『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
俺の肩下に、
いつも君のつむじを見ていた
俺を見上げる
いつも怒った顔で
「また見下ろしてるぅ」
仕方ないだろ
小さいけど、存在感は大きいんだから
十分だよ
なのに、
煙突から白い煙がまっすぐ立ち上る
俺から、
あんなに高く高く
いってしまった
馬鹿野郎
俺を置いて逝くなよ
#高く高く
高く高く、どこまでも高く跳べるなら、
夜空で一番輝いている星を
キミにプレゼントしたい。
私なんて。
どうせ、できないし。
と、後ろ向きなキミの心を
眩しい光を放つ星の煌めきで照らし
前向きに明るくしてあげたい。
キミは自分のことを悪く言うけれど、
僕にとってキミは、唯一の光だから。
お題:高く高く
タイトル:空を越えて
その日、子鳥は初めて空を飛んだ
翼が空を切り分け
風が頬とすれ違う
もっと、もっと高く高く
その後、彼のゆくえは誰も知らない
#71 高く高く
[翼]
もっと高く飛びたくて、
より質の良い翼を求めてやまない。
でも、質の良い翼には、
質の良い対価を求められて、
未払いが続くと見放される。
それでも尚、高く飛びたくて、
何とかコスパの良い翼に飛びつく。
やがて、高く飛ぶことに飽きて、
身の丈にあった翼を選ぶ。
人生って、こんな感じかな?
もっと高くと望んでいた場所へ来た
全く違う景色なのだろうとは思っていた
確かにこれは見上げるだけでは見られない景色だ
けれど今にも崩れそうな足場
雨風、雷に煽られる恐怖
見渡す限り誰もいない孤独
急に足が震え出した
自分が望んだ景色はもっと人で溢れていたはず
なぜ自分は今ここにいる?
足元を見てくらりと眩暈がした
重心がずれて体が傾く
自分は空へ投げ出された
ようやくこの恐怖から逃れられる
そう思うと自然と口角が上がった
地上へ着くにはまだ遠い
『高く高く』
こんなに背が高くなるとは、思いもしなかった!確かに足は大きいかなり大きいなぁ〜とは思ってはいた。
やっぱり大きくなった、それもこんなに背が高く!
首が痛いのよ、話す時この孫たちは、!
幸せの音よりも壊れる音が聞こえる。
ほら耳をすましてみてごらん。
君は言い出したら聞かないし人をコントロールしようとして支配してるだよ。君はこのまま。命を人なんだと思っているの?
君が偉いじゃない君が凄いじゃない君は見下してるだけ。
人を命を言葉やと行動で。
そんな君と私は……。
お互いに幸せになれないね。
お題 高く高く
R6.10.15
息がし辛い毎日。
呼吸が揚がってゆく。
気持ちの先には不愉快な会話で
人を上から見上げる意見バカり。
人を晒す言葉で罵り合う。
そこには私が居ても居なくても
全くの意識は私の世界には
変わらない時間と時間を
達成できない事由を不躾に言葉
人のせいにして見下して生きていないと
そんな近所の近くには
人の呼吸を金銭や言葉で晒し合う
仲間じゃないし、
何でもないんだけど
ずっっと心が痛い。
ずっと痛みに耐えなくてはいけない状況。
呼吸しづらくて息ができないみんなには
その個人的監視が
痛みは無いのか。
その人を誹謗する事で自慢しかないのか
その痛みが分からない人には
私が居る意識も
何かが厳しく見届けなければいけない
そんな大人がたくさんいるのか
恥ずかしくないのか
心は泣いていないのか
貴方はそれが痛くないの
その涙を誰も救わなくなってしまうのに
私がいる場所には
その隣人の監視が毎日だよ。
高く高く居たいのは
人を責めたり攻撃する事を当たり前に
行ってきた人を他人をひとを
何がその人に残るのか
仲間も友達も親友も
お金で動かして来たじゃないか。
お金を使って嘘の理由を述べたじゃないか
じゃあ、僕らはそのお金で人を動かす人を
風のように捉えなくなるようにしないと
気が付かないじゃないか
自分自身の痛みには酷く訴えるのに
大切な家族にも
傷や哀しみを与えて
その人は
それを当たり前だという。
親しい人にお金を使って動かす事も
自分自身は偽物の痛みがあると
何が足りないか。
そんなに悪いことを考えられるなら
たった一人で
誰も自分自身に対してお金以外で
動いてくれなくなっていることも
それを抱えても
私達は 今、
この場所で高く高い大きな勇気を
大きな旗を建てたよ。
お題 高く 高く
書けなかったので思いついた時に書けるように...
