徒花

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12/24/2022, 9:04:28 PM

「イブの夜」

夢と現実狭間に居る日

何も知らない無垢な子供にとっては夢のよう

様々な物事を知ってしまった大人にとっては現実の中の浮きだった日という所だろうか。

いつもより少し豪華な食事を食べて
ケーキや、ワイン、ビールやシャンパンといった大人な物を嗜んで少し特別な日を過ごすのだろうか。

中にはいつもと何ら代わりのない生活を送っている人だっている。

そんな夢と現実が交錯している日。

突然だが今日、夜更かししている人は大人か、現実に足を踏み入れてしまった人だと思う。

何故かって?

それは勿論、今日はどこの誰とも知らない正体不明の人なのに子供たちにとても好かれている人が、夢を届けてくれる日だからさ。

しかもその人は早く寝ないと来てくれないらしい。

つまり私のところには来ないということだ。

別に来ないからどうということは無いがただ何となく、悲しいなと感じた。

非現実的なものなど存在しないと言われている気がして。

明日(今日)の朝は数々の家庭にプレゼントが置いてある事だろう。

それは様々な人が苦労した末に届けられる
子供の夢を大人は守っている。
それに意味はないのかもしれない。
守っても、いずれ知られること。
それでも子供の頃くらいは夢を信じさせてあげたい。
せめて何も知らないうちは夢を見させてあげたい。

だからその夢が出来るだけ長く続くように
物語をつくりつづけるよ。

Merry Christmas

12/23/2022, 4:56:33 PM

「プレゼント」

いつからか届かなくなったプレゼント

小さい頃はあんなに貰っていたのに

今ではすっかりなりを潜めている

誰からも貰えないプレゼント

誰からも貰えない贈り物

沢山の物、小さい頃はあんなに貰えたのに

今では何も手元にやってこない

物、はやってこない。

形のあるものは貰えなくなった。

その代わり、沢山の想いを気持ちを貰えた

形には見えない暖かいものを沢山注いでくれた

その幸せに気づける年になったよ。

形のあるものばかりがプレゼントじゃない。

貴方の心が、想いが私にとって大きなプレゼント

貴方という存在が私にとって最高級の贈り物

貴方の様々な姿を見ることが出来て。

貴方の心が私だけに向けられたものでないとしても

貴方と共に居ることが許されなくても

貴方と口を交わすことも、やり取りをすることさえ出来なくても

遠くで見ているだけでも、私はあなたが好きです。

叶わないと分かっていて恋に落ちた初恋の人。

あれから、ずっと大好きです。

貴方は私の光です。

貴方の姿を遠くからでも見ることができて嬉しいです。

でも、欲が出ない訳じゃないんです。

恋人でなくても、友達でも構わないから、あなたの傍で笑い合いたい。

貴方と一緒に居られたら。話せたら。

境界線を、越えられない壁を越えられたらいいのに。

そんな欲が出てしまいます。

いけませんね、これ以上プレゼントを貰いたいなんて私は傲慢です。

私はあの冬の日、貴方に出会うという大きなプレゼントを貰ってしまったのですから。

それが、どれだけ遠くからだったとしても 。

12/19/2022, 6:35:04 PM

「寂しさ」

ずっと前から1人なのに、この孤独感は消えてくれない。

みんなの楽しそうな姿を見ると胸が締め付けられる。

みんなが楽しそうに話す中、私は1人。

みんながワイワイ集まる中、私は1人。

みんながチラチラと見ながらクスクス笑う先には、私が1人いるだけ。

私はあの場所が嫌いだ。

あそこは私を孤独にさせる。

あの場所は私に孤独を突きつける。

何かとグループやペアを作る機会がある。
その度に私は行き場を失う。
みんながワイワイと集まる中、私はどこにも行く場所がない。
ただその場に立ち尽くすしか出来なかった。
そして余ったところに入れられる。
あの瞬間が嫌だった。私を見るみんなの表情が態度が言葉が更に私を追い詰める。

誰からも必要とされず、どこにも行き場のない、おじゃま虫。

それなのに、どこかに入らなければならない。
嫌われても、避けられても、求められてなくても、そこに居る限りどこかに入らなければならないあの時間が嫌だった。

呼吸もしずらくなるほどに、辛くて、苦しかった。
寂しさも勿論あった。いつも1人で、一緒に帰る人も、休み時間に話す友達も、ご飯を共にする人も居ない。
周りをみると余計に寂しさや辛さを感じた。

