飛べない翼』の作文集

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飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/11/2024, 11:49:46 AM

「飛べない翼」

鳥のようになりたい。

そう僕は願った。

鳥みたいに高くまで飛んでゆきたい。

何で、僕はこんなにも辛い思いをしなきゃ行けないんだろう。

鳥のように翼があったら。

こんな世界からいなくなれるのかな。

翼が欲しい、大きな翼が。

人間には翼なんて生えないのに。

そんなこと分かってる。

でも、翼が欲しい。

飛べないなんてわかってる。

でも、全てを捨てて高くまで。

飛べたならどんなに気持ちいいだろう。

だから、僕は翼が欲しい。

11/11/2024, 11:49:02 AM

とべないつばさ

とべないつばさになんの意味があるのでしょう
とべない鳥にどんなみらいが待つのでしょう

こわい猫にとられた風切羽
誰に聞いても見つからない
よるがくるよよるがくるよ

とべないとりはにげられない
にげてにげて 遠くへ遠くへ こわいやつが来ないところまで



(引用・たすけてかみさま 23ページ)

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「……ねぇこれラストどうなんの」
「かみさまを嘲笑った罰としてあらゆる災難がふりかかる鳥の話だすか?それとも主人が創造主に逆らったため真っ先に猫にとられた不憫な風切羽の話ですか?」
「そっち目線もあんの…?」
「ありませんわよ。鳥ですね……思い出せません、読んだ後でいいので回してください」
「やだよ俺この先読みたく無い!!怖い!!ハッピーエンドが確約されないと読めない!!」
「勧善懲悪、自業自得の絵本ですので……ラスト、どうなりましたっけ……読んだ覚えはあるんですのよ、表紙に見覚えがありますから」
「今すぐ思い出してお願いそして俺を安心させてくれ」
「無茶苦茶いいますわね……一旦閉じてもいいのでは」
「やだよ怖い!離れてる間にバッドエンドになったらどうするんだよ!!このまま読む!!」
「無茶苦茶言いますわね……」

彼が一年以内に柳谷邸の本を全て読み切ると宣言のは3日ほど前だったか。それまで文学作品というものは学校の教科書でしか触れなかったと言う彼。漫画も絵本も新鮮らしく、蔵にあった本を出せば目を輝かせて喜んだ。
読書は良いものです。時間を忘れるほど没頭するのも悪いことでは無い。呼べば切り替えるし。
ただまぁ、バッドエンド嫌いというか。ハッピーエンド至上主義というか。ご○ぎつねとか読んだら泣きすぎて脱水症状になりそうですわね。隠しておかねば。

「そこから先の展開、思い出したから話しますわよ」
「ネタバレ無しで頼む」
「無茶苦茶言いますわね……!!」
「ハッピーエンドかどうかだけでいい、詳しい話は無しで」
「……バッドエンドですわよ、って言ったら読むのやめます?貴方」
「……考えてなかった」

そんな事だろうとは思っていましたけれども。

「ハッピーエンドか、と問われれば違うと思いますわね。でも救いはありますの。そういう結末ですわ」
「……とりあえず読むか」
「それをお薦めします」

続きを読み始めたのを確認して、自分の手元に視線を移す。豆の潰れた、硬い掌。

嘲笑。罰。罪。
加害者。被害者。
善因善果、悪因悪果。

『あるところに鳥がおりました。
鳥は誰より早く飛び、誰より高く飛び、誰より美しく飛びました。誰より自分が優れていると思っていました。

「君はいつものろまだね」
「そんなに低い所にいて悔しくない?」
「醜いね。生きてる意味とかある?」

友達なんていませんでした。
みんな鳥が嫌いでした。
鳥もみんなが嫌いでした。
優れた自分を愛さない他者など、いない方がマシだと思っていました。

あるとき、鳥が住んでいる山に大雨が降りました。
なんにちもなんにちも降り続け、やがて川が氾濫し、洪水がおきました。

『たすけて!』

鳥は誰かの声を聞きました。巣から見下ろせば、狐の子が泣いています。河岸には母親。どうやら川に落ちてしまったようです。キツネの子はまだ小さいので、あのくらいなら背中に乗せられるかも。鳥は助けませんでした。「俺が飛んでいる姿を褒めなかった罰さ」
母親が飛び込んで助けに向かった頃には冷たくなっていました。母親も河岸に戻れず溺れてしまいました。

