『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《ただ、必死に走る私。何かから逃げるように》
逃げ切れそうで逃げられない
それが現実だと知った
目が覚めると、辺りは真っ暗だった。
真っ暗、というより、真っ黒だった。
自分の手を顔の前に当ててみても、手がそこにあると感じるだけで、見えはしない程の暗さ、黒さ。
ここはどこで、自分が何をしていたのかを思い出そうとするが、すっぽり記憶が抜け落ちている。
とりあえず、光を探したい。
障害物はないか、と、しゃがんだ格好で、床に手をあてて進もうとするが……
--指先に、何やらヌルリとした感覚がある。
温かさは微かに感じる程度で、粘度的に水ではないのもわかる。
一体これは何か、と、考えるのも束の間、人ならざる者の咆哮が辺りに轟く。
とても近い。腹に響く太鼓のような衝撃波があった。
しゃがんだまま辺りを気にして逃げていては、ひとたまりもないことくらいはわかる。
私は立ち上がった。そして、走る。
目的地はわからない、そもそも真っ直ぐ進めているかもわからない。
咆哮の主に襲われんと、ただ、必死に走る私。
きっと先程のヌメリ気のある液体は食われた物の体液だろう。襲った物も襲われた物も何かかはわからない。でも、本能が逃げろと、走れと命じている。
何かから逃げるように、と。
【ただ、必死に走る私。何かから逃げるように】
【ただ、必死に走る私。何かから逃げるように】
息が切れる。心臓がバクバクとうるさい。自分がどうして走っているかもわからぬまま、ただ必死に走り続ける。何処までも走って、走って、走って――。
目が、覚めた。布団から飛び起きれば、まだ自分の心臓が小刻みに跳ね上がっている。大きく息を吸い込んで、どうにか呼吸を落ち着けた。
スマホの時計を見れば、まだ眠りについてから一時間ほどしか経っていない。最悪、と心の中だけで毒づいた。
せめて水でも飲んでから寝直そうと部屋を出る。リビングのライトに目が眩んだ。カタカタと響いていた軽快なキーボードのタッチ音が、ぴたりと止まる。
「あれ? どうしたの? 起きちゃった?」
「うん。そっちはまだ仕事?」
問いかければ「まあね」と疲れたような声が返ってきた。グッと背伸びをした君は、やけに軽やかに立ち上がる。
「紅茶でも淹れようか。美味しいお茶を飲めば、嫌な夢なんてきっと忘れられるよ」
「え。私、嫌な夢を見たなんて言ったっけ?」
慌てて自分の発言の記憶を辿る。と、君の楽しげな笑い声が鼓膜を揺らした。
「顔を見ればわかるよ。もう何年の付き合いだと思ってるの」
……何が怖かったのかも、もはやわからない夢だ。何かから逃げていたような気もするけれど、それすら明白には思い出せない。良い歳をして夢が怖くて飛び起きたなんて恥ずかしくて仕方がなくて、だけど君があまりにも優しいから、何だか怖さも恥ずかしさも全て何処かに飛んでいってしまいそうだった。
「はい、どうぞ」
目の前に差し出されたマグカップ。ありがとうと微笑んで、温かなそれを両手で受け取った。
「ただ、必死に走る私。なにかから逃げるように」
ただ、必死に走る私。テストから逃げるように。
共感してほしい📝😥
『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』
心のままに
いられたのは
いつまでだろう
どうしたら
元に戻れるのか
わからない…
もう
自分が
どうしたいのかも
わからない
息苦しい
ここじゃない
どこかに
逃げたい
黒い
あぶくみたいな
ものが
胸の奥から
次々と
ふくれてきては
私を
飲み込もうとする
苦しくて 苦しくて
淋しくて 淋しくて
何かから逃げるように
ただ
必死に走る 私
走って 走って
息が切れるまで
走って
いつか
私の中の
黒いあぶくが
光にはじけて 消えて
心に正直に
生きられるように
なれるかどうか
未来の自分に
乞うご期待
書く習慣/56日目。
ただ、必死に走る私。何かから逃げる様に。
… ?「…どうして走るの?」
それでも、足を止めない。
…?「…どうして逃げるの?」
それでも、振り向かない。
心臓の音が鳴り止まない、
…?「…ねぇ、どうして?」
問いかける。
私「それはね…」
笑顔で迫り来る君が、包丁持ちながら
仕事を押し付けてくるからだよ。
…?「現実逃避?」
私「まず、その包丁を置いてから言おうか」
オフィスのドアを突き破る音がする、
斧で裂けたドアから上司の顔が出てくる…
【シャイニング風】
上司「捗ってるかー!土産を持ってきた」
私「ハハハ…まともじゃねえ。当たり前の様に凶器を狂気的に振り回すなんて」
上司「ハハハ…お前もだろ警棒もって」
社員ニング「ハハハ」「ニョニョニョ」
私「ハハハ…転職したい。」
今日も、私は必死に走る。
何かから逃げる様に。
「眠い。帰りたい。」と。
・・・📚=┏( .-. ┏ ) ┓ =\(・_・ )ウケトレ。📚
私達は、多分…
嫌な事とかやりたくない事など
逃げたい気持ちはあるだろぅ。
嫌いな事や嫌な作業に…それと…
特に、土日の学校や出勤だろ?
