あなたがいたから』の作文集

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あなたがいたから』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/20/2023, 2:43:27 PM

あなたがいたから

無口
話しかけるとたまに
めんどうくさそうに答える。

二人で出かけるのが嫌い。

誕生日、結婚記念日
母の日、父の日
何にもしないし
忘れている人。

嫌なやつ。
心でつぶやいた日何度もある。

私が具合悪くて寝込んだ日
おろおろしていた。

母が入院した日
家をあけたら
三匹の猫の世話してくれた。

一人暮らしの母が亡くなり喪主が私になった。

わけのわからない忙しさのなか
彼がほとんど動いてくれた。

葬儀が終わりひとまず一段落。

彼に私の母の事で迷惑かけたけど
ありがとう。と感謝を伝えた。

彼から、俺の父や母の時
いろいろ助けてもらったから当然だよ。
俺こそ感謝している。


初めて感謝を言われて
涙がこぼれた。

あなたがいたから
私は、この地味でつまらない人生も
安心して生きてこられたのだ。
二人だから。

6/20/2023, 2:38:04 PM

カチャンと音をさせてエミリーは、テーブルにカップとソーサーを置いた。「ごめんなさい」顔を俯けて口の中で呟くように言った。身体がガタガタと慄えていた。
何でもないというよに私は頭を振った。
顔を上げたエミリーは青ざめて、何時もの陽気さは欠片もなかった。
エミリーはごくりと唾を飲み込み「昨日、教会の裏手を歩いていたの、その方が家に近いから、
ふと中庭に、目を向けたら、誰か男が二人殴り会っていたの…、
エミリーはお茶を一口飲み、話し続けた。「いいえ、一方的に殴られてたと思う」
「顔は見なかったの?」と私は訊ねた。
エミリーは怖い顔で「とんでも無い!!二人?に見つからないようにするのに必死だったのよ?!顔なんて見てないわ」

6/20/2023, 2:36:58 PM

『あなたがいたから』

春の暖かい風が吹き抜ける放課後。
いつものように、優希が走り込みしてるのを、私は校庭の隅で見ている。

私に気づくと、優希が手を上げる。しばらくすると、荒い息遣いとともに、汗をかいた優希が私のそばに座る。保冷バックに入れておいた飲み物を手渡すと「ありがとうな」と言ってみるみるペットボトルの飲み物が減っていく。優希の喉が生き生きと動く。
「あ〜!生き返る!!」と言って、手渡したスポーツタオルでワシワシと髪を拭き顔を拭く。首にタオルをかけたまま、「すみれはこれで帰る?」と聞かれ「うん、手話教室の課題もあるしね」と言うと
「本当にすみれは偉いよな。近所の手話教室に通って高校生の間に手話ペラペラになるんだもんな」と言うので「英語がペラペラならわかるけれど、手話は話さないの」と笑って言い、立ち上がる。

「じゃあ、帰るね、優希もがんばってね」と言って「おう」という声を背中で聞きながら歩き出す。

私と優希は中学生の頃からつきあっている。合わせたわけではないのに、受けたら同じ高校だった。
でも、やっぱり嬉しいな。
歩きながら、顔がつい緩み、前から来た人が、怪訝そうに歩いていく。
(春だから、変なのと会ったと思ったかな)と思うと笑いが込み上げて来る。

信号の所に来たので、歩行者用のボタンを押す。しばらくすると歩行者マークが青になり、ピッポ、ピッポ、と鳴っている。歩き出すと車の影からスピードを出した車が目前だった。避けることも出来ず私はそのままなすすべもなく跳ね飛ばされた。

気がつくと、全身が痛かった。
体が動かせない。何が起きたのか、全くわからなかった。

「すみれ!気がついたの!」お母さんの声がする。首をそちらに向けると、お母さんとお父さんが揃って身を乗り出した。優希もいた。

「私、どうかしたの?」と言うと
「やっぱり覚えてないのね、あなた横断歩道で車に跳ね飛ばされたのよ」
私が?そこでようやく思い出した。

そうだ!青になって渡ってたら、影からスピードを出した車に跳ねられたんだ!
「幸い、対向車のカーナビが動かぬ証拠となって運転してた男は逮捕されたのよ」
一番気になっていたことを聞いた。

