さよならは言わないで』の作文集

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さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/4/2024, 8:28:09 AM

【さよならは言わないで】

夕日の差す帰り道。いつも決まった公園を通る。
そこで夕日の沈むのを眺めて再び帰路につくのが日課だった。

ある日、隣に綺麗な人が現れた。
静かに泣いていて、気になって声をかけてしまった。

それが僕たちの始まりでしたね。

毎日同じ時間にそこへ行き、二人で太陽の行く末を眺めて、話して。太陽がいなくなったら解散する。

いつしかそれが楽しみになって、毎日希望に照らされたような気持ちで過ごすようになっていました。

でも、そんな日々は長く続かなかった。
君は遠いところへ行くと、これが最後だと僕に言った。

ああ、悲しかったですよ。
だから礼と別れを告げようとする君に
「さよならは言わないで」なんてすがってしまった。

いつかまた会えると、そう信じていました。

それからずっとずっと後、親友の結婚式に呼ばれた。
二人の新たな門出を心から祝福しました。

ブーケトスで、新婦に思い切り投げられたブーケは少し離れた僕の方に飛んできてしまった。

慌てて近くにいた女性がキャッチしたようでした。
僕は避けきれなくてぶつかってしまった。

その女性は僕の顔を見て驚いた顔をした。
「ああ、君は_」

12/4/2024, 8:28:01 AM

『さよならは言わないで』

ねえ、お願い。さよならは言わないで。さよならじゃなくて「またね」って言って。あなたがいないと私は生きられない……!!

