『雪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
白く光る雪が綺麗
氷みたいなガラスの向こう側に
行こうかなという気持ちにさせてくれる
道路もバスも電車もない
一面白銀の世界
今日はなにしようかなあって悩める幸せ
「雪」
今日も私は歩いていた。真っ白い道のその先に何があるのか知りたいから。
ちょうど歩き始めて一時間ちょっと経ったとき、
小さな小屋の様なものが見えた。
そのまままっすぐ歩いて行くとその小屋は小綺麗な
見た目をしており、のれんに営業中と書いてあった
もう3日も誰とも会っていなかったし人恋しさから
入ってみることにした。
少しの期待を胸にいざ、入店。
カラン、カラン
久しく耳にしていなかった音を聞き安心感を感じていたら、いらっしゃいませと奇麗な声が聴こえた。それに続けて何かお探しでしょうか。と問いを投げかけられた。
無意識の内に店を見回してしまっていたのだろう。
それに返すように、長く人に会っていなかったものですから気になってしまってと言うとそうですか。
と随分と素っ気無い反応をされたが、きっと悪い人では無いんだろう。多分。
店は雑多に物が置かれていて、どれもこれも関係ない物だったが、みんな不思議と漂う雰囲気は同じに思えた。
ここはなんのお店なんですか?さっきの声の主に問うとしがない雑貨屋ですよ。と返ってきた。
今だに声の主がどこにいるかは分らないが何故か惹き込まれる様なこの店の独特の雰囲気はこの人から発せられていると思う程だ。というかそうなんだろう。
あまり長く居ても、ということで少し惜しいが必要なものを買い出ていく事にした。幸い品揃えがよく
食料なども合った。こんな何もない所にどうしてあるのか分らない程良い店だった、そしてまた真っ白い道を歩き出した。
「雪」
明け方、布団の中で目を覚ます。
部屋がキーンといつも以上に寒い気配を感じる。
カーテンのすき間から、うっすらと入る街灯の光のほかは、まだ真っ暗の時間だとわかる。
窓の外の音を聞く。
シーンと全ての音を吸い込んだ様な、静けさ。
ゆうべの天気予報。「今夜からは都心でも雪になる見込みです」
さて、天気予報当たっているのか、はずれているのか。
布団の中で当たった場合を、寝起きの頭をフル回転させ考える。
出発時刻は、バスと電車で行くなら1時間は、いつもより早く家を出る様になる。靴は何を履いていくか。お昼ごはんは買えるか弁当を作るか。作るなら、もうそろそろ起きないといけないのか?
普段雪が降らない場所の人間はこんなもんだ。あっ!電車動くのかな?不安になってきた。
新聞配達員のバイクの音が聞こえる。
ん?
布団から、精一杯の勇気を振り絞って起き上がり、カーテンを開けてみる。
あと、1時間半は、寝られるな。
『雪』
大勢に飲まれていればただの白だ。
でも近くで見ると一つ一つ素敵だよね。
君みたいに。
なんて言ってたけど良くわかんないや。
この白は冷たい癖に貴方を追えるようにしてくれた。
なのに、なのに、今日は、
貴方の足跡見えないし、追えないみたい。
あー、そうだ、
こんな日に離れぬ貴方は冷たかったな。
--《雪》
明るい光の中で
また逢いたいと思う
失ってしまったものたちを
呼び戻したいと思う
失われて行こうとするものたちを
呼び止めたいと思う
人にはなぜ、それが出来ないのか
願っても願っても
出来ないのか
ぐにゃりと視界が歪む。受け身を取ることも出来ずに、身体の軸は後ろへと傾く。
アスファルトの上に投げ出される──恐怖と覚悟で目を瞑った。
「……?」
恐る恐る目を開けてみると、柔らかな新雪に体を受け止めてもらっていた。安心感で緊張が解け、力が抜けた。
暁の空、夜の濃紺を朝の朱色が塗り替えていく。
雪が降り始めても、立ち上がるだけの力が入らない。それに、雪の感触が心地良いと感じていた。このまま降りしきる雪に包まれて、永遠の眠りにつくのも悪くはない。
眠気がゆっくりと体に覆いかぶさってきて、瞼の動きが緩くなっていく。
「大丈夫か」
彼の声がする。心地の良い低音。
私の体についた雪を払い落とし、起き上がらせるために手を差し出してくれた。
「!」
そんな彼の手を握って、私の方へ引きずり込む……が、思ったより動かなかった。彼は驚きつつ、ゆっくりと私を抱きしめてくれた。
「このまま、雪に包まれて眠ってもいいかなって」
「あぁ、それはそれで、綺麗だろうな。だが……それは、今じゃない」
ゆっくりと、はっきりと、彼は言葉を続ける。
「心配したんだ……ダメじゃないか、こんな時間に、一人で出歩くなんて」