「私の体は、特に何か問題はないのよね?」すぐに頷くと思っていた両親の顔がこわばる。私も血の気が引く。
「私の体、どこがどうしたの?!教えて!」すると母が震える声で
「足が」足が何なの?!怖かった。
聞きたいけれど事実を知るのが怖かった。
「下手すると、車椅子の生活になるかもって」と、優希が言った。

「嘘でしょう?!だって、だってさっきまで普通に歩いてたのに、そんなのおかしいじゃない!!」
自分の声が、上ずっているのがわかった。体が小刻みに震えてくる。

「すみれ、落ち着いてちょうだい」
と母に言われ、思わずカッとなる。

「落ち着ける訳ないじゃない!私、もう歩けないかもしれないのに!
やっと、高校生になったばかりなのに!」

騒ぎを聞きつけ、医師と看護師が入ってきた。小さな声で、鎮静剤を、と言うなり、看護師が注射を出した。「私は冷静よ!それにそんなの一時しのぎじゃない!」とまだ叫んでいる私に素早く看護師が鎮静剤を打つ。少しすると体から力が抜け、意識が遠くなる。

私はその時は意識がなく、あとで母から聞いたのだが、父が医師に
「先生、手術で娘は歩けるようにはならんのですか」と聞く。

医師は首を振り「手術でなんとかなるならとっくにしています。あとは娘さんがリハビリをがんばれば、足は動く可能性はあります」父の顔がパッと明るくなる。が、医師が
「一番の問題はこういう場合、本人が自暴自棄になって、リハビリを放棄する事なんです。やる気にさえなれば、根気よくリハビリを続けていけば、どの程度回復するかは、今はなんとも言えませんが、可能性はあります」

優希は唇をかんで考えていた。
自分だったら?がんばって辛いリハビリを続けた先に、必ず良くなるという保証があれば、きっとがんばれる。だけど、それが徒労に終わるかもしれないとわかっていたら、果たして俺はできるだろうか。
まず、心が折れる、そしてリハビリ自体も放棄するかもしれない。

中学の頃から行き来して知っている優希は「おじさん」とベンチに座り込んでいる、抜け殻のような、すみれの父親に声をかける。

「すみれには、リハビリをがんばれば、絶対に足は動くようになり、やがて歩けるようになる、と言うのはどうかな」そこで、父親は初めて顔を上げた。
この数時間で一気に老け込んだような感じだ。無理もない。
まだ高校一年になったばかりだというのに。すみれは何も悪くないのに。母親はぐったりとベンチに座っている。母親は先ほどすみれが注射で寝ている間に、医師に、「私の足をあの子に、あの子につけられませんか!!」と血走った目ですがりついていたのだ。

ちゃんと理性が働いていたら、そんな事言うわけがないのに。
それだけ、気が動転してたのだろう。

「おじさん、俺は本屋に行って体の仕組みの本を買う。そうしたら、足が動く仕組みもわかるはずだ。あとはリハビリをする、理学療法士の本も買ってきて、読んで覚えるよ」と言い「すみれ一人に戦わせない、俺も俺のやり方で戦うよ」

すると、抜け殻のようだった父親が「そうだな」と言った。さっきより目に力が少し戻ってきていた。

「優希君の言うとおりだ、私も娘にだけ辛い思いをさせない。私も自分のやり方で戦うよ」「おじさん」優希が言う。

「君の言うとおりだ。すみれには、がんばれば必ず歩けると、みんなで言って信じよう!そうすればいい方に行くかもしれない、母さんには、落ち着いた時、私から話しておくよ」

