かたいなか

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8/18/2023, 3:23:14 AM

「自分の執筆スタイルは、そうそう簡単に変えられねぇし、こだわりも捨てられねぇわな」
食わなけりゃ脂肪だって捨てられる筈なのに、なんで俺のコレは、いつまでも捨てられねぇんだろう。某所在住物書きは己の腹のプニプニをつまみながら、プルプル揺らした。
「昔っから日常ネタが比較的得意だったし。書き終わったら音読で誤字脱字等々チェックするし。
文章は会話文が多くて、たまに過去投稿分のどこかと繋がるカンジのハナシを書くし。なによりその『昔書いたもの』を女々しく後生大事に保存してるし」
捨てられねぇものを捨てる方法って、何だろな。心を鬼にでもすんのかな。
たぷたぷたぷ。物書きは文章の話題ともダイエットのそれとも知れぬ呟きを吐き、スマホをいじる。

――――――

「良いなぁ。イ〜イ〜なぁー」
「何が」
「私もお土産にスイカとメロン欲しい。茹でモロコシ食べたい。公園で夜ピクして夏野菜三昧したい。先輩今週の土日で里帰りして私も連れてって」
「お前には実家から届く野菜だの何だの、毎年シェアしてやっているだろう」

「先輩の故郷で食べたいの」
「切符を買え。一人で行ってこい」

8月もようやく後半戦。
私の職場では、早速先週の3連休でコロナ貰ってきた人が、あっちの部署で4人、そっちの部署で5人6人してて、相変わらずリモートワークの奨励と感染予防対策の徹底がアナウンスされてる。
万が一のことを考えてって、雪国の田舎出身っていう私の先輩は、今年も帰省しなかったらしい。

「最後に里帰りしたのいつ?」って聞いたら、それはコロナ禍前の2019年。
隣部署の宇曽野主任と一緒に、静かな田舎でトウモロコシ食べたり、スイカを土産にお貰ったりしたとか。
うらやましい(露骨)
私もデカい公園貸し切ってピクニックしたい。
非常にうらやましい(大事二度宣言)

「そういえば、先輩がリモートワークで在宅してる間に、ちょっと小耳に挟んだの」
さて。週末金曜、コロナ感染者ちょこちょこ続出中な職場のお昼休みは、いつかの第8波のピーク時の頃程度に少し静かだ。
「例の常識も融通も利かない、正論ばっかりの中途採用君いるじゃん。上司との情報共有不足で、危なくデカいミスするとこだったって」

「『デカいミス』?」

「捨てられない契約書あるじゃん。金庫室保管で、いつまでも捨てちゃいけない方の契約書」
いつものテーブルで、いつも通りお弁当広げてコーヒー置いて。ちょっといつもよりデシベル低い休憩室でランチ。
「アレをね、『契約から◯年経過した契約書をファイルから抜け』って指示されて、『抜いちゃいけない契約書』のこと教えて貰ってなかったらしくて」
「『捨てられないもの』を『捨てた』?」
「捨てる直前で例のオツボネ元係長が気付いたの」
誰が観てるとも知らないテレビモニターの、ニュースと雑談をBGMに、今日も今日とて他愛もない雑談。
近くのテーブルに座ってる別部署さんが、私の話に思うところがあったみたいで、背中は向けてるけど「そうそう」って小さく何度か頷いてる。

「責任は誰が?」
「中途採用君。『教えて貰ってなかった例外』に、気付くことができませんでしたってことで」
「相変わらず理不尽なことだな」
「それで中途採用君今ドチャクソ荒れてるらしいよ」
「はぁ」

情報共有と例外伝達、大事だね。
ふたりしてため息吐いて、他部署のミスの話は、それでおしまい。
私達は目の前のお弁当をツンツンしてもぐもぐする、幸せな作業に戻った。

