Ryu

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6/7/2024, 3:11:58 AM

たまにニュースで見たり、YouTubeに動画が上げられていたりする、店内で怒鳴るクレーマー。
お客様は神様ですを信条に生きているような人。
こっちは金払ってんだ!とか思ってるのかもしれないけど、向こうは商品を売ってくれたり、何らかのサービスを与えてくれてる。
その対価を支払っているだけ。物々交換と変わらない。
よって、あなたは別に偉くない。
気付け。

こっちが支払ったお金のおかげで、向こうは利益を出せているんだから、客の方が上だ!とか言ってた人がいた。
あなたがその商品をその価格で購入することを決めたんだから、その商品はその価格で適正なんだよ、あなたにとって。
と言いたい。
嫌なら買わなきゃいい。自分で作れ。
それが出来ないなら、その分の付加価値も黙って支払え。
と、言いたい。

店側も、客に低姿勢が過ぎると思う。
そんな迷惑な客は、もう来んなと追い出してしまっていいと思う。
その方が、周りの他のお客さんにとっても有り難いし、店員さんの無駄なストレスも抑えられる。
人によっては、それがトラウマになってしまうこともあるだろう。
例えば、その理不尽なクレームをぶつけられて困っている店員が、自分の娘だったら?
クレーマーには、そんな想像力もないのだろうか?

もちろん、店側の態度が最悪な時もある。
確かに、そんな時は「こっちは金払ってんだぞ!」と思うかも。対等なはずだから。
でも、向こうの仕事として、対価に見合う最低限をやってくれているのなら、その態度は受け入れるしかないと思う。
お金を払ったのに商品が渡されなければ、詐欺として訴えるけど。
スマイル0円とか言うのも、素晴らしいけどトラブルのもとな気がする。
美味しいハンバーガーを売ってくれればそれでいい。

いつだって、相手側の立場になってものが言える人間でありたい。
他人の機嫌ばかり伺ってたら自分の人生を生きられないとか言うけど、誰もが目の前の相手を心地良くする接し方を選ぶ世の中なら、自分も幸せになれる自信がある。
最悪なのは、自分が幸せであれば他人なんてどーでもいいと皆が思っているせいで、気付けば、お互いがお互いを蹴落とすことでしか幸せを感じられない世の中になってしまうこと。

そして、長いだけの文章にあんまり実がないことに、最後になって気付いてしまうこと。

6/5/2024, 10:23:18 PM

誰にも言えない秘密はこれ。
ここに、日々書き続けてること。
誰にも言えないとゆーより、誰にも言わない秘密かな。
こんなアプリがなかったらスマホに眠っていただろう言葉が外に出ていった。
所詮、素人の落書きだが、こうしてテーマを課されて日々試行錯誤を繰り返していると、ちょっとその気になれる。
勘違いでも楽しい。

高校生の頃は教科書やノートの片隅に、大学時代はワープロで印刷した紙に、そして社会人になって、PCやガラケー、スマホにタブレットと、かろうじて作品と呼べるものに昇華していった。
自己満足で終わっていたものが、もっと読みたいと評価され、もっと書きたいと鼓舞されて、気付けば約半年、167作品。
ジャンルもバラバラだが、何かを残し続けてはいる。

書けるもんだな、と。良し悪しは置いといて。
こんなにも、自分の中に言葉があったのか、と。
はっきり言って、今の仕事にこのスキルは必要ない。
単なる趣味でしかない。
それでも、日々を生きる自分の糧になっていることは確か。
誰に見られなくても書きたかったんだから、当然といえば当然だが。
周りの人間には知られずに、密かに自分を発信し続けている。

…と、初っ端から嘘をついてました。
これに書き始めてまもなく、娘にはこんなアプリがあるよと伝えて、自分の作品も読んでもらってた。
誰にも言わない秘密にしてはおけなかった。
まずは身内に、表に出しても恥ずかしくはないか、と。
娘もいくつか作品を残して、しばらくしたらフェードアウトしていった。
自分の作品も読んでくれなくなった。
文字より絵の方がお好みだったらしい。

どーでもいい身の上話は置いといて、じゃあホントに誰にも言えない秘密は何なんだと聞かれても、それは誰にも言えない。
秘密だから。墓場まで持っていく。
今はまるで思いつかないけど、きっと自分にも何か、カッコいい秘密があるはずだから。

6/4/2024, 10:46:57 PM

大学に合格して、上京してきた。
初めて実家を出て、東京で六畳一間の部屋を借りた。
かなり年季の入ったアパートで、一階は豆腐屋だった。
朝の仕込みの音で目を覚まし、原チャリで大学へ通ってた。

夜は銭湯まで歩く。
温まった体でアパートに帰り、錆びた鉄階段を上がり、ギシギシと鳴る廊下を歩いて、部屋のドアを開ける。
いつしか見慣れた狭い部屋の風景。
万年床に、山積みの雑誌、こたつの上の麻雀牌。
そこで生きてた。
そんな時代があった。

