さよならを言う前に』の作文集

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さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/20/2024, 12:41:00 PM

与えられたものの傍で

おにぎりを食べながら

夏の空は木立の隙間にかがやいて

ここに求めたものは

ひとつも無いけれど

ぼくのいのちにとっての

自然はあるのだと悟った

ぼくはぼくの祈る脚を

夜の悲鳴の先へ伴っていく

だれとも結ばれることはないだろう

子どもが生まれてくることなんてないだろう

しかしその分

仕えることをやめてはならないのだと

さみしい心底から掬い上げた

つたない意思を形にして

少しだけ自分のこと

信じられるようになれたらいいんだ

そう思ったよ


#さよならを言う前に

8/20/2024, 12:39:01 PM

消さなくてはいけないと、思った。
 ちかくにいたら、依存して、ずるずると苦しむことになるって分かりきってた。
 分かりきってたから、もっと早くさよならを言わなきゃいけなかったんだ。
「話って、なに?」
 唇が震える。
 これを言ったら、なにもなもぜんぶぜんぶ、おわり。
 言わないで離れようと思った。離れるはずだった。
 でも、自分から離れられないから。
 離れなきゃいけない状況をつくるしかなくて。

 それなのに、「好き」を言ったら嬉しそうに微笑むから
      ────…ああもう、離れられないじゃん。



─さよならを言う前に─ #39

8/20/2024, 12:38:41 PM

さよならを言う前に。

38.9度の熱
体の節々が悲鳴を上げる
思わず漏れたうめき声
喉が痒くなり、咳き込んだ。

スマホを弄る元気も出ない
何か連絡が有るかもと見た時に
誰からも連絡が無かったから
もう見る気もない。

あぁもし、このまま悪化して
誰にも知られず亡くなって
葬式で泣くやつが居たとしても
俺は信用しないだろう。


「ピンポーン」


ブザーが鳴った、配達の予定もないのに
もしかしたら、誰か心配して来てくれたのか。

重い体を引き摺るように歩き
玄関を開けた

「あら、お忙しい所ごめんなさいねー
こういう物をお配りしてましてー」

知らない中年女性の手元に目をやれば
有名な新興宗教の冊子が握られていた。

「悪いけど熱、あるから帰ってくれ」

イラつきながらドアを閉めようと手を伸ばすと

「丁度良かったわ!貴方が今苦しんでいるのは
信仰が無いからなのよーこの冊子のね‥」

ふざけるな、と声を荒げようとしたが
直ぐに咳に変わって何も言えなくなった

「貴方のその苦しみを救えるのは神だけなの
でもね、神は今、貴方を見てないのよー」

あぁそうだろうな
そう思いながら、限界に近い体を支えるので
精一杯だった。


どれぐらい話し込まれたのだろう
最後は無理矢理冊子を押し付けて
やりきった顔で女性は帰っていった。

玄関で座り込み、そのまま横になった
自分の息遣いだけが廊下に響いている。


誰にも、さよならも言えず
死にそうとか、俺なんかしたかな。

なんてことを考えながら
人生を振り返り始める。

セルフ走馬灯だな
なんて、よく分からないところに
時々、意識を飛ばしながら
本当に碌でも無い人生だったなと
再確認する。

さよならを伝えたい相手の
連絡先も知らない。

最後なら、そうだな
謝りたいな、でも許してくれなくても良い
ただ伝えたい
いやこれ、何かしらの幽霊になりそうだな。


でも、それでいいか
いや、その方が良いか
形はどうあれ、伝えられたら満足だ
自己満足でも、もういい
さよならより言いたい事なんて
一杯あったのになぁ‥。


あぁ床、冷たくて気持ちよかったのに
今はもう硬いし痛い。

そういえば呼吸、聞こえなくなってきたな。

しんどいけど、うん。


死に方としては、穏やかだし
悪くない、悪くないよな。



さよならを言う前に
それだけは伝えたい。


悪くなかったよ。

8/20/2024, 12:37:27 PM

「さよならを言う前に」

ずっとずっと小さい頃から、私は死にたかった。
動機は簡単で、
私は末っ子だから順番でいけば私が一番最後に死んでしまう、家族一人一人を看取って。
それが嫌だったから、寂しかったから、私は家族皆に看取ってもらいたかったから、じゃあ私が一番最初に死ねばいいんだと思った。

