徒花

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「プレゼント」

いつからか届かなくなったプレゼント

小さい頃はあんなに貰っていたのに

今ではすっかりなりを潜めている

誰からも貰えないプレゼント

誰からも貰えない贈り物

沢山の物、小さい頃はあんなに貰えたのに

今では何も手元にやってこない

物、はやってこない。

形のあるものは貰えなくなった。

その代わり、沢山の想いを気持ちを貰えた

形には見えない暖かいものを沢山注いでくれた

その幸せに気づける年になったよ。

形のあるものばかりがプレゼントじゃない。

貴方の心が、想いが私にとって大きなプレゼント

貴方という存在が私にとって最高級の贈り物

貴方の様々な姿を見ることが出来て。

貴方の心が私だけに向けられたものでないとしても

貴方と共に居ることが許されなくても

貴方と口を交わすことも、やり取りをすることさえ出来なくても

遠くで見ているだけでも、私はあなたが好きです。

叶わないと分かっていて恋に落ちた初恋の人。

あれから、ずっと大好きです。

貴方は私の光です。

貴方の姿を遠くからでも見ることができて嬉しいです。

でも、欲が出ない訳じゃないんです。

恋人でなくても、友達でも構わないから、あなたの傍で笑い合いたい。

貴方と一緒に居られたら。話せたら。

境界線を、越えられない壁を越えられたらいいのに。

そんな欲が出てしまいます。

いけませんね、これ以上プレゼントを貰いたいなんて私は傲慢です。

私はあの冬の日、貴方に出会うという大きなプレゼントを貰ってしまったのですから。

それが、どれだけ遠くからだったとしても 。

12/23/2022, 4:56:33 PM