一人で、自由だった。楽しくて、時に寂しかった。
PCもスマホも無く、実家から持ってきたワープロで、そんな想いを綴っていた。
たくさんの言葉を書き連ねたけど、紙に印刷することしか出来ず、いつしか色褪せて捨ててしまった。
あの狭い部屋で生み出した言葉達は、今頃どこを彷徨っているのか。

今は我が家を手に入れて、家族で暮らしている。
あの頃の自分と、今の自分。
まったく同じで、何もかもが違う。
この言葉達は、記録され、誰かに見てもらうことも出来るけど、あの頃の自分が感じていた想いは、今はもう表現することは出来ない。
あの狭い部屋に還ることも。

数年前、ドライブがてら、あのアパートまで行ってみた。
懐かしい思い出に出会いたくて。
でも、豆腐屋もアパートも無くなっていた。
小綺麗なマンションに変わっていて、錆びた鉄階段もギシギシ鳴る廊下もなかった。
足繁く通った銭湯も取り壊されていて、自分がここで暮らしていた痕跡はどこにも見当たらなかった。

でも、確かにいたんだよ。
あの時代に、悩んで、笑って、遊んで、大人になろうとしていた自分が。
あの狭い部屋から、大きな世界に羽ばたこうとしていた自分が。
今は、どこにいったのかな。
まだここにいるのかな。自分の心の中に。
いてくれたら、いいな。

6/3/2024, 1:41:16 PM

「ねえねえ聞いて。昨夜さ、突然元カレから連絡があってさ」
「元カレって、去年喧嘩別れしたあの人?」
「そうそう、お互い愛想尽かして別れたのにさ、俺、失恋してからずっと寂しくて…だってさ」
「なにそれ、被害妄想なんじゃないの?」
「でしょ?寂しかったのはあんただけじゃないっつーの」
「え?どゆこと?」
「そりゃ、私だって寂しかったよ。急に一人になったんだもん。まあ、あなたがいてくれたから乗り越えられたけどね」
「彼氏と別れた途端、電話してきたじゃん」
「そーそーあの時はごめん。失恋ってこんなにツライんだって、初めて知ったの」
「それで?どーすんの?」
「うん、しばらく話してね、お互いがお互いを必要としてるって気付いたの。もう一回やり直そうって」
「へー、大丈夫?今度はうまくやれるの?」
「ブランクが長かったからね。想いも最高潮」
「そーゆーのが一番怪しいんだけどね。またすぐに冷めちゃいそうで」
「そんなこと言わないで応援してよ。友達でしょ」

…そーか、僕は、友達か。
そりゃそーだよな、たくさん相談にも乗ってきたもんな。
君を慰めて励まして、笑わせて、彼を忘れさせて。
失敗だったか。やっぱりアイツには勝てなかったか。
失恋ってこんなにツライんだって、初めて知ったよ。
去年まで、君のことなんか何とも思ってなかったのに。

6/2/2024, 10:05:45 PM

無垢で正直者のあなたが、生きづらい世の中になってしまった。
サギが飛んできてカモのあなたを襲う。
目も当てられない。
サギを撃ち落とすはずの猟師達は、厳しい銃規制に、空を行くサギを見送ることしか出来ない。
あなたが鍛えなおし、カモからタカにでもならない限り、この世界で安穏に生きていくことは出来ないのか。

バカを見ない正直者になりたい。
タカとなって鋭い爪を持ったとしても、それを有効に使う手段を知らない。知りたくはない。
カモのようにのんびりと、水面で仲間同士たゆたっていたいもんだ。
背負ったネギですき焼きでも作って、今夜は皆でささやかな夕げのひとときを。
ねぎまは友食いになりそーだからやめとこう。

何の話だったか。
無垢で正直者のあなたが、いかにして苦痛なく生きられるか。
生きる限り、多少の苦痛は伴うものとして、まずは自分の痛みにも正直になる。
そして、理不尽な痛みに対しては、闘う。
軍鶏のように。
または、ヒクイドリのように。

バカを見ない正直者になろう。
愚かなのは、人を騙すサギや臆病者のチキンであって、自分の心に正直に生きるカルガモの親子に未来は明るい。
ああ見えて、本気になれば空だって飛べる。
世界を股にかけて、遠い国にだって飛んでいける。
あ…カルガモは、留鳥だったっけ?

と、何故、鳥に例えて正直者を語っているのかは分からない。
鳥の生態に詳しい訳でもないのに。
むしろ、最近やっと、よく見かけるハクセキレイの名前を覚えたくらい。
うまいこと博識ぶって終わらせようかと思ったけど、まあ、根が正直なもんで、知らんもんは知らんと言える自分でもありたい。

バカを見ない正直者になろう。

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