「だめだと私達が思ったら、駄目なんだな。信じて、みんなでそれぞれがんばる姿を見ればすみれは、気力を取り戻してくれるかもしれない」

父親の目が生き生きとしてきた。

そうだ、みんなで信じてがんばれば、それはやがて本当になるはずだ!俺も勉強して、リハビリにつきあうさ。優希は力が湧いてくるのがわかった。

優希はまず、陸上部を辞めた。
中学の時から、全国大会にまで出ている優希は、一番の戦力だ。
監督は渋ったが、理由を聞き、わかったと優希の背中を叩いた。

優希にとっても、何より大事だった陸上部を辞める事は断腸の思いだっただろう。監督もまた、なんとかうまくいってほしい、と願わずにはいられなかった。

優希は、人体の仕組みを暗記するほど覚え、今は理学療法士の本で勉強している。

私は、何も希望がなく歩けぬ為に死ぬ事も出来ず、ただ絶望の中、ベッドで声も立てずにひたすら泣いていた。

すると、母が「すみれ、来たわよ!」と元気よく入ってきた。

そして「お母さんね、あなたがリハビリをがんばって歩けるようになるまで、甘い物断ちをする事にしたの」と言ったので驚いた。

そして、無駄よ、歩けないんだから
と背を向けてしまった。
母はあきらめず毎日やってきては、お店にこんなおいしそうなのがあった。でも我慢したわよ!と得意そうに言った。

父も毎日顔を出す。そして言ったのだ。「父さん、運動不足で病院から注意されているだろう?だが、すみれも知っての通り、運動が大嫌いなんだ。でも、すみれがリハビリをがんばって歩ける日まで、ウォーキングを始めたんだよ、まだきついが、なあに、すみれのリハビリを思えばがんばれるさ」と言う。
背を向けながら、これにはちょっと驚いた。

今まであんなに言われていたのに絶対にやらなかったのに。

お父さんもお母さんも、私がリハビリをがんばれば、本当に歩けるって思ってるのかしらね。

一番、元気が出ないのは優希がここ一週間、全然顔を出さないことだ。

もう、歩けない私なんかに見切りをつけたのかも。
そう思うだけで涙が出た。

そして「すみれ、ゴメンな、しばらく来れなくて」とその日の放課後来てくれた。

嬉しいのに、その心と裏腹に嫌味を言ってしまった。

「そうよね、部活に学校生活に、忙しいわよね」しばらく黙っている。
そして「俺、部活辞めたんだよ、もう」さすがにびっくりして起き上がる。

「なんで?!あんなに中学の時からがんばっていたのに!」

「もっと、大切でやりたい事ができたからなんだ」
「部活より、大切でやりたい事?」と言うと照れ臭そうに優希は言う。
「うん、俺さ、すみれがリハビリがんばって歩けるようになるために、何が必要なのかなって考えたら、体の仕組みも知らなくて、本買って、一週間暗記するほど覚えたよ」

「今の俺にできる事は、すみれのリハビリの手伝いくらいだなって思って、歩けるまで、ちゃんと知識を持ってつきあおうと、今は理学療法士の本を読んでいるんだ」

すみれは突然、目の前が揺らいでそして頬をその涙が流れるままに
「なんでみんなで、私がリハビリで歩けるようになると思ってるのよ!歩けるわけないじゃない!それに、リハビリって」と言うと、優希が
「とても痛くて辛い、だよね?」

「俺じゃ駄目か?力にもなれないか?親父さんやおふくろさんももちろん俺も、すみれ一人に苦しい思いをさせまいとみんな、すみれがリハビリをがんばって歩ける日までがんばるって決めているんだ」

いつの間にか、優希の手が私の手を包んでいる。

こんなにも、私のためにみんながんばってくれている。お父さん、お母さん、そして、優希!

