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11/3/2022, 10:33:53 AM

「私とあなたじゃ住む世界が違う 第四十五話」

「行くぞ!」
「かかって来いや!」
アンバーとの戦闘が始まりました。
「俺は、一般人に戻った身…ベガの戦闘能力がアンバーに対抗出来る事を祈るばかりです」
「アメジストさん!貴方、一般人だから林檎のメンバーと戦うのは危険です!ココは警察の僕が…」
「グラウンドアークスウェイク!」
アンバーが呪文を唱えると、巨大地震が発生しました。
「うわ…動けない!アメジストさん、身を潜めて!」
ベガは、必死でアメジストを守ろうとしました。
「ココは俺が何とかします。レストリバイバル」
アメジストは、術で地震で破壊された物を復活させました。
「そう言えば、アメジストは術が多彩だったな…ウッ…ウワァアア!」
アンバーの痣が全身に現れて、彼は正気を失いました。
「ガーネットの為だ。お前ら始末してやる」
「ガーネット?誰ですか?」
「存在しない林檎のメンバーの事です。セラフィの呪いのせいでメンバー達に幻覚が見えているのです」
アメジストは、ベガにガーネットの事を説明しました。
「なるほど、存在しない元女性のメンバーの事ですか…」
「グラウンドクレバス!」
「ベガ、攻撃が来ます!」
アメジストとベガに向かって地割れが迫って来ました。

「コッチだって、シャイニングファイヤー!」
ベガは、アンバーに向かって光の炎を放ちました。だけど、アンバーは交わしてしまいました。
「マッドドラゴン!」
アンバーは、地面から土や砂の竜巻を出現させてベガに向かって攻撃しました。ベガは、この攻撃を交わしました。
「なかなかだな〜困った…」
ベガとアンバーの戦いは拮抗状態でした。
「何か打つ手は無いか?相手は地面使いみたいだから…そうだ!スターボード!」
ベガは、星のサーフボードを出現させて、それに乗って空中に浮かびました。
「コレで地震は怖くないや」
「クソっ!マッドドラゴン!」
アンバーは技を繰り出しますが、大半の技や術が当たらなくなった為、焦り始めました。
「食らえ!犯人捕獲!」
ベガは、光の拘束具をアンバーに縛り付けました。

「クソっ…ガーネット愛してる…でも、それ以上にセラフィを愛してる…」
アンバーは、拘束具の中でもがいていました。
「アンバー、これ以上はもがかない方が良いですよ?もがけばもがく程、お前の戦闘力を吸い取るからな」
拘束具の中でもがくアンバーをベガは見張っていました。
「セラフィ…誰よりもお前を愛してる…」
「…ベガ、話があります」
「アメジストさん、何でしょう?」
「アンバーを一般人に戻せば無害になります。彼に回帰光玉を使っても良いでしょうか?」
「別に構いませんが…ええっ?!」
アメジストは回帰光玉を持ち、アンバーの傍まで近づきました。
「アンバー、お前は十分苦しんだんだ。今、楽にしてやるからな…」
アメジストは、アンバーに回帰光玉を当てて一般人の姿に戻しました。

アンバーは、呪いから開放されて正気を取り戻しました。
「アメジスト、俺もお前もセラフィの呪いにかかってたみたいだな。おかげで一般人の姿だぜ」
「すまない。お前を抑え込むのに回帰光玉を使うしか無かったんですよ」
「アメジスト、後から分かった事だけど、大事な親友を守る為にあんな嘘言ったんだな」
「いつの間に調べたんですか?」
アメジストはクスッと笑い、笑顔になりました。
「俺も残りのメンバー達を戻すのに協力するよ」
アンバーが仲間に加わりました。