そこから、今に至るまでずっと希死念慮を抱えて生きている。
家族はバラバラになったし、みんなそれぞれを生きている。それが更に希死念慮を加速させる。

小さい頃の純粋な「死にたい」から、今は「生きるのが辛いから、皆が生きてるうちに早く死にたい、私が死ねば皆苦しんで思いはひとつになる」という意味のわからない思考の渦と感情に変わってしまった。

きっと私が死ぬ時は家族皆揃うことは無いから、一人一人の顔を見てさよならを言えないけど、それでも大好きだよと、私より長生きしてねと言いたい。

8/20/2024, 12:37:06 PM

その日、ハッキリしない空模様だった。
 普段はハキハキしている彼だが、今日ばかりは違った。
 自身の二股がバレたからである。

 二股の相手は『晴れ』と『雨』。
 二人をキープしたい空模様は、今までは「本当に大切なのは君だけ」とデートを重ねていた
 慎重に逢瀬を重ねていたのだが、ついに先日バレてしまう。

 そして『晴れ』と『雨』、両方から迫られる。
 「どっちを選ぶの?」と……

 空模様は悩んだ。
 どちらも、彼にとって魅力的だからだ。

 カラッとして明るい性格の『晴れ』。
 熱血で、元気いっぱいの子である。

 クールビューティの『雨』。
 物静かで、慈しみ深い性格だ。

 二人はお互いに正反対の性格をしているが、それゆえに反りが合わない。
 出会えは喧嘩ばかりしており、空模様もそれを知っていたからこそ、隠していたのだ。
 だがバレてしまった以上決めなければいけない。
 しかしどちらにもいい顔をしたい空模様は、このままハッキリしない空模様でウヤムヤにするつもりだった。

 だがそうもいかなくなった
 猛暑で苦しんでいる人間から、「ハッキリしない君でいて」と懇願されてしまったのだ。
 もしこのままハッキリしない空模様でいれば、人間のお願いを聞いたように見えるだろう。
 そして『晴れ』と『雨』から、「私たちより人間を取るのね」と誤解され、両者とも失ってしまうことになる。

 恋人を失うのを避けたい空模様は、すぐに決断しなければならなかった。
 どうやれば、二人を手に入れられるのかと……
 空模様は悩み、悩み抜いて、妙案を思いつく。

 そして空模様が出した答えとは――


「ここは一つ、お天気雨でいかない?」


 ■

「うわっ、凄い音!
 事故かな?」
「違うよ。
 特大の雷が落ちただけさ」

8/20/2024, 12:34:50 PM

さよならを言う前に


卒業式。

今日で義務教育が終わる。

みんなともお別れ。

そして、君ともお別れ。

好きだった君と。

笑顔、話し方、髪型、何もかも全部好きだった。

離れたくない。

私を真っ直ぐ見て話してくれたとき嬉しかった。

目が合うだけでにやけちゃうし。

さよならを言う前に伝えるね。

「好きでした。

  ────さよなら。」

8/20/2024, 12:33:40 PM

題【さよならを言う前に】

さよならを言う前に、ですか?

ごめんなさい💦


思い付かないです!














