『麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もう会えない。私の思い出。
私は、小さい頃から肌が敏感な子どもだった。
お父さんは、そんな私のことを考えて
帽子を買ってくれた。
正直、サイズが合わないし、
デザインがダサかった。
だから、あんまり気に入ってなかったし、
そんなにかぶってなかった。
でも、その考えはすぐに改めることとなった。
お父さんが病気になった。
そして、そのことを知ったのは、
お父さんが死んでから。
「最期まで娘の笑う姿を見たかった」だとか。
酷い父親。他にもこんなことを言っていたらしい。
「俺が買った帽子。これからかぶってくれるかな?」
「多分ダサいとか思ってるんだろうな。」
「センスねぇからな。」
「これからかぶってほしいな。」
そして、今、雨が降っているのに
帽子をかぶっている変人になってしまった。
今日は、父の命日。
雨の日にかぶっている。
天国から見たら、私目立っているかな?
私、今でもかぶっているよ?
お父さんからもらった
【麦わら帽子】#11
麦わら帽子。
青空が綺麗
麦わら帽子をかぶってひまわりの中を歩く君は儚い雰
囲気があった。「綺麗」とぼそっと呟く
嗚呼これから夏が始まる。
麦わら帽子とか
かぶったこと無いけど
夏以外もあり?
麦わら帽子
どこからか風に飛ばされて、麦わら帽子が降ってきた。
まだ空高く飛んでいるそれを、ジャンプして捕まえる。
手にしてよく見ると、白いレース状のリボンがついた可愛らしいものだった。
「すみませーん!それ私のでーす!取ってくれてありがとうございまーす!」
遠くから、白いワンピースを着た女の子が手を振ってかけてくる。
ーそれが僕と彼女の出会いだった。
やっぱり私は幸せじゃない。
愛されてない。
望み通りにいかない。
なんで私だけ?
ともだちってなに?
家族って何?
愛されるってなに?
しあわせってなに?
誰か私を愛してくれる?
私の考え無視すんな。法律なんかなかったら、私、殺してたよ?
私、死んでるよ?
まぁ別にいいけど。
だって大切な人なんか、リアルでいないもん
私の考え無視する人、私を愛さない人。
殺したいよ?
私は狂ってない。
狂ってるのは、消えるべきなのはあいつらなんだよ。
私じゃない。
ねぇ、私をひとりにしないで
私を助けてよ。
こうなるんなら産まないでよ
殺してよ。
もういやなの。
誰か私の気持ちわかって。
麦わら帽子
象徴的なキャラが被ってる、麦わら帽子。
ONE PEACEの、ルフィ、
画家、山下清さん。
他にもいたは筈です。
スナフキンは、違ったな。
麦わら帽子がカッコよく被れたらと、憧れてます。
わたしの麦わら帽子は、畑仕事の相棒です。
真夏の暑い中、近所の図書館に行くために
フリルが多めな白色のワンピースを着て
ワンピースに似合うサンダルを履き
図書バックを持つ
そして
この前買ってもらった麦わら帽子を被り
玄関の扉を勢いよく開ける
まだ夏休みは始まったばかりだ________
お題 麦わら帽子
海と『麦わら帽子』
晴れた空と『麦わら帽子』
アイスと『麦わら帽子』
麦わら帽子と着くだけで自然と夏を思い浮かべる僕だ
夏休みに虫取り網とカゴを持って麦わら帽子を被る
それだけで強くなれたような
誇らしいような気持ちだった
夏休みはもうないし
泥んこになることも
友人と走り回ることも無くなったが
あの時の気持ちや体験は
宝物のように今も心の引き出しに入っている
麦わら帽子は、冒険の象徴だ。
青い空、青い海、白い雲。
僕らが目指す地平は、見渡す限り緩く円を描いた。
この地球が平面ではないと発見したピュタゴラスは、この世界の果てに宝物を置いてきたとか、言ったかもしれない。
それはさておき、僕はかたわらにおいてあった、カフェラテについた、汗を拭った。
同時に、反対側に座った彼女も、額の汗を拭った。
冷たいスタバの店内。
駅ナカの三階の映画館で、冒険漫画のフィルム版を見てきた僕たち。
「やっぱり面白かった。来てよかったね」
と、言った彼女の顔を僕は見ながら、一番好きなのが、主人公だったので、今回の活躍に
「満足いく出来だった」
と、頬杖をついた。
主人公は、いつにも増してひ弱で、カッコ悪く、でものたうち回って敵を倒す。
それが、苦しみを産む。
「それで、仲間たちが、彼を助ける。それが、カタルシスを産む」
そんなことを語っていると、
「でも、得られないものは無いって、内容だったじゃない?」
と、彼女は会話を続ける。
「そうだけど、さ……」
彼女は知っている。そろそろ、僕たちは卒業しなきゃいけないよねって。
たまに呟くその言葉を、僕は延期して延期し続けてここにいる。
でも、きっと、それはいつか訪れるのだ。僕は知っている。
麦わら帽子と言ったら、何が思い付くだろうか?