11/2/2022, 10:18:35 AM

「私とあなたじゃ住む世界が違う 第四十四話」

「ところで、アンバー。戦う場所は別の場所が良いのでは?」
アメジストは、アンバーをパズルの拠点以外の場所で戦うように勧めました。
「別の場所?」
アンバーは、ほぼ聞く耳持たずの状態でした。
「別に、ココでも良いんじゃないか?敵地だし。グラウンドクレバス!」
アンバーは、アメジストに向かって技を使って来ました。
「危ない!アタックワープ!」
アメジストは、アンバーの攻撃を別空間に飛ばして止めました。
「我々がココで戦うと甚大な被害が発生するぞ!」
アメジストは、外にいる志那達に危害が及ばないように必死でした。
「いや、だからココは敵地だろ…」
「ココには人質が何人も居る。彼等の為にも、ココで戦ってはいけない!」
「人質?」
「罪のない子供達だ」
アメジストはとっさに言い訳をして、アンバーの方を凝視しました。
「…分かったよ」

「アンバー、別の場所で戦いましょう。建造物の無い場所がベストです」
「この辺で建物が無い場所か…山とか平原とかか?」
アメジストとアンバーは、戦闘場所の相談をし始めました。
「海岸や山だと、観光客も多いでしょう。大海原や平原だったら、多少の人は居ても配信者とか芸能人でしょうから、攻撃は交わして逃げて行く事が可能の筈です。」
「じゃあ、平原にするか?そっちの方が戦い易いからな」
「じゃあ、そうしましょう」
アンバーは、アメジストを連れて国境付近の平原へ向かいました。
「平原ですか…メンバー達と修行していた思い出が蘇りますね」
「あの時は、まだ駆け出しで…ウッ、止めろ…!」
アンバーは、昔の出来事を思い出そうとすると苦しみ出しました。
「(呪われたメンバー達は、必ず助けます)」
平原に向かう二人をベージュの肌、青色の目、赤い髪色、痩せ型で柔らかい物腰の正直者の警察官は追っていました。
「ホシを発見!2.5次元と三次元国の国境付近の平原へ移動中。尾行します!」

「平原に着いたな」
「ココなら人は居ませんし、心置きなく戦えますね」
平原に着いたアメジストとアンバーは、辺りを見渡しました。
「じゃ、一対一の勝負だな…」
「ちょーっと、待って下さーい!」
二人の背後から警察官が現れました。
「警察?!」
アメジストは、目が点になっていました。
「俺達、今、2.5次元国で指名手配されてる…殺人未遂の罪とか訳分かんない理由で…」
「濡れ衣を着せる悪党も居る物ですね…」
「そこに居るのは、指名手配中の林檎王子のメンバー、アンバーですね!パズルのメンバー殺人未遂容疑で逮捕します!」
「??」
アメジストは目が点になっていました。
「だから、言ってるだろ!何で俺達がスカイって奴、殺さなきゃならないんだよ?!どーなってんだよ!?」
「お巡りさん、お名前は?」
アメジストは、警察官に名前を聞きました。警察官は、アメジストの所へ近づきました。
「貴方は人質の一人の様ですね。僕はベガと言います」
「ベガ、スカイは無事です。俺が知る限り、彼に対する襲撃事件とかはありません。」
アメジストは、ベガを説得し始めました。
「あれ…?おかしいですね?聞き込みの情報に寄れば、スカイさんは毎日のように何者かに襲撃されて居るとの事ですが…」
「ベガ、多分、デマだと思います。それにパズルのメンバーの実力で危ない目に遭う戦闘は殆ど無いかと…」
「いや…スカイって人を初めとするパズルのメンバー達がスノーって人を幽閉して虐待しているってデマを林檎王子のメンバーがバラ撒くぞって脅しているって情報を聞いたからつい…」
「安心して下さい。デマです」
「分かりました…ただ、アメジストさんは窮地みたいですね。僕も参戦します!」
ベガは、アメジストの様子を見て参戦しました。

「…警察は、有りもしない理由を付けて俺達を脅す存在かと思っていましたが、実際はフェイクニュースに踊らされて困っていただけなんですね。疑いが少し晴れた様です」
アメジストが警察に持っていた疑いの感情が少し晴れました。

