『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たぶん君のことが好きだ
「たぶん」って言って今の関係が壊れないように保険をかけてる
伝えたいけど伝えたくない。
この人混みの中で溢れてしまってもどうか拾わないで
普段は見れない君の姿が素敵で思わず出てしまっただけなんだ。
だから、お願いだから気づかないで…
『お祭り』
少しずつ声が聞こえて
夏を感じてきた
次第に声が強くなって
合わさって
重なって
賑やかさが増していき
盛大に声をあげて
ジージー
ミンミン
シャーシャー
チージー
ツクツク
セミ達の祭囃子
夏の間
聞こえる自然の祭りの音──
(2023.07.28/お祭り)
「ね、お兄ちゃんまってよ!」
私の兄、斎藤叶は極度の自由人。信じられないくらい。今日のお祭りだって「なんか急に祭り行きたくなってきたんだけど。」とかぬかしやがって、わざわざ私が近場の祭り探してあげた。その後ようやく見つけたお祭りの開催地まで電車を何本か乗り継いでここまで来た。生憎うちには余り愛情を感じられない母と仕事人間の父しかいないが、お金だけはあるので自分たちの足でなら来ることが出来る。
兄には何故か謎の自信というものがあり、先程の言葉もあの後に、「俺が行きたいんだから凛乃も行きたいだろ?」とか言ってきて。本当に頭にくる。私の兄ながらいい性格してると思う。それでも私が断固拒否する訳もなくなあなあでついてきたのはなんだかんだいって、兄の言うことが図星であるからだ。血には抗えないということだろうか。
そんなことを考えているうちにあのスーパー自由人はもう見つけられないところまで行っていた。これだからうちの兄は。こういうところがめんどくさいんだよ。
そのまませっかく来たお祭りを楽しもうと目に入った屋台に手当り次第挑戦した。射的は兄への恨みを込めてクマのぬいぐるみを落としたし、くじ引きは兄への怨念からか分からないが、兄が好きなキャラクターが当たった。ふふん、どうだ、すごいだろ。家に帰ったら絶対自慢してやろうとにこにこしながら屋台から屋台へと渡り歩いていると、一人の男性に声をかけられた。何やら私の写真を撮りたいらしく、これから打ち上がる花火をバックに撮れるベストスポットへと一緒に移動してくれないか、との事らしい。正直私は顔が良い。というか私の家族は顔がいい。あの私の苦手な両親だって顔は素晴らしく良い。そこだけ……いや、やっぱりお金の面とそこは感謝してる。まぁ、つまりどういうことかと言うと、こういった声掛けは結構よくあるということだ。この人は私に一言理ってから撮影しようとしてくれたし、全然いい人だと思う。──そう油断した私はついその人の方へとついて行ってしまった。
ついてからわかった。これ良くないことだ。もうなんで道中で気づかなかったの私。いくら土地勘がないからって木々の中なんて花火見えないだろ。段々息を荒くし始めた男が私の左手首を右手で掴む。汗でねっとりしていて気持ち悪い、やめてください。と主張して引き剥がそうと思ったら右手の上に左手も乗せてきた。何だか気持ち悪い愛を囁かれてる気がする。段々気味が悪くなってきてさっきまでは出そうと思ったら出ていたはずの声が、出なくなってしまった。何を言ってるのかちょっと意味が分からない呪詛のようなそれを終わらせたかと思うと、右手の上にあったはずの手が私の胸元まで伸びてきていた。思わずヒッと声を出した瞬間、さっきまであった不快感が一掃された。キュッと瞑っていた目を恐る恐る開くと、目の前に誰かの背中があった。
「俺の妹に何してるんすか。警察突き出しますよ。」
兄だった。
あの兄にしては切羽詰まってそうな、余裕のないそんな声で。私を守ろうと間に割って入ってくれたのだ。いつからか見ていなかった背中は随分と逞しくなっていて、その"お兄ちゃん"の存在に安心した。そのままお祭りの関係者さんに男の人を連れていってもらうまで、お兄ちゃんはそばに居てくれた。あんなことがあった後だと言うのに、あのスーパー自由人らしくない優しさについつい頬が綻んでしまう。
「めっちゃビビったじゃん、絶対今後は知らない人について行くなよ。」
「私そんな子供じゃないんだけど。」
「現に危ない目に遭ったのはどいつだよ。」
「……はーい。気をつけます。」
全く凛乃は本当に危なっかしくて……といつまでも続きそうなあんまり好きじゃないはずのお説教が、急に愛しいものに見えてきて戸惑った。
辺りを見渡せば、狐の面や兎の面、ひょっとこなどの面をつけた人が行き交っていた。
「今年も賑やかねえ」
「そーやね。ところで君はなんでお面3つも付けてんの?」
隣を見れば、着物姿の4つ顔、お面3つに顔1つの友人がいた。
「初めて会った時を再現しようかなと思いましてね」
「そんなら着物なんはなんでなん?」
これは君の気を惹くためさっ!と元気よく言う友人から、今すぐにでも離れたい。
とても目立っているのだ。お面を3つも付けて、女物の着物を着たイケメン。これはとても目立つ。
友人は一応、生物学上は女なのだがあまりにも顔がイケメン過ぎる故に、こういう服を着ると女装のように見えてしまう。
「僕、目立つの苦手なんだケド」
「目立ちたくないなら一人称変えたら?その一人称も結構目立つよ。」
彼女が指摘する。
一応僕も、生物学上は女だ。しかし、僕は私、と言うよりも僕と言っている方が落ち着く。仕方ないよね?