8/16/2023, 10:36:13 PM

「『書き終わったら面倒でも声に出して読め』が、俺の卒論の先生の言いつけだったわ」
題目配信翌日の朝ようやく整った短文の、誤字を直しながら某所在住物書きが呟いた。
「俺に限ったハナシかもしれんが、意外と黙読じゃ、誤字脱字等々読み飛ばしちまうのよ。先生のおかげで昔、一度だけ校正の仕事貰ったことあるわ」
それが俺の「誇らしい」かな。物書きは回想する。

「で。……今日もこのバチクソ手強いお題か」

――――――

8月14日投稿分から続く、2019年のお盆のおはなしも、今日でようやく最終話。
雪国の田舎出身という捻くれ者、藤森の里帰りに、「雪国の夏を見てみたい」と、都会育ちの親友宇曽野が、無理矢理くっついてゆきました。

最終日3日目の夕暮れ時、東京へ帰るその前に、
藤森は藤森自身の旧姓の、つまり実家の名字である「附子山」の、由来であるところの山へ、唯一の親友である宇曽野を案内しました。
未婚の藤森に旧姓がある理由は、7月20日投稿分の過去作参照なのですが、要するに色々あったのです。いわゆる諸事情というやつです。

「四代藩主が統治していた頃だそうだ」
アスファルト舗装された山道を、藤森は実家に伝わる昔話をしながら、軽自動車でスイスイ登ります。
「民情視察のため、まだ村だったこの地を訪れた藩主が、視察を終えて帰る前に体調を崩してしまった。
藩主の不調を漢方薬の附子で癒やしたのが、村の医者をしていた私の先祖だったらしい」

助手席の宇曽野は花より団子。
「帰りの道中で食べなさい」と渡された茹でモロコシをガリガリしながら、
木漏れ日溢れる道路を、ちらり咲き覗く花々を、草むらの中で昼寝中らしい子狐を、見つめています。

「金銀錦の褒美を辞退した謙虚な医者に、藩主は深く感心して、かわりに薬草豊かな小さい山と、『附子山』の名字を与えた。――それが、私の『旧姓』のルーツ、ということになっている」
真偽は不明だがな。藤森はポツリ付け足しました。

「誇らしそうにしてる」
「『誇らしそう』?私が?何故?」
「お前は素直で正直だから分かりやすい」
「回答になってない」

車を停めて、エンジンをきって、降りた場所は開拓され開けた小さなハーブ畑。
「俺に見せたかったのはコレか?」
誇り高い「騎士道」の花言葉を持つ、白花のトリカブトと、厭世家な「人間嫌い」の紫のトリカブトを、そのツボミを、宇曽野が見つけて聞きました。
「まさか」
返す藤森はニヨリいたずら顔。
畑の大きなミカン科の木から、なにやら小さい緑の実を十粒収穫して、ペットボトルの水で洗って、
「コレだ」
問答無用で、宇曽野の口の中にダイレクトアタック。

「?」
なんだこれ。鼻を突き抜ける柚子か酸っぱいミカンのような、シトラスの香りを感じながら、カリカリ粒を噛み砕く宇曽野。
藤森の意図を勘繰り、数秒首を傾けていたところ、
「……、……ッ!……ア……!」
突然、唇がピリピリ、舌がヒリヒリ、唾液がドンドン溢れてきて、痺れる強烈な「何か」を感じました。

「ふじもり、きさま、あぁくそっ!」
藤森から水を引ったくり、口の中をすすぐ宇曽野。
藤森は、それはそれはイイ笑顔で、例の小さな緑を、未熟な実山椒を、プラプラ宇曽野に見せました。

そりゃ山椒の実を生で十粒も食ったら舌と唇が無事数分敗北するのです(よい子は程々にしましょう)

「はははっ、辛いだろう!つらいだろう!私の冷蔵庫のプリンを毎度毎度勝手に食う罰だ!」
「にしても程度があるだろう、程度が!」
「程度?そうか、足りなかったか!」
「ちきしょう、お前も食え!食っちまえ!」
「ハハハハハ!はは……、ぁっ、……が……!!」