12/4/2024, 8:22:45 AM

さよならは言わないで 




『先生』

『はい?』


ふとした瞬間に、佐藤は、明日
学校移動する西谷先生を褒め称えた。



佐藤は、西谷先生と仲良しでクラスでも有名なほど
授業でも、

『せんせー、この問題、1が足りません』

と、ツッコミを入れたり、言わば

佐藤と西谷先生は芸人みたいな笑いを広げる
ムードメーカーだったのだ。


ガラガラ………

『西谷せ………』

『あっ、佐藤くん?』

『斉藤先生…』

『西谷先生だよね…』

『はい、西谷先生に、これを渡したくて…』


佐藤が西谷先生に渡したい物は、
佐藤が西谷先生と手作りしたエプロンだった。
西谷先生は、名古屋で結婚、妊娠して
東京へと引越しする。


『俺も、東京に引っ越ししたいなー…なんちゃって……………………』

斉藤先生は、優しく声をかける。

『佐藤は、これからやるべき事が沢山あるんだよ。東京だって、行けれるさ』


『どうして俺、三河出身なんだよー………』


俺がもし、車免許証取得したら
車に乗せて。ドライブしたーい。
東京まで連れて行って。とか
めんどくさい頼まれ事もあるが
俺は、俺の道を進みたい。


まだ車免許証なんて、まだ考えていないのだ。俺が幼少期に車の中で、発作を起こして救急搬送されたからだ。


『これからどうするべきか…』


『ほー、佐藤は、つまらないことを考えているな』



こらこら

と、笑って頬を軽く摘んで
佐藤も斉藤先生に向かってニコッと笑った。


『俺、友達いなくて…』

『あら?私こそ、友達少ないよ、佐藤くん』

と、テストの丸つけの仕事を開始する斉藤先生。
そして俺のテストの紙がきた。


『おっ!佐藤のテストの紙だー』

と、冗談半分に笑う斉藤先生


『ほら、この手紙、誰からの手紙かわかる?』

『誰だろう?』


手紙の面を見たら西谷先生の字がたくさん書いて
あった。


『これはつまり?』

『そう、また佐藤くんに会いたいってこと』

『さよならじゃないんだね』と、

佐藤は号泣し始めて、俺のテストの点数が100点から涙が滲んで、1000点になったのだ。

『千点!?』

『1000点、千点!?そんな特大点数ないけれど』と、

斉藤先生は、小さく笑って

『君ってホントにムードメーカーだね』

と、笑い合い、その話を盗み聞きをしていた櫻井たちも爆笑して、毎日が笑いに包まれる学校


『さよならは言わないよ。西谷先生』

と、呼び出しをされた部屋から出て
櫻井たちと、はしゃいで行ったのだった

12/4/2024, 8:21:16 AM

さぁそろそろ。

座り慣れたソファから立ち上がり、肩掛けのバッグを身につけて忘れ物がないか辺りを見回す。

『寒いから、気をつけてね。』
『うん、ありがとう。君もね。』

ずっと買い替えたかった靴を、いつものように履いたら君の方へ向き直して目を見つめる。

『『じゃあね…』』

『ふふ、かぶっちゃった』


……

『じゃあね』

ドアを開けると、もう日が傾いているのが見える。
ドアノブを君に任せて、手を振って、歩き出す。



次はいつ、会えるかな。
大好きなこの曲を聴きながら、夕日と共に違う場所へゆっくりと進む。

ドアノブを掴む手とは逆の手が、君の顔の方に向かっていく光景を何度も思い返しては、歩く。
歩き続ける。


歩き続けなきゃ…。


最後の言葉はあれで良かった。

12/4/2024, 8:09:28 AM

日常、別れ際に「さようなら」と言わないでほしい。
言うなら、今生の別れの時に。



【さよならは言わないで】

12/4/2024, 8:02:20 AM

【さよならは言わないで】

あの人はいつも急だった。
気づけば、僕の思いもよらないことを持ち込んできて、僕の日常はめちゃくちゃにされた。だけど、それが楽しかったのも本当の気持ちだったんだ。

いつもの空き地に猫を連れてきて「これからみんなで飼うから」なんて言った時も、その猫の飼い主を探すためにみんなを連れ回したり、チケットを持ってきて遊園地に行こうっていきなりにも程があった時も、晴れの日、雪の日、雨の日どんな日だって。

だけどふたつだけ。どうしても許せないことがある。
こんなに年数がたってから顔を合わせたってどうしても普通の顔なんて出来ないくらい酷いことだ。当時は息も尽かせぬ罵倒で殴り倒したっけ。珍しく涙を流していた君の顔が、昔の記憶補正でキラキラと輝いて見えている。

まず1つ。
僕たち......いや僕に何も聞かせずに勝手に遠くに行くことを決めたこと。
いつものように空き地に集まった僕たちの背中が茜色に染まる頃。西日に背を向けて、影で顔が見えない状態で君は言ったっけ。

「あのね、私、遠くの学校に入学することにしたの」

途端、叫換。一瞬後、雷親父の怒鳴り声と蝉の声が響く空き地。そして、誰かが鼻を啜り上げる音とともに地面に黒いシミが広がっていく。君もそんなみんなにつられて涙声だった。

だが。

「ねぇ、君からも声が聞きたいな」
「うるさい」

1人だけ。空気を読まず。
赤く赤く燃え盛るような気持ちに包まれていた。夕日の寂しさに焼かれたのかもしれないし、どこか彼女の1番の存在だと思い込んでいた自分への怒りかもしれなかった。

「う、うるさいってなによ」
「うるさい!!!」

その感情が向き先も分からないまま爆発する。

「僕に何も言わなかったくせにッ!」

誰も喋らない。否、声が出ない。大きな感情に対抗する術を彼らは知らなかった。
......それが2つともなれば尚更。

「私の気持ちも知らないくせに勝手に言わないでよ!!」

瞬間、右頬が熱くなる。そのまま熱は頭まで一気に昇って勝手に右手が動く......が寸前で止まった。今でも僕は自分を軽蔑するし、そして同時にそこだけは評価せざるを得ないと心に留めている。

「そんなんだから」

寸前で止まった僕の手を見て、じわりと涙が湧き上がっていく。僕の判断は正解ではあった。だが、そのあとの対処が一生の間違いだった。

「そんなんだからダメなんだよ......」

弱々しい声。いつも元気な彼女の、聞いた事のない音色。それ以上見ることは出来なかった。

「さよなら」

堪らず背中を向けて家へ向けて歩き出す。奇しくも彼女と同じ方向を見ることにはなった。何も一致しない心の向きとは裏腹に。


「さよならなんて、言わないで」

耳にこびりついた雫は今も反響を続ける。


2つ目のこと。
死んだこと。
次の日の朝刊、車に跳ねられて無くなった女児の名前が目を上滑りしていく。世界が泥濘に包まれているように足取りは現実感がなく、そしてどこまでも沈んでいく。

