』の作文集

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』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/21/2024, 10:41:30 PM

「雫、大丈夫?」
「ううん、大丈夫じゃない。限界かも」
「そうだよね。あんなことがあったんだから…」
「ごめんね、にじかちゃん」
「いいんだけど、少しくらいは、姿が見たいかな」
「ごめんね」
「そっか。ねぇ、戻ってくるのに、何時までかかる?」
「戻れないかも。ごめんね。」
「雫、ごめんなんて言わなくていいの。言わなくていいから。」
「うん」
「雫、1個だけ覚えておいて。みんな雫の見た目を綺麗だと言うでしょ?私は、雫は外見だけじゃない、内面も美しいと思うし、尊いと思うの。雫の優しさが、私をステージに戻してくれたし、輝かせてくれたと思ってる。」
「にじか、ちゃん」
「だいたいね、虹は雨が、雫がなきゃ発生しないんだから。私は、あんたがいないとステージにはいられなかった。感謝してる、それだけは覚えといて欲しい。」
「ありがとう。ありがとう…」
「だから、雫。ずっと待ってるから。」

4/21/2024, 10:39:04 PM

顎を伝う雫すら彼をより美しくしている。

前世でどんな徳を積んだのかはたまた

神様が利き手で作ったのか

それくらい彼は美しい。

かっこいいとかイケメンとかで表しちゃいけないくらい

綺麗な顔をしている。

そんな彼は同じクラスの男の子。

窓際の席に座る彼を

私は密かに見つめてる。

彼の横顔も日光に照らされて

綺麗だった。

明日も明後日も彼に会いに学校に行く





─────『雫』

4/21/2024, 10:34:55 PM

月曜朝の不安はいつものように、心のどこかしらに居座ってる。
もう何千回も繰り返してきた月曜日。
当たり前のようにやってくる月曜日。
特に何がある訳でもない。他の曜日と何ら変わらない。
それでも、自由で楽しい週末を過ごして、たぶん昨日の夜辺りからずっと、不安の雫が心に少しずつ落ち続け、朝を迎えた今、それがいっぱいになって零れ落ちる。
そんな感じ。その雫の成分は分からない。

そんな時は、今日がいつもと変わらない普通の一日だと自分に言い聞かせる。
こんな日をもう数え切れないほど過ごしてきた。
その積み重ねで今ここにいる。
もっと積み重ねよう。もっと経験値を上げよう。
少なくとも、右も左も分からない初めての日々はもう過ぎた。
あの頃の不安に比べれば、きっとこれは幻みたいなもの。

すべてがうまくいく、とは思えなくても、すべてが何とかなる、とは思えるくらい生きてきた。
思い込みを取っ払って、まあいいかをモットーに、足るを知れば最強だ。
そうすれば、もしもまた初めての場面を迎えても何とかなる。
何とか出来るなら、これからも生きていける。

だから、今日という日も、この月曜日の朝もやり過ごそう。
ほら、いつもと変わらない満員電車。
職場に着いたら皆に挨拶して、ワクワクはしないけど、それなりにやりがいのある仕事に取り掛かろう。
その頃にはもう、今朝の不安はどこへやら。
やっぱりあれは、ただの幻なのかもしれない。

4/21/2024, 10:30:48 PM

〝雫〟

雨が上がったあとは、そこらじゅうに雫が付いている。
小さな身体の中に世界を映し出していて、
沢山の世界が、私の前にある。
小さな風、落ちる瞬間。
一秒一秒、映る世界は様相を変えていく。
ふと、七色の光が映し出された。
青くなった空には、大きな虹がかかっている。
雫に映るこの色を、煌めきを、瞳に焼きつけよう。