「俺さ、すみれが手話をマスターする頃には、理学療法士になりたいって思っているんだ」だから一緒にがんばろうと。

みんなが信じていてくれる。
私が辛く痛いリハビリに耐え、いつか必ず歩けるって。

お母さんは毎日甘い物を二つは食べないといられないのに。

お父さんは、大の運動嫌いなのに。

優希は大好きな部活を辞めてまで勉強して、私が歩ける日まで一緒にがんばろうと言ってくれている。

お母さん、あなたがいるから。
お父さん、あなたがいるから。

そして、そして優希が、あなたがいるから。

「優希、ごめんなさい。一人でいじけていて。でも私、がんばる。苦しい時はみんなも苦しい思いをしてくれているのを思い出して、リハビリがんばる!!」

「すみれ、偉いぞ!みんなで一緒にがんばろうな」優希が優しく抱きしめてくれる。

そして、ひと月が経ち、私はなんとかポールにつかまりガクガクしながらだが、立つ事ができた!

それを見ていた両親はいきなり
「すみれ、すごいぞ、バンザーイ!!」と大声でバンザイをして理学療法士さんに注意されていた。

優希はいつも、学校が終わると毎日来てくれる。そして理学療法士さんに質問したり、こうしたら、だめですか?などと言い、優希君、理学療法士になったら、ここに就職してよ、と言われるようになっていた。

両親と私の絆は以前より強くなったと感じているし、素直にお礼が言えるようになった。

優希が、優希の存在がやはり一番の支えだ。少し先でまっすぐ私を見る優希、待っていてね。あなたがいるから、いつかそこまで歩いて胸に飛びつくから。

6/20/2023, 2:35:05 PM

このクラスにあなたがいたから、クラスの子に悪口を言われても学校に行ってみようって思えた。
 わたしに友達がいなくても、あなたに恋人ができても、あなたがいることが幸せで、あなたを遠くから見れるだけでよかった。
 あなたが悪口を言われていると、少し嫌な気持ちになった。あなたと付き合っているくせに悪口を言うあの子が嫌いだった。惚気なんだろうけど、大きな声で話すあの子が羨ましくて嫌いになった。
 あなたがいたから、人を好きになる気持ちも、人を嫌いになる気持ちも知れた。本当に感謝してる。

 今日、あなたとあの子が結婚したって知った。連絡先とか誰のやつも知らないから、私が知ったのは、結婚式から一年が経とうとした頃。遅い。遅いよね、今更涙が出てきてさ、もう箱ティッシュなくなる勢いで泣いた。まぁなくなりはしなかったんだけどね。ただ、まだ未練あったんだって思うとなんか笑えてきて、なんかみんな結婚してるらしいね。当時のクラスメイトで結婚してないの、わたし合わせても右手越えるか越えないかぐらいだって。まだ二十代後半なのに、みんな早いね。流石田舎。あーあ、結婚したい。でも、仕事しないと生活できないし、仕事辞められないし、そもそも、わたしバリキャリだし。地元の大学に行った人たちの中で一番頭のいい大学卒だし、高卒率高いし、住む世界が違うし。まぁ、どっちが幸せかなんてわかんないけどね。

 まぁなにが言いたいかって言うと、あんたが好きだったわたしがわたしは好きだったの。だから、感謝してるのは本当。本当にありがとう。あなたがいたから、今のわたしがあると思う。わたしだって、そこそこ幸せだし。夢だった職業につけて、都会でバリバリ働いて、出世コースとか言われてるし。本当、あんたがいてよかった。幸せんなれよ、一年遅いけど。

6/20/2023, 2:34:31 PM

気がつかないうちに、恋のキューピッドになっていたようだった。

まばゆいシャンデリアの光の下で照れ臭そうに微笑む新郎新婦に視線を向けつつ、目の前の高そうな肉を咀嚼する。

中学からの親友と大学時代の友人が結婚した。
私たちには共通の趣味があって、その繋がりで二人は知り合った。

だからなのだろう。さっき、ただでさえ忙しい二人なのに、わざわざ私のところに来て
「みきちゃんがいてくれたから、私たち今日すっごく幸せだよ。ありがとう」
なんて見たこともないような笑顔で言ってきた。