まぁ、ほとんどの人は、ルヒィなど、が思い付くだろうか?でも、俺は、、、
元気な頃の向日葵に囲まれて麦わら帽子を必死に掴んでる君の姿が思い浮かぶ、、、
でも今は、そんな絵は無い、、、
『麦わら帽子』 No.116
蝉鳴く八月。
ぼちぼちヒグラシの声も途切れ途切れ聞こえる頃なので、秋がやってきていることが毎日耳に染みる。
蝉の声が近くでして振り返ると、不思議な光景を目にした。
緑生い茂る木に、麦わら帽子が引っかかっている。
風に揺られても落ちる気配はなく、持ち主も近くには居ないようだった。だから、自分がつま先立ちでたう位置にあるものを果たして取るべきか、迷った。自分は高身長なので、無理なくとることができる。とって損はないだろう、と自分に言い聞かせて、風に揺れる麦わら帽子を引っ張った。
取りあえず木の下のベンチに帽子を置いた。
それから、まだ持ち主が来ないと分かってから、公園を足早に去った
公園を出て数歩。気になって振り返る。
すると、3歳くらいの小さい子がなにやら麦わら帽子を指差していた。間もなく女性が走ってきて、嬉しそうに帽子を被った。
戻ろうかと思った自分も居たが、あえてそのまま自分は引いた。
これほどほっこりしたのはいつぶりか。
こぼれる笑みをなんとか人前に出さないように過ぎ去る。
ヒグラシの声が、公園の外まで響きだしていた。
「麦わら帽子」
暖かい風がふわりと吹いた。もう夏か、そんなことを考えていたら
「ちょっと早くー!!置いていっちゃうよ!」
麦わら帽子を頭に抑えながら、そう言って健気に笑う君の姿が見えた。
時間は早いね、もう今年で君と過ごす夏は4回目。
あれ、おかしいな、僕たちの夏は2回目でもう終わってるはずなのにね。
麦わら帽子が風に煽られて飛んでいく。
それをキャッチする僕。
「すみませーん」と取りに来るあなたの笑顔を忘れない。
麦わら帽子をかぶって
可愛いあの子
素敵な笑顔に
夏が似合う 可愛い娘
あの子
太陽のように
キラキラ輝いている
可愛いあの子
太陽に照らされ黄金色に光る麦わら帽子を被る君は、この世の何より綺麗だった。また会いたいな。なんで、先に逝ってしまったんだ。来世もまた一緒になろうと約束をしたことまだ覚えているかな。僕は本気だから絶対に忘れないで。生まれ変わっても僕のこと忘れないで
珍しく清々しい暑さ、風がサラサラと髪を撫でて、ヒラヒラとスカートが風を追いかけた。
何の予定もなく、でも思いつきのおしゃれをして外に出た。
麦わら帽子とワンピース。帽子の独特な匂いが鼻を擽る。
ありきたりな夏、コンビニで棒アイスを買って。
パタパタと手で仰ぎながらアイスを齧った。
麦わら帽子
麦わら帽子と波の音、草原
白いワンピース、サンダル
蒼天に強い横風
憧れる風景……
んな、世界観本当にあるんかね
夏の青空と、麦わら帽子に、白いワンピースの少女。よくある夏の風景。
夏の陽炎。ただの幻想。
あの女、結局は、オレと同じ存在。
ただ、アイス片手に夏空の下を歩くオレたちが、一体どういう風に見えるのかなんて、くだらないことを考えている。
あの女が、おまえの隣にいたら、恋人同士に見えてたのかな?
麦わら帽子。
麦わら帽子は
ルフィのように
被ったら
大丈夫。
麦わら帽子を
被ったら
少しはシュッとなれそう?
[麦わら帽]
暑いひざしの中
そよ風に、吹かれながら 1人、ポツンと女の子が立っていた
その子は、 白いワンピース👗に、 麦わら帽を被っていた
そして、こっちを向いて笑っていた
つぎの瞬間
大きな風が吹いてきて
風が吹き終わると、もうそこには女の子はいなかった
私以外誰もいなかった
気が付くと女の子が立っていた場所には麦わら帽が落ちていた
Schie