あじさい』の作文集

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あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/14/2024, 9:36:11 AM

こどもの頃の6月は
今と比べて、雨が優しかった気がする。

窓を叩く雨音も、
時に、心を落ち着かせてくれる獅子落としのよう。

夕立ちや、通り雨は、
遊びに夢中のこども達へ、
はやく、家に帰るよう促すお母さんのよう。

そんな6月の風景を、
奥ゆかしく、あじさいは眺めていました。

真夏日や、
ゲリラ豪雨は、

正直、
あなたにお似合いとは言えないわね。

6/14/2024, 9:34:06 AM

あじさい

あじさいの花言葉は

嫉妬

雨が降る季節しか咲かない花

晴れた青空に嫉妬している

6/14/2024, 9:33:17 AM

私はあじさいは美味しいと思う
でも自分が食べられるのは嫌だから慎重に生きてきた

だって浮気はされたくないし
だって冷淡だと思われたくないし
だって無情になりたくないし

自分は絶対に食べられない
人の不幸は蜜の味なんて言うけれど確かにその通りだ

私は「あじさい」にはならない


気付かぬうちに私は「あじさい」になっていたみたいだ
こんなことを思うのは高慢だから

6/14/2024, 9:33:10 AM

#あじさい

2年前の旅先で
初めて間近であじさいを見た。
車窓ごしからだったけれども
赤紫、青紫の大輪は、
自然の中のスポットライトの様だった。
失恋直後だっただけに、
私の心に鮮やかに映った。

                ショコラ

6/14/2024, 9:31:01 AM

静謐な石畳に

匂立つ山野に

人の隣に、街角に、この国に

彼女は長く寄り添い

憂鬱と物思いの隣人であり続けた

淡い水彩のグラデーションで

夏を孕んだその身を装い

雨に打たれる人間を

じっと見つめている

水の器よ

雨を纏うその佇まいは

この国の雨季の主

◼️あじさい

6/14/2024, 9:29:53 AM

紫陽花
もう梅雨に入って、ジメジメする。しかも最近は熱い。でも元気に綺麗にさく紫陽花。私はとても好き。
あじさいが、好きなあなたにも、青い紫陽花を送ります。

花言葉...辛抱強い愛情

6/14/2024, 9:29:19 AM

<あじさい>
6月の花と言えばあじさいですね。
色鮮やかに咲くあじさいの何たることか、雨水に濡れるあじさいは景色を映し出し。人はカメラを向ける。

あじさいの花言葉は
「移り気」「浮気」「無常」
色によって花言葉は異なるようで私は‪”‬紫‪”‬‪ ‪”‬白‪”‬の花言葉が好きです。

6/14/2024, 9:28:24 AM

【あじさい】
あじさいのアロマのヘアオイルにしようかと思ったけど、またミズムっていうヘアジェルにしたよ!今回は神様彼氏リリィとミズムオソロ買ったよ。

6/14/2024, 9:26:44 AM

あじさい。
あじさいの季節。
もう6月か。はやいな。
忙しくて、気づいたらもう6月だ。
忙しくて、もう手一杯で。
何もかもが精一杯で。
疲れた。
やることが多くて。
気疲れ。
人に気を使わないといけなくて。
もう、何もかもに疲れてしまった。
死にたい。
誰か助けて。
でも、相談できないし、助けてくれる人なんていない。

6/14/2024, 9:16:49 AM

【あじさい】

 [5/19 恋物語
 [5/26 降り止まない雨
 [5/27 月に願いを
 [5/28 天国と地獄
 [5/30 ごめんね
 [6/5 狭い部屋
 [6/7 最悪
 [6/9 岐路
 [6/10 朝日の温もり
 [6/11 やりたいこと
 [6/13 好き嫌い
           続編