4/21/2024, 10:28:30 PM

ひとしずく魂燃やす水がある乾杯の音よろこびの夏


4/21/2024, 10:07:34 PM

わずかなもの

貴重なもの

かけがえのないもの

はかないもの

美しいもの

4/21/2024, 10:04:51 PM

ひと粒に街を丸ごと閉じ込めて 葉っぱの先から共に落ちる

4/21/2024, 10:02:59 PM

きゅっ と蛇口をしめる音がした
止めたあとも雫は落ち続ける

この一雫一雫が私の寿命かもしれない
ぽつり、ポツリ。着実に時を刻む

4/21/2024, 9:58:31 PM

外が暖かくなってきて、少し激しい運動をすると汗の雫がぽたり。火照った身体に冷たいお茶と風がとても気持ちよいです。もうすぐ、緑の綺麗な初夏でしょうか。

4/21/2024, 9:54:02 PM



 家族や友人がいつも笑顔だったなら、毎日がどんなに幸せであふれることだろう。

 その笑顔が、家族の友人、友人の友人にも広がったら、きっとその友人の友人にも広がるだろう。

 そうやっていつか世界中が笑顔の毎日になるといいな。

 隣人とも笑顔でテーブルを囲めば、争いもなくなるかもしれない。

 
 一滴潤乾坤 
 いってきけんこんをうるおす

 ひとしずくが、天地に雨の恵みをもたらす。

 
 そっか。

 まずは僕が笑顔になろう。誰かじゃない。僕自身が最初のひとしずくになるんだ。

4/21/2024, 9:24:20 PM

真っ白なTシャツに落ちた一雫の墨汁
その墨汁に僕自身を視ているようだった

自意識全開な僕

4/21/2024, 9:19:26 PM

テーマ:雫

あぁ、なんて素敵な人なの……
私…ここまで素敵な人、見たことない
ねぇ、あなたはどうしたら私を好きになるの?
顔?仕草?それとも体?
わたし…あなたのためならどんなことでも出来そう
あなたが求めるなら、私はどんな痛みにも耐えて
あなたの前では目から雫をこぼさないよ

4/21/2024, 9:11:35 PM

「雫」

ぽつり

降り注いだ雨粒は地面をまだら模様にして、やがて濃い一色に染め上げる。鼻先をくすぐる雨の匂いと傘を持ってきていないことに気が付いて顔を顰めた。

「傘、持ってきたから一緒に使お」
「俺が持つよ、貸して」

ありがと、小鳥の囀りのような声で感謝されると共に傘を手に取り駅に向かって歩を進めた。傘を彼女側に傾け濡れてしまわないようにする。雨にさらされた肩は冷えるけど、君には濡れてほしくないから。

4/21/2024, 9:00:11 PM

ザザーン
水しずく
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
それは、水しふきじゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は👉️雫👈️じゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ

4/21/2024, 8:55:23 PM

彼の転勤が決まった。
これを機に彼女との結婚も決まった。
私も秘密の恋はもう終わりにしよう。

ずっと兄妹のように仲良く育ってきたけれど、これで全部おしまい。

「彼女にプロポーズ受け入れてもらえたんだ!」
と嬉しそうに話してくれた。
話されてしまった。

「そうなんだ!よかったね!」
顔はひきつっていないだろうか…?

「じゃあ今度結婚のお祝いパーティーでもみんなでやろうね。」
声はうわずっていないだろうか…?

私上手くやれてるかな?
…もうだめだ。

「あ、そうだ。今日帰りに買い物頼まれてたの忘れてた!また改めて話そう。またね。」
足早に立ち去る。

どこへ行くのか自分にもわからない。
ただ彼から一歩でも遠く離れなきゃ。
誰もいない公園。
鼻先に冷たいものが当たる。
「雨か…ついてないな…。」
ふいに涙が溢れた。
大丈夫、雨の雫達が隠してくれる。
大丈夫、ここなら誰にも見つからない。
大丈夫、私はそんなに弱くない。

だけど今だけは雨に頼っても良いよね?
この雨がやむ頃にはきっと彼の幸せを願って笑えると思うから。

4/21/2024, 8:55:21 PM

詩彩音

雫が落ちる
それは涙なのだろうか?
わたしはもう…
泣くことができないように
なった体だけれど
また愛がどこかにあったらいいな
と感じます

4/21/2024, 8:26:21 PM



ー君はさ、どの季節が1番好き?

