『麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いい年をこいた親父が最後にボケて出す言葉は、お母さんか
男のほうが夫婦のなかでも女に甘える依存度数段の高さの違いがわかる。淑子と別れ何十年たったか?
潮風に触れ、日に焼けた頬がぴりぴりと痛む。松の木陰でぼくを見上げる少女に、ゆっくりと目線を合わせた。
「一人なの、迷子かな?」細く小柄な少女が、足を伸ばしぼくに問う。失礼な、ぼくは大人だぞ君と違って。そんな文句がでかかりつつも、ぼくは微笑んだ。
「どうして?大丈夫だよ、ぼくは大人だからね。心配ありがとう。」ぼくが手を振り帰ろうとすると、少女がこちらに手を伸ばした。
「ん。これ、あげるよ。」小さな掌には、透き通った青の貝殻があった。
「え、ありがとう。綺麗だね。」
「うん。ねえ、お兄さんはさ、海に戻りたいんでしょ。だから海色の貝なの。」
「え?」少女の言葉に、手に握った貝殻を見る。所々虹色に輝き、冷たい青はたしかに海をおもわせる。
「だってお兄さん、毎日見てるじゃん。戻りたいんでしょ、お兄さんのお家に。」
「お家? いや、ぼくの家はこんなとこじゃ。」
「じゃあ、どんなところ?」
「それは! あれ、えっと。」言葉に詰まってしまった。ぼくの家は、居場所は、一体どこであっただろうか。
「私のお家はね、ここなの。」少女は、地面に置いていた大きな麦わら帽子を手に取り、深くかぶる。
「これ、お父さんのなの。もう、お母さんもお父さんもいないけど。でもね、私も、お父さんも、お母さんも、みんなこの帽子がお家なの。ここが、私達の帰る場所。」
御盆の海は、やけに静かで、美しかった。ただ、絶え間なくなり続ける波の音の中に、少女と青年の声だけが聞こえていた。
#麦わら帽子
麦わら帽子と聞くと、まだ小さかった頃の苦い思い出がよみがえる。
・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・
「ねえねえ、おかあさん。わたし、あのあかいリボンのむぎわらぼうしがほしいの。おねがい、かってよ。」
「何言うてんの?もう、今日のお買い物は終わりよ。帰るわよ。」
「おねがいっ。いいこにするからかってよー。」
「そう?じゃあまた今度来たときあなたが今日よりいい子にしてたら買ってあげるわ。」
「じゃあ、やくそくね。ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーますっ。ゆびきった!」
・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・
お母さんと、そう約束したというのに、いつまで経ってもあの麦わら帽子を買ってくれる日は来なかった。あの赤いリボンの麦わら帽子は次の週、胸を弾ませながらお母さんと買い物に行った時には、もう誰かに買われてしまっていたから。
私は力の限り泣き叫んでお母さんを困らせたから、困ったお母さんは代わりに私の好きな赤色の可愛らしいワンピースを買ってくれた。私はすっかり元気になったけれど、赤いワンピースを着る度に、あの麦わら帽子のことを思い出しては〝欲しいと思ったらすぐに買わなければならない〟という苦い教訓を噛み締めるのだった。
書く習慣/129日目。
「 麦わら帽子 」…
👒
(^꒳^)🎙️スゥ
麦わらの一味の君が
揺れたマリーアントワネットに似ている
あれは 稲光!すなわち永遠なり!のこと
懐かしいと、ハッハッハ↑(松崎)…恋!
🤖 34.6点 カス!
👒 ^p^)🎙️
【 マリーゴールド♪ 】
【 黄色い麦わら帽子♪ 】
私「お前に、この帽子を…」
( ^ω^)👒 ૮·͈༝·͈ა ੭
〈ガブ〉
友「お前…腕が、」
私「痛いものさ…腕の一本くらい」
・・・・ ( 完 )
麦わら帽子ですか…
日差しの強い日はいいですよ、
天然素材で肌によく、
日差しを避けれるし、
熱を逃がして最適に。
そして、白いワンピースに麦藁帽子…
^ω^ )「ヘイ、そこのボンキュン↑な可愛いカノジョ〜、私とお茶しない?」
👒<ポッ///
あれ?( ^ω^) 👗
そう言えば、田舎の都市伝説…八尺様
🪻🪻🪻🪻🪦🪻🪻🪻🪻
[ では、また明日… ]
「 畏れひるむ 村の語り 」
「麦わら帽子」
今年もこの季節がやってきた。
荷物を持って、家を出る。
この時期を待っていた。
幼なじみに会えるからだ。
「ただいまー帰ってきたよー」
「あっ、おかえりー」
「じゃん!これみてよー」
「わぁーー!ひまわりだ!よく私の好きな花覚えてたね!!」
「そしてこれもー!」
「え゙ーー!麦わら帽子にひまわりの飾りついてるーーっ!!!すっっっっっごい可愛いーーー!」