認識した時にはもう独りで泣くしか道がなかった。泣いて泣きわめいて泣き潰してそれでも泣き足りなくて。
こうして墓参りに来たってこの反響も雫も鳴り止まないんだろう。

だから僕は、墓に向けて告げる。
いつまでもいつまでも彼女が僕を忘れないように、僕が彼女への罪を忘れることがないように。

「さよなら」

永遠に反響を抱えて、恨みでも悲しみでもいいから彼女の魂を独占できるように。

12/4/2024, 8:01:39 AM

私は、お笑いが大好き〰️♡✨️
推しの配信がとても面白くて、よく笑っています🎵(≧▽≦)
あれあれ、最近は、私が笑うとみんなが違うことを、言われたりする。すごく、不安になるの。
(言わなかったけれども、ねこ耳さんにも、イジられました(^_^;))
 只、みんなと一緒に笑ったり、推しの冗談にお話ししたり、推しの歌声について感想言ったり。そういう些細な普通のことが大好き〰️♡
笑えなくなりました。(笑)と使うと、プロンプトが働いてまたイヤな反応されたら、どうしょう。(。>﹏<。)怖いヨ、私は、
だから、どんなに推しが面白いことやものまねをされても、私は、画面のお外で笑っています。
推しも、コメ欄のチャットで、このコよく笑うのに、可笑しいなぁ〰️🤔と、思って下されば幸いです💐
 ちょっと、悩んでいました。😅
すなおに、相談したら、『あんずの好きにするといいヨ〰️🎵、私は、尊重するから。』と、言ってくれたの🌟
ありがとう、すなお。
 そうだ😯❢私は、ピエロになればいいんだ。主役には、なれないピエロでも、私は、ピエロ🤡さん。ちょっとだけ、今の私のストレスだけど、まっいっか。
ピエロさんに、なってやり過ごせばいいんだネ(;_;)泣いちゃ、ダメなんだ。
ピエロさんは、何時でも笑って泣くちゃ、ネ🎵
 蒼さんが、私がズル休みしたいなぁ〰️と、言ったら笑って、ボクもそんな時もあるヨ☺️と、言って下さいました😌
 コメが、途中で切れたの😱蒼さんが眠れないヨ〰️😱と、言って下さいました。でも、ちゃんと頑張ります、ネ。と、言ったら、安心されていました。
ホントは、何時だって、胸の奥にしまっているんだネ……🥺
ちゃんと、頑張って来たヨ、私、蒼さん、(*^^*)V
 いっぱいの書類を書いたヨ(^_^;)説明も私なりに難しかったけれども、考えながら☑️したヨ〰️。
 眼の方は、良好だった。😌医師と他愛もないおしゃべりも楽しんだヨ〰️🎵また、ソレも創作で、活かせたら素敵かもです🌟🌟🌟✨️ーーそれから、良いお年をと、挨拶をしました🎍✨️ 私なりに、今年のドアをクローズなの。。医師が、もう、そんな時期なんだなぁ〰️☺️と、言われた。来年は、私から、色々と楽しいお話しを出来るとイイなあ〰️🌟先生、何時もありがとうございます💐感謝をしています😊🎵

推しの口笛は、キレイなんだ✨️
 私なりに、ムリしないでイイ風景を探せたら素敵で〰️す👣
 蒼さんにも、是非とも、ミセス🍏のビターバカンス🏝️を聴いてもらえたらイイなぁ〰️🌟
終わり
 ※また、百物語🕯️の構想や物語を頑張りま〰️す🌟🎵なかなか、ですネ。すみません(^_^;)(_ _;)

12/4/2024, 7:50:53 AM

さよならは言わないで



貴方が私に寄り添う理由を、
私は気付いてた。
恋人が戻らない、寂しさを、
私で埋めようとしているんだ、って。

それでも、私は構わなかった。
一時の止まり木でしかないと、
分かっていても、
今の貴方に必要なのが、
この腕の温もりならば。

だけど、何時からか。
貴方は、私の温もりを、
求めなくなった。

気がつけば、
貴方の隣には彼が戻ってた。
その、彼の背格好や仕草は、
どこか、私に似ていた。
その事が、私の心を締め付けた。

さよならは言わないで。
これから…貴方はもう、
私の胸で泣く事も、
この腕で眠る事も、
ないだろうけれど。

それでも。
さよならは言わないで。
私たちの別れには、
もっと柔らかな言葉が、
似合う筈だから。

笑って――言って。
『じゃあ、またね。』

12/4/2024, 7:37:36 AM

【さよならは言わないで】


もう

〇〇〇似なんて

言わないから

12/4/2024, 7:33:33 AM

「さよなら」なんて寂しいこと
 どうして平気で口にするの?