登場人物
 鬼龍院加寿磨
    (きりゅういんかずま)
   ユカリ (母)
    加寿豊(かずとよ 父)
 犬飼藤吉
     (いぬかいとうきち)
 相沢恵子 (あいざわけいこ)
 浜崎杜夫 (はまさきもりお)
 向井秀一(むかいしゅういち)
 桜井華   (さくらいはな)
 高峰桔梗(たかみねききょう) 

 金城小夜子
     (きんじょうさよこ)
   玲央      (れお)
   真央      (まお)
 若宮園子 (わかみやそのこ)
   大吉    (だいきち)
 田中(サイクルショップ店長)

 柳田剛志 (やなぎだたかし)
 横山雅  (よこやまみやび)

ユカリと秀一は高校時代の同級生である。
秀一は頭がズバ抜けてよく、トップの座を独占していた。
そんな秀一にユカリも恋心を抱いたが、内気な性格ゆえ告白することはなかった。
秀一は大学を卒業し、弁護士になり、今では敏腕弁護士として活躍している。
友達を大切にする性格なので、同窓会には必ず出席している。
ユカリは一度も出席したことがなかったが、恵子が秀一に連絡をとり、ユカリが置かれている状況を説明し、助けを求めたのだ。
その後、秀一と警察の手により浜崎杜夫の悪事が明るみになり、逮捕された。
警察の調べによると、ユカリを手に入れるために犬飼鉄工所への発註を妨害し、倒産の危機に落とし入れたのであった。
浜崎が逮捕されたおかげで、今まで通り仕事の依頼が入り、銀行も犬塚鉄工所に同情し融資を申し出てくれたので倒産の危機を免れることができた。
「秀一君、ありがとう。あんな人と結婚しなくて済んで、本当によかったわ」
「ユカリ、この際だから向井君と結婚しちゃったら」
「何言ってんのよ恵子、秀一君の奥さんに怒られるわよ」
「大丈夫、向井君は独身だから」
「えっ、そうなんですか?」
「ずっと仕事に追われてて余裕がなかったんだ、相手もいなかったしね」
「高校の時、ユカリと向井君が結婚すると思ってたんだけどな」
「ちょっと、やめてよ恵子」
その後、恵子の後押しが功を奏し、紫陽花の咲く6月に結婚することになった。

一方、小夜子の方は。

新学期が始まり、小夜子は若宮サイクルとサイクルショップ田中の仕事をしながら夜学に通うようになった。
サイクルショップ田中2号店は9月オープンに決まった。
玲央と真央は揃って小学1年生になった。
母はパートをひとつ減らし家事をして、祖母の負担を減らしている。
夜逃げ同然で祖母の家へ越してきた時はどんな地獄が待っているのか想像すくのも怖かったが、園子さんに会ったことで私の人生は上昇気流に乗ったのだ。
お母さんの笑顔も増えてきた。
お金を返し終えるまでは気が抜けないがこの調子ならば問題ない。

「「ただいま」」玲央と真央が小学校から帰ってきた。
「おかえりなさい、学校は楽しいかい?」
「「うん、すっごく楽しいよ」」
「玲央と真央が笑ってると、おばあちゃんも嬉しいよ」
「それでね」
「お友達」
「「連れてきたの」」
さすが双子だけあって息の合った掛け合いである。
「初めまして、柳田剛志です」
「こんにちは、横山雅です」
「こんにちは、ちゃんとご挨拶ができて偉いわね。これからも仲良くしてあげてね」
「「じゃあ、何して遊ぶ?」」
「まずは、宿題をやりましょう」
「そして、復習と予習もしましょうね」
「「えー、勉強するのー」」
「みんなですれば、楽しいわよ」
玲央と真央は、渋々宿題をしだした。
4人のなかで剛志が1番頭がよく、雅は飲み込みが早く教え上手でもあった。
こうして4人は硬い絆で結ばれていくのであった。
梅雨を告げる紫陽花が見頃の出来事であった。