ひとしきりポコポコ暴れてヒリヒリ舌と唇を痺れさせて、水を分け合って。藤森と宇曽野は仲良しこよし、お土産の茹でモロコシでガリガリ口直しをしてから、東京行きの新幹線で、帰ってゆきましたとさ。
おしまい、おしまい。

8/16/2023, 1:01:47 AM

「夜の海の、砂浜に打ち上がって光るのはホタルイカ、砂浜から海に旅立つのがウミガメ、釣りをするのが夜釣り、あと多分海上花火大会……」
どれも実物見たことねぇし、やったこともねぇ。某所在住物書きは今回配信の題目に、ため息ひとつ吐いて天井を見上げた。
相変わらずのエモネタ。物書きの不得意としている出題傾向であった。
「アレか?夜の海辺で誰かと誰かでも告白させる?俺の投稿スタイル、続き物風の日常ネタと不思議な狐の童話風だから難しいが?」
どうせ次回も手強いお題なんだろうな。こうなったら次回もお盆ネタに逃げようかな。
物書きは再度息を吐き――

――――――

前々回から続いている2019年のお盆のおはなし、そろそろ終わりの第3弾。
雪国の田舎出身という捻くれ者、藤森の里帰りに、「雪国の夏を見てみたい」と、都会育ちの親友宇曽野が、無理矢理くっついてゆきました。

1日目はひたすら青空の下、田園を駆け抜けました。
2日目は北国の「夏の朝」に驚きつつ、貸し切りの自然公園を堪能しました。
田舎クォンティティな農家の恵みたっぷりディナーを胃袋におさめ、デザートはこれまた田舎サイズなスイカが堂々登場。
『買うものではない。ご近所親戚から貰うもの、ご近所親戚に配るものである』
顔色変えず、眉動かさず。土産にしれっと積まれた大玉小玉色違いの、都内価格やハウマッチ。

ポンポンポン、ポンポンポン。
増える食材の種類と量を見つめる宇曽野の目は、完全に、宇宙猫のそれでした。
そんな、宇宙猫的2日目の夜。

「嫁と娘に、とんでもない土産ができた」
「当分スイカとメロンと夏野菜には困らないだろう」
「なんだあの量」
「普通だ」
「『アレ』が『普通』であってたまるか」

「お土産」詰めた段ボール箱を、隣の隣の隣の地区の宅配営業所に持ち込み、先に東京へ送ってもらって、
その帰り、藤森と宇曽野は町をまたいで寄り道して、波立つそこそこの大きさの汽水湖で、階段に腰掛け遠くを見つめておりました。
藤森の故郷と同程度の田舎なそこは、周囲に他人も無く、近くに明かりも見えず、
とぱん、たぱん、どぱん、だぱん。
海同様、浜に寄せる水の形が、暗闇に慣れた目に見えるばかり。
風と波の音だけ届くそこは、ただただ、静かでした。

「真っ暗だ」
宇曽野が近くの石を、波の向こうへ、ポチャン。
ひとつ拾って投げて、言いました。
「人の明かりが、あんなに遠い。星がこんなに多い」

「1人になりたいとき、来ていた場所のひとつさ」
藤森も面白がって石をひとつ、ポチャン。
宇曽野より遠くを目指して投げました。
「公園の夜の吊り橋、父の畑近くの農道、貸し切り状態の遊歩道、『附子山』、それからここ。警察も不審者も来ないから、心置きなくボーっとできる」

「贅沢なことだな」
「贅沢?何も無い場所で時間を無駄にするのが?」
「俺は有意義だと思う」

「はいはいウソ野ジョーク」
「事実だ」

星を見て、石投げ大会をして、何でもない話をして。宇曽野が飽きたらハイおしまい。
近くにコンビニも24時間営業店も無いので、自販機探してジュースを買って、それを飲みながら帰路につく宇曽野と藤森。
ふたりは次の日、3日目の夕方に東京へ帰ります。