急に突拍子もなく聞いてくる彼女に僕は、
特にないかな、なんて答えしかできなくて

「言うと思った」って君は太陽みたいな笑顔を僕に向けるんだ。


ー私はね、夏が1番好きー


夏なんてただ暑いだけじゃない?


ーそうかも、でも青空に白い雲が高く登ってるのをただ      眺めるのが、好きなんだよねー

ー夏は他の季節に比べて雨が沢山降るでしょ?
だから好きー


そう答える彼女は、少し影を帯びているようだった

いつも太陽みたいな彼女は、時々こうして影を見せる。
雨か…雨が好き…
雨が好きなんて、やっぱり彼女は変わっていると僕は思った。

夕方は雨が降るって、と彼女に伝えるとただ彼女はにこりと笑うだけだった。



夕方、雨の中傘も刺さず空を見上げている彼女を見た。
僕は駆け寄り、傘の中に彼女を入れた。

風邪引くよ、そう声をかけ彼女の顔を見つめると
彼女は、静かに涙を流していた。


ああ、君は、雨に隠れてただ静かに涙を流す子なんだね


    

    彼女の頬を伝う雫が、ただ美しかった

4/21/2024, 8:23:39 PM

あなたのあの一言が
満タンのコップに落ちる
ひと雫のように
わたしの心を決壊させる
あふれ出すのを止められない

4/21/2024, 7:51:38 PM

それは息を呑むほどに美しかった。
山の少し冷えた空気、肌を撫でる風、うっすらと白み出した空。木々が微かに音を立ててその身に何千と伸ばした葉を揺らす。まだ新しい朝露が葉の緩やかなカーブに沿って伝い落ち大きな雫となって地面へと落ちた。まるでそれを合図にするかのように、遠くの山から後光のように陽の光が一筋こぼれ出る。その光をなぞるかのように、空高く一羽のカラスが舞い上がった。
「 あぁ、今日も朝が来た 」
ただその景色に見とれていた僕の頭上から聞き慣れない声がする。実態の無いような、透き通るような柔らかい声。辺りを見渡してもその主は見当たらない。
「 ほう。声が聞こえるか 」
興味を含んだその声は今度は耳のすぐ後ろで聞こえる。振り返っても姿は見えず、しかしそこに薄い布が揺蕩うのが見えた。水面の揺らぎのように緩やかに風に揺らめいている。手を伸ばすも触れられず、しかし不思議と手には微かな温もりを感じた。
「 …誰? 」
得体の知れない相手だが何故だろうか全く怖くない。不意に笑ったように感じた。頬にそっと何かが触れる。
「 いつかその瞳にこの姿が映った時に教えてやろう。その時を楽しみにしているぞ 」
空気に撫でられるような感覚。そしてふわりと香る藤の甘い香り。と次の瞬間、強い風が一気に吹き上がり布が舞い上がる。その行方を追いかけ思わず空を見上げると、太陽の光が夜を照らして一面に美しいグラデーションを作り出していた。徐々に肌に当たる空気の温度が上がっていく。あの声の主にまた会える気がするのは、この美しい朝のせいだろうか。そしてその時には、その姿がはっきりと見えるのだろうか。
「 …朝が、来た 」
全てを投げ出そうとしていた。一番美しいと思ったものを見て最期にしようと。そんな心の内を見抜かれていたかのように、また会う約束をされた気分だった。姿も正体も分からない。けれど温かく見守るような優しさを感じた。
ひとつ、息をついて大きく伸びをする。見守ってくれるなら、また会えるのなら、もう少しだけ頑張ってみようか。

4/21/2024, 7:50:13 PM

いつも暗くて愛想のない僕に声をかけてくれる君。
君の太陽のよな花のようなその笑顔が好きだ。

君が可愛い顔で笑っている。
でも、隣は僕じゃない誰か。
僕は遠くから見守るしかない。
でも、心が痛いんだ。
何も出来ない。何かをする勇気もない。
ただただ、目から雫が零れる。
それを隠すことしかできない。

この気持ちがバレないように、君に笑顔を向ける。

そんな自分が大嫌いだ。


【雫】

#95

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