喧騒から抜け出して、水たまりのそばにしゃがんだ雨で中止になればよかったのに。こう言う時に限って嘘みたいに雨が止むはぐれてしまったし、来るんじゃなかった帰ろうかな、呟いた時あの人が走ってくるのが見えた彼は戻ろうとは言わず、線香花火を差し出した火が消えるまで一緒にいたいと思った。火が消えなくても良かった私はそっと彼に目を合わせた
7/28/2023, 2:34:07 PM