11/1/2022, 10:29:20 AM

「私とあなたじゃ住む世界が違う 第四十三話」

アメジストは、いつものように雑用をこなしていました。
「やれやれ、慣れた物の…ワンパターンで飽きて来ますね」
アメジストは、毎日雑用をやらされて、少々うんざりしていました。
「いつもの『仕事』を片づけないといけませんね」
アメジストは、資料室に向かいました。
「俺は、雑用をやっているだけの馬鹿ではありません。目的無しで敵地には入りませんから」
アメジストは、資料室の前まで来ました。
「パズルの味方に転んで成功でしたね。色々と機密情報を教えてくれましたから。林檎が復興した時にライバルの情報は非常に貴重な情報になります」
アメジストは、資料室に入ろうとしました。
「待てよ、アメジスト」
アメジストは、突然、後ろに居たアンバーに呼び止められました。
「見つけた」
「アンバーですか。久しぶり」
「こんな所に居たのか、探したぞ。ガーネットがお前を探しているよ」
「ガーネットですか…相変わらず居ないメンバーに囚われていますね」

アメジストとアンバーは、資料室の前で話していました。
「アンバー、どうしてココを知りました?」
「風の噂だよ。どこかの盗賊がお前がパズルの拠点に居るって大声で叫んでたな」
「…ココも危なくなって来ましたね」
アメジストは、苦い顔をしました。
「…で、何でお前がライバルの拠点に居るんだ?」
「この通り、偵察ですよ」
「なら、良いけどな」
突然、アンバーの体の痣が大きくなり、苦しみだしました。
「セラフィ、止めろ!悪かった…」
「アンバー、大丈夫か?!」
アメジストは、アンバーを心配しました。
「ガーネットを愛している。だけど、それ以上にセラフィを愛している…」
「重症だな…」
アンバーにかかっているセラフィの呪いは重症になっていました。

アンバーは、症状が収まるとアメジストを睨みつけました。
「アメジスト、俺と戦え!」
「落ち着け、アンバー!」
暴れそうになるアンバーを抑え込んでいるアメジストは、大きくなったアンバーの痣を見ました。
「痣が酷いですね…」
アメジストは、応急処置でアンバーの時を止めて少し考えました。
「(アンバー、すまない。今、彼に対抗出来る戦力はどう考えても俺しか居ない。少女達は一般人だし、少年達は駆け出しの新人だ。林檎のメンバーと戦うには足手まといになる)」
アメジストは、自分一人でアンバーと戦う事に決めました。
「時を解きましょう」
アメジストは、アンバーの時を動かしました。
「?!」
「分かりました。アンバー、俺と戦いましょう」
「今となっては、お前は一般人も同然だから楽勝に倒せる」

アメジストは、自分は一般人に戻っていた事を思い出しました。
「(今となっては、ローズがリーダーでしたね。俺は一般人か…)」
アメジストは、アンバーにリーダーだった自分を慕う心は無いだろうと割り切りました。

10/31/2022, 10:27:53 AM

「私とあなたじゃ住む世界が違う 第四十二話」

「今度は、私達が戦って良い!?由里のピンチだし」
「そうですわね。パズルの皆さんから留守番を頼まれてますし」
志那と梨々華は、フリーとの戦いに挑みました。
「侵入者、覚悟!」
「ちょっとー、コッチは親切で道案内しただけなのに犯罪者扱いされなきゃイケないワケー?」
「何でも良いや、勝負だー!」
フリーは、志那と梨々華に攻撃をし始めました。
「クリムゾンリボン!」
「グラビティレイン!」
リボンとタイの繰り出す炎と雨の竜巻に志那と梨々華は太刀打ち出来ませんでした。
「向こうの方が、攻撃が早いし、強い…!」
「防御しか出来ませんわね…」
「防御ばかりの敵にトドメを刺しますか…アイスムーンシャフト…」
ムースは、三日月状の氷を志那達に向かって地面から突き出す様に出現させました。
「キャッ…」
「所詮は一般人。我々の敵ではありません…」
志那と梨々華は倒れてしまいました。