なにか書きたかったです~。

8/20/2024, 12:29:45 PM

さよならの向こう側/山口百恵

当時はまだ2歳でしたし
後に様々な方がカバーされCMでも流れていました



『さよならのかわりに』の部分しか
はっきり覚えていませんでした…

----

先ずは身辺整理したいな
立つ鳥跡を濁さず
みたいな


(さよならを言う前に)

8/20/2024, 12:29:02 PM

さよならを言う前に


低く滾(たぎ)るSE
物語の始まる前
観客はまだ仮面を付けて
演者は籠(かご)の中

一瞬の静寂
暗転
観客は仮面をかなぐり捨て絶叫
演者はそれぞれの翼をはためかせ
七色の空を飛ぶ

そして
その時は来る
夢の終わりが
さよなら
そう告げるより
残された時間一秒ごと
愛し合おう

8/20/2024, 12:28:15 PM

「さよならを言う前に」

友達と話しながら家に帰っているとき、大抵家の前で話が1番盛り上がってそのままずっと立ち話することが多い。話が尽きて静かになって「じゃあ、また明日ね」という時の謎の空白の時間。私はとても気まずい。あまり仲がよくない人だとなおさらだ。
なぜ気まずいかというとまだ話し足りないなと思うこともあれば、もうそろそろ家に帰りたいと思ったり仲がよくないから話が弾みづらかったり…
話が上手な人と話すとこんなことは感じないが私はそうじゃないから難しい

8/20/2024, 12:27:02 PM

思えばあなたは、さよならを言う前に必ず、「次はいつ会える?」と聞いてきた。
時に即答し、時にはぐらかし、私から聞くことは無かった。
あなたが聞いてくれるから、途絶えずに私達は、次に会う約束を交わすことが出来た。

あなたが病に倒れ、病室でしか会えないようになって、あなたからこの質問をされることはなくなった。
デートではなくお見舞いになったから。
あなたが、少なからず負い目を感じているから、だろう。
病室のあなたは、日を追うごとに衰弱していくように見えた。

ある日、お見舞いに訪れた私の目の前で、彼が涙を見せた。
堪えきれずに溢れた涙だった。
私はすべてを悟り、彼に初めて問いかける。
「次はいつ会える?」
彼は俯いて、「もう会えないと思う」と答えた。

「…どうして?」
「分かるだろ。もう、お見舞いは終わりにしていいよ」
「…さよならなの?」
「うん。もう、次は無いと思う」
「じゃあ、さよならを言う前に約束して」

生まれ変わったら、私を探して。
どんな姿に生まれ変わっても、私を探して声をかけて。
私はあなただと気付くから。
私もあなたを探して生きるから。

「…分かった。もし僕を見つけたら、その人と一緒になって。たとえ見た目や性格が違っても、それはきっと僕だから」

数日後、彼の訃報を聞いた。
泣き崩れると思っていたが、心はすでに、生まれ変わったあなたを探すことで占められていたようだ。
思いのほか、冷静に受け止めることが出来た。

そして、三年後、あなたとは見た目も性格も違う、ある男性と知り合う。
その頃には、生まれ変わりなんてないのかも、と思い始めていたが、彼は私と会ってさよならを言う前に、必ず聞いてくる。