           つづく

6/14/2024, 9:12:36 AM

あじさい
この時期に見るあじさいはとても綺麗だと感じる

雨が降っている時も、雨上がりの時も

6/14/2024, 9:11:37 AM

ふん
移り気 浮気 か
随分と勝手な印象だ
土の性質によって
花の色が変わるというのに
人間というやつは
一方的な思い込みで
言の葉を花に与える

昔 ある先生がそう嘆いていたのを
ビニール傘越しに咲いている
こいつを見て思い出した

こいつは知らぬ存ぜぬで
ピンク 青 白と
好きに咲いている

そんなこいつが
自分が好きだ

【あじさい】

6/14/2024, 9:11:06 AM

趣味のイラストを描くことに行き詰まり、私は手を止めた。腕を伸ばし、そのあとにほぼ無意識でため息をついた。
私の目の前にはいま、絵を描く用のタブレット、その先に大きな窓がある。今日の天気は雨。ちゃんと閉まっていないレースカーテンの隙間から、ジメジメとした景色が見えた。
そんな不安定な1日が今日も始まっていた。まあ、なんとかバイトを掛け持ちして食い繋いでいる私には、日常茶飯事だけど。

6/14/2024, 9:07:34 AM

「好き嫌い」「あじさい」6/12、6/13

入力した内容が消えてしまったから書き直したよ!!!
これ書くの何回目だろうね!!!泣きそう……( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
まあいっか!!!

+゚*。:゚+.゚*。:゚+.゚*。:゚+.゚*。:゚+.゚*。:゚+ 

最近、あいつの様子が変だ。
なんていうか、落ち着きがない……これはいつものことだな……とにかく不安そうというか。

何にも言わないが、おそらく何かあったに違いない。

こういう時、自分は何ができるんだろう。
……いや、迂闊に変なことすると心配してるのがバレそうか。

とりあえず、いつも通り振る舞おう。

「おはようニンゲンくん!!!朝なのに暑いね!!!」
あぁ、おはよう。

「今日はだし巻きサンドを作ってみたよ!!!」
そういや昨日テレビでやってたっけ。
いただきます───ジャリッ?!

うわっ、デカめの殻が入ってた!
作ってもらいながら文句は言いたくないけど……あんたがこんなミスするなんて珍しいな。

「……あ、あぁ、それねえ〜!!!キミちょっとカルシウムが足りてなさそうだったからタマゴの殻を入れてみたんだよ〜!!!」

……?
「好き嫌いはよくないよ!!!ちゃんと食べたまえよ〜!!!」
流石に無理があるだろ。

全く、最近どうしたんだよ?なんかずっと変だぞ?
「ん???……ぁ、いや〜?!!なんでもないが?!!」
……隠し事が下手すぎる。

「それはそうと!!!ちょっと前に雑誌で見たコレ!!!ボクも食べてみたいのだよ!!!お家で作れる『あじさいパフェ』!!!材料は揃っているからキミもどうだい?!!」

……完全にはぐらかされた。
まあでもこいつの気分転換になればいいかな。
「わーい!!!」

「作り方はカンタン!!!バタフライピー、それからぶどうジュースをゼラチンに混ぜて!!!固まるまで待つ!!!」
「そして固まったものがこちらでございます!!!」

「それから!!!固まったゼリーを細かく刻んで!!!」
「あとは好きに盛り付けてくれたまえ!!!」
急にこっちに投げるな。

「ほら!!!色々取り揃えているよ!!!氷を削ってかき氷にもできるし!!!ソーダを加えればあじさいポンチも作れる!!!」
なるほど。色々作りようがあるってことか。

「その通り!!!好きなものを試すといい!!!」
それじゃあ……最近何があったんだ?
「そうそう!!!……うわあ唐突にフェイントかけてくるね。」

「機密事項に触れることだからね……。信頼しているとはいえ助手のキミにもちょっとお話はできないなぁ……。」

……相当動揺してるな。少し前逮捕状が出されてからなにかあったってことは分かったが、話せないほどの事が起こったとは思ってもみなかった。

でも、だからと言ってだな。
「ん???」
流石に紙皿を食うのはやめろ。

「これはあああれだよ『肉食らえば皿まで』みたいなさあ!!!アレだよ!!!ボクもやってみたくなってね!!!」
おい!ちょっと落ち着けって!!