覗き込む目には、怒りではなく憂いを帯びていた。私がいることを確かめるように、彼は頬を撫でてくれた。
謝罪の言葉を口にすると、彼の表情は柔らかくなって、言葉も声もより優しくなっていく。
「でも、雪に包まれてる姿も……すごく綺麗だった」
頬が熱くなって、声も少しうわずってる。
「███たちからすれば、人間も雪と同じようなものなのかなって……どんなに技術が発展しようと、私達の命に限界は存在するんだよ」
「そう、だな……否定はしない。だけど、今の私は、お前と同じ人間だ……これが終わるときまでは、この身体で共に生きていく」
軽々と抱え上げられ、視界が揺れる。
夜明けだ。雪が太陽の光を反射して、更に輝きを増している。
「写真撮ってもいい?」
「あぁ、携帯はここにある」
「持ってきてくれたんだ、ありがとう」
目を細める彼にカメラを向け、銀世界と一緒に収めておいた。
「……満足したか?あとで覚えておくんだな」
「えっ」
「酷くなる前に帰るぞ。危ないから不用意に動くな」
雪景色の外から一転、見慣れた寝室へと飛ばされる。服も着替えた状態になっていた。
ゆっくりとベッドの上に降ろされる。
それも、彼が寝ていた方に。
「芯まで冷えきっている。ん?私なんかで温まるわけが……全く、どこまで私を振り回せば、気が済むんだ」
眠ってしまった彼女に声は届かない。
人間は脆く儚い。死に深く関わる彼はそれをよく知っている。この身体を与えられてからはなおさら。
「本当に真っ白だったな……。そこまでして、彼女は見たかったのか?」
雪に身を沈めていた彼女の顔は、気持ちよさそうで、本当に幸せそうだった。
「流石に外には出られないが……ふむ、鍋でもつつきながら眺めるのも、いいかもしれないな」
『暁雪の戯れ』
お題
「雪」
「雪」
雪、それは幻。
はるか昔住んでいた札幌では日常だったのに、
今現在住んでいる東京隣県では非日常。
雪という単語を見て思い浮かべるのは積もった雪でもないし、雪の結晶でも雪を使って作った雪だるまでもかまくらでもない。
雪にはしゃぐ人々と雪に嘆く人々、ただそれだけだ。
北海道から越してきて雪を見なくなった冬、雪のない冬は冷蔵庫にいるような感覚だった。
寒さの原因がはっきり見えない感じ。本当の寒さの正体が雪だなんて誰も教えてくれないのにそう思っていた。
雪はすぐに溶けてしまう。でも今の方が北海道にいたあの頃より内心でははしゃいでいる。
雪が降ると幻想的な世界に変わる。
小さな雪の中にとても綺麗な結晶が
また幻想的な世界を引き出してくれる。
雪が人を隠します。
どれだけ冷えていることでしょう。
春になって、抜け殻だけでも暖めてあげられたら。
お題 雪
めずらしいね
「雪」
私の住んでる地域ではめったに雪は降らない
でも
東北地方では毎日のようにすごい降る
小さい頃はいいなと思っていた
物事を考えられる年になってから
雪のせいで命を失う人もいることに気づいた
わかったような気になっちゃいけない
『雪』
あれは確か小学五年生の頃。
雪が積もっていた二日間だけ、
一緒に遊んだ男の子がいたんだ。
ここでは仮に「《琴羽(ことは)》くん」と呼ぼう。
その日、私は友達と一緒にある公共施設に行っていた。
そして同じく来ていた顔見知りの同級生と、
初対面で学年が一つ上の琴羽くんと一緒に、
施設の周りの雪かきをすることになったのだ。
顔見知りの同級生とすらまともに話せないような私は、
当然初めて会った琴羽くんとも上手く話せなかった。
一つ上の学年のかっこいい男の子。
それだけで緊張していたし、同時に憧れもした。
雪かきとは言いつつも、
集めた雪で雪合戦をしたり雪だるまを作ったりと、
それはもう楽しい時間だった。
初対面の人と一緒に遊ぶなんて今では考えられないが、
走り回っている内に緊張もほぐれていたのだろう。
とはいえもうお別れの時間となってきたとき、
彼は「明日も遊ばないか」と私達に提案してきた。
そうして私達は翌日も一緒に遊んだのだ。
彼の家が施設の近くにあったため、
そこに残っていた雪で小さな雪だるまを大量に作った。
「丸くするのが上手い」と褒められた記憶がある。
何だかそれがとても嬉しかったんだ。
琴羽くんと遊んだのはその二日間だけだ。
それからは学校で会うことも施設で会うこともなく、
彼は卒業し、中学生になっていた。
翌年同じ中学校に私も入学したわけだが、
会うこともなければ名前を聞くことすらなかった。
昔たった二日間だけ遊んだ相手。
例えそのこと自体は覚えていたとしても、
相手の名前や顔は忘れてしまっているものだろう。
私が琴羽くんのことを覚えているのは、
当時の私が彼に小さな恋心を抱いていたからだ。
彼は今どこで何をしているのだろうか?
