『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
叶うことなら、
離れて暮らす両親を安心させてあげたい
だけど現実は、
「何もしてあげられなくてゴメン」って謝罪しかない
薄情で頼りない子供でごめん
【186,お題:あなたに届けたい】
どれくらい距離があるのか、どれくらい遠くにいるのか
姿は見えなくとも、届くまで何度だって叫ぶよ
「ありがとう」と。
神さえも"望まなかった"世界線。
今日は付き合って半年記念日なんだ。
だから僕は君に日頃の感謝を込めた花束を届けたい。
「早く届けに行かないと…」
仕事で夜中になってしまったんだ。
一応君には連絡をしているから、いつ家に向かっても大丈夫らしい。
早くしないと夜が明けてしまうんだ。
【ブォー (バイク音 適当でゴメンチョ)】
僕はバイクにエンジンを付け、君に花束を届ける。
「ん…?おいおい服が濡れちまってるでは無いかぁ…!!!ヘックシュッ…風邪ひいたかなぁ…。」
最近やけに寒気がするようになったのはこの事だったのか。
流石にこれで届けるわけにはいかない。
あの子にも、もしかしたら風邪をうつしてしまうかもしれないから。
「本っ当にごめんっ!!!!ヘックシュッ…」
「ふふっw大丈夫。無理しないでね。」
取り敢えず電話で謝罪をした。
本当に僕の彼女は優しいんだなぁ…。
ハッピー・エンド1 君に。
【裏話的な】
マジでネタが無いからこの、バッド・エンドとして終わった話をハッピー・エンドに変える事にした。
多分シリーズ化するよ。
次のやつは適当に決めとくね。
あなたにこの気持ちを届けたい。
でも、あなたにはなかなか会えない。
心の距離も、住んでる場所も、全部、遠すぎる。
手を伸ばしても届かないよ。
暫くは夢の中でしか会えないね。
寂しいだなんて、あなたはちっとも思ってないよね。
だから、ちょっとだけつらい。
どうか会えなくても、忘れないで。
焦っている
今の自分に不安がある
この状況を早く切り抜けたい
そんな時に届けたい言葉
深呼吸
そして
思い浮かべてみて
あなたがとっても大好きなこと、
大好きな場所、
大好きな人達
そして
一緒に
嬉しそうに
楽しげに
笑っているあなた自身
そう、
大事なのは
どこに意識を向けるか
ただそれだけ
あなたに届けたい
私はあなたにこの写真を送りたい。
あなたは玲を産んで病気になりましたね。余命2年と
言われて…その場で泣き崩れるかと思いきや先生に
暴れても体に負担ありますか❓と聞くあなた。
先生も私もお互い、えっ⁉️って顔をしたのを覚えていますか❓この女性は何を考えているんだ⁉️とあなたがいなくなった時、先生と私は大笑いしましたよ。
あなたは玲と一緒に泥まみれなったり水浴びしたり
まるで双子のように見えるくらいあなたは子供に見えました。私はそんなあなたが大好きでした。
玲のおかげなのか医療の進歩なのかあなたは余命2年を
超えて3年目を迎えていた。その時も私はあなたと玲を
撮るためにシャッターチャンスを待っていた。
その時だったあなたが立ち崩したのは…
玲と私はあなたに駆け込んで体を揺さぶりながら名前を呼んだりゆすったりしたが反応しなかった。
誰かが119番を押して呼んだのかは覚えていない。
玲は泣き崩れあなたの事を呼んでいる。
病院に着いた時にはもう息を引き取ったあとだった
いつもならあなたと玲がバタバタと追いかけっこしたり
私は笑いながらカメラを構えていたりしてたよな…
写真の整理でもするかと思ってタンスを開けた。写真が入っている箱に1枚ペラリと貼ってあった。あなたの字で
『私が亡くなったら、ここにある段ボールの中身をみて
欲しい』と。私は玲に宝探しだよ〜と言って探し始めた。色んなものがありすぎて、リサイクルに回したいと思っていた時玲がなんか指を刺した。その先には、私と玲、あなたの写真が貼ってあった段ボールが見えた。
引っ張って中をみると大量の手紙。あなたが亡くなった日から毎日のように手紙が書いてあった。年齢と読む時間まで指定されていた。玲の方もそうだった…
あとは孫やひ孫にまで手紙を書いていた。
私はそれまであなたのそばにはいかれないのか…
子供があなたのお腹にいる時から孫ができて大きくなるまでの私が生きていた写真を…あとあなたあての手紙あるからちゃんと読むように…
ーあなたに届けたいー
夏休みが始まる前、親友の転校が決まった。
引っ越さなければならないそうで、
二学期からは遠く離れた学校に通うと、
夏休みの最初ら辺はまだこの地にいて、引越しの準備とかをすると言っていた。
親友との出会いは、私をいじめから救ってくれたことからだった。
長い間悩み苦しみ続けていた事が、彼女のおかげで一瞬にして解決した。
感謝と、尊敬と、大きな憧れからたくさん話しかけに行った。
彼女はとても眩しくて、輝いていて、とても優しいので、こんな私にもとても親切にしてくれた。