……これはもはや生活に支障をきたすレベルだ。
どうにかして落ち着かせないと。
何かいい方法はないのか……?

6/14/2024, 8:59:54 AM

題 紫陽花

紫陽花の花が咲いてる。
梅雨のある日。

私はお気に入りの傘をさして、買い物に出ていた。
勉強でなくなったシャーペンの芯を買いにコンビニへ向かっていた。

梅雨の日。
見上げると傘に大粒の雨がパラパラと弾けて、細かい水滴になって流れている。

綺麗だ。透明な雫がポタポタと傘の端から流れ落ちていく。

私はふと、道の横に咲いている紫陽花を見つめた。

紫陽花の花は、青と白と紫が混じっているような、淡く、綺麗な色だった。葉っぱの色が鮮やかな緑で、その分花の色が映えている気がする。

緑の葉っぱの上にはカタツムリが這ってて、私は微笑んだ。

カタツムリ可愛いな。

小さな身体で一生懸命葉っぱを渡っている。

紫陽花とカタツムリって相性バッチリな気がする。
そして、その側には赤い傘をさした私がいる。

私もその梅雨の景色の相性にはまってるのかな。

私はそんなことを気にしながら、優しい気持ちで紫陽花とカタツムリをしばらく見つめていたんだ。

6/14/2024, 8:58:53 AM

あじさいが好きな花だという自覚はなかったが、画像フォルダを見返すとほぼ毎年あじさいを撮っている。
 薄青、ピンク、白、青紫、赤紫、花の中のグラデーションの美しさを見ると、つい撮りたくなってしまう。
 どうやら私はあじさいが好きらしい。

 子どもの頃、あじさいは敷地内に植えてはならないと聞いた。理由は色が変わるから(移ろいやすい)縁起が悪いというものだった。
 調べてみると寺に多く植えられていて死を連想するから、など諸説あるようだ。
 あじさいには毒があるので事故を防ぐため庭に植えなくなったという理由が、もっとも説得力がある。

 あじさいは縁起が悪い花と記憶に刷り込まれたせいか、自分の中でイメージが下がり、好きだと気づくまで時間がかかったようだ。
 今年ももう2回ほど撮っている。
 例年なら梅雨に入っているはずだが、今年は遅れているので、青空の下のあじさいだ。

 しばらく書かない間に気づけば6月。単調な生活に変化があった。
 変化といってもあじさいのような美しい移ろいではなく、ドタバタしている。
 まだまだ余裕はないが、ここかどこかで書くことは細々と続けたいと思っている。
 あじさいが好きだと気づいたように、書くことは苦手だけどやめたくないと気づいたので。


『あじさい』

6/14/2024, 8:58:37 AM

それはちょうど朝の日課を済ませた時だった。


“キュルル...ピィーッピィーッ!!”


と、不意にフクロウの鳴き声が部屋の中に飛び込んできたのである。
声の主へと目を向けると、幼馴染の相棒である小さなフクロウが何やらプレゼントを運んでやってきたところだった。

「やぁ、今日も元気いっぱいだね。いつもありがとう。」

プレゼントを受け取って頭をそっと撫でてやると
目を細めた小さな配達員は誇らしげにピィ!と鳴いて、主である彼女の元へとまた飛び立って行った。


...さて、中身は何だろうかとプレゼントを開く。
真っ先に目に飛び込んできたのは鮮やかなオレンジ色の花だった。

「!これは...」

僕はこれを知っている。なんせ自分も最近その種を買って、ひっそりと育てていたのだから。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「どうして?今はまだ買えないって事?」
「僕達のスキルが足りない...のかな?」
「えぇ、魔法使い様の植物の育て方が今よりも更に上達されましたら販売致します。」

