───。」
「ねえ、お父さん!」「どうしたの、⬛︎⬛︎?」
「彼に見覚えはないかい?!」「いや、おそらく……。」
「いいや!きっとお父さんなら知っているはずだ!」
「ちょっと頑張って思い出してよ!」
「そう言われても───?!」
「いや、どうなってるんだ?訳がわからない!」
「おとーしゃん……?」
「なぜ君が肉体を持っているんだ!どうして死にかけている!」
「ぼくは、ぼくは……なにも、なにも分からない。」
「だって君は、かつての私たちが描いた───。」
美しい青空に吹いた強い風がことばを掻き消してしまった。
果たして、構造色の髪の少年の正体とは───?
To be continued...
「どこまでも続く青い空」
上をみても、先をみても、青い空。
目の前に広がる青に、ただただ溶け込みたい。
どこまでも続く青い空は、綺麗で
泣きたくなったんだ‥泣きたくなったんだ窓の外側で
生きて生きて…。
ささやいたような気がしたよ
あぁ今日も青くて綺麗だな
どこまでも続く青い空を背景に、ドライブをする男女が画面いっぱいに映し出されている。車は橋を渡り女はオープンカーの中で両手を広げながら何かを叫んでいた。
カラオケでは、歌よりもイメージドラマのほうが気になり見入ってしまう。
僕と彼女はカラオケに来たが、歌はたまにしか歌わずほとんど学校では話さないことを話すことが多かった。持ち込みはokだったので各々好きなお菓子を持ち寄って食べる。
ノートを広げた彼女は落書きみたいなものを描いて僕に見せてくれた。
その時間がとても貴重なものだと当時の僕はほとんど理解していなかった。また何年後かには、違う彼女と来るだろう。頭の片隅にいる小さな僕が思っていることだ。
彼女のペンの持ち方が頭の中に残った。
悲しいこと
嬉しいこと
ぜんぶ抱えてみても
それでも
手元に残るものが
あなたの愛しさ
それだけで息ができる
そんな人生が
私は欲しいな
どこまでも続く青い空
2020年8月29日
私が初めて幽体離脱した日
当時の私は21歳。
2020年7月23日に、私のところに幽霊だった笹本くんが
憑きました。
2020年8月29日
私は、本当に死んだんだ。と、思った。
浮いている自分と熟睡している自分がいたから。
そのときの記憶が鮮明に覚えている。印象的だった
もう二度ないかもしれない不思議体験だったから。
幽霊の彼、笹本くん。彼の本名は知らないけれど
1990年代の男性で爽やかな雰囲気だった。
けれど、彼も自殺して私に会うまで彷徨っていた。
私が幽体離脱すると、近くに
幽霊だった笹本くんが側にいたことを覚えているんだ。
長い夢でざまざまな夢を見てきた。
そして、笹本くんが当時に話しかけてきた内容を
インプットして幽体離脱した後にノートに書き写した
彼は、
2020年8月29日に、
『僕は、また自殺するかも』
『僕と、奈々は平安初期に…僕ら夫婦だったんだよ』
『信じられないだろうけれど…僕と奈々の間に…子がいたんだ』
私は、自然と涙がポロリと落ちた記憶もあり、
彼は自殺を行なった過去が多い。と、知り
来世は、どんな形でも良いから、彼が自殺しないように
と考えさせられた日でもあった。
笹本くんが私に対して発言した言葉をノートに書き写して今でもノートを大事に保管している。
そのノートの一部だけ載せます。
彼が私に発言した言葉を。
2020年8月1日(土)
奈々を憑り殺したくない。迷惑だよね…違う所に
行って成仏できるように光を求めて九州に………
全部できなかったら、奈々のところに行っていいかな?
2020年8月12日(水)
起きて、遅刻になるよ。
幽霊だった笹本くんとの、くだらないお喋りでも
2020年9月30日(水)一部の会話で
笹本くん『ミントと柚子の皮が入っていたよ。』
私『柚子の皮!?』
と、くだらない話もメモに残しておいたり
まるでヒカルの碁に出てくる幽霊キャラクター
藤原佐為のようなユーモアの性格だった笹本くん
会いたいけれど、彼は自殺した幽霊
人間と幽霊でセックスしたなんて言えれるのか?