話すうちに段々と仲良くなって言ったのだ。
だからこそ、急に遠くに行ってしまうなんて、、
帰りのホームルームで突然それを言われたから、親友に問い詰めてしまった。
「なんで言ってくれなかったの」
「どこに行っちゃうの」
「どうして」
「どんな学校」
などと質問攻めしてしまって、親友は謝りながら、質問に答えてくれた。
「言ってしまったらいつも通りじゃなくなっちゃうかもしれないから、」
「隣の県の○○市に行くんだ、」
「親の仕事上場所がコロコロ変わるんだ、」
「市立の○○って所、セーラー服で可愛いんだ、」
そうだったんだ、まぁ仕方ないことだし…
親友の言葉を聞いて冷静を取り戻した。
…でも考えるとやっぱり寂しくなってしまう。
「夏休みはいつでも家においでよ!段々荷物は送ってくからつまんないかもしれないけど、お菓子ならたっくさんだしたげるから!」
親友は優しいな。
「ありがとう」
そう言って分かれ道でまたねを告げた。───
続きが思いついたら書きます。___🖋
あなたに届けたい
いつまで続くかわからないLINEなんてもうやめてさ、会おうよ。電話でもいい、あなたの声色で気持ちがわかる気がするし、表情も想像できる。
LINEの語尾の伸ばし線も、波線と棒線の違いについて悩んで、時間を潰すことに疲れてしまった。あなたのことは好きだけど、あなたのことで心を煩わせたくない。恋人同士なんだから会えばいいんじゃないかな。
「会って話したい」
あなたに届けたい。
10年20年後に使うツールや手段は今では考えつかないものが存在しているはず。
誰が来るともわからないオープンマイクのその会場で僕の言葉に涙してくれたあなたのオレンジ色が褪せないままどれだけか経過して僕はなんとなく生きてます。
冬が何周かしてまた同じ匂いになったころ僕の環境は大きく変わり果てましたがあなたの無事だけ祈ってます。
久しぶりに言葉を話した気がします。お元気ですかとだけ書いた手紙は届きそうにありません。宛先のないところに届く切手はどこにいけば手に入りますか。また冬が流れていきそうです。
あなたに届けたい
いっぱいの花を届けたい。
花は枯れてしまうから、
そこがとても良い。
文章を書くときは基本的に誰かに届けることを念頭において書く。誰かとは他人に限らず、未来の自分も含まれる。言葉を口から発するだけでは、言葉は時間の流転の中に埋もれ、消え去っていく。消え去っていく言葉に形象を与え、言葉を持続的に存在するものにする行為が、書くという行為だ。
——あなたに届けたい
今頃、あなたに届いていると思うと、わくわくする。
あなたにぜひとも味わって欲しくてたまらなかったの。
※※※
「ん、あいつから荷物?
お、美味そうじゃん」
パクッ
「ぎゃあああーーーーーーーー!」
※※※
そろそろあなたは食べたはず。
このデストロイヤーたこ焼き(超激辛)を。
走り続ける
線路にそって道がある限り
地面がある限り
辿り着けないかもしれない
後悔するかもしれない
でも
あなたに届けたいんだ
お題『あなたに届けたい』
息を吸って目を閉じて
真夜中にダイブする
すっかりとっ散らかっちゃってた
どこに帰ったらいいか分からないから
パズルのピースは
一つずつ集めて瓶に詰める
夢の中で君に渡したら
星屑にでもなってくれるかな
硬い寝床に眠る貴方を見ることが、一番の苦痛だった。
運命が分かっていたなら、もっと色んなことをしていただろうに。
貴方の柔い表情。
貴方の太陽よりも暖かい体温。
貴方の強く美しいその背中。
貴方が私の生きる意味であって、私が唯一価値を見いだせなかった人だった。
もしもできることなら―
この世界に一生のお願いが本当にあったのなら。
私の8秒を貴方にあげたかった。そしたら…
ありがとうって、愛してるって言えただろうに。
心血を注いで書いた小説が、誰かの心に届いてくれたらなあといつも思う
たまたま目を留めて読んでくれた人が、「けっこう面白いじゃん」って思ってくれたらうれしいな
願わくば、プロの目に留まってくれたらって思うけど、それはさすがに難しいよね
お届けものです。私は魔女…じゃなくて魔法使い。
私のお届けものは、わかりやすく目に見えるものの姿はしていません。あ、でもちゃんと「受取拒否」もできますから、どうか御心配無く。
魔法使い達は各々得意分野の手法でお届けものを運びます。魔法道具を創るのが上手な者、象徴を丁寧に組み込んだ護りを創るのが上手な者、自然界の他の種族と一緒に技を為す者、なりわたる謳いでいのちの力を助ける者、料理に生命力を付与する者などなど、それはもう十人十色と言えるほどで、でもすべての魔法使い達に共通なのは、皆楽しく力を発揮することですね。自分自身やたくさんの生命に「幸せになるための何か」を届けようというのですもの。楽しくないわけがありません。
えっ、悪い魔法使いも居るだろ、って?