「志那ー、パズル達居ないから自由だけど、暴れ過ぎだぞ」
「何々?どうした?新手の技考えてるの?」
「カインド、スモーク…悲鳴が聞こえてるから侵入者かもよ?」
カインド達は、様子がおかしいと志那達の所へ来ました。
「なっ…」
「志那達、大丈夫?!」
「酷いな…」
周辺に倒れ込む志那達を見たカインド達は、フリーを睨み付けました。
「零也…あの三人、詐欺師でメッチャ強いから気ィ付けて…」
「由里、俺はカインドだけどな」
由里は、それだけ言うと意識を失いました。
「少しは骨のある挑戦者が来たようですね…」
「一般人の方が、一撃でやっつけられるから楽なんだけどなー」
「面白そうだな。勝負だ!」
フリーとフロンティアウォーカーの戦いが始まりました。
「ウォータージェット!」
ロードは、タイの繰り出す灼熱の岩に高圧水流をぶつけました。
「何の!もっと技や術を繰り出せば良いだけだ!」
タイもロードに反撃し始めました。
「ロックマグマブラスト!」
「へー、君も岩使いなんだね。僕と戦ってみようよ。凝固術!」
スモークは、タイの溶岩を石化させました。
「面白い…キミに念術はいかがかな?メガグラビティ」
ムースは、溶岩の重力を変えて浮かせた後、スモークに向かって溶岩を投げ付けました。
「僕の術、凝固術だけじゃないんだ。ロックガード!」
スモークは、自分の前に岩の壁を出現させました。
「済まない、スモーク!」
「ふーん、男ってゴリ押しの技の奴、多いねー。フェアリーフィールド」
リボンは、戦闘エリア全体に妖精を出現させました。
「コレで邪魔すれば良いだけの話だしー」
妖精達は、フロンティアウォーカー達の手足を掴んで邪魔をし始めました。
「状態を戻さないとな。ダークミスト」
カインドは、黒い霧を出現させて妖精達の動きを止めました。
「今のうちに攻撃だ!ロックマグマブラスト!」
「ウォータージェット!」

「…互角って所か」
薄いベージュの肌、黒のツリ目、青っぽい黒のストレートロングヘア、痩せ型で右手の薬指に指輪をしていて、クールなファッションの厳しそうな女子大生は、カインド達の戦いの様子を見ていました。
「ん?何だ、あの女?」
タイは、上空にいる女子大生を見つけました。
「…ケイだ!」
カインドもケイの方を見ました。
「今のうち!フェアリーフィールド…」
リボンは術を放とうとすると、ケイは異空間を出現させて、フリー全員の動きを止めました。
「何ー?!メッチャ強いじゃん!」
「あの女、何者だ…!?」
「お前ら如きの無名の配信者、私にすれば簡単に倒せる」
ケイは、アビスソードを振りかざし、その剣圧でフリーを攻撃して一撃で倒しました。
「強ぇーじゃん!」
「ココは退散した方が良いよ!」
「金品を頂戴しようと思いましたが、残念ですね…」
フリーは、逃げて行きました。

「ケイ!助かったぜ。ありがとな」
「私は、剣を振りかざしただけ。あんなの戦ったのうちには入らない」
カインドは、ケイを尊敬の眼差しで見ていました。
「カインドは本当にケイが好きだねー」
「スモーク、口調があのオカマになってるぞ」
「一般人達を救護しないとな」
ケイは、気絶している志那達に回復術を掛けました。
「…ん?!」
「志那、目が覚めたか」
「私達、助かりましたの?」
「ケイがやっつけてくれたよ」
スモークは、ケイの方を見ました。
「私は、この辺で帰らせてもらう」
ケイは、そう言うと姿を消しました。
「ケイって、カッコいいな。強いし、憧れるぜ!」
カインドは、キラキラした笑顔を見せました。
「カインドと零也って、本当に別人…?言ってる事、二人共同じなんだけど」
志那は、カインドの方を見ていました。
「……」
章司は、志那の方を見ていました。