『たすけて!』

鳥はまた誰かの声をききました。今度はうさぎのお爺さんが泥沼に落ちてしまったようです。お爺さんはひょろひょろなので、鳥が咥えて飛び立てば沼から出られるかもしれません。しかし鳥は助けませんでした。
「昔、俺に恥をかかせた罰さ」
お爺さんは昔、とっても高く飛び跳ねることができたらしいのです。鳥よりも。鳥は仲間に自分が一番高く飛べると自慢したことがあるのですが、鼻で笑われてお爺さんのことを教えられました。
この山1番の跳躍力でさっさと抜ければいいのに。そのまま沈んだら今度こそ自分がこの山の1番になる。鳥はそう思ってお爺さんを助けませんでした。』

鳥はそうやって山の仲間を見殺しにしていく。
罰だとか、仕方がなかったのだと言い訳しながら、ひとりひとりを助けない。

そうして、同族も親戚も、両親すらも見捨て、鳥は一羽で笑うのだ。

『さて、うるさい奴らが1人もいない。なんて清々しいこころ。おれがこの山でいちばんえらいぞ。』

災害が過ぎ去った山には一羽の鳥しかいなくなった。
そこへ新たな動物が訪れた。
痩せぎすの猫であった。

『やぁ、ちょっと向こうの山が崩れてしまって住処がなくなってしまった。この山に移住してもいいだろうか。』
『やだね。この山はおれのものだ。ほかの誰にもわけるもんか。崩れるような山に住んでたおまえがわるい』

どうしてもこの山に住みたいならば。
毎日おれに飯をもってきて、
毎日おれをほめたたえ、
毎日俺の言うことを全部聞け。
それができるなら許してやろう。

猫は黙って聞いていた。
暫く考え込んだ後、にっこりと笑った。

『お前はそれを選ぶのだな』
選ぶのはお前のほうだろう。
そう言いかけた時、翼に鋭い痛みが走りました。
みれば猫の口元には風切羽。鳥のものでした。

『お前の評判は二山向こうまで轟いておる』
『矜持ばかりが立派で、誰かを思い行動する心がまったくない』
『他者全てを見下して、1人王様のような顔をしている』
『お前が同じ山のものを見捨てていたのをみていたよ、恩のあるものもいただろう、なぜ助けなかった』
『そんなもの知ったことか、俺は俺がしたいようにしただけだ。おれが1番偉いんだ、この山はおれのものだ』
『』
後日加筆します

11/11/2024, 11:46:31 AM

「飛べない翼」

私が必死に飾りたてて
お手入れを欠かさなかったのは

偽物の飛べない翼


放ったらかしだった
本物の翼は

ボロボロで
使い物にならなくなった


だから...

今からキレイに
お手入れしようと思う

傷だらけの翼を
優しく手当てしてあげるの

そして

うまく飛べないかもしれないけれど
もう一度挑戦しようと思うのよ

11/11/2024, 11:45:25 AM

飛べない翼

がっかりする事例の一つとして掲げられる。

閉まっていることもあるコンビニ。

効き目のない薬。

以前の倍の値段の某国の主食。

11/11/2024, 11:45:04 AM

飛べない翼

アパートの階段の三段目くらいに小さな雀の雛がうずくまっていた。死んでいるのかと近づくと「ピィピィ」と鳴いた。生きていた。良かったと思いつつどうしたものか悩む。このままにしておくのは可愛そうだし、かと言ってこの薄汚れた小さな生き物を手で持つ勇気はない。

手袋をつければ何とかなるか?
イヤ無理か。
でも可愛そう。
持ち上げたとして、そのあとどうする。

雀は鳥獣管理方法により許可なく野鳥の保護、飼育は禁止されているはず…。
ますますどうしよう。

だいたい、この雀を手袋をつけていたとしても持ち上げると考えるとゾワッとする。可愛そうだし可愛いとも思うが、なんだかゾワッとする。やっぱり無理だ。
あー。どうしよう。親鳥が気がついて迎えにきてくれないだろうか。困った。

「母ちゃん!何してんの。あ!雀!」

息子が興味深げに雀を覗きこむ。雀は大きな口を開けて「ピィピィ」と鳴いた。

「お腹空いたのかな。お母さん鳥さんはどこにいるの。」
雀に問いかける。

「母ちゃん。この雀さん、外の芝生の広いところの方がお母さん鳥さんに見つけもらえるかな。僕が芝生公園まで連れて行ってあげる。」

手袋をした手で雀を優しく掴み、アパートの下の芝生公園の木の根元にそっと雀を置いた息子。

すると雀が一羽、小さな雀のそばに舞い降りてきた。親鳥だろうか。
まだ、飛べない翼を一杯に広げ喜びを表現するかのように小さな雀は、羽をバタバタとさせた。

2週間ぐらいして芝生の公園に雀を見に行ったが、あの雀はいなかった。成長して飛べるようになったのだろうか。
雀と同じように我が息子も勇気と優しさのある人間に育ったとしみじみ思う。