脳内が〈カイネ/逃避 ♪〉に…
ただ、必死に走る私。何かから逃げる様に。
休日の突然、迫り来る予定と連絡は
脳内が〈エミール/絶望 ♪〉へと…
そんな感じになるだろう…私もなる。
必死に走る時って大体は、
・何かから逃げる 時
・急ぐ、間に合わせる 時
・マラソンや競技などの時
とか かな?
久しぶりに走る人は、
転ぶから危険があるから気おつけな。
私も久しぶりに走ったらコケたし
逃げたい、走り去りたい…
それでも、時には逃げたくても…
やらなければならない。
コノママジャダメ〈生マレ出ヅル意思 ♪〉
ただ、必死に進み、過去から遠のく様に。
そんな時もある…
だが、マジで…疲れてる時は
疲れてるから走って逃げたいわ…
疲れてもなを、
必死に走れる。そんな理由は、
単純で簡単な逃走劇を…
さてと…何か考えるのも疲れたから
必死に走って、逃げる様に終わらせる。
では、また明日!…
走り去る、あの頃の……は、
#ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
いつも逃げてばかりの自分が大嫌い
「らん?」
「なぁに?」ニコ
笑顔で、全てから背を向け目を逸らす
世界で1番大好きで愛して、愛しい恋人のいるまからすら逃げてしまう
必死に目を背けて、独りで居ることを選んでしまう
だから、そんな自分が嫌い
何に追われる訳でもないのに、いつも逃げてきた。
小学校、嫌いな給食の時間。いつも最後
中学校、合わない部活の時間。そっと帰宅する。
高校、難しすぎる勉強。机に向かう時間が減る。
浪人、社会からの視線。自分自身に目も当てられない。
ただ、嫌なことから、半歩、1歩と歩みを遠ざけた。
そして今、社会人。
閉鎖的な都会のワンルーム。
在宅ワークなのにも関わらず、
居心地の悪さから地元を離れ、
あれほど援助をしてくれた親とは絶縁した。
あの時、何かを変えれば今が変わったのだろうか。
小学校、好き嫌いを悪として完食を強いる担任教師。
中学校、下卑た表情で身体をべたべたと触ってきた外部コーチ。
高校、授業のたび難しい問題だけを当ててきた数学教師。
誰か1人でもぶっころせば何か変わったのかな。
どうしてか、いてもたってもいられなかった。
仕事でくたくたになった身体に自然と力が入る。
就活の時にお母さんが買ってくれたスーツ。
お母さんが私にくれた最後の贈り物。
包丁で滅多刺しにした後に床に放り投げた。
後悔と快感とが指先を伝って身体に流れ込んでくる。
強すぎる刺激に頭がくらくらする。
こんなに感情が揺れ動いたのはいつぶりだろう。
私は泣きながら笑っていた。
ただ一つの行動で未来とも過去とも決別したんだ。
ごめんなさい。一言つぶやく。
玄関のドアを勢いよく開ける。
鍵はもちろん、もうかけない。
最後に思いっきり走りたかった。
走るのが嫌いになった中学生の頃以来だ。
こんなに気持ちよく走るのは。
少し走るだけで息は乱れ、肩が揺れる。
でも、もう気にしない。
私は人生で初めて、思いっきり階段を駆け上がる。
走る。逃げる。逃げる。
初めて、こんなに気持ちよく逃げたんだ。
逃げた。ちょー逃げた。
生きることから。
月明かりは素知らぬ顔で真っ赤に染まった私を照らしている。
#ただ、必至に走る私。何かから逃げるように
何を生き急いでいるのだろう。
いつも何かから逃げるようにその場から去り、新しいスタートを斬る。
むりやり時間を斬り裂くように。
理由を見つけた。
自分は自分が思っているよりも自己肯定感がとてつもなく低い。
もっと低い人に囲まれて、自分は自己肯定感が高いと思っていた。
自分を認めている人はそこから逃げない。
何もかもを捨てたりしない。
その場を守る。
自分に自身を持とう。
何者からも逃げないように。
そして自分を愛そう。
逃げても何も変わらない。
逃げてしまったらそれを延々と繰り返すだけ。
気がついて、その輪廻から抜け出せ。
共時性に気付け。
それは本当に時間がかかるけれど、