私はきちんと笑って、おめでとうと言えていただろうか。あまり自信がない。

このもやもやした気持ちは何なのだろう。
ただ分かることといえば、
君が私の人生にいたからこそ、
どうしようもなく嬉しくて、こんなにも苦しい。

テーマ【あなたがいたから】

6/20/2023, 2:33:15 PM

あなたがいたから、私の人生に色がつきました。

あなたは知らないのでしょう、私のこれまでの人生が灰色に覆われていたことを。

そして、これからもあなたに知られたいとも思いませんが。

あなたと出会って、私には夢ができました。

あなたの笑顔が見たくて、あなたの温もりを感じたくて、あなたが全てでした。

あなたとの間に子供ができて、また私の夢が増えました

いつだって、あなたは私を照らして導いてくれました。

あぁ…本当に、私の人生幸せでした。

私の大切な貴方、すぐに来たら許しませんからね。

6/20/2023, 2:31:34 PM

-あなたがいたから-

        どうしても立ち上がれず孤独で悲しく泣いていました
  周りに助けが呼べず誰にも相談できないまま、どうすることもできませんでした
        どうすればいいのか分からず泣き叫びたかったです
    助けてもらえず誰からも気付かないまま時間だけが経過する一方でした

                   でも

           優しく声をかけてくれたのはあなたでした
        気づき、否定せずに受け入れてくれたのはあなたでした
             背を押してくれたのはあなたでした

           あなたがいてくれたから前向きになりました
            あなたがいてくれたから安心しました
            あなたがいてくれたから嬉しかった

         あなたがいたから一歩前に進めることができました

6/20/2023, 2:22:23 PM

どんなわたしでも
無償の愛を与えてくれる
両親が居てくれたから
こんなわたしを
大切に思ってくれる
友達が居てくれたから
こんな未熟なわたしを
変わらずお母さんと呼んでくれる
子供達が居てくれたから
あなたが愛してくれる
今のわたしが出来上がりました
そしてあなたが側に居てくれるから
わたしは立っていられます
この広い世界で
見つけてくれてありがとう

6/20/2023, 2:20:32 PM

面白い仕事をしろよ、とは初めての上司の言である。
ある一定の年齢特有の、好奇心と、これまでの経験と知識から、無から有を産み出すのが得意な人だった。
見た目から想像できないが(失礼な話だが、イカつい顔に金のチェーンはいけないと思う)、几帳面で義理堅く、堅実に仕事をこなしてしまう人だった。
多くの失敗談も聞いたが、それ以上に面白そうだからと飛び込んで、柔軟に仕事に組み込んでしまえる、その姿がとてもカッコよかった。

後を追いたくなったのは、必然だったかもしれない。
そうして飛び込んだ仕事には、やっぱり面白くない事務作業や、やりたくない関係者調整、経験不足でどうにもならない交渉事などなど、ごまんとあって。
今のところ、追い立てられるように作業をこなすだけで精一杯である。

そんな中でも、ほんのひとかけら、面白くするにはと考えてしまうのは、やっぱりその人の影響だろう。

自分よりずっと年上のその人が、新しい知識を吸収するのをやめないから、追いつくための努力を止めるわけにいかない。
本当に勘弁してほしい。
けれど、同じ舞台に上がって、少しでもその人の話の内容がわかれば、もっと面白いかもしれない。

今日も、真似っこをいつか自分のものにできるよう、キーボードを叩いている。

6/20/2023, 2:16:45 PM

当たり前って当たり前じゃないんだな…

あなたがいたら頑張れた…
あなたがいたら、続けられた
あなたがいたら、楽しめた
あなたがいたからできていたんだ…

誰しもそういう人がいるだろう
何気ない日常は、虹のように一瞬で消えてしまう
だから、その短い時間を大切にしないといけない
私はそれが出来なかった…
いるのが当たり前、いて当たり前
全てが当たり前になっていた
楽しいとか幸せとかなくてもいい
いつも通りの普通で平和な一日に戻りたい
この当時は、なにか刺激的なことがないかなとか思うこともあった
でも今は、普通な一日がどれだけ恋しいか…
辛い時も楽しい時も、実際は同じ時間でも、楽しい時の方が、時間が早くたっている気がする
もっとこの楽しい時間が続けばいいのに…