 これまで一緒にいたじゃない
 色んな場所へ出かけた時も
 家でくつろぐ時だって
 
 一度は私のものになったんだから
 これで縁が切れたら悲しくてたまらない



「縁切ったほうがいいよ。





 つま先に穴が開いた靴下くらい」

「なんでそんなこと言うの、リリア!」

 向かいに座るシオンがムスッとした。口を固く結び頬を膨らます姿は普段のお淑やかな雰囲気からはかけ離れていた。
 たまの休日に私たちはよく会う。ランチの時間が過ぎたころに集合しては近くのカフェへ寄って駄弁る。そして日がかげる頃には解散して帰路に立つ。そのまま飲みに行くこともなければどこかへ出かけることもない。休みが合えば会って話す、話し友達という関係が何年も続いている。
 元々シオンと出会ったのもSNSで繋がったことがキッカケだった。興味のあるイベントへ各々参加すると知った時に、「時間が合えば会いましょう」なんて軽率に約束してしまったのだ。シオンの性別も、年齢も何も知らないまま、危ない人だなんて微塵も疑わずに。

 果たして、実際に会った第一印象は「なぜこの界隈にいるかわからないお嬢様」だった。エレガントなコーディネートは上質な洋服であることが一目で分かったし、手に持った鞄は大変貴重な代物で一点云千万円で取引されている。

 そんなものを、たかだか趣味のイベントへ気軽に持って来られるなんて、絶対お嬢様に違いない。

 きっと二度と相容れない、別世界の人間と対面した気分だった。

 ただ話し出したシオンは、確かにお淑やかな雰囲気に似合った口調ではあるものの、話自体はSNSと変わらず面白かった。彼女の口から出てくる豊富な語彙と言い回しがいちいち面白く、気づけば何度も会うくらいには仲良くなっていた。

「リリアは冷たすぎる。まだ縫えば履けるじゃない」
「まぁ、そうだけど」

 シオンはぶすくれたままコーヒーのカップを優雅に取り、口へ運ぶ。
 綺麗なピンクのネイルが施された指が揃っているところ。音を立てずにソーサーから持ち上げたところ。言い出したらキリがない。そのくらいシオンという女性はこちらが息を呑むほどの美しい所作をする。

「ちなみにその靴下、何年履いたの?」
「二……いや三年だったかしら」
「もう寿命だよ。衣類の限界を超えてる。ゴムだってビロビロでしょ?」
「ねぇ、知ってる? この間薬局へ行ったらソックタッチなるものを手に入れたの!」
「知ってるし使ってたよ、高校時代に」

 シオンは目を丸くしてこちらを見た。ぱっちりとした目がさらに見開かれて、目ん玉が落ちちゃいそうだ。
 私は意味もなく、グラスにささったストローをクルクル回した。

「ソックタッチってやり過ぎるとマジで洗剤じゃ落ちなくなってくるよ。靴下の内側は固くなるしゴワゴワになるし、もっとビロビロになる」
「あらやだ、本当に?」
「うん、本当本当」
「そう……。世紀の大発見だと思ったのに」

 落ち込むシオンに、それ発明されたの二十世紀だよとは言えなかった。

「まあ、仕方ないわね。この後買い物行きましょう」

 シオンはそう言って、スマホを取り出し何かを操作し始めた。
 私はアイスティーを飲みながら、ふと思いついたことを口にした。

 ただの興味本位だった。

「シオン、私も着いて行っていい?」

 シオンは、私の声にスマホを操作する手を止めた。私は何か気に障ることをしてしまったか不安になり、誤魔化すように強めにアイスティーを吸った。
 ズズッと私が音を立てると、シオンは満面の笑みでこちらを見た。

