あじさいが好きな花だという自覚はなかったが、画像フォルダを見返すとほぼ毎年あじさいを撮っている。
薄青、ピンク、白、青紫、赤紫、花の中のグラデーションの美しさを見ると、つい撮りたくなってしまう。
どうやら私はあじさいが好きらしい。
子どもの頃、あじさいは敷地内に植えてはならないと聞いた。理由は色が変わるから(移ろいやすい)縁起が悪いというものだった。
調べてみると寺に多く植えられていて死を連想するから、など諸説あるようだ。
あじさいには毒があるので事故を防ぐため庭に植えなくなったという理由が、もっとも説得力がある。
あじさいは縁起が悪い花と記憶に刷り込まれたせいか、自分の中でイメージが下がり、好きだと気づくまで時間がかかったようだ。
今年ももう2回ほど撮っている。
例年なら梅雨に入っているはずだが、今年は遅れているので、青空の下のあじさいだ。
しばらく書かない間に気づけば6月。単調な生活に変化があった。
変化といってもあじさいのような美しい移ろいではなく、ドタバタしている。
まだまだ余裕はないが、ここかどこかで書くことは細々と続けたいと思っている。
あじさいが好きだと気づいたように、書くことは苦手だけどやめたくないと気づいたので。
『あじさい』
6/14/2024, 8:58:53 AM