当たり前に感謝
楽しい日々に感謝

6/20/2023, 2:15:07 PM

宇宙



迷ったり 思い込んだり

忘れたり 忘れられなかったり

あなたがいない自分の世界で あなたを想像したり

切なくなったり

世界は 拡大していく



※あなたがいたから

6/20/2023, 2:13:41 PM

あなたがいたから

あなたがいたから、私は今日も息をしている

6/20/2023, 2:10:02 PM

家に響くのは怒声。物が壊れる音。母の泣き声。いつだって私は逃げてきた。
 父が酔って帰ってくると、トラブルしか起きない。それをわかっていた私は深夜のコンビニバイトに励んでいた。父が帰ってくる前に家を出て、父が眠っている時間にバイトが終わる。それを繰り返して必死に一人暮らしを始めるための貯金をしていた。万が一にも父に通帳が見つかってしまわないように、隠すのに必死だった。
 そして、目標金額まで貯まって母に家を出ることを伝えた。すると母は応援するわけでもなく、必死に私を引き止めようとした。
「お願い、お母さんをひとりにしないで。一人にされたらお母さん殺されちゃうよ。あなたがいたからこれまで耐えてこれたのに……」
「ねぇ、お母さん。私、もう三十だよ。いい加減家を出たいの」
 いつものように母は泣き始めた。私は慰めることはまったくせずに、荷造りを始めた。前々から計画していたことだった。父が外をふらふらしている間に家を出ようと決めていた。
 すると、突然玄関のドアが開く音がした。
「おい! 家の前に停まっている車はなんだ!」
 帰ってきてしまった。バレてしまった。どうしよう。そう悩んでいると母が私の横を走り抜けて、父のもとに行った。
「あの子が家を出ようとしているの! お願い、あなたからも止めてやって!」
 父にしがみつきながら、私の顔を見た母の目には絶対に私を逃さないという執念を感じた。

6/20/2023, 2:07:08 PM

近視

生きてる?
茹だった心に、存在を問いかける

冷えた空気に身をあてた
わたしが世界と溶け合いながら

ずっと遠くを見ているのだろう
彼方の海を
微かな熱を

傍にあると見失ってしまうから

まだ、ここにいる

6/20/2023, 2:07:03 PM

テーマ:あなたがいたから #219

「もう私、死んでもいいな〜」
不意に友人が言った。
「え? なんで?」
私は苦笑いして聞いた。
「え〜? そんな深い意味はないけどさ〜。今が一番幸せだから? みたいな」
私はそう言って笑う友人の横顔を見ていた。
「あなたが死んだら、残された私はどうなるの?」
「え?」
友人が私を見た。
私の視界が曇る。
「私だってあなたがいたから、ここまで生きてこれたのに。あの時、乗り越えられなかった壁の前で立ち尽くしたままだった。手を差し伸べてくれたのはあなたなのに。私をおいて行っちゃうの?」
私の胸の奥がきゅっと掴まれるかのようだった。
自然に視線が下を向く。その時
「ごめん!」
そう言って抱きしめられた。
温かい友人の体温に思わず涙が溢れる。
「そうだよね! 何言ってんだろ、私! 全く、だめだなぁ〜……。友達失格だなぁ……」
友人は抱きしめる力を強めた。
「私もあなたがいたから生きられているから。あなたも私より絶対先に死なないでよ?」

6/20/2023, 2:06:50 PM

私は忘れない
あなたがいたから私は1人じゃないってことを
あなたがいたから出会えた、その全てのことを
あなたがいたから強くなれたことを
あなたがいたから感じることのできた特別な感情を
あなたがいたから勇気が出たことを
あなたを教えてくれた、この甘く、ほろ苦い恋の味を
あなたとみた数々の景色を
あなたと分け合った、悲しみ、嬉しさ、怒り、楽しさを
あなたと出会えたこの奇跡を消して忘れない
大切な思い出の日々を何気ない日常が特別になっていくことを教えてくれたのは他の誰でもないあなただった