息子の成長を感じた雀との出会いだった。

11/11/2024, 11:44:51 AM

それは羽ばたかないと思われていた。
 羽根が傷ついているわけじゃないのに、弱かったから。
 けれど、それは力を蓄えていただけだった。
 長い長い間、ずっとずっと。果てのない時間を。
 羽ばたけない鳥として、揶揄われながらも。 
 だがしかし、揶揄われる時間は終わりを告げる。
 彼らがいつもと同じように揶揄おうとしていた時、その時はやって来た。
 飛べない翼を持つはずの鳥。その鳥が羽ばたき、見下ろすようにチラリと見て、飛び去っていったのだ。
 そして、揶揄っていた者たちは衝撃を受ける。
 飛べない翼を持つ鳥がいなくなったことで、責任を追及された。何度も何度も幾度となく。
 まるで、揶揄っていた鳥がいなくなることで、仕返ししているかのように。
 否定しても否定しても、追及の手は止まない。幾度となく責め立て続けられる。そして、彼らはすっかり変わってしまった。
 一方その頃、飛べないと思われていた鳥は自由に翼を羽ばたかせて大空を飛んでいた。
 風の噂程度だが、揶揄っていた者たちはノイローゼになってしまい、力を失ってしまったようだ。因果応報である。
 倒れてしまった者と、倒れなかった者。揶揄っていた者と飛び去った者。
 全てを受け入れる大空の下、飛べない翼を持っていた鳥は羽ばたいていくーー。

11/11/2024, 11:44:31 AM

「飛ぶほどの筋力なくて邪魔でさあ」スタバで聞いた堕天の理由

題-飛べない翼

11/11/2024, 11:43:10 AM

毒毒しいネオンの看板、人工灯、店から漏れる光。
夜の都会は昼間のように明るい。
喧騒にまみれて眩しい街をブラブラ歩いていると、
ふわり。
視界の端に翼が見えた。
真っ白な翼。排気ガスでネオンが歪むこの街にはあまりにも似つかないほどの純白。
思わず視線が追いかけるも、もうその姿は無かった。

どうやら昔、この近くで飛び降りがあったらしい。
飛び降りたのは女子高生で、白いワンピースを着て宙を舞ったと目撃証言が入っている。

あれは天使になりきれなかった女子高生だったのかもしれない、と今更ながら思う。
飛べない翼を生やして、自分が死んだ街から離れられずにいるのだ。

11/11/2024, 11:42:18 AM

なんか嫌グロテスクさと外面と『飛ぶのは鳥だ』って叫びたくなる

【飛べない翼】

11/11/2024, 11:40:09 AM

飛べない翼

羽根がある。見えないだけ。
その一歩を踏み出せば変わる。きっと。
飛べ

11/11/2024, 11:37:13 AM

飛べない翼って飛べない豚より酷いなw
飛べない翼なんて邪魔なだけだよねw
と言ってもニワトリだって翼あるからね
邪魔で終わらしちゃダメなんだろうけど

11/11/2024, 11:36:10 AM

100年に一度飛べない悪魔が産まれてくるらしい

その子はいつも「翼があるのに何でお前は飛べないの?」と他者から言われていた・

でもある日飛べない彼女は死を思いビルの上から飛び降りた

「私飛べたんだな」

11/11/2024, 11:36:03 AM

飛べない翼で

一生懸命に羽ばたく鳥は

時に 醜く

時に うつくしい

11/11/2024, 11:32:00 AM

「随分良くなった」
先生はそう言ってボクの翼を撫でる。
動かせない、触られている感覚もないこの翼はもう二度と飛ぶことは叶わない。

「乱暴なことをしたね。でも、」
「逃げたボクが悪い。わかってるよ」
「わかってくれてありがとう」
先生は後ろからボクの首に手を回してそっと抱きしめる。

「外の世界で君以外に羽が生えている子はいないってわかっただろう?外の世界は君に優しくしてくれないんだ。君に優しいのは私だけなんだよ」
いつも先生がボクに言い聞かせるこの言葉も今は信じられる。

生まれた時からずっと外を知らなかったボクはこの前ここを勝手に出た。
初めて見た外は酷く眩しくて翼を持っている人は誰もいなくて酷く冷たかった。
お腹が空いたのに誰もボクにご飯をくれないし、ボクの翼をジロジロ見て、怖いことをしようとしてきた。
飛んで逃げようとしたけど先生がボクの翼を切って助けてくれた。痛かったけど、あの怖い人たちは逃げっていったから先生はボクを助けてくれたんだ。