「あ」
風船が飛んでいる。空高く飛んでいる。
きっと誰かがうっかり手を離しちゃったんだ。真っ赤な色の風船。
あの風船は何処に行くのかな。何処まで高く飛ぶのかな。
私のこのもやもやも全部持っていってくれればいいのに。
いつからだっけ。もやもやの正体が分からなくて気持ち悪いの。
考えたって分からないからいい加減手放したい。
「ああ風船が」
声のする方に視線を向けると同じ学校の男の子がいた。
男の子も私と同じ風船を見てる。
こんなところでひとりでなにしてるんだろう。
なんて私も人のこと言えないけど。
男の子は私に気付かないまま反対方向に行っちゃった。
またひとつもやもやが増えた私は踵を返して歩きはじめた。
#47 高く高く
#高く高く
高く、昇っていく
あの光は彼女に届くのだろうか
彼らに見えるのだろうか
答えはわからない
私の『世界』は終わるけれど
それでも
届けばいいと
見えたならいいなと
私は
その、震える手を宇宙に伸ばして
目を閉じる
『高く高く』
背の高い父に肩車された事を未だ覚えている。
いつもよりも何倍も高い位置から見る地面はとても遠くて、いつもよりも何倍も高い位置から見る天井はとても近かった。
遊園地で父に肩車された事を未だ覚えている。
いつもよりも何倍も高い位置から見る観覧車は少し小さくて、いつもよりも何倍も高い位置で見る人の姿は、とても小さかった。
野原で父に肩車された事を未だ覚えている。
いつもよりも何倍も高い位置から見る草花はビーズのように見えて、いつもよりも何倍も高い位置から見る大空はもっと広く見えた。
あの時私は、手を伸ばしたはずだ。手を高く高く伸ばして、空を触ろうとしていたはずだ。空は私が思っているよりも何倍も高いらしい。
あの青にはどれだけ高く手を伸ばしたら届くだろうか。
あの高い高い空は、どこから始まるのだろうか。
そんな事を思っていたことも覚えている。
高く高く
あとちょっと、手が届きそうで届かない。
んんーと唸りながら、必死に背伸びをして、腕を伸ばす、俺。
あ、届いたかも、なんて。
目的の本に手が届いた気がした瞬間。
体勢を崩した俺は、床に打ち付けられるのを想像して、目をきゅっと瞑る。
……けど、体が打ち付けられる気配は無い。
その代わりに、俺の体をぎゅっと逞しい身体が受け止めてくれていて。
シャンプーだろうか、柔軟剤だろうか、わからないけど、甘い香りがする。
俺が恐る恐る、目を開けると。
「無理しないで、脚立使えば良いのに」
と、皮肉なようなことを、俺の体を受け止めたヤツが言うから。
「うっせ、あのぐらい届くと思ったんだよ」
と、負けん気の強い俺が、跳ねるように言葉を返せば。
その身長でねぇ……なんて、助けてくれた男の目線が語っていた。
「良いだろ、俺のことなんかほっとけよ」
そう、俺が居心地の悪さから、その場を立ち去ろうとする……けど。
俺は足を止めて、ヤツへと振り返る。
そして。
「……まぁ、その、さっきは助かった、ありがと」
と、一応礼を言っておけば。
「へぇ、意外だね。キミ、どう見ても不良クンって感じなのに、お礼が言えるんだ」
それに、図書室に居るだなんて、本好きなのも面白い、なんて。
黙って聞いてりゃ、失礼じゃないか、コイツ。
「不良が図書室で本読んでじゃ駄目なのかよ」
そう、イラっと俺が返せば。
目の前の彼はニヤリと笑って。
「いいや、良いと思う。少なくとも俺はキミのことが気に入ったよ」
なんて言って、ズイズイと近づいてきたかと思ったら。
俺を本棚の端へと追い詰めてきて。
俺はヤツから逃げられない状況だ。
……気に入ったって何だよ。
俺はそんなヤツを、負けじと見上げて睨んでやるのだった。
End
「遠くに」
行かれてしまうのですね。
私の手の届かない場所に。
高く高く、羽ばたいて行ってしまうのですね。
真っ白な煌びやかな羽を持った白鳥のように
高く高く、遠く遠くへと。
どうぞ、おゆきなさいな。
貴女は高みに登るべき人間なのですから
私のことなど気にせず
天高く飛び立って、そして、
綺麗な翼と共に羽ばたいてくださいな。
そして、その姿を私の目に焼き付けさせてください。
テーマ:高く高く
※創作
高く高く
志しだけは
高く持っていたい
ほら、空に輝くあの星に
届くように
高く高く
どんどん高く上がるこのしゃぼん玉のように私の恋心も高く遠く飛んでいけばいいのにな
…あ、弾けた
━━━━━━━もっと高く。
自分の身長よりも高く。
あの子の身長よりも高く。
家の屋根よりも高く。
学校の屋上よりも高く。
あの大きなビルよりも高く。
もっと高く。高く高く………飛んでゆけ。
しゃぼんだまとんだ やねまでとんだ やねまでとんで
………………壊れて消えた。
満たされない思いがある時はね
食生活を見直してみたらいいよ
お米を研いでお味噌汁を作って
続けてみると分かるよゆっくり
時間をかけて味わってごらんよ
身体も心も変化してゆくよ必ず
疲れたら休むことも忘れないで
飛び立つ為に大切なことだから
『高く高く』
高く空を駆けて、何も考えずに舞っていたい
考えるのに疲れた私は、そんなことを考える
私の心はいつだって疲弊し、逃避する
頭の中の私はきっと開放感に満ちていて、素敵なんだろう
忍者は、
毎日成長する植物を飛び越えることで、
ジャンプ力を鍛えたという話を父から聞いた。
子供の頃の私はその話に感化され、
母がプランターに植えたローズマリーを
毎日飛び越えた。
だが、
ローズマリーも私のジャンプ力も
それほど早くも高くも成長せず、
飽きてしまった。
大人になって、
忍者が利用した植物は麻だという話を聞いた。
…そりゃ、
すくすく上に伸びる植物でなきゃ意味ないな。
子供達にもその話をしてみようか。
私より高く、飛べるように。