そう言って植物店のしもべ妖精に幼馴染と二人して門前払いされたのは少し前の出来事。
それからというもの、僕らは毎日色んな植物の育て方を研究し、沢山時間をかけて数え切れないほどの植物を実際に収穫してきた。
そうしてようやくこの間、僕はその花の種を買う事を認められたのである。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


箱の中からフラワーアレジメントをそっと取り出す。
一際大きいオレンジ色の“それ”はマグルの世界ではあまり見かけない色だったが魔法界では珍しく無いらしい。
まるで小さな太陽みたいだな、と思うと同時にふと元気いっぱいで明るい幼馴染の笑顔が思い浮かんだ。


『いつか、“あじさい”の花を送り合おうね。』


種が買えなかったあの日に交わした約束を覚えていてくれた事にじんわりと胸が暖かくなる。
もう少し近くで見ようと花瓶を持ち上げると間に挟んであったのであろうメッセージカードがひらりと落ちた。

“これからも夢と魔法の毎日を送れますように”

拾い上げたメッセージカードとフラワーアレジメントを見比べて自然と口角が上がるのを感じた。
なるほど、それならこの花瓶は一番よく見える場所に置こう。
そして返事は......もう決まってる。

少し浮き足立った気持ちを抑えるように僕はフラワーアレジメントを作るべく足早に植物店へと向かったのだった。



#あじさい HPMA side. S

6/14/2024, 8:56:34 AM

今の時期は梅雨。今年は異常気象で例年よりも遅れている。「雨で嫌だ」「ジメジメしているから嫌い」などのマイナスなイメージを持つ人は多いと思う。しかし、それだけでないと自分は思う。
梅雨の時期で自分が好きなのは、雨の匂い。特に夜は暗いので、匂いに意識が集中する。夜の寂しいような雰囲気を、しっとりとした雨の匂いが包んでくれる。それが心地良いと思う。

【お題:あじさい】

6/14/2024, 8:55:02 AM

『あじさい』

あ したの

じ ぶんに

さ さげたい

い のり───

6/14/2024, 8:51:21 AM

その人はいつも雨を楽しみにしていた。僕からすれば、濡れるわ湿気で髪は酷いわ頭痛がするわで嫌なことなんて一つもないのに。
「雨の音が好き。匂いも雨空も」
という、全く共感できないことを言ったのだ。何を持ってそんなふうに思えるのか。彼女の思考回路は分からない。もともと頭のいい人だとは思っていたけど、失礼ながらその部分には尊敬の気持ちが生まれなくて。ふぅん、という気持ちで聞き流していた。
「あとあれ」
窓の外を指差す彼女につられ僕も同じ方向を見る。校庭のそばには紫陽花が咲いていた。
「紫陽花?」
「うん、雨の日だと一層綺麗に見えない?」
「まあ、そうかもだけど」
梅雨時の代表的な花だから雨と相性がいいんだろうな。紫陽花と一言で言っても最近は品種改良が進んでいるせいか、様々な色形のものがある。僕の知ってる、ちょっと青みがかった紫の紫陽花ももちろん校庭に咲いていた。でもそれ以外に、ピンクだったり白だったり、ちょっと変わったグラデーションのものもある。不思議なもので、彼女と並んで見ていると雨なんかどうでもよくなっていた、紫陽花を引き立たせるために降っているんだと思うと、そこまで厄介なものじゃないかもしれない。
「紫陽花の花言葉って知ってる?」
「全く」
「ふふふ」
教えてくれないのかよ。彼女は含み笑いを僕に見せ、また窓の向こうへと視線を飛ばした。
そろそろ関東は梅雨入りだ。雨続きの毎日が続くのだろう。でもこんなふうに彼女がご機嫌になるなら、期間限定で、普段よりも雨の煩わしさを感じないかもしれないな。

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