「誰もそこは気にしないと思うよう。髪型だってほぼ男だし、気づかねえっしょ」
「……初めて会った時はもっと女子してて可愛かったのに」
頬を膨らませる友人はとてもじゃないが、可愛いとは言えない。どちらかと言えばやはり、格好いい。イケメン面にあわない表情をするものだ。
「今の僕は嫌い?」
「いーや!前よりも我を通していてすっごくキレイだよ!大好き!ファンサしてー!」
「そりゃ良かった。ほら、投げキッスだ受け取れ」
オチはない!仕方がない!だってオチは休暇中!
遠くに賑やかな明かりが見える
ぼんやり考えたあと思い出した
『あぁ、今日はお祭りだったっけ』
別に行こうとは思わない
行きたかったとも思わない
人混みは嫌いだしうるさいのも苦手だ
それに___
『…僕が行っても、邪魔になるだけか』
車椅子に乗っている僕は
どこにいてもきっとみんなの邪魔者だろう
『…はは、』
なんだか笑えてくる
昔…交通事故に遭う前までは
友達と祭りに繰り出してはバカ騒ぎして
きっと楽しかったはずなのに
この足になって
車椅子に乗り出してからは
やる前に諦めてしまうことが多い
白い目で見られたり変に気遣われたり
とてつもなく嫌だったことにも慣れてきた
恐らく僕はこのまま大人になっていく
そう、思っていたのに
『…?なんだ?』
電話がかかってきた
…お前か
『もしもし』
「あ、出た!おい、今暇か?暇だよな?」
『…………はぁ』
「なんだよ!ため息つくなよ!なぁ返事はー?」
『……要件は何』
「今日祭りあんだよ!お前の家から見えんじゃないか?それでさ…」
『嫌』
「早ぇよ…せめて聞けよ…」
『どうせ誘うつもりだったろ』
「…そーだけど」
『嫌、行かない』
「なんでだよー、一緒に行こうぜ!どうせ今家にいるだろ?」
『……いるけど』
「よっしゃ!決まりな!今から行くから!」
『いい、来んな、一人で行け』
「いや!俺は決めたぞ、絶対お前と行く!」
じゃあな、待ってろ、と言って電話は切られた
『……はぁ』
あいつはいつも勝手だ
こっちの意見も聞かずに突っ走る
『変わらないな』
僕が事故に遭う前もずっとそうだった
車椅子に乗り出して周りの態度が変わっても
あいつだけはずっと変わらない
聞いてみたことがある
お前は迷惑じゃないのか、と
面倒じゃないのか、と
あいつは間抜けな面して
本当になんのことか分からないというふうに
「何が?」と言った
……嬉しくて少し泣きそうになったことは
あいつには絶対に言わない
さて、そろそろあいつが来る頃かな
準備でも、始めようか
お祭り
今年四年ぶりの開催が多い
お祭り
行きたいと思うが
子供の人数増えたり
うろうろ困って行けなかった
でも以外にそこまで行きたいと思っていないっていない
前は行って色々食べたり飲んだりしたのにな
子供にも味あわせてあげたいのにな
うまく身体が動かない
『地元の盆踊り』
地元の盆踊り 有名な花火大会も同じ日だ 酔ったおじさんがやたらと踊る 昼にテントを準備していた人だ 少し並んで 焼きもろこしとソーダ水を買う それ以外は別段なにも 遠くで微かに聞こえる花火の音
花火はちっとも見えないけれど 確かに聞こえる花火の音 ソーダ水は飲みかけで すっかりぬるくなってしまった
狐の面に 誘われて
遠くに見ゆるは
揺らぐ提灯 灯りは弱く
祭り囃子に 呼吸を忘れ
目はまだ覚めず
火男面の男が 太鼓を鳴らし
老若男女の面達が