「次はいつ会える?」

私は答える。

「会えるなら、毎日でも」

8/20/2024, 12:26:50 PM

さよならを言う前に

これまでの人生
良いことも辛いこともあった
幸せなことに思い出すのは楽しかったことのほうが多い

まだもう少し先の予定だけど
いずれ私がこの人生にさよならを言う前に
よりたくさんの幸せな感覚を味わえるよう
とりあえず今を楽しむことからはじめよう

この文章を考えながら書いている今も
きっと楽しい思い出になる
感謝

8/20/2024, 12:26:01 PM

真っ暗な部屋で眠っていたの
ある時光が差し差し込み

貴方の小さな手が私をそっと
包んでくれたわね。

それから毎日貴方は私に
可愛いワンピースを着せてくれて
優しく髪を撫でてくれた。

どこに行くにも私を連れて行ってくれて
色々な景色を見せてくれた。

眠るときは私を抱きしめてくれた。

貴方から貰った名前は最高のプレゼント。

貴方がローズ色の口紅をして、
綺麗な宝石をつけ、自分のお世話をする頃
私の眠る場所は星が見える窓の側

私の役目は終わってしまった。

明日になれば私はここを離れ
貴方に貰った名前では呼ばれなくなる。

明日さよならの前に私との日々を
思い出してくれたら、
最後に名前を呼んでくれないかしら。

その大きな手でそっと
暗い部屋に戻してくれたら嬉しいわ。

8/20/2024, 12:25:57 PM

さよならを言う前に


誰かとの約束は足枷、なんて思うようになったのはいつからだろう。

多分、いっぱい嘘をつかれたから。
私も、嘘をいっぱいついたから。

「絶対ね」と言われると、胸がギュッとなる。

“いい嘘”“誰かを傷つけないための嘘”そんな「優しい嘘」と呼ばれる嘘の檻に知らないうちに閉じ込められてたら。

その後、何かの折に、暴かれる真実は簡単に人を壊してしまうだろう。人は脆い。

それでも嘘をつく。
愛のため
守るべき誰かのため
名誉のため
利益のため

嘘なんてない世の中になればいいのに。

そうしたら、、


立ちはだかるルックス問題。

若く見えますね
センスいい
いつもお綺麗ですよね
カッコいいからモテるでしょ

なんて会話も絶滅する。
そして、その正反対の会話が飛び交う世の中に。

「優しい嘘」は偉大なり。

人生の最後が来た時、さよならを言う前に口にする言葉は、嘘のない「優しい言葉」でありたいと願う。

end

8/20/2024, 12:24:46 PM

こんにちは。この度は御結婚おめでとうございます。結婚式に行けなかったので手紙でお祝いを伝えます。本当におめでとう。
なぜ行けなかったかと言うと私はしばらく海外の方へ行こうと考えており、その準備で忙しかったので結婚式へは行けませんでした。ごめんね。
直接会って話すべきことだって沢山あるけどこれをあなたが読んでる頃にはもう私は日本にはいないでしょう。さよならを言う前に貴方にどうしても伝えたいことがあります。
 好きでした。ずっと。
高校生の時、貴方が話しかけてくれた時からずっと。
それだけです。結婚おめでとうって言うのにこんなこと書いてごめんなさい。でも、海外へ行くのに日本に心残りを残したくなかった。手紙でも伝えられてよかった。今度こそ。
 結婚おめでとう!
   さようなら。

『さよならを言う前に』

8/20/2024, 12:20:29 PM

【さよならを言う前に】



ありがとう

ごめんね

出逢えて良かった

大好き



さよならを言う前に
伝えたい事はたくさんある


けれど何よりもただ
ぎゅっと抱き締めさせて


きみの温もりが消えてしまう前に

きみがまだここに居てくれるうちに

8/20/2024, 12:20:24 PM

「これで、お終いだね、私たち。」
「そうだな。今までありがとう」
さよなら、それは最上級の愛の言葉。そう信じてる。
「さよなら、する前にさ」
「うん」
「ここから、私を出してよ。」
「無理かも。じゃあね」
背を向けて歩き出した。なんの後悔もないさ、僕はただ愛していたんだから。

8/20/2024, 12:18:27 PM

さよならを言う前に

森で会っても

お前なんて助けてやらない

と言われた




ごめん

連絡した奴が恨めしい

ただ無事でありますように

8/20/2024, 12:16:29 PM

さようならを言う前に
あなたの姿が目に浮かぶ

形のない他者として
あなたはずっと
私の世界に存在する

8/20/2024, 12:16:20 PM

記憶がいる。私は行くなと言うが、記憶は私に小さな水晶の欠片を渡して微笑む。もう二度と戻るつもりはないそうだ。記憶の流れ着く浜辺とは、そんなに良いものなのだろうか、私とここにいるよりも。
記憶は首を横に振る。欠片を私に握らせる。それはひんやりとして、やがて体温に馴染んでいく。忘れたことさえも、忘れてしまうのだ。行くな。どこにも行くな。お前の魂なんか貰っても、何も嬉しくない。
記憶は掌の中で初めて口をきいた。
私の教えた詩だった。

「さよなら、どうかお元気で」

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