ループから抜け出すことはほんの一瞬の気付きが必要。
もう逃げずにそれがループという輪廻だと気付こう。
過去でも未来でも来世でもなく、今。
そして愛そう。
このどーでもいい世の中を
もしも
小鳥になれたなら
今すぐに
大空へと飛び立ち
あのひとへの想いを
流れる雲に
預けましょう
柔らかな雲に包まれた
わたしの恋が
いつか
銀の雨の雫となって
静かに
優しく
あのひとのうえに
降るように…
✩ 銀の雨の雫となって (158)
走る。
走って走って、走り続ける。きっとこの先に、希望があるかもしれない、あってほしいと祈りながら。
後ろの絶望から逃げるように、恐怖を息とともに吐き出しながら、不安定な道をひた走る。
そうして遂に孤独になっても、私は走るのを止められない。迫ってくる絶望を見ないふりして、安定した道で歩くこともできるけど、絶望の存在を知ってしまったら、もう知らんぷりはできないから。
絶対に、希望の道を見つけるの。
追いかけてる。そういえば、あなたにどこかで会ったような。
ただ必死に走って走って...
今視界の端に見えたのは、若い頃の私のママ。
大きいお腹の中には私がいるのかな。
いま追い越したのは私の母校。
あの先生、元気かな。
流れてきたのは私が好きだった歌手の歌。
狂ったように毎日のように聞いてたっけ。
空はレイヤーを被せたみたいに赤くて、
道は影さえできない。
それでも走らなきゃ。
私は、きっとこの先を知らなくちゃいけない。
しばらく走って見えてきた。
あれは。
あれは、赤ちゃんがいなくなったときの私。
死産だった。
夫も、親も、義親も、慰めてくれた。
けど、そのせいで余計辛かった。申し訳なかった。
ママみたいに、私みたいに、
元気に産んであげたかった。
あなたは私を恨んでるかな。
名前、決めてたんだ。
女の子って言われたから、
どんな名前がいいだろうって毎夜、夫と話して...。
あなたの名前は、心愛って言うの。
優しくて、愛を沢山受ける子になって欲しいから。
ベビーカー買って、
ちょっと早いかもだけど、服も買って。
心愛と話せるのを楽しみにしてた。
本当にごめんね。
だめな母親でごめんね。
いつか、あなたと出逢えたなら。
溢れるくらいの愛と、優しい言葉をかけたいな。
またね、心愛。
(CORONA療養中につき、
詩作休止中です。・びゃす)
何かが背後から這いずって
近づいてくる心地がする。
黒くてモヤモヤした何か。
背中に何かが走る感じ。
足がすくむ。
『黒いモヤモヤ』に怖い目がふたつ
私を見つめてる。
もたもたしてると肩を掴まれて
すぐ逃げれなくなる。
足元を掬われて
立ち上がれなくなる私。
その瞬間、一気に私を飲み込む『黒いモヤモヤ』。
その恐怖を私は知ってる。
体も心も停止する恐怖を。
「不安」「緊張」「心の病い」
すぐ立ち直れなくなる『黒いモヤモヤ』。
モヤモヤを断ち切る勇気はないのに
自身のリセット(死)を誘発しようとするほどの
力を持つ『黒いモヤモヤ』
さぁ、逃げなさい。
悲しむ為に、心を飲まれるために
私は生まれたのじゃないのだから。
真っ暗なトンネルを進むその足を
はやく 走らせて
逃げて
それが 手段だから
–ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。–
《ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。》
そういえば今日、夢を見た。
簡潔だが書き記しておきたい。
悪魔から赤子を守るために必死に悪魔から逃げていた。
何らかのスパイミッションだったらしくただ一人の悪魔ではなく大勢で追っ手が迫ってきている。
水の流れる滑車のような滑り台のような物に乗って下の方に見える自分の陣地へと風を切る。
途中、赤子を宙に浮かせてしまった物の、味方の援護のおかけか無事に陣地までたどり着いたが、
赤子が急に大きくなりグレてしまうと言う内容だ。
最近僕はよく人から逃げる夢を見る。