8/15/2023, 1:07:16 AM

「アレか。8月はエモいお題強化月間か何かか。『自転車』で何書けって……?」
今日配信のお題、随分手強い。
スマホの通知画面にうんうん悩み、時に苦し紛れを書き時に開き直ったエモネタを投稿して、かれこれ10連敗。そろそろ「こういうので良いんだよ。こういうので」的な題目と出会いたい某所在住物書きである。
「まぁ、少なくとも強風防風、大雨の中のチャリは、確実に怖いわな」
そういや皆、雨降ってるときの自転車、傘とかレインコートとか濡れの対策はどうやってんだろう。物書きはふと降雨時および強風時の自転車ライフハックが気になり、良いアイデアが落ちてやしないかと、他者の投稿分を漁り始めた。

――――――

「……朝がさむい」
「否定はしない。最低気温、20℃未満らしい」
「なぜだ。8月だぞ。8月なのに、朝が、さむい。毛布があたたかい」

「宇曽野」
「なんだ」
「ようこそ北国へ」
「はやくその茶よこせ」

コロナ禍突入直前。2019年のお盆のおはなし、まさかまさかの第2弾。
雪国の田舎出身という捻くれ者、藤森の里帰りに、「雪国の夏を見てみたい」と、都会育ちの親友宇曽野が、無理矢理くっついてゆきました。
1日目はひたすら田園を駆け回り、青空の広さを見渡し、沈む夕日を2ヶ月分見つめて、夕冷えの寒さに無条件撤退しました。

「さむい」
「さっき聞いた」
「茶がうまい。あたたかい」
「そりゃどうも」

そんなこんなで藤森の実家に宿泊中の宇曽野です。
東京のそれより5℃6℃低い、朝の寒さにたまらず起きて、毛布をよこせの救助要請。
東京と、最高気温の差は縮まっても、最低気温はさすが雪国。熱帯夜よりは良いでしょと、東京の春4月頃の数字をぶつけてきます。
宇曽野は後悔しました。北国に向かう前、藤森は「朝晩肌寒いから上着を一枚持て」と言いました。
んなアホな。宇曽野が持参した着替えは半袖ばかり。

『地元民の忠告は聞きましょう』
宇曽野がこの旅行で得た、一番の教訓でした。

そんな宇曽野、2日目に何をしたかと言いますと、
「……20年ぶりに乗った」
「にじゅうねん?!」
自転車に乗って、手作りサンドイッチと冷茶積んで、ガッツリ虫除けスプレー振って、チリンチリン。
都立滝山自然公園よりちょっとだけ小さい、草花キノコの豊かな最寄りの公園へピクニック。
「冗談だろう藤森、20年自転車に乗ってない?!」
「車社会だからなぁ」
一家に一台どころか、一人一台も過言ではない藤森の故郷。外に人の往来はほぼ無く、道路を行き交うのは自動車ばかり。
徒歩の人混みを気にせず自転車に乗れる。東京では考えられない状況です。

チリンチリン、チリンチリン。安全かつ快適に自転車に乗って、ふたりは完全貸し切り状態の、静かで涼しい公園に到着しました。
「公園が貸し切り!?」
「宇曽野。お前今日は随分驚いてばかりだな」
「何故だ、何故誰もいない?!公園だぞ!」
「公園より隣の隣の隣あたりの地区の、大型ショッピングセンター派なのさ。ゲーセンもあるし、ファストフードもカフェも揃っているから」