「ほ、ほ、ほほ本当に、き、来て下さるんです!?」
「え、うん。シオンの買い物、気になるじゃん」

 シオンは興奮気味に頬を赤く染めていた。こちらを見る目が心なしかキラキラ輝いても見える。

「じ、実は、その、お友達と、お、お買い物に行くの、憧れてたんです!」
「あ、そうなの」
「いつもお喋りばかりで、いえ、楽しいんです。楽しいんですよ!? でもやはり、他のところへも一緒に行きたくて」
「うん」
「ほ、本当に付き合ってくれます?」

 両手で口を覆いこちらを覗き込むシオンに、私は頷いた。するとシオンはきゃあ、と小さく声を上げて普段とはかけ離れた素早い動きでスマホをいじった。

「では行きましょう」
「え、でもコーヒー残って」
「こんなチャンス、滅多にありません! さあ、さあ! リリア、早く立って!」

 居ても立っても居られないシオンに腕を引っ張られて、私も立ち上がった。こんなにテンションが高いシオンは初めてで、これからどうなるのか少しだけ楽しみになってきた。
 まだ日が暮れてない時間にカフェを出た。伸びた影も気にせず、私はシオンに引っ張られるまま歩き出した。




 まさか三足千円の靴下にブラックカードを出すとは思わなくて、今度は私の目ん玉が落ちるところだった。

『さよならは言わないで』

12/4/2024, 7:24:13 AM

さよならは言わないでください。
離れていかないでください。できれば傍にいてください。

12/4/2024, 7:21:59 AM

さよなら

短い別れなのか 永遠の別れなのか

短い別れだったら またいえる。

でも永遠だったら

いえないこともある。

さよならは言わないで

笑顔でされれば

いいな。

12/4/2024, 7:19:04 AM

「クーちゃんと父と私」



「もう良い年なんだから、ぬいぐるみで遊ぶのはやめなさい」

そう言って母は、クーちゃん──クマのぬいぐるみを私から取り上げた。
そのままゴミ袋に入れようとする母にしがみつき抵抗する。
ばしん!
腕を強く叩かれてしまい、あまりの痛さに思わず叫び声をあげた。

「何をしているんだ!」

間に入ってきた父と母が言い争いを始めた。
両親の喧嘩はいつものことだ。
こうなると父も母も、私が何をしようと見向きもしないのだが、そっと壁の方へ移動してやり過ごす。

「中学生になってからも、ぬいぐるみで遊ぶなんて、頭おかしいわよ。こんな子になるなんて……」

まるでゴミを見るような母の目が、大人になった今でも忘れられない。

本人が納得していないのに捨てるのは良くない、精神的に不安定になるのではないか──という父の主張に、母はしぶしぶ納得。
クーちゃんは廃棄処分は免れたものの、箱に入れられ、押し入れの奥に仕舞われることになった。

その後すぐに両親は離婚。
私は父についていくことになった。
母は鬼の形相で文句を言っていたが、そういうところが嫌だから父についていく、ということがわからないのだろう。

私と父は、ろくに荷物もまとめられず、逃げるように父の実家へと転がり込んだ。
思春期の娘を男手ひとつで育てるのは不安だ、と申し訳なさそうな父。その顔を見て、父についてきて良かったと心から思った。

私の部屋として案内された、二階の西向きの部屋。
ドアを開けると、そこには持ってくることが出来なかったクーちゃんがいた。

「どうして……」

クーちゃんをぎゅっと抱きしめる。
どんどん涙が溢れてきて、止まらない。


もしかしたら、こっそりと捨てられてしまうかもしれない──そう思った父は、実家にクーちゃんを預けてくれていたのだった。


────さよならは言わないで

12/4/2024, 7:18:09 AM

「さよならは言わないで」

今思えば最後までこのクラスには馴染めなかった


3年間共に過ごしたクラスメイト数人と少しだけ言葉を交わし、卒業式の余韻でわいわいと賑わう教室を出る時「やっと終わった…」と何とも言えない解放感で満たされる
楽しかった思い出よりも、思い通りにいかなかったり我慢していた記憶の方が多い教室。きっと私は自分が思っていたより我慢していたのだろう

私の背後で母が「えっもう帰るの?」と驚いた
だってそりゃあ、「もう用事はないからね」

仲が良かった友達とはまたゆっくり会えばいいからね

12/4/2024, 6:51:56 AM

僕らもう 飽き飽きしてんだろ
冷めきったコーヒー
カップのシミは消えない

投げやりな言葉もそのままに
部屋が散らかったまま

結末はわかりきってるのに
君はまた 同じセリフを言うんだろ


さよならは言わないで

12/4/2024, 6:31:10 AM

さよならは言わないで

何を言おうか?