お題[あなたがいたから]
No.41

6/20/2023, 2:06:38 PM

あなたがいたから私は強くなれた。でもあなたはもう私のとなりにはいない。あの日貴方を捕まえておけば良かった。
あの晴れた日貴方は私の前に天使のように降り立った。私はあまりの美しさに驚き腰を抜かした。「大丈夫」声までもが美しく丁寧に手入れされているだろう髪に日が差していた。完全に一目惚れだった。分かっている。私にあの子は釣り合わない。ましてや女同士だ。頭では分かっているけれど恋は恐ろしい。同じ制服に身を包まれている集団がいてもあの子だけは見つけることができてしまう。自然と目で追ってしまう。あの子はとにかくもてる。当たり前だ。こんなに美しい子はまたといない。あの子が告白を断わる度に安心している自分がいる。「安心したって仕方がないのにバカだなぁ私」そんなことを考えていると後ろから醜い声がした。「ねぇ、ジュース買ってきてよ」私は心底うんざりした。あの子を見るのを邪魔された。あの子より何倍も醜い奴らに。それでも小心者の私は従うしかない。こんな私が一番嫌いだ。気付いたらあの子が後ろに立っていた。「自分で買いに行け」変わらず美しい声でそう言った。醜い奴らは悔しそうにどっかに走り去った。そしてあの子は「また会ったね」と言った。私はそれだけで天にも昇る嬉しさを覚えた。あの子がこんな冴えない私を覚えていてくれた。あの子の名前は「天使伊織」と書いて「あまつか いおり」というらしい。やっぱり天使だった。「あなたの名前は?」まさか自分の名前が聞かれるとは思ってもみなかった。「蒼井 桜」です。震え声で名乗った。伊織は私を守ってくれた。何も言い返せない弱い私を近くで見守っててくれた。そんな伊織が一週間学校を休んだ。最初はただの風邪だと思った。でも私は聞いてしまったんだ。伊織の命がもう幾ばくもないことに。私は病院まで全力で走った。病室には顔色の悪い痩せ細った伊織が横たわっていた。私は泣きながら駆け寄った。伊織は私の手を握った。消え入りそうな声で「愛してる」と笑った。もう伊織に命の灯火は残ってなかった。聞けば伊織には居場所がなかった。最後を看取ってくれる人もいない。本当に孤独なのだと。初めて私に会ったとき一目惚れした。私はもうすぐ死ぬからせめて好きな人の近くにいたいと。私は声をあげて泣いた。同時に美しく強かった伊織の分まで強く生きよう。そう心に誓った。

6/20/2023, 1:58:46 PM

少し、話に付き合ってもらうよ。
…ありがとう。ボク、一時期荒れててさ、跡残るまで腕切って、なんでもないことで泣いて…まぁめんどくさかっただろうね。(笑)バレなかったけど。
そんなときさ、ある子が言った言葉で助かった、訳では無いんだけど、あんまり自分を追い詰めなくなったんだよね。その子とはもう6年目かな?嫌な所が見えてきちゃって…全部がそうじゃなくて、好きだとか、おもしろく感じるところもいっぱい増えたんだよ?嫌なところが好きになったりもした。いやー、助けてくれた子に対して性格悪いなー、ボク。あの子が居たから今生きてる、なんて過言じゃないくらいなのに。
あーあ、あの子のお陰で、あの子のせいなんだな。

6/20/2023, 1:58:27 PM

あなたがいたから…

もう人を好きになるなんて無いと思ってたのに…

私が求めていた人が現れるなんて

正直どうして良いのか判らない!

でも、魂は凄く喜んでるのがわかるんです。

御縁が有るのならいつかきっと再会出来ると信じてます。

6/20/2023, 1:55:35 PM

あなたがいるから
あなたがいたから

あなたがいないと

私はこんなにもちっぽけで
なにもない人間なんだと気付かされる

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