「それで貸し切りか?」
「それで貸し切りだ」

散策して、追いかけっこして、水辺でちょっと休んで、生えてるキノコの食える食えないを議論して。
池を見渡す広場を貸し切り、サンドイッチをぱくり。

『東京の価値観が地方にも無条件に当てはまると思ってはいけない』
宇曽野がこの旅行で得た、もうひとつの教訓でした。

8/14/2023, 5:09:25 AM

「寝て起きて、『君の奏でる音楽』のお題でまともに読めるネタが閃けば、書き直すと言ったな。あれは結局無理だった」
まぁ知ってた。某所在住物書きは己の執筆スキルとレベルを再認識し、エモネタの不得意を痛感した。
「で、『心の健康』ねぇ。4月24日か23日あたりに、『今日の心模様』みたいなお題があって、その時もロクなネタが浮かばなかったな」

ガッチガチのエモネタを書こうとすれば厨二チックに羞恥が勝り、ノンエモで挑もうとすればそもそもネタが浮かばない。
さじ加減の、なんと面倒なことか。物書きは大きなため息を吐き、ひとまず今回分をなんとか書き上げた。

――――――

「藤森、ふじもり!これがお前の故郷か!」
コロナ禍突入直前。2019年のお盆のおはなし。
雪国の田舎出身という捻くれ者、藤森の里帰りに、「雪国の夏を見てみたい」と、親友が無理矢理くっついてゆきました。
「建物が低い!空が広い!風が涼しい!」
東京育ちの親友は、名前を宇曽野と言いまして、観光地という観光地でもない地方の田舎に来るのは、これが初めて。
「なにより、こんなに人も、車も少ない!」
アニメでしか見ないような空き地、そこらじゅうに生える花と山菜、それから遠く広がる田園風景。
宇曽野はそれらがただ美しく見えて、藤森の手をぐいぐいと、あっちこっち、そっちどっち。

「手を取り合って」なんて優しいものじゃありません。さながらリードを持った飼い主を引っ張るアラスカンマラミュートかシベリアンハスキーです。
「おい藤森!田んぼの中に、紫の花が咲いてるぞ。なんだアレは?!」
ぐいぐいぐい、ぐいぐいぐい。
青い空、白い雲、東京より少し涼しい田舎の田んぼ。
軽トラック1.5台通れるであろう砂利道を、宇曽野はまるで子どものように、藤森の手を引き走ってゆきました。

「雑草の多いあの区画だけ、紫が咲いてる。白も咲いてる!藤森、これは何だ」
「白い方なら、東京でも見られる筈だ。オモダカといって田んぼとか水辺とか、湿ったところに生える」
「見たことないぞ」
「『筈だ』と言った。なにより私は不勉強の素人、専門外だぞ。鵜呑みにするな」
「で、紫は?」
「ミズアオイ。記憶が正しければ準絶滅危惧種に指定されていて、東京では絶滅危惧Ⅰ類。花言葉は『前途洋々』や『浮沈』等。食えるらしい」

「味は」
「知らない。食べたことがない」
「美味いのか」
「私より自分の持ってるスマホに聞いたらどうだ?」
「お前に聞いた方が面白いし早い」

パシャパシャパシャ。
これは珍しい花、それは美しい風景、あれは尊い昔在りし日本。
「異文化適応曲線」の、「ハネムーン期」というものがあります。宇曽野はまさしくその真っ只中。
東京と明らかに時間の進み方が違う田舎の、すべてにスマホのカメラを向けました。

「美しいな。心の不健康が抜けてくようだ」
「私はお前に付き合って、体の疲労が蓄積中だが?」

「お前も撮ってやる」
「やめろ。いらない。ミズアオイで満足していろ」

赤い太陽が地平に沈み、空がミズアオイかキキョウの青紫に染まって、田舎観光満喫中の都民が「さむい」と我に返るまで、
東京育ちの宇曽野と田舎出身の藤森は、
片や魂の疲労と心の健康を体いっぱい使って癒やし、
片や全力の遊びと観光に付き合って、体に疲労がちょっとだけ、ほんのちょっとだけ溜まったようでありました。

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