踊る 唄う 踊る
鳥居をくぐる
後ろで誰かの呼び声に
狐の面は嗤い 沈んだ夢の中
皆が手招く 輪の中へ
行きはよいよい 帰りは
お題【お祭り】
タイトル【危機を知らせる音】
喧騒から抜け出して、水たまりのそばにしゃがんだ
雨で中止になればよかったのに。
こう言う時に限って嘘みたいに雨が止む
はぐれてしまったし、来るんじゃなかった
帰ろうかな、呟いた時あの人が走ってくるのが見えた
彼は戻ろうとは言わず、線香花火を差し出した
火が消えるまで一緒にいたいと思った。
火が消えなくても良かった
私はそっと彼に目を合わせた
一人で行くお祭りは寂しいというより不気味である。露店が並ぶ通路を歩き回ることは何ら訳ない。むしろめぼしいものがあちこちにあってつい衝動買いをしそうになる。だが問題は踊りの場面である。老若男女交えた人間が列をなし、曲に合わせて舞いながら移動する姿は、むろんにぎやかとも取れるのだが、あれに囲われると異界へ連れ去られそうで不安になる。普段と違う夜の空気が見慣れたはずの景色を特別なものに塗り替え、それにより見えない不思議な力が作用してあらぬ"手違い"が起きるのではないかという気にさせられるのである。あり得ないとばかり思い込んでいた何かの扉が、高揚した人間の欲と夜闇に響く曲の妖艶さによって知らず知らずのうちに開いていくような不穏さが、華やかに賑わう周囲の様子をかえって不気味にする。あるはずのない疑念や恐れが広がるにつれ、目の前の明るさが一層目立つのが気が気でなくて仕方ない。
お祭りがある日って、なんだか朝からソワソワしている。
小学生の頃は、今日の夕方六時に公園前に集合ねー!なんて言い合って、友達と浴衣を着るかどうか頭を突き合わせて会議をしていた。今見れば狭すぎる公園は、あの当時のお祭りの夜、どこまでも広がった赤くゆらめく異世界だった。
社会人になった今も、私は祭りのある日の朝は少しソワソワしている。というのも、例のその公園は家からすぐ近くにあって、私は数日前から公園が飾り付けられている様を目にする羽目になり、否が応でも無関係ではいられないからだ。それに、当日の夜は家にいても祭りの音がどんどこ聞こえてくる。家でじっとしている方が無理というものだ。
幼い頃は友人と連れ立って行っていた祭り。今は毎年一人でりんご飴を買いに行って、そこで食べて帰宅するだけだけれど、結構楽しかったりする。大人になってしまった私にとって、狭い公園は到底異世界とは思えない場所になってしまったのだけれど、でも、普段の光景とはやっぱり違う。
祭りって、そこで何をするかが大事なんじゃなくて、その場の空気を吸いに行くことが肝要なんじゃないかな、と思う。
お祭り
ミッサくん!お祭り楽しみだね!
そう愛花は俺に告げた。
そうだな!愛花とお祭りに行けるなんて凄く嬉しいわ!
俺もそう言葉を返す。
2023年7月28日、今日は1ヶ月前から楽しみにしていた地域の祭の日である。チラシによると今年はかなり力を入れていて、花火も前年よりグレードアップしているという。待ち合わせの場所は夜の6時に駅の北口だそうだ。そのことを確認し、俺は家へ帰った。
まずは着物だな!
俺はたんすの奥深くに眠っていた着物を取り出した。
昔はこれ着てプロ棋士ごっことかしてたなあ~
俺は昔のことを懐かしみながら着物に袖を通す。そして机の端に置かれている必勝と書かれた対局扇子に目をうつす。
すみませ〜ん!大人1人で!