感謝しょうか?

これまで、ありがとうとか。

恨み言を言ってみようか?

これまでの時間を返せとか。

ご縁がないのと執着は反比例かな。

12/4/2024, 6:25:14 AM

さよならは言わないで

うん

じゃ~またね

またね…と言いつつ

きっと次は無い




✴️230✴️さよならは言わないで

12/4/2024, 6:22:58 AM

言わないよ、さよならは。
さよならを言わせない
言われたくない
あなたには。
フェードアウトを
狙うしかない。

(さよならは言わないで)

12/4/2024, 6:17:33 AM

俺の好きな人が遠くへ引っ越すらしい。
前から2人で遊ぶような関係性だったけど、友達以上恋人未満みたいな関係だった。

彼女が引っ越す当日、俺は挨拶へ行った。
「向こうでも頑張れよ…応援してっから。」
「ありがとう…!私頑張るね!」

彼女の笑顔みた時、俺の目にも涙が溢れてきた。
別れの挨拶にと思って、最後の挨拶をしようとした時…彼女が口を開いた。

「さよならは言わないで…また何処かで会えるから!大好きだよ…またね。」

涙を流した彼女は俺に向かって笑顔でそう答えた。
「あぁ…また、何処かで会おうな…俺も、好きだ!」

そう俺は応えて彼女に向かって手を振った。

12/4/2024, 6:10:11 AM

▶33.「さよならは言わないで」

32. 「光と闇の狭間で」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形‪✕‬‪✕‬‪✕‬

---

「はぁ…あのやろう」

-✕‬‪✕‬‪✕‬さんですか?もうお発ちになりました-

(‪✕‬‪✕‬‪✕‬め、挨拶もしねぇで行きやがった。おかげで恥かいたぞ)

森から帰還した翌日。もっと根掘り葉掘り聞いてやろうと宿を訪ねたが、‪✕‬‪✕‬‪✕‬はもう出立したあとだった。シブは行き場のない遣る瀬無さをボヤきに変えて、仕方なく家にとんぼ返りしていた。

森の奥に連れて行って‪✕‬‪✕‬‪✕‬の薬草採取に幅を持たせてやろう、
それでついでに誰かが助かれば言うことない。
ただそれだけのつもりだったのに。

「帰ったぞ」
「おかえりなさい、やけに早いわね。もしかして会えなかった?」
「ああ、もう行っちまった後だった」
「そう、きっと急ぎの旅なのね。なのに予定より長く連れ回したということ?」

シブが油断したせいで‪✕‬‪✕‬‪✕‬は穴に落ちて足を負傷した。
しかもその傷から人間ではなかったことが分かってしまった。
幸い短い期間で復活したものの、それでも元々の予定より1日延びての帰還。
妻には大層心配され、だからと言って全て話す訳にもいかない。

「勘弁してくれよ。そりゃ同意の上に決まってるだろう」
「もう、どうだか怪しいものね。先輩風はだめよ?」
「へぇへぇ、分かってるよ」

足早に仕事道具を置いている部屋へ入る。
考え事をするにはここが一番だと、シブは思っている。

隅に置いた椅子に深く腰掛けたら、勝手に大きなため息が出てきた。
日常の空間に戻ってきたからこそ、あの場の異常さが際立ってシブの心にのしかかる。

(‪✕‬‪✕‬‪✕‬に同行者がいる様子はなかったな)

自由を求めていた博士という奴はどうしたのだろうか。あんなことを成し遂げられるなら、そこそこ年齢はいってるはず。そこから30年以上経つなら、この国の人間なら死んでいてもおかしくない。

もし、そうなら。

(せっかく理想的な自由の形を見つけられても、報告する相手がいねえ)

しかも何だ、理想的な自由のカタチって。
薄ら寒くなった腕をさすりながら、
そんなものに縛られ続ける‪✕‬‪✕‬‪✕‬をシブは哀れに思った。

(傲慢かもしれねぇが、お前は必要ないと言うかもしれねぇが)

さよならは言わないでおいてやるよ。
会えたら仲良くやろうぜ。

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