そろそろ気になってきたし夢占いでも調べてみるか
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
毎夜同じ夢を見る。あてもなく、茂る森や高層ビルが並ぶ街などを走る夢。止まることなど許されず、闇雲に命を削るように、感覚すら消え始めた足を必死に動かす。死物狂い、という言葉がよく似合う夢であった。
目が覚めれば見慣れた木の天井、朝の清々しい太陽の光が出迎える。しかし体は汗で冷えて、寝間着はぐっしょりと濡れて不快でしかない。本当に走ってきたかのように呼吸が乱れ、どっと襲いかかる疲労感に、体力など回復しなかった。
「何かに取り憑かれてるのかも」
重たい体を引きずり、学校の友達に相談すれば暫しの沈黙が流れる。
目の下の色濃い隈や見るからに痩せ細っていき、痩けた頬から只事ではないと判断したのだろう。友達は「なら今日は泊まるよ。あなたが魘されていたら起こしてあげる」と提案した。
その日は久しぶりの休息を得た気分だった。なんてことない会話と暖かな食事を楽しみ、風呂にて疲れを流し落とす。嫌で仕方がなかった布団も、隣に同じく客人用の布団で寝転ぶ友の笑みを見れば気持ちが楽になる。
「そろそろ寝ようか」
夜の十時すぎ早寝早起きの友達は欠伸をして眠たげな目を擦る。まだまだ話し足りないが、付き合わせている身として無碍にできず、渋々うなずいた。
その日の晩。やはり同じ夢を見た。
夢だと認識しているのに足は止まらず走り続ける。止まれば死ぬとでも言わんばかりに。ぜぇぜぇと呼吸が苦しくなり、頭すら痛む。あぁやはり変わらぬと嘆いた。
そのときだ
「――ッッ!」
名前を呼ばれ、腕を掴まれる。ぐんと後ろに引っ張られ、肩の関節が抜けるかと思うほどの痛みに顔を引きつらせた。
悲鳴がこぼれ、半狂乱で腕を振り回す。しかし掴む力は強まるばかりで、頭が真っ白になり、無我夢中で掴む何かを。
どぼん。
落ちる音がした。自分が何をしでかしたか、わけも分からず固まる。まばたきを繰り返せば登下校の道、とある橋の上だった。のろりと視線が下へと、流れる川の水面に向けられる。
何かが浮いている。☓☓が。理解したくない、すべきではない。
おなじこうけいをみた。さいきん、どこで、そう、あれは。
「ねぇ、――さんっていたじゃない?」
「隣のクラスの? 今休んでるよね」
「あれ、休んでるんじゃないらしいよ」
「えっ、じゃあ、なんで」
「警察に捕まったんだって! ほら仲の良かった☓☓さん、あの子を川に突き落としたんだって!」
「うそだぁ、殺したってこと?」
「なんか揉めたらしいけど……なんかーおかしくなってて、なぁんにも答えないらしいよ。一昨日の夜、パジャマのまま橋に向かってぶつぶつ呟いてるのをケーサツに発見された、だって」
今、体育で走ってる。
何かが追いかけて来るような気がして必死に走った。
後ろを見ると誰もいない。
自分は、いない誰かと走ってたような気がする。
でも今日は、最高な日になった。
ただ、必死に走る私、
何かから逃げるように
暗闇を必死に走る…
走る…走る…
何処まで行っても
汗を流しても…
何もないの…
見つからないの
何故って
暗闇だから
でも…
明るさを走っても
…
こわいの
こわいの…
逃げたくなるの…
何故って
表裏一体だから
どちらにせよ
おなじなの
走れない…
歩いて…休んで…
向かって…逃げて
螺旋階段のよう
──何も考えられない
振り向くことも出来ない
立ち止まれない
前だけ見つめ
風を切り裂き
空をかけるように
目の前が真っ暗に
荒い呼吸は聞こえない
耳が音を拒否する
足が感覚を失う
それでも、走り続ける……
無我夢中……
五里霧中……
やがて
暗闇の中に光が見えてくる
手を必死に伸ばし
掴み取る──
──長き沈黙、一筋の光……
「…………よし、合格だ!」
(2023.05.30/ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。)