よろしくない技を放つ自覚があるなら、その時点でそれは「魔法使い」とは定義できませんね。「よろしくない技を放つ必要」を持つのは、魔法使いが識っているべき真実を未だ識らないからです。
…あら、ちょうど良く「いにしえの魔法使い」が来たようです。彼はいにしえもいにしえ、ちょっと想像しづらいくらい大昔から魔法使いだったらしいです。彼が若かりし時代の世界では、魔法使いは聖職者で科学者だったのですって。でも、その世界は「ついえた」そうです。どうしてかは存じませんけどね。
彼に話を委ねてみましょう…
あらあら、「手短に収めるのは適切ではない」なんて言って行ってしまったわ。またいつかつかまえて、そのときにはいろいろ聞きましょう。
ともあれ、魔法使い達は「届けたがり」なのです。嬉しそうな、楽しそうな、笑顔や様子が大好きなのですよ。どうか遠慮なく、「お届けもの」を受け取ってくださいね。
あなたに届けたい
その日は、今年初めての雪が降った。
「はぁ。」
息が色をつけて登っていく。
「これであったまってね。」
マフラーを編んだ。
彼に渡しに行く道でなんでマフラーにしたんだろうと自分の何気ない選択に疑問を持った。
暖かくなってほしとか理由なんてなんでもいいから、
とにかく何か渡したかったのかな。
私の時間と気持ちを彼の一部にして欲しいとか。
「ピンポーン」
「ガチャリンコにこっとこんにちは」
彼がおちゃらけて出てきた。
「これ、クリスマスとあと、」
「誕生日も兼ねちゃってるけど、、」
「誕生日おめでとう。」
「え!嬉しい。ありがとう!」
「なんだろ?開けていい?」
「マフラー!?編んでくれたの?」
「ありがとう!すっごく嬉しい。」
太陽みたいな笑顔で喜んでくれている。
君の笑顔や表情を私が欲しがってたんだ。
来年も再来年も、君に届けたい。
あなたに届けたい
「ウサギさんはいいなぁ。早く走れて。」
「バカやろう、俺なんか怠け者だし、性格悪いし、短気だし、ロクなもんじゃねぇよ。」
「毛並みもきれいで格好いいよ。ウサギさんのことが好きだって言ってる小動物結構いるよ。」
「いいか?動物は見た目じゃねぇ、中身が大事なんだ。その点お前は真面目だし、粘り強いし、努力家だし、優しいし、俺は・・いいと思うよ。」
「私はダメだよ、いくら努力したって早く走れないし、やっぱりカメってどうしようもないのかなぁ。」
「あー、俺はもう怒った。よし、勝負しよう。あの山の山頂にある俺の家までどっちが早く着けるか勝負しよう。」
「えー、無理だよ。競争なんか。」
「無理じゃない!確かに俺は足が速い、だけど怠け者だから途中で寝てしまうかもしれない。そしてお前は粘り強い。俺が休んでいる間も登り続け、先に山頂に着いてるに違いない。だから俺に勝ったら自分のことを認めろ。努力が無駄なんて言うな。」
「うん、分かった。」
「ただし、俺もわざと負けるつもりはない。俺が勝ったら、なんでも言うことを聞いてもらうからな。」
「言うことって何?」
「俺と一緒に海に行ってもらうとか。」
「なんだぁ、そんなこと、いつでもいいよ。」
「そんなことって、ちゃんと意味分かってるのか?」
「私と海に行きたいんでしょ?」
「そうだよ。」
「私もウサギさんと海に行きたいよ。」
「ダメダメ!そんなこと言ったら。勝ちたいと思う気持ちが弱まるだろ。俺とは海に行きたくないの。だから競走に勝たないといけないの。」
「そんな無茶な。」
こうして俺とカメさんは山頂まで競走することになった。
だけど、大丈夫かな?カメさんにはこの山は急過ぎるかも。俺は木陰に隠れてカメさんの様子を伺うことにした。
あれあれ?カメさんがいないぞ。あっ、スタート地点に戻って来たけど、背中に布団なんか背負ってるぞ。もう、競走なのに布団なんか取りに行ってる場合じゃないだろ。こんなことでは俺が勝っちゃうぞ。海にデートに行ってもらうぞ。
イライラしたので、ふて寝することにした。ちょっと昼寝するつもりだったのに、どうやら何時間も寝入ってしまったらしい。地面に直に寝たので体が痛かった。そろそろ起きるかと思った時、カメさんが俺の体に布団をかけてくれたんだ。
「もう、本当に寝ちゃうんだもん。布団を持って来て良かったよ。ウサギさん、風邪ひかないでね。それじゃ、先に行くね。」
カ、カメさんありがとう。本当に君は優しいね。今すぐ起きてカメさんに感謝の言葉を届けたい。だけど、この状況、寝たふりするしかないじゃん。