10/30/2022, 10:25:03 AM

「私とあなたじゃ住む世界が違う 第四十一話」

「由里、立ち話も難だから、私の部屋に入らない?章司も一緒に」
志那は、由里と章司を自分の部屋に招こうとしました。
「良いねぇ、どんな部屋だろ?楽しみ〜!」
「お、女の子の部屋ですよね?!男の僕が良いのでしょうか…?」
章司は、緊張した口調で戸惑ってました。
「(志那に対する章司の好感度が上がる事を祈りますわ…)」
梨々華は、心の中で思いました。
「おー!スゲー!ホントにアジトがあった!」
ベージュの肌、茶色の大きな目、茶髪のツンツンヘアー、筋肉質でやや低めの身長でミリタリーファッションのヒーロー気質のわんぱく少年のような男性三人組の一人の声が空中から聞こえて来ました。
「ちょーっと、タイ!バレちゃうってば」
ベージュの肌、濃い緑色の目、緑色のボブヘアー、中肉中背でピンクと黒のガーリーファッションのあざとい女の子に見える男性三人組の一人がタイを注意しました。
「リボンも声が大きいですよ…」
薄いベージュの肌、濃い紫色の流し目、薄い水色のストレートロングヘアー、長身で筋肉質の体型、セレブファッションの自分好きなクールガイの男性三人組の一人がリボンにツッコミました。
「一人だけカッコつけてどーすんのよ、ナルシストムースが!」
リボンは、ムースに反撃しました。
「な、何?!空から声が聞こえて来るんだけど…」
志那は、空を見上げて人影を探しました。
「バレてしまっては仕方がありませんね…」
男性三人組は、志那達の前に姿を現しました。

「オレはタイ!」
「うちはリボン」
「僕はムース…」
「三人揃って、フリーなり!」
「へ?泥棒?正義の味方?」
志那は目が点になっていました。
「あー!この人達、志那の居場所教えてくれた人達だよ!どうもありがとうー!」
由里は、フリーに手を振りました。
「じゃあ、良い人達じゃん!…リボンさんって、女性で良いんですよね?」
「リボンは男だぞ?オレ達フリーは男性三人組だ!」
「ちょっと、男男言うの止めてくんない?レディに対して失礼よ!」
「リボンはこう見えて男性です…」
「ムースまで!」
フリーの三人は、和気あいあいと茶番劇をしていました。
「ちょっと待って下さい。何故、ココの場所が赤の他人であるフリーの皆さんが知っているのでしょうか?」
梨々華は、ふと思った事を言いました。
「あ、ココの事をアジトって言ってたよね…」
志那も、異様だと言う事に気付きました。
「え…だって、三次元国でフラワーガーデンを散歩してて、志那はどうしてるかなー?って呟いたら、この人達が現れて志那がどこに居るのか教えてくれたから…」
由里は、マズイ事したんじゃないかと焦り始めました。

「あ、そうそう。せっかく道案内したし、お代頂戴」
リボンは、由里に手を差し伸べました。
「お代…?いくら?」
「そうねぇー?20万ってとこ?」
「20万はちょっと高いですよ…」
章司も困りました。
「あのー、困るんですよね。コッチかって仕事でやってますし…」
「無銭依頼は犯罪だぞ!やっつけてやる!」
「そ、そんな…強引に引っ張られたから、逃げられなかったんだよ!」
由里は涙目になっていました。
「由里、戦うしかありませんよ」
由里と章司は戦闘態勢に入りました。
「戦うの?うちらに勝てないって」
「お前ら一般人だから弱そうだし、オレ達には勝てないからな!」
「犯罪者は懲罰しませんとね…」
フリーの三人は、由里と章司に攻撃を始めました。
「マジカルドレイン!」
リボンは、由里に攻撃しました。
「ロックファイヤーブラスト!」
タイは、章司に攻撃しました。
「つ…強い…」
「歯が立ちませんね…」
「当然です。あなた達は悪い事をしてるのですから。ゴーストオーブ…」
ムースは、由里と章司にトドメを刺しました。

「な、何…由里と章司が反撃する間も無く、一撃必殺で倒しちゃったじゃん…」
「フリーは、あながち実力のある敵かも知れませんわね…」
志那と梨々華は、フリーが強い事に驚きました。

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