「先生、助けてくれてありがとう。大好きだよ」
「ああ、私もだよ」
飛べない翼でも大丈夫。だってボクには先生がいるんだから。

11/11/2024, 11:29:27 AM

「飛べない翼」

飛ぶための翼であるならば、

私はこの翼をもいでいた事だろう。

未だ付いている私の翼。

飛べなくとも、大切な私の一部なのだ。

さすってみれば、暖かい。

11/11/2024, 11:27:38 AM

飛べない翼 



飛んでいきたい場所には 降り立てない  

賑やかそうな声が 此方に微かに届く




私にも 確かに 翼があるはずなのだ 


でも 翼を広げても 次の動作に移れない  


わたしには お飾りの翼がある


昔は無邪気に羽ばたいて 飛んでいって 

言葉を交わし 同じ時空に漂ってた 


また 戻れると思ってた 

頑張って受験した 

お兄ちゃんたちの母校だから 

小さな繫がり欲しさに



 
線引きされてしまった現実を嫌と言うほど

目の当たりにした 

 
簡単には届かない位置だと 

同じ敷地内に居るのに 交わることがなかった 

この2週間 




今日は教育実習の最終日



友達のお兄ちゃんは高等部の教育実習生として来ている 

わたしは ただの中等部の新入生の一人に過ぎない  


もどかしかった 


・・・・・・だけじゃなかった
 
ほんの僅かな時間でいいから

わたしは ちゃんと伝えたいのだ

心の底で蓄積してた想いを

  
もう 記憶が薄れて気が付かないかもしれない



飛べない お飾りの翼のままだけど  
 



まだ 消えちゃいないのだ 


だから、貴方も
 


飛べない翼のかわりに 脚を使って


決着つけてこい!

11/11/2024, 11:26:42 AM

悔しいさ

悲しいさ

私は、俺は、どうして

羨んでいい、憎んでいい

でも、それは飛べない翼

ならば、泣いて悔やんで憎んで、腹を立てたら

もう、いいだろう

飛べない翼を誇りに思おう

君だけの、最高の飛べない翼。

11/11/2024, 11:24:57 AM

あなたにとっては飛べない翼でも、
持たぬ者から憧れである

そんなこともある

11/11/2024, 11:22:59 AM

目の前に天使を名乗る男がいる
なるほど、背中には純白の翼を生やし、
頭には金色の美しい輪が浮いている
男によると、天使が見える人間は
相当低い確率でしかいないのだそうで、
存在自体が奇跡的らしい
前回会ったのは250年前だと言っていた

あまりにも現実離れした光景に私は、
きっと頭が追いつかなかったのだろう
天使を前にくだらないことを考えていた

天使の翼って、
大きさ的に飛べない翼なのではないか?
あれで人サイズの体を飛ばせるとは思えない

超常的存在に対して抱く感想ではないことは
十二分に自覚しているのだが、
なぜか気になって聞いてしまった
結果、驚くべき事実が明らかになった
天使は翼で飛んでいないらしい
ほぼ飾りのようなものだという
実際は体に備わった、
物理法則を無視した能力で飛んでいる
より正確には飛んでいるというより、
浮きながら高速移動しているようだ

天使から面白い話を聞けた
向こうも面白かったようで、
近いうちにまた会いに来てくれるそうだ
まあ、天使の近いうちがどの程度の時間なのか、
そこは気になるところだが
楽しみにしておこう

11/11/2024, 11:20:02 AM

『飛べない翼』

窓から空を眺めているとガラガラした鳴き声が聞こえた。
友人が窓越しにやってきて話しかける。

「お前、また空を眺めてるのか。」
「うん。君や他の子が空を飛んでるのが羨ましくって...」
「そんなに飛びたいなら飛べばいいだろ。」
「私の"これ"は飛ぶためにはついてないみたい。
それに...こんな狭い檻の中じゃ
羽を伸ばすことすらできない。」
「まだご飯に困らず寝る余裕があるから
俺もお前が羨ましいけどな。」

飯を探してくる。じゃあな。
とガラガラ声の友人は去っていった。

私は...。
普段ヒトがご飯を出してくる檻の入口をガジガジと噛む。
けれど檻はビクともしない。

...私はやっぱり飛べないんだ。
この小さな檻で永遠に生きるんだろう...
窓からさす陽の光はどうしても温もりが感じられなかった。

語り部シルヴァ

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