恋心を抜きにしても、
あの二日間はとても楽しい時間だった。
子どもの頃の思い出として、
美化してしまっているだけなのかもしれないけれど。
一昨年の大晦日は雪が沢山降ってた。
すごく吹雪いたり、ずっと止まらず降り続く。
音も全部吸収するように、静かに積もる。
降り積もった雪は真っ白く、まるで汚れを知らぬ無垢そのもの。
足を一歩踏み出せば、真っ白い新雪に、足跡がひとつ。
踏まれた場所はかたまり、土の汚れが付着する。
もう一歩踏み出せば、柔らかな雪はかたくなり、同じ汚れが倍。
まるで私の人生みたい。
『助けて欲しい』
大きな足跡に合わせて歩く
白い雪道
こんな風に簡単に
気持ちも重なればいいのに
深みにはまって抜けない足が
冷たくて痛い
#雪
『雪』
いつからだろう、その存在が鬱陶しく思うようになったのは。
いつからだろう、その存在を忌み嫌うようになったのは。
幼少の頃より雪合戦に誘ってくれるような友人が居なかった私でも、雪が降ると聞けば小さな瞳をキラキラと輝かせて胸を踊らせていた。
チロチロと雪降る空を見上げ、明日の朝には積もらないかとワクワクしながら眠りについた。
翌朝にベランダに雪が積もっているのを見て家の前に飛び出し、ちいまいおててを真っ赤に染めながらちいまい雪だるまを一人で雪の中に蹲りながらせっせと作ったりなんかしていた。
そうして雪と慣れ親しんでいたのに、いつの頃からか私は雪という存在を忌々しく思うようになっていた。具体的には、主に社会に出るようになってから。
雪が降る日は決まって凍える程に寒いし、雪が降った後の道路は凍り付いていて転んでしまう危険性がある。
何より、私の使っている武蔵野線は路線の中でも最弱。強風程度で止まるような路線なのに、雪なんてふろうものなら止まるに決まっているのだ。
童心と言うやつを忘れてしまった私は、雪を疎む気持ちこそあれど、再び遊んだりなんかはしないで「どうか降ったとしても積もらないでくれ」と心の中で手を組んで祈るのだ。
今年は思い出してみようかな。雪にはしゃいでいた童心。
雪って憧れるんです。積もらない地域なので。
だから雪が降るともうそれだけで外を駆け回りたくなります!
お洋服や髪に付けれるだけ雪を乗せて。人に見せようとした頃にはなくなってしまう。
チラチラと空から降る雪を眺め思う
ひとひらひとひらの雪の結晶が違うように
色も違うのかもしれない
一色に括ってしまう考えに凝り固まってる
こうでないといけない
そんな考えが、感覚が
自分自身を縛り付けて窮屈にしてる
そういえば、誰かが言ってた
白って200色あるらしい
それでいい
あなたにも、誰かに似て非なるあなただけの色がある
なににも染まらない、染められない
探しに行こう
この白い世界が溶ける頃に
雪
好きか嫌いかと言われたら
スキーは好きだけど、それまでの雪道は好きではない
主人の実家は雪国だか、私の実家は雪はない
結婚を決めた時、長男の嫁の覚悟と言うか、雪のあるところにいずれは帰ると言ううっすらした思いがあった
しかし当の長男の方が、実家には帰る気はないと言い張っている
仕事がないとか、そんなことより、雪があるかないか、そちらの方が選択肢として強い様に思うのは私だけだろうか?
帰省で帰る雪景色は、いつも綺麗で
ワクワクさせる、ここに住むと言う覚悟がない限り雪は綺麗で好きだ。
雪…
雪に対するイメージは大まかに二通りある様な気がする。
これは住んでいる地域からによる。
ひとつは、雪に憧れ。雪があまり降らない地域。
ふたつは、もう、降るな、もう雪は見たくない…雪国地域。
私は後者。去年も雪掻きで大変だった。
元々、雪国とはいえ、雪の積もる地域、そうでもない地域、雪慣れしていない地域と分けたら慣れていない地域。
だから、大変なのだ。
スノータイヤでも、四駆だろうと、雪にはまる。
除雪車や、ダンプのような大型車の後なんか、つきたくない。タイヤがとられるからだ。
雪道運転の怖さは雪国にしか解らない。
スキーやスノボをしに来る方ならそれでも運転は出来るかもしれないが、雪道運転を甘くみては困る。スノータイヤだからオッケーて、わけにはいかな
いのだ。
朝から雪掻き、田舎だから車社会。車が出せないと意味がない。生活がかかっている。
仕事が終わって、家に向かうにも、まず、車の雪を下ろす。
休日も道を作らないといけない。
かなり、大変なのだ。
雪がそんなに積もらない私の地域でさえこれだから、本当の雪国なんて、もっと大変だ。
後は本当に雪が珍しい地域に積もったら大変。
そんな雪でも、冬に雪が降らないと、やはり、冬ではないなと感じるのは、このところ、雪の降る量が増えている、気がして雪を見ているからか?
厄介者の雪でも、雪国ならでは?のあたたかさもある。
道を譲りあい、道をつくり、今日も積もったねと見知らぬ方々と話したり…。
そんな時は、冷たい雪があたたかく感じる。優しく感じる一時だ。
お題
雪
小さい頃は雪が降ると真っ先に外に出てはしゃいでいたのに、今では雪は厄介者扱い。
この前、かまくらの写真見てふと思った。
たまには童心に帰るのも悪くないかな。