だから、私は未だにセックスしていない処女と呼ぶ。
人間と幽霊とのセックスが本当にセックスと呼ばれるなら自信を持って、私と笹本くん2人でセックスしたんだ。と、心から思える。
2021年2月14日に幽霊だった笹本くんから
バックハグされたし、
添い寝を何十回と、いっぱい私の隣に寝てくれたから。
私のことを配慮してくれて
優しく接してくれたり、
笹本くんの手は、とても冷たい手で白い手だったけれど
2020年10月20日(火)
彼は、私の身体を包み込もうとしていたけれど、以前に私が笹本くんの手を触れたときにドライアイス🧊のような冷たい彼の手が触れて凍えたことがあった。
なので、触らずに私の体温で彼は手を翳して
いたこともあった。そして、瞬時に笹本くんの全体が見えたときに私はビックリして
『心臓に悪いよ😄』とニッコリと笑い返したこともあった。
まるでカップルのような感覚にもなった
彼もそう思っていたかもしれないな。
笹本くんが今何をしているのか分からないけれど
彼は成仏したと自信と誇りを持って言えるから。
私を憑りついて殺そうとした笹本くん
私は抵抗して彼は私を憑り殺すのをやめた。
憑り殺そうとした笹本くん2回あったね。
よく覚えてるよ。だけど、今は、ホラーで面白くて
不思議な体験だったな。と、一つの思い出
今では笹本くんとの思い出として心に残っている。
彼が地獄?成仏?したときには、絶望感がして心に穴が空いてしまって、彼をずっと想い続けた。だけど
笹本くんは戻ってこない。彼は幽霊だったから。
だけど、私の心の中で彼が成仏してほしい。と
毎日思い続けて、神社仏閣に行き彼の成仏を祈願したり。………
笹本くんが行った世界が
どこまでも続く青い空でありますように………
空母の甲板に男は立っていた。
先ほど離陸したばかりの機体は、水平線の向こう側に消えていく。
武力のない世界はきっと素晴らしいものだろう。だが、それはただの理想に過ぎない──彼女はいつもそう語っていた。
いつか死ぬ、だが今はその時ではない。
祖国の空を飛び立つ彼女に、男は敬礼で見送った。
『遠き青の果てより』
どこまでも続く青い空
バイクの後ろに乗りながら何の気なしに空を見上げる。
先ほど完遂してきた任務には似合わないほど綺麗な青空だ。
「なーんか辛気臭いこと考えてんだろ」
エンジン音に負けないくらいの声量が前から聞こえる。
私の顔を見たわけでもないのに、この男は人の変化に敏感だ。
「別にそんなこと」
考えてないと言えば嘘になる。
声には出さず彼の腰にしがみついていた力を強めると肯定と捉えた彼はこちらに顔を向けることなく笑ったような気がした。
「なぁ!このまま遠回りして帰ろうぜ」
赤い髪を靡かせながら悪い顔をして笑う彼と目が合えば先ほどのモヤついた気持ちなんて何処かに消えていった。
-どこまでも続く青い空-
青い空を追いかけて、とりあえず走ってみた。
走って、走って、走って、
ただひたすらに走った。
あの青を掴みたかった。
道がある限り、追いかけた。
青い空はなんの前触れもなく、突然途切れた。
だから、僕は止まった。
思わず、空を見あげた。
目の前には、まるで、カーテンのように、
大雨が降っていた。
真上は、曇りなき青空。
手を伸ばせば、雨に濡れる。
ここは、雨と晴れの境目だ。
思わず雨の中に飛び込みたくなる衝動を抑えて、
境目に沿って、僕は走った。
また、長い道のりだった
こうして僕は次のゴールまで走り続けようとしたのだけれど、結果としてそれは叶わなかった。
「海まで続いてるとか聞いてねぇよ」
海面を見つめた。
そしてまた、新たな冒険を探しに歩んだ。
どこまでも続く青い空
君とならこの青い空の向こう側にも行けそうだと思う
あなたが私の一番なの
発したひとつひとつの言葉に一喜一憂しちゃう私はどうなってるの? そんなことに振り回されずに真っ直ぐにあなたのことを愛せたら
どこまでも続く青い空
でも本当にどこまでも続いているのだろうか
そして本当に青い空なのか
私にはわからない
どこまでも続く青い空。
そこに一隻の白い雲を置いてみた。
ぷかぷかしていて、見てて安心する。
青い空って、良いよねっ。
青い空、白い雲。
白い雲……そう! しろ◯んである。
わー、しろ◯ーん!
カシャカシャカシャ……!
上下左右、スマホで写真を撮りまくってしまう私。
どこまでも続く青い空
死んだ時にしか触れられない
雲の階段で天国にいけたらいい