「喜ぶと思ってさー。2つともあげるよー」
「えっ!いいの!!太っ腹じゃーん!」
「実は初給料貰ってさ、ちょうどいいから記念含めて買ったんだー」
「うーわやるなぁー」
「ちゃんと社会人してるだろーー?だから心配すんなよ?こっちもこっちで頑張ってるからよ。」
「心配してること前提かよー!まぁでも、うまく行ってるみたいで安心したよー」
「昔俺すっごいビビりだったから心配してもしょうがないけどなぁー」
「ほんとほんとー!蜘蛛いるだけでビビりまくってて情けなかったよー?」
「お前にいっつも助けられてばかりでさぁー。あんがとな。」
「何よ改まっちゃってー」
そうやって他愛もない事を言う。
「じゃ、そろそろいくわ。」
「えーもう?まぁ暗くなってきたしねー。」
「またな」
「うん、また来てよ。待ってるから。」
そうして俺はその場を後にした。ちゃんと瓶にひまわりを指して水も入れてきた。盆休みに来ると何となく会える感じがしていいんだよなぁ。
そうしてようやく実家に帰る。
「ただいまー。」
麦わら帽子の下で君は何を思って口角を上げているのか
それを僕が理解できたとき
僕は初めて絶対にまだ生きていたいと心の底から思い
その興奮を大切に心にもう一度しまうのだろう
【14,お題:麦わら帽子】
「お姉ちゃんはなんで麦わら帽子をかぶってるの?」
少し前に、小さな男の子に言われた言葉。
多分、夏でもないのに麦わら帽子をかぶっている私を不思議に思ったんだろう
「今夏じゃないよ?」
無邪気な質問だ
「これね、私の大切な人がくれたの」
「大切な人?お母さん?」
きょとんと首を傾げる仕草が可愛くて、少し笑みをこぼしながら「違うよ」と答える
「じゃあ、お父さん?」
「それも違うなぁ」
「友達!」
「んー違う」
「お兄ちゃん!」
「ち~がう」
「お姉ちゃん!」
「違うよ~」
うぐぐ、としかめっ面で考え込む男の子
表情がコロコロ変わって愛らしい。
......“あの人”からも私はこう見えていたのだろうか
「わかった!おばあちゃんだ!」
「んー違うなぁ」
「ええー!もうないよぉー」
男の子はむすーっとした顔で下を向いてしまった。
あれ、そういえばこの子
「君、お母さんは?」
「あ」
やっぱり
「もしかして、迷子だったりする?」
「......うん」
不安げな顔で泣きそうになる男の子
「じゃあ、お母さん探そっか私も手伝うよ」
男の子の手を握って、お母さんはどこかなぁ~?と語りかける
ゲームのようなテンションになってきたのか、男の子の表情が少し柔らかくなった気がする。
拝啓 神楽さんへ
あの時私を助けてくれてありがとう
今日、公園で迷子の子供を見つけました
神楽さんにも、あんな風に私が見えていたんですか?
あなたがくれた麦わら帽子、春なのにかぶっていたら「なんで?」って言われちゃったw
今どこに居るんですか?
もし逢えるなら、もう一度話がしたいです。
元気で居てください
遥
『麦わら帽子』
麦わら帽子は、森村誠一「人間の証明」を思い出します。
そして、なぜか悲しくなります。
他に浮かばないので詩の創作を残します。
『麦わら帽子』
父は麦わら帽子がよく似合う
いかにも農夫らしい
いかつい体格に その焼けた素肌に
麦わら帽子はよく似合っていた
そんな父がわたしは嫌いで
農家の娘であることを恥じた
何を恥じることがあっただろう
何を嫌うことがあっただろう
父は麦わら帽子がよく似合う
無口であまり喋ることもない
そんな父の背中は大きくて
大きくて 大きくて
謝ることもさせないほどに
今度セミの鳴き真似をあいつにしてやろうと意気込む。日焼けたオレの腕がべっとりと汗ばむ。自転車を激しく揺らして立ち漕ぎをした。麦わら帽子が脱げて、ゴムが首に引っかかって向かい風に煽られる。
公園の水飲み場ってどこまで出るんだろうとあいつと二人で蛇口を全開にしてみた。思ったよりも高くて二人で見上げる。この暑さにちょうどよく、水浴びができた。近くて遠い入道雲に重なって、虹が見えたような見えてないような。
そんなあの日が好きだった。今思えば青春だった。この夏に、前髪が目にかかるほど伸びきっていたあいつが髪を切った。朝二人で登校しようと待ち合わせ場所で待っていたところに「サッパリしたぜ!」といつもの顔で笑ってやってくる。
背丈が高いバスケ部のこいつ。横に並んで通学路を歩く。俺は身長156センチ。いつもなんだか屈辱的で、次の成長期を待ちわびている。
「小学校の時の夏、覚えてるか?」
「ん? あー、いつの学年かによるけど、それがどうした?」
「いや、ちょっと思い出してな」となんだか訊いた自分が照れくさくてはぐらかす。
「……そこの公園寄ってく?」
自分で言ったその言葉の背徳感にワクワクしている様子のこいつ。
「遅刻すんぞ」