だから、空想で埋めた。
傷跡を覆い隠すように、甘くて優しい夢をみた。

それで寂しさや、苦しさ、辛さが消える訳じゃない、ただ気を紛らわせるだけ。
現実から目を背けても、すぐに現実に引き戻される。
それでも一時、一瞬でも夢を見ていたい。

1人は寂しい。でも空想の世界では1人じゃない。
優しい人に囲まれて、沢山の友達と笑いあって
遊びに行ったり、お泊まりしたり、沢山色んな話をしたり。
したいこと、やりたいこと全部、ここでしか叶えられないから。

それでも所詮は空想。

目を開けてしまえば1人ぼっち。

12/19/2022, 9:50:07 AM

「冬は一緒に」

雪が降ったら、友達と雪遊びをしたいな。

クリスマスにはクリスマスパーティを開いて友達とプレゼント交換をしたいな。
美味しいチキンやシャンメリーを飲みたいな。

大晦日には年越しそばを食べたり、初詣に行きたいな。
それで夜遅くまで起きてお菓子を食べたりゲームをしたり、友達とお話したり。

元日には一緒に福袋を買って、おせちを食べて。
お餅でおしるこや、お雑煮を食べたいな。

あれもいいな、これもいいな。
冬は楽しいことがいっぱいで…いっぱいで…
したいこと全部に誰かと一緒にという言葉が付く

冬は一見、行事も沢山あって楽しいことで溢れてるように見えるけど、そのどれもが誰かと一緒にしてこそ楽しい行事ばかりで、1人ではとても楽しめそうにない。

1人では悲しいだけだ、切ないだけだ。
冬の寒さがまるで、心まで凍らせていくように
夢から現実に引き戻される。

誰かと一緒に楽しむなんて空想の世界だけだ。
雪遊びも、クリスマス会も、年越しも、賑やかで楽しいのは全部空想の中だけ。

周りが楽しそうに会話を弾ませるなか、私はポツンとしている。

同じ冬を過ごしているはずなのに、冬を共に過ごす仲間がいるのといないのでは、こんなにも違う。

できるのはただ楽しい夢を見ることだけ。
楽しくて、優しくて、暖かい一時の夢。

空想の世界だけは誰も私をいじめないし、笑うことも、仲間はずれにすることも無い。
みんな仲良くて、優しくて、暖かいそんな空想をする。

痛みを隠したくて、悲しさを紛らわせたくて
現実から目を背けたくて空想する。
そうでもしないと、この冬を越せそうにないから

12/17/2022, 6:23:41 PM

「とりとめもない話」

一人語りをしましょうか。
私の愚痴を読んでくれますか。

私は1人で溜め込んでしまいがちで、
いつも何かしら悩んでいます。

誰にも相談できなくて、誰も気づいてくれなくて
いつも孤独と戦っています。

いつも1人、心の中は冷えきって、未来は霞んで。

少しづつ、自分の何かが壊れていくよう。

あそこに行く度、自分の嫌いな所が浮きだって、傷つけられ。笑われる。

あそこに通う度、思う。

私は何のためにこんな思いをしているのだろう。

私はなにゆえ傷つけられるのだろう。

私はなぜ笑われるのだろう。

私はなぜ避けられるのだろう。

何もしてないのに、何も言ってないのに。

ただそこにいるだけなのに。

ただ友達がほしいだけなのに。

ただ普通になりたいだけなのに。

どうして私はこうなってしまったのでしょう。

私は自分自身が醜い。嫌い。

自分だけは好きになれない。

皆に忌み嫌われる私が、避けられる私が、
笑われ、蔑まれ、見捨てられる私が嫌いです。

何を頑張っても変われない。
何をしても変わらない。

何かを求めても返ってこない。
それならもう何も望まない。

何も成し遂げられず、努力も虚しく、
今、何処を歩いているかも分からない。
何処に向かっているのかも。

開いている鳥籠から出られない弱った小鳥。

助かる道があっても、レールから外れるのが怖い

だから今はただ朽ちゆくを待つのみなのです。


きっと、これも他人にとっては、
とりとめのない話の1つですよね。

片手間に読む、他人不幸な話の1つ。
もう、それでもいいんです。
誰かに知って欲しい、その我儘が叶ったなら。

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