夜の6時、7・六歩と角道を開けた。
【お祭り】
お祭りは、何が起こるかわからない。
「夏の祭典だぁああああ!!」
と意気込んでいたのは数分前のこと。
俺は念願のコミケ会場でぶっ倒れたのだ。
この日の為に、バイトで金を貯めたと言うのに。
まさか、こんなことになるなんて。
「熱中症だね、無理しちゃダメだよ」
じきにスタッフが来るからね、と話すのは俺を助けてくれた三崎と言うお兄さんだった。
倒れた俺に気付き、スタッフを呼んでくれた親切な人。
そしてスタッフは他の客の対応や、熱中症に倒れた人の看護で大忙しなので、暫く話し相手になってくれていた。
「すいません。東京がこんなに暑いと知らず……」
ドンマイ、と三崎さんが苦笑して。半分凍ったスポーツドリンクを渡される。
頭に押し当てると頭痛が引くような気がした。
ありがたいけど申し訳ない。
本当なら今頃、お互いに薄い本を買い漁っていただろうに。
三崎さんの持っていたカラのトートバッグをながめていると、彼は小さな鞄にトートを折りたたんでしまってしまった。
「気にしないで。僕は帰るところだったから」
「帰る? まだ始まったばかりですよね?」
変わった人だなと思う。
「うん、ちょっと挫けちゃってね。君こそ、行きたいサークルがあったんじゃない?」
その言葉に、あっと思い出した。
「俺、『弱虫のミケ』さんの作品欲しくて来たんですよ!」
「……え?」
驚いたのは三崎さんだった。
「あ、知ってます?」
「うん、まぁ……でも、あそこは極小サークルだよ? 大した作品は……」
「そんな事! 無いです!」
俺は思わず声を荒げた。
「どんな作品も、“大したことない”物なんて一つもないですよ!」
……はっとして、我に帰る。
三崎さんが目を点にしていたからだ。
「えっと……その。俺は絵も文も書けないんで尊敬してて……!
何かを生み出すってスゲー事だと思うんっすよ!
特に『弱虫のミケ』のミケさんの作品は、繊細で、綺麗で、キャラクターの心情を丁寧に描くところが大好きなんです。俺なミケさんの作品読んで感動したことあって。泣いたことすらありまして…!
だから、その、大ファンで、つい……」
ごにょ、ごにょ。もじもじ。
言い訳を連ねる自分の姿が恥ずかしい。
ついでに頭もまたガンガンと痛み出して目が回りそうだった。
なのに。
そんな俺の事より、三崎さんのが顔を真っ赤にしていた事に驚いた。
「……そんな事、初めて言われた」
口元を手で隠し、遠くに視線を投げていた。
あ、え? うん?
どう言う事だろう。
あれかな、俺の発想が田舎すぎて恥ずかしい台詞を吐く人間でした的な……?
恥で死にかけてると、やっとスタッフがやってくる。
念の為、病院行きましょうと言われて、ヒィッと俺は悲鳴をあげた。
さらに追い討ちとなったのは。
「ミケさん、お手伝いありがとうございました」
とスタッフが三崎さんに投げた一言だ。
……え? まさか?
真相を確認する前に。三崎さんは雑踏へと消えてしまった。
お祭りは、何が起こるかわからない。
夏の祭りは特にそう。
会場を後にする俺。けれど、その心臓は、お祭り騒ぎで暫くうるさく高鳴っていた。
遠くで、篠笛の音、トントンと調子の良い小太鼓。
焼きそば、たこ焼き、お好み焼きソースの香り、そのまた向こうには、鯛焼き、ベビーカステラの甘い粉もんのええ匂い。綿あめ、りんご飴、チョコバナナ、頑張れば家でもできるけど面倒臭い。金魚掬い、ヨーヨー釣り、お面売り。クジ引き。薄靄の夏の夕方前。
あれは魔術祝祭のときのことだ。我々の中で、わたしとわかる記憶。眩しい記憶。
国内で三番目に大きな街の、最も暑い時期にある祭りだった。路地ではない通りという通り全てに露天が立った。揚げ物も焼き物も酸いも甘いも全て魔術がかかっていた。この日だけ有効な魔術はあらゆることを可能にした。黄金の卵を産む雌鶏、一滴で人を虜にする媚薬、酒の尽きない瓶、食べ物が湧いてくる皿。
だがこの日一日だけ。
そんな品を高く売りつけようと、一日だけでもと買い求めようと、人が通りという通りを埋め尽くした。