「いいじゃん別に」
「ちょ、おい引っ張るなよ!」
「これは水飲み休憩だ!」
「いや少ししか歩いてねえだろうが! フザケンナ!」
「いいから来い! 道連れだ!」
「道連れって言ってんじゃねえか、やめろ! おおい!!」
そうやって連れていかれる俺と楽しそうに腕を掴むこいつの横を、急いでる様子の二人組の男子小学生がすれ違いで走っていく。懐かしの黄色い帽子を被って。
〈麦わら帽子〉2023/8.11
No.19
麦わら帽子をそっと頭から外して、顔に近づけて見て。
セミの音と共に、夏の匂いが君を包むよ。
おいで、夏の世界に。
麦わら帽子
店先で、ふと目に留まった帽子
夏らしく編まれた本体に
赤いチェックのリボンが巻かれている
きっと似合うだろう
君の姿が思い浮かぶ
気が付いたら、袋を手に店を出ていた
ベンチで待つ君の後ろ姿
そっと袋から帽子を取り出して
君の頭に乗せる
君はびっくりして振り向いて
僕の顔を見て頬を膨らませる
やっぱり、良く似合う
伝えると君は顔を真っ赤にして
近くのガラスで自分の姿を見て
嬉しそうな笑顔に変わる
麦わら帽子のつばを両手でつまんで
くるりと回って
僕の腕を取る
じゃあ、デートに行こうか
#今日のお題
#オリジナル作品
#Stellarの作品
#麦わら帽子
麦わら帽子を被った僕の彼女
今日は2人で海に来ている。彼女の方をふとみると、
はしゃいでいる。僕はカメラを片手に持って彼女と
波打ち際ではしゃいだそして夕焼けの空の下
僕は彼女にプロポーズ
彼女は、泣きながらはいと言ってくれた
この麦わら帽子、覚えてる?あなたが買ってくれたのよ。初デートの時、これお前に似合いそうだからって。私忘れられなくて。これからは2人で
麦わら帽子被りたい
彼くんのは私が選ぶよー
と選ぶ嬉しそうな彼女。
僕は愛しくて彼女を
ぎゅーっと抱きしめた
幼い頃、麦わら帽子をかぶっていた。
いつの間にか、それは私の手元にあることはなかった。麦わら帽子はどこにいったのだろうか。
今、すごいハマってるから
麦わら帽子って聞くと
太陽みたいな少年が浮かんでくる…
あー眩しい
あどけない、でもかっこいい、最強じゃん
あーーーすき…大好き…
まだ初めの方しか見れてないけど
もう大好き
全部好き、最高
麦わら帽子……。
麦わら帽子さえ焦がすような、暑い陽射し。必要以上に、この身体を苛む。
気遣いや励ましといった防御力も無い。
まるで、あの悪女の仕打ちのようだ。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、人でなしの今井裕子。
あの麦わら帽子、どこへしまったかな?ぺしゃんこに、なっていたりして。
麦わら帽子
それは、誰よりも明るい彼の象徴。
子供のような幼さと無邪気さを持ち合わせ、誰よりも自由を愛し、自由に愛された、笑顔の似合う太陽のような存在感を放ち、助けを求められれば必ず手を差し伸べ、誰よりも仲間想いな我らが船長。
一見無謀な行動をする彼の中には、確かな優しさと、圧倒的な自信と強さが秘められている。
そんな彼の下につけたことを、俺はとても誇りに思う。
麦わら帽子
麦わら帽子なんて、もう10年も被っていないな。
というか、日々、家にこもりすぎて帽子すら被ってない自分に驚いている。
麦わら帽子を深く被り、ジリジリと照らされる太陽の元で友と公園ではしゃいだあの日々が懐かしい。
帽子を脱いだ時の、あのふわっと漂う稲の香りが好きだったな。
いつかもう一度。
何年ぶりかの一人旅を、
何十年ぶりかに被る麦わら帽子を被って行く。
懐かしい……このフィット感。
一人で行けるという解放感。
嗚呼……
ずっとこうしていたいなぁ……
今日のお題
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麦わら帽子
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今日は海に行った。やっぱりこういう日は麦わら帽子が欲しいと思った。海の近くのコンビニでも麦わら帽子が沢山売っていた。海に行くだけでも私は幸せを感じられた。今は夜の海で波の音を聞きながら書いている。近くには騒がしい団体がいるけど関係ない。今はただ波の音を聴いていたいから。
2023.08.11#6
今日はちょっと服装を変えて
白のワンピースに
麦わら帽子
いつもならこんな服は着ない
今日は特別
だって
少しでも気を引きたいじゃない?
いつまでも
気づいてくれない鈍感さん
何か感じてくれるかしら?
望み薄ってとこかしら?
でも期待しちゃう
「可愛いな」って言って欲しい
耳にはあなたがくれたピアス
気づいてる?
独占欲に心が奪われて
クラクラしちゃう