だが、魔術師がひとたび現れると、人はさあっと道をあけた。深々と頭を下げる者もいる。
「魔術祝祭ってそんなものじゃないでしょ」
彼女がいつもの不機嫌で言う。わたしは周りに聞こえないように、と宥めながら先を聞く。
「魔術は魔術師から人へ与えられるものじゃない。誰にでも受け取ることができるもので、だから、魔術師を崇めるなんて」
彼女はぶつぶつ文句をいう。わたしたちには魔術祝祭でしなければならない魔術師としてのとても重要な仕事があって、しかもそれは民衆から敬われてしかるべきものだった。
わたしは、彼女は権力が嫌いなのだと思っていた。実際はそうではなくて、彼女はただ周りが見えていなかっただけだったんだ。今ならわかる。
「なら楽しめばいいじゃない」
わたしは彼女の口へ、串焼き肉をつきつける。彼女はいたずらっぽい目つきで串を奪い取る。
「世界よ魔術をありがとうって? この肉、手がべたべたするんじゃないの?」
「しないしない。それはべたべたしない魔術のかかった串焼き肉なの!」
お祭り
この時期だと
やっぱり花火
近づかないけど
河川敷か海あたりでやってたはず
お祭りと言えば
色々な物事の変わる時
時代の流れだから
仕方がないってある人が言ってたっけ
だから仕方なくそうなってる
それも終わると思われる
周囲にバレないように
ゆっくりやるんだろうけど
足が遅いので
手を出そうかと思っている
ほとんど必要な情報はあるから
一応は確認してからになるはず
始める時には集まってきた後で
その前に始まる予兆があるんだけど
揃った時にあの時からだったって
それまでも予感はあるんだけど
準備期間中にやるしかなくなって
気がつくとやった後になってたりする
後の祭りなんだよ
手遅れでご愁傷様です
お祭りって終わりで始まりでもある
貴方と見た花火
貴方の笑顔のように
美しく輝いて
来年も再来年も
ずっと一緒に
そう願ってた
なのに..
なぜ..
美しいものは
消えてしまう
あの日の朝
突然去った
貴方のように
もう..
二度と来ない
貴方との夏
せめて
届いて欲しい
心で撮った花火を
夜空へ
最近コロナウイルスのせいもあってか、昔よりもお祭りというのをお目にかかる機会が減っていると感じる。
特に私の地域は祇園祭のような有名なお祭りがない。
そもそも私の中のお祭りといえば、近くの小学校の敷地を使った夜のお祭りをすぐにイメージする。
地域の人達が一丸となって様々な屋台を出し、真ん中では祭太鼓と共に盆踊りを踊る、そんな小規模なお祭りだ。
でも、私はそんなお祭りが好きだった。
浴衣を着て、食べたいものを食べて、遊びたいものを遊ぶ、そんなお祭りの夜が好きだったのだ。
またあのお祭りの夜を過ごしたい。
そう思うのは、私が大人になってしまったということなのだろうか。
■テーマ:お祭り
『お祭りの日』
神社の鳥居をくぐれば、そこはまるで非現実的な世界だ。ほとんどが夏に開催されるお祭りは、夏の醍醐味だ。
どんどがやがやとなる祭り囃子。思わずわくわくしてしまう。
花火、屋台、オレンジ色の光。
どれもが非日常で素敵だ。
周りは家族連れ、カップル、友達グループ。
みんなが幸せそうな顔をしていて私も幸せになる。
フリフリポテトにからあげ、わたがしにりんごあめ。お祭りは無駄遣いが良い。
お題:《お祭り》
私の住んでいる地域には、伝統的な祭りがある。
とはいえ、お年寄りも多いし、人もそう多くはないため、極めて小規模なものではあるのだが。しかし、花火が上がり、幟旗が立ち、提灯が色づくこの季節を、私は今も昔も、変わらず楽しみにしている。
思えば、3年ほど前の夏は、私は塾と家を往復し、マスク、消毒を徹底することだけをこなす、そんな日々を送っていた。祭りなんてもってのほか。なんだか、日本中から灯火が消えてしまったみたい。そんなことを思っていた。
けれど今年、やっとあの灯火が再び灯ろうとしている。祭りは日本の魂だ。大切な、愛する母国の伝統だ。これから何度災難に見舞われようとも、この灯火が消えることなどない。あの辛く苦しい病魔と闘った全ての人が、